第202話 野球を楽しんで

 2回の表、ワンナウトで迎えたレティの初打席はしょっぱなから強烈な本塁打を放った。

 自爆したレクの時とは違い、本日2度目のホームランに魅せられた観客たちからの反応は溜まった熱気を一気に発散させるかのように強烈なものだ。

 ボールの落下地点には、ホームランボールを求めて自分が自分がと争奪する様子も遠目からだけど伺える。前の観客席に負けじと後方の観客席からも大きな歓声を送られ、球場は大いに賑わいを見せていた。


 先日のルイので観客の中に潜んでいた時に見た魔法の発表会みたいな盛り上がり方だ。思った以上にこの里の人はノリがいい。

 レティ率いる青チームベンチも歓喜の嵐が吹き荒れて、周囲の大喝采と合わさってダイヤモンドを回る彼女を称賛している。

 ただ、お祭り騒ぎとなった球場で、対戦相手である赤チームのメンバーは蝋燭の灯火が吹き消されたような暗い雰囲気が漂っていた。


「……入っちゃった」


 中でも酷く落ち込んでいるのは打たれてしまったルイだ。

 盛り上がったマウンドの上で膝を付いたルイは呆然としながらレティの進塁を見届け、次第に首を折って項垂れる。

 さらりと長く青い髪が垂れルイの顔を隠してしまったが、僕の位置からなら髪の房の間からルイの顔がちらりと覗けた。

 ぎゅっと目を瞑って口をつぐみ、辛いことに一生懸命耐えているような顔をして――何その顔は?

 今の1球で全部が終わったかのような顔なんてしないでよ。

 まだ、まだ試合は半分もいってないんだぞ!


「ルイ!」


 たまらず僕はマスクを外して、蹲るルイに向かって叫びかけた。


「たった1点取られたくらいでへこたれるな! 野球じゃ得点なんて何度も入るんだ!」

「……っ……シズ、ク……」

「顔を上げろ! 点を取られたことは素直に受け止めて気持ちを切り替えろ! 弱気なままでプレイし続けたりしたらまた打たれるぞ!」


 がんばれ! ルイ、がんばれ!

 たった1点とられたくらいで泣きそうな顔して……驚いたような顔をしながらも僕と目を合わせて、ルイは袖で目元を擦った後にようやく皆へと顔を上げた。

 マウンドの上で立派に両足をついて立つルイは少し照れ臭そうに僕を見て頷いてくれた。


(……余計な気遣いだったかな)


 単に落ち込んだ顔を周りに見せたくなかっただけだったのかもしれない。彼女なりの立ち直り方が声を掛けなかったその先であったのかもしれない……けどいいさ。

 ルイと離れ離れになったことで彼女の内側がどれだけ成長したかは僕は知らない。でも、僕は以前と変わらない態度でルイと接するんだ。


「よしっ、ルイその調子だよ…………あれ、レティ?」


 満足げにルイを見届けマスクを被り直そうとしたその時、三塁と本塁の間に引かれたファールラインの上でレティが立ち止っていた。

 しかもどういう訳か彼女は片手を上げたまま、ぼーっとした顔をこちらに向けて硬直していた。


「……っ!」


 しかし、僕と目が合うなりはっと気を取り戻し、ぎっときつく睨み付けてきたと思ったら、すぐに僕から目を逸らし、上げていた手を力無く下げ本塁を踏みつける。

 それから首を振って拗ねるように、1度も僕を見ず、逃げるように自分のベンチへと戻って行こうとする。

 ……あ。そっか。


「レティ」

「……何よ」


 僕はレティを呼び止め彼女のもとへと早足で回り込んで向き合った。

 レティは向かい合っても視線を斜めに下げ僕を見ようとしなかった。けど、僕は本塁を踏む前に下げてしまった彼女の手を掴み上げ、自分の手と無理やり叩き付ける。

 ――ハイタッチだ。


「ナイスホームラン」

「なっ……なに、わたしは別、にっ…………あり、がとう……」


 叩き合った手を胸に抱え、それ以上の言葉は交わすことは無いままに彼女はベンチへと戻っていった。


(ごめんねレティ……これがしたかったんだよね)


 ルイを気遣い過ぎて今度はレティに気が付かなかった。これは僕が悪い。

 別に僕はルイを贔屓してるわけじゃない――なんて、正直に言えば言ったら嘘になる。レティに比べて初心者ってことで僕はルイの肩を持っている。

 だけど、それは別にレティに負けて欲しいってことじゃない。

 レティは野球を辞めた後も僕を無理やり誘ってバッティングセンターには通ってはいた。キャッチボールだってこちらの都合もお構いなしに呼びつけては何度もやった。

 だけど、彼女が試合に出るのは久しぶりのことだし、初打席でホームランを打つなんてとてもすごいことだと思う。

 この素直な感想も今の僕の立場では口に出来ない。

 唯一求められたハイタッチに答え直すことが僕からの応援だって届いたらいい……そう思いながらも僕はマスクを被り直して次の打席に備える。


「レーちゃーん。そろそろええ? つぎあたしの番やからね。うっしっし、ここでキワに良いところを見せつけてー……ん? あれ、レーちゃん。髪が無くなった後にまじまじと見るとほんまええ男……? ちゅうか、綺麗な顔してんねえ」

「あ、うん。ありがとう?」

「かぁ、たまらんなあっ! あたしにもわけて欲しいくらいやわあ!」


 ……えっと、試合再開。

 続く青チームの打者はラクラちゃんが入ったけど、前の打席でのことを引っ張らずにルイは見事に投げ切り、1失点でマウンドを降りた。

 これでツーアウトだ。


 3人目の投手として亜人族の長と呼ばれる巨大な熊さんがマウンドの上に立った。

 その巨体はマウンドに登ることで何倍にも大きく見えてしまう。僕がバッターだったら飲み込まれてしまいそうだ。

 ……ただマウンドに立つ熊さんは直ぐに背を丸めて身長を縮めてしまう。それも手元のボールに意識が向いてしまっているからだ。

 ……実は熊さんはボールを握るのが苦手。理由は彼の手というか、がボールを握るのに適していないからだ。

 彼は手の平に存在すると前の5本指でボールを挟まなければならない。この確認のために熊さんは念入りにボールに触れる必要がある。

 でも、ライオン男のウォーバンは僕らと同じ手をしていて、5本指でボールとバッドを握れる。人寄りだったり獣寄りだったりとで亜人族にも色々とあるのだろう。


「あの……よろしくお願いします」


 お手玉をしてるように手元でボールをいじくっている熊さんを見守っているうちに一礼してきたのは、金色の髪が眩しい天人族のシンシアさんと言う人だ。

 シンシアさんはバッターボックスに入る前に1度立ち止って僕を見つめてきた。

 ルイよりも1歳年下だっけ……そんな話を練習中に聞いた覚えがある。

 大人顔負けの美人さんだけど僕に向けるその顔は、まるで証明写真を撮る時に緊張して固まったような顔に見えた。

 緊張しているのか尋ね、否定するその口は別の言葉を僕に向けて発した。


「……私は四天の皆様のように貴方のことを何1つとして知りませんし、貴方がどのような人かもわかりません」

「は、はあ……」

「……ただ、傍から見てて貴方はフルオリフィア様……ルイ様に偏っているように伺えます。この試合は公平なものと見てもよろしいのでしょうか?」


 ……痛いところを突かれる。

 確かに、僕はルイに肩を持ってると思われても仕方ない。心情もそうだと思ったばかりでもある。

 でも、試合の采配に関しては公平に見るつもりだ。例えルイがピンチになろうとも判定を甘くしたりなんて絶対しない。

 

「もちろんだよ。僕は審判として、一野球選手として偏った審判はしない」

「わかりました。その言葉を信じます。私は自分のために……メレティミ様に勝ってもらいたいと思っています」

「自分のため?」

「……口が過ぎました。はじめましょう」


 ぺこりと投手である大熊さんに頭を下げシンシアさんはバッターボックスに入りバッドを構えた。

 その後、ツーストライクに追い込まれるもののシンシアさんは内野安打で一塁へと進塁した。

 ツーアウト一塁。


 亜人族の長である熊さんは続投だ。

 シンシアさんの次はキーワンさんで、今までのメンバーの中では1番に緊張しているのがわかった。はじめての試合でこの大観衆でプレイするって相当稀なことだ。

 初試合の時の緊張は未だ僕も覚えている。普通はキーワンさんみたいになるのが当然だ。みんな肝が据わってるなあ。


「ははは……私は2人とは違ってあまり運動は苦手なのですけど……」


 ただそんな弱気なことを言いながらキーワンさんを続くように安打により進塁。

 ツーアウトでありながら走者一、二塁だ。


「よっしゃ、任せろ!」


 青ベンチから続けーとレティに叫ばれながら、鬼人族の女の子が素振りをしながら現れた。

 ん、なんだろう?

 シンシアさんの時みたいに彼女もまたバッターボックスではなく僕にじりじりと近づいてきた。

 肩にバッドを背負いながらの登場はさながら不良少女っぽく見えてしまう。担いでる鉄バッドが釘バッドだったら尚更はまりそうだ。

 コンコンと肩を叩くようにバッドを担ぎながら鬼人族の女の子が絡んで……いや、口を開いた。


「なあ、ここずっと聞きたかったんだけどさァ。お前本当に男なのかァ?」

「一応おと――ひっ!?」


 男です、と言い終わる前に僕は悲鳴を上げてしまった。だって、この子……もぞり、と僕の下半身を触ったんだ。


(なんでみんな触りたがるの!? 違うって否定しようがしまいが先に触るの!?)


 思わず腰を引いて内股になりながら抗議をしても手をわきわきと動かしながら驚くばかりで、人の話なんて全く聞こうとしない。


「……おお、付いてる。まじものだ」

「ちょっとあんた何やってんのよ!」


 ベンチから見えたのだろうか、突如としてレティが立ち上がりこちらへと向かって……こようとしたところをスクラさんやラクラちゃんに止められる。


「わりぃわりぃ」


 けらけらと笑いながら鬼人族の女の子はバッターボックスに入り、思い思いにバッドを振ると「よぉし、こいっ、熊の旦那ぁ!」と意気揚々と構えを取る。

 やはり慣れないのか何度も握りを確認しながら熊さんはボールを投げる。ゆっくりと弓なりのアーチを描きながらドナくんのミットへと向かうが「おらぁ!」と鬼人族の女の子の豪快なスイングに――ぼてぼての内野ゴロと変わった。

 三塁手サードに入っていたルイが直ぐに前に出て拾い、一塁へと送球。鬼人の女の子がたどり着く前に一塁手ファーストのウォーバンが捕球しアウト。

 鬼人族の女の子が「うなぁっ!?」と変な呻き声を上げながらも、青チームの攻撃は1得点を得て終了した。


 2回の裏、攻守交替でルイたち赤チームの攻撃だ。

 守備に回った青チームのマウンドにはキーワンさんが投手として登る。

 バッターとして打席に立った時と同じくキーワンさんは緊張で震えているらしく、いつもとは違った頼りなさを見せている。がんばれ、キーワンさん。


「……打った後は別に一塁で止まらなくてもいいんだよな?」

「うん。行けると思ったら行けるところまで進んだ方が良いよ」

「心得た」


 赤チームの先頭の打者は先ほど2人に打たれてしまった亜人族の長である熊さんだ。

 ボールとは違いバッドの方はまだ持ちやすいらしく、他と比べて非力なキーワンさんの1投目を軽々と打ち抜いた。

 内野でバウンドをしながらもあっさりとボールを外野まで送り、左翼手レフトのタックンが捕球し一塁へと投げようと腕を振り上げる……が、思わずとばかりに硬直した。


「なっ、なんだよ! あの走りは!」


 送球しようとして固まったタックンの気持ちはわかる。

 熊さんは4足歩行で一塁まで走りだしたのだ。しかもタックンが投球モーションに入った時には一塁にたどり着く手前という速さだ。

 これはもう仕方ないとタックンは投手であるキーワンさんへと目標を変更し、ボールを投げた――ところで、まだ熊さんの足は止まらないことを知る。

 一塁に触れる一瞬の停止から即座に向きを変えての熊さんの追走。タックンくんの手からはボールは放れた後のことだ。


「ベレクト! 先にボール取って二塁に入る!」

「あ、おう!」


 レティの無茶ぶりな指示を受け、遊撃手ショートであるレクが投げられたボールを途中で捕球し直し、急いで二塁へと向かうが――。


「これでアぁウ――トぉっ……まっ、待て待て待てぇぇぇ!?」


 巨大な熊さんが走る姿はいわば転がる岩石のようなもの。

 先に二塁にたどり着けそうだったのにレクは身を守るかのように立ち止ってしまい、まるで譲るかのように熊さんに先に二塁を踏まれてしまう。

 熊さんはのっそりと上半身を上げて立ち上がると、鋭い爪を見せながらベンチ側へと手を振っていた。


「…………は……はっ、はっはっは! むりだ! あんな肉団子が突撃してきたらおれなんか簡単に吹き飛ばされるぞ!」

「んなの気合で弾き返しなさいよ! あんたならできるわ!」

「今だからこそ無理だぞ! おれにだってできないことくらいあるぞ!」


 レティも無茶なことを言うなあ……と、キーワンさん続投で試合は続く。

 赤チームの次の打者はタックンだ。彼はアニスたちにほぼ命令と言う形で今回の試合に参加してもらっている。

 練習は一塁と三塁で副審をしている仲間2人ともに参加してくれたんだけど、じゃんけんだかに負けたとかで3人の代表としてタックンがレティのチームメンバーとして参加することになったそうだ。

 えーっと、この3人について特に話をすることは無いんだけど……あるとしたら彼らとは1度だけ会ったことがあるんだよね。記憶としては薄らとしたものだけど、確かこの里で初めて冒険者ギルドへ行った時に会った、と思う。

 ああ、女の子と間違えられて色々と大変だったなあ……ルイともちょーっと喧嘩もしたしね。

 あの時は同年代くらいだったのに、ドナくんやレドヘイルくんみたいにたった数年でこんなに大きくなって……。


「……はあ」

「……ん?」


 それと彼は僕と顔を合わせる度にこんな風にため息をつく。

 肩を落としながらバッターボックスに入りバッドを肩に担ぎ、プレイ――しかし、あっけなく3振でワンナウトだ。

 バッターボックスから去る時、じろりと恨めしそうに見つめられたけど、何か悪いことしたかな。

 タックンはベンチに戻った後、リターさんに気合が足りないとか発破をかけられていた。


「大丈夫ですよ。ちょっと緊張しただけですよね。次からならタックンも打てますよ」


 そんな彼を優しく励ますのはフィディさんだ。

 今回、身重の彼女は試合に参加できない代わりに特別に赤チームのベンチに在籍を許されている。なんだかマネージャーみたい。


 さて、投手はフラミネスママさんだ。初めて登るマウンドにはしゃいでいる。

 あれで一児の母……しかも年齢は3ケタ越えのイルノートよりも年上って言うんだから信じられない。

 フラミネスちゃんの体格やら容姿はお母さん譲りなのかな。正確もフラミネスちゃんにそっくりっていうのはあの子にしてこの親ありって感じだ。


「……シズクさん。この前は謝ったけど……あれはリコちゃんのこと、だから。僕はやっぱりまだフルオリフィアちゃんのこと……納得してないんだ」

「……レドヘイルくん」

「だから……僕は……フルオリフィア、さん……ルイさんの方についた」


 そう言って打席に入るレドヘイルくんはとても強張った顔をしている。

 緊張とは違う、何かを決心したような――僕に向けられる敵意らしさを言葉の端に感じ取ったけど、それとは違う何かと戦ってるみたいに思える。

 ただ、気持ちだけが前に出過ぎてしまい、1回2回と豪快にフルスイング。

 3投目でどうにかボールに当てたがごてごての内野フライ。フラミネスママさんの代理として二塁手セカンドとして入っていたレティがあっさりと捕球しツーアウトだ。


「くぅ……!」

「レド……」


 捕手であるドナくんが名前を呼んでもレドヘイルくんは答えずに悔しそうにベンチへと戻っていった。





 0-1で青チーム優勢の2回の裏。

 ツーアウトと追い込まれもしているが、この状況でついに赤チームのルイたちが初得点を獲得する。


 次の投手であるスクラさんが投げたボールを打者として回ってきたリターさんが打ったのだ。

 ボールは内野を越えてツーバウンドかけて左中間へ向かい、その先に駆けつけた鬼人族の女の子がどうにか捕球――続いて一塁へとノーバン送球するって素晴らしい強肩を見せるけども一塁手であるシンシアさんが取り損ねエラー。

 その間に二塁にいた熊さんは三塁を蹴ってホーム生還。

 一塁で終わったがリターさんは飛び跳ねるほどの喜び様を見せた。


「どうよルイ! あたしが仇を取ってあげたわよ!」


 観客にいる亜人族の人たちは特に浮かれ、中には狼のような遠吠えも聞こえてくる。先ほどのホームランと同様の歓声が球場を覆っている。

 赤チームのベンチも大いに盛り上がりを見せている。先に打たれたことに悪態を吐きながらも鬼人族の長という人もにやにやと口角を緩めてたりする。


「リターすごいですー! 一番槍ねー!」

「流石は僕の女神だ。僕は君のよう女性とフィディの2人と共にいられることが何よりも誇らしい! さあ――今すぐにでも祝福の抱擁をぉっ――ぐふっ!」

「さすがだよリター! ほら、次はアニスでしょ!」


 1点取り戻されたが青チームの方はまったくとダメージは無い。

 レティは腕を組んで何度か頷き失点を受け入れている。先ほどのルイたちみたいなダメージは一切感じさせないから、そこはほっと胸を降ろす場面かな。


(まあ、レティが1点取られただけで悔しがるとか泣き出すなんて想像できないけど)


 さてさてお次はフィディさんに首根っこを掴まれて、ルイに背を押されてバッターボックスへと促されたアニスの登場だ。

 打席に向かう途中、何度も苦しそうに咳き込むけど、けろりと髪をかき上げてたりする。

 さあ、こい! と続投のスクラさんに向かっていこうとする。


「あたっ!」


 だが、恰好つけよう悪ノリでもしたのかあっさり3振で終わる。

 しかも最後は尻もちをつくほどの大きな空振りだ。


「……アニス、ダサっ」


 一塁にいたリターさんが地面に尻もちをつくアニスへと悪態を吐きながら、自分のベンチへと戻っていった。


「……アニス、次に見返してやりなよ」

「……そ……そう……だな……慰め言葉――痛み入るよ、シズク」


 そう僕は言いながら、引き攣った笑みで硬直したアニスの腕を引っ張り上げ、彼をベンチまで見送った。


 ともあれ、これにて2回の裏は1-1同点という形で終わりを迎えた。

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