第191話 花が咲き、目を開き、心を閉ざす
溢れんばかりの冷気が漂う中、イルノートは自分に寄りかかるルイの首に、まるで人質を取っているかのように短剣をかざしているのが見えた。
何をしてるの、と僕が思うのと同時にイルノートは軽く手首を振ってルイの首にはまっていた首輪らしきものを切り裂いた――その瞬間。
舞台の上で花が咲いた。
氷の花だ。
薔薇や牡丹のように重なり広がった透明の花弁の中心で、ルイは魔道器である氷絶のつるぎを抱きかかえたまま、水晶玉のような水球の中へと閉じ込められた。
「何、何なのよっ! あの魔法は……っ!」
レティが悲鳴じみた声を上げる中、僕はただただ頭を真っ白にして花弁に包まれたルイを見つめていた。
水晶玉の中でルイは笑っていた。
「ルイ……」
今まで色々なルイの笑顔を僕は見てきた。
本気で大きく口を開けて笑うルイ。くつくつと我慢しながら笑うルイ。失敗して苦笑いを浮かべるルイ。僕に心配をかけまいと無理した笑顔だって見た。
色々なルイの笑顔を見てきたけど、あんな冷たい笑みは僕は1度しか見ていない。
僕らが奴隷をやめたあの日、初めてルイが魔道器を出した時に見せたぞっとする笑みだ。
「……なんでだよ」
あの時のルイは僕が言うのもなんだけど、変だった。率直に言えば壊れていた。
理由は多分、初めて魔道器を出した時の高揚感によるものだろう。僕もその時の感覚は忘れられない。僕が初めて人を殺した時の――あの時の全能感は今でも嫌ってほどに覚えている。
すっかり身体の一部の様に扱うことが出来るようになったけど、あれ以来ルイが魔道器を使っても1度だって見なかった反応が今ここにまた現れた。
どういう経緯があってルイが“あの状態”になったのかは知らない。
原因を辿ろうと考えても……駄目だ。まったくと頭が働かない――。
「ぐあっ……副団長! 卑怯だぞ!」
――と、この状況に混乱していると背後からベレクトのくぐもった声が聞こえた。
同時に人の崩れ落ちる音が聞こえて、目の前でこちらに走ってくるフラミネスちゃんが僕の方を見て驚いたような顔をする。
彼女につられてレティがこちらに振り返り小さな悲鳴を上げた。リコもぐるると背を丸めて威嚇してくる。
億劫になりながらも音の出所と皆が注目する場所へと振り向くと、そこにはお腹から血を流して膝をつくベレクトと、あいも変わらず微笑んでいるユクリアが立っていた。
ユクリアの手には先ほど投げ捨てた剣ではなく、真っ赤な血に染まったナイフを握っていた。
「いやあ、やっぱり降参は無しっす! この状況で捕まったらどのみち俺は死刑っすからね。まあ、元々死ぬつもりだったし、いつ死んでも後悔はないけど、無抵抗でやられるだけっていうのはもううんざりっす!」
「うぅ……なん……で……身体……動かな……い……」
「切り札ってやつっすよ。鬼人くん。痺れ毒だから死ぬことはないけど、2・3日は安静にね。無理に動かない方がいいっすよー」
そっか。ベレクトやられっちゃったんだ。
そっか。ユクリアまだ抵抗するんだ。
でも、今の僕にはどうでもいい。
降参しようがしまいが好きにしてくれ。
(……それよりも今は、ルイだ)
僕はまたも舞台へと顔を向けて、ゆっくりと足をその先へと進める。
今の僕にはベレクトのこともユクリアのこともどうだっていい。
別に見逃してやるなんて生意気なことを僕なんかが言うつもりはない。
レティを傷つけるって言うなら話は別だけど、もしもこのまま去ってくれるなら僕は追わない。
多分、このままベレクトに止めを刺すって言われても、今の僕は気にしなかった……と思う。
それだけ今はルイのことが重要――なのに、背後にいたユクリアはあの見えない高速移動で先回りして僕の邪魔をするように立ち塞がってきた。
「……どいてよ」
ぼそりと力無く僕は邪魔ものへと呟いた。
僕はルイのところに行かなきゃいけないんだ。
「……そんなつれないこと言わないでくださいっす。もう後がないからこそ最後にシズクちゃんと殺し合いたいんっすよ」
「いいからどいてよ。邪魔だよ……」
「いやいや、俺は譲れないっすよ! シズクちゃんを殺したくて仕方ないっすからね! でもでも、鬼人くんみたいに後ろからブスリってやらなかったとこは褒めて欲しいっす!」
「……」
「ね、だから正々堂々殺し合おう? 俺が死ぬまで、ね? 頼みますよー! ね、ね? だって俺らはそういう運命の中に生まれ直したんだから!」
「……だから邪魔だって……ユクリア……」
笑顔で固まったユクリアの眉がぴくりと動く。
「だーかーらぁ……その名で呼ぶなって……」
そうユクリアが僕に向かって駆け出してきた。苛立ちながらもユクリアへと視線を向けることにする。
彼は逆手に持ち直したナイフを身体よりも後方に下げるように構え、た、た、た、と僕に見える動きで駆け寄ってくる。
今のユクリアの動きは見える。地での脚力も普通の人よりは速いけど、ベレクトよりも、雷の瞬動魔法を使った僕よりも遥かに遅い。
……多分、彼の間合いに僕が入った瞬間に動きを見せるのだろう。
疑似的な雷の瞬動魔法を行うにはある程度の待ち時間が発生することには気が付いていた。
わざわざ律儀に向かい合うために使ったのだから、今はクールタイム中だろう。また、本人が言っていたように僕らとは違って持続力はない。
しかし、彼にしてみたら初撃こそが重要で、距離を短縮する行動にはそこまで気にしていないのだろう。
ユクリアの見えない一撃をリコのいない今の僕では止めることは出来ない。
「言ってるっすっ――……なぁっ!?」
じゃあ、僕はユクリアの間合いに入る前に、右手を掲げて魔法文字を展開させる。
目の前に出現させた光る魔法陣にユクリアが驚愕するが、勢いのついた身体は止まらずに陣を出現させた空間へと――見えない壁へと衝突する。
「ぐがっ! えっ、ぶつか……っ!」
「……ねえ。邪魔だってば。……僕に、同じことを言わせないでよ」
「な、なんすかそれ!」
ユクリアは強かったよ。
多分、今まで戦ってきた魔物や人の中でも1、2になるほど強かったと思う。
一時的とはいえ、その俊敏な挙動はリコの力を借りなきゃ対処できなかった。振り回すだけの僕と違って洗練された剣技は素直に教わりたいとまで思ったくらいだ。
何から何までそりゃもう驚いてばかりだったよ。もちろん光る眼だってね。
今の一撃だって放たれていたら僕はきっと命を失くしていただろう。
――だけど、それなら一撃目を出させなきゃいいってだけだ。
初動を抑えてしまえば、彼はひと際腕の立つ剣士程度だ。もちろん、剣の腕でも僕に勝ち目がないことも知っている。
でもね。
僕は剣士じゃない。魔法使いだ。彼と同じ土台で戦う必要なんてない。
(……もう、同じ仕事仲間だったとか、どうだっていい)
僕は“
僕の攻撃に即座に回避行動を取ろうと胸を逸らすが――遅い。
ユクリアの肩から脇にかけて爪による傷痕を刻み込んだ。
「あぐっ! つぅぅぅ……痛いっすけど、これくらいじゃ浅い浅い……ん……え?」
軽傷だと侮るユクリアの口からは直ぐに悲鳴が上がった。胸を切り裂いて出来た3つの斜線から火が噴きだし、まるで血が燃料になったみたいに燃え上がる。
火を消そうと手で払い、地面に転がり続けても無駄だ。この爪で傷付けた火は消すことは出来ない。
「燃えっ、燃える! 熱いっ、熱いぃぃぃっ!」
「うるさいな…………ねえ、笑顔が消えてるよ?」
「そんな! 俺、俺まだ2人しか、ころ、ころしてない! なんで、なんっ、ぎゃあああぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁあああっっっ!」
彼はその場で踊り続け、その最後まで断末魔を上げ続けていた。
火はみるみるうちに彼の身体を覆い、全てを飲み込んでいく。
ルイのことばかり気がかりだったというのに、今だけは、燃え尽きる蝋燭を眺めるみたいにユクリアを眺めつづけた。
「……」
彼が燃え尽きるその最後を見届けた理由は、自分でもわからない。
もしかしたら、自分の仕出かしたことを最後まで見届けろと僕の中の誰か、多分良心的なものがここに留めてくれたのだろう。
おかげか知らないけど、ユクリアだったものが動きを止めて、消し炭すらも燃え続け、灰となって風に流されるまで僕は彼を見続けた。
後には人の形をした焦げ跡が草を燃やして地面に残っている。
(……また人を殺してしまった)
しかし、感傷はその場限りのことだった。
リコがいないから人を殺めたことによる恐怖心はない。けど、罪悪感くらいはあるんだ。
目を瞑り、勝手だけどごめんなさいともう亡骸すらこの世にはいないユクリアに謝る。
(……自分でも呆れるよ)
さっきまで同僚だったから殺したくないって思ってたのに、こんなあっさりと殺しちゃったんだ。ユクリアに祈りを捧げながらも自傷気味に僕の口から苦笑が漏れる。
(……僕はやらなきゃいけないことがある)
ユクリアに瞑想を捧げるのはほんの少しの間だ。
だから、ルイ、今から行くから――と目を開けた瞬間、誰かにぎゅっと抱きしめられた。
それが誰かなんて直ぐにわかった。
「……っ!」
「レティ……」
先にフラミネスちゃんたちの元へと向かっていたレティだった。
目の前にある彼女のきつい視線は何かを言いたげに僕へと向けてくる。だけどぐっと唇を閉じて、泣きそうな顔に変わって僕を睨み付け続けた。
「ごめん……」
そんな彼女へと口から勝手に謝罪が漏れた。誰に謝ってるのかはわからない。
ただ、レティは何も言わず、けれど睨み付けたまま僕を抱きしめ続けてくれた。
「……みゅう」
「大丈夫だよ。僕は平気。今は……僕よりもルイだ」
またリコも同じく戻ってきて、僕のズボンに頬を摺り寄せてくる。
リコもどうしてか心配してくれる。僕は大丈夫だって。本当だよ。僕は大丈夫。
2人が心配し、悲しむことなんて何もない。
◎
「お前ら放せ! 俺を誰だと思ってやがる! 奴隷なら俺の言うことを聞けよ! 糞が! 俺はこんなんじゃ諦めねえぞ!」
ふざけるなふざけるな。
ようやくルイを取り戻したっていうのに、こんな結末あんまりだろ! 大金をかけた奴隷たちも使えねえ! また集め直さなきゃいけねえのかよ!
これも全部あいつのせいだ。副団長……いや、ユクリアはどこだ!
さっさと俺を助けろよ! こいつら全員皆殺しにしろ! もうお前の殺人衝動だって止めねえ! 思う存分――!
「あ……」
見知らぬ金髪野郎と楽しげに戦っていたユクリアの姿が見えない。
どこだ、どこに逃げた!
「ユクリアぁぁ――! どこだっ! 早く俺を助けに――」
「暴れるな!」
「ぎゃぁっ! お、お前、俺を殴ったな! 俺をグラフェイン候だとわかった上での狼藉か!」
くそ、地面に伏した格好じゃ殴ったやつが誰かわからねえ。覚えておけよ――。
「あなた……いい加減になさい」
「……そ、そうだ! ル、ルフィスぅぅぅ! お前からも言ってくれよぉぉぉ! それに犯罪者って……な、なあ! 俺が犯罪者だなんて間違ってるって!」
どうしてここにいるのかは知らねえが今の敵だらけの状況の中、ルフィスだけが俺に差し出された天の糸だ。
だから救いの女神、俺の婚約者であるルフィスへと必死になって救いを求めた。
女に頭を下げるのは癪だが、今は見栄も虚勢も張っている場合じゃない。
縛り上げられた身ではあるが、ヘコヘコと頭を下げてルフィスの同情を買い、周りの奴等を説得してもらうんだ。
見上げたルフィスは大きな胸のせいで俺の位置からでは顔が半分隠れて見えない。しかし、目線だけは俺を睨み続けている。
(……ルフィス、怒っているのか……そ、そうか!)
俺がルイばかりに気を取られていたせいでお前を蔑ろにしたことを根に持ってるんだな!
「わかった! ルフィス違うんだ! 俺ははめられたんだよ!」
「……はめられた? それはお可哀そうに……さぞ大変でしたわね」
「あっ、ああっ! これは俺の本意じゃない! 全ては副団長が仕組んだことであって、俺はそもそも魔族たちに喧嘩を吹っ掛けるなんて真似はしたくなかった!」
「そうですかそうですか……」
はあ、と俺に落胆するかのような深いため息をつく。
(ああ……ごめんよ。こんな見苦しい姿を晒してしまって……)
在学中、いつも周囲の視線を気にしてか意地を張り、厳しい言葉をかけてくるルフィスは俺にとって非常に面倒な相手だったこともあり、婚約者だったとしてもついつい蔑ろにしてしまっていた。
けど、全ては俺のことを想ってのことだったんだろ。わかってる。わかってるよ。だから、こんなところまで来てくれたんだよね。
こいつは愛しい俺様が無様に地面に這いつくばっているところを見て大層その大きな胸を痛めているに違いない。
半分隠れた彼女の顔は、言わずともそう語っている!
「そ、そうだ。話をしよう。これからのことについてだ!」
「これから、ですか?」
「今は無様な俺だけど、絶対お前に相応しい男へと返り咲いてやる! 詳しい話はこいつらが俺の上から退いてから――」
「……私に相応しい男?」
「あ……ああ、見ててくれルフィス! 俺は今一度立ち上がる! 何、俺はグラフェリン当主だ! エストリズで五指に入る銘家だぞ。また騎士団を立ち上げるくらい簡単だ! 今以上の地位を得た俺を婚約者であるお前に……」
「ご冗談を? 今のあなた如きが騎士団を立ち上げることなんで出来やしません。それ以前に騎士団として活動をする前に、多額の借金を返すために躍起になるかと?」
「……は?」
……今、ルフィスは何と言った?
「何を言って…………しゃ、借金?」
「ええ、貴方が今まで購入した奴隷が累計でおよそ300人。飛空艇が3隻。騎士団創立にかかった経費、奴隷たちへの生活費に維持費、あなた自身が日夜使った豪遊費、また雑費を含めてもろもろ……現在のグラフェイン家には財らしきものは何1つとして残っていません」
「な、なんで? そんな馬鹿な……」
「ちなみに、あなたの帰る場所は王都にもサグラントにもございません」
「サグラントが……そんな馬鹿な! あそこには俺の家があるんだぞ!」
「ですから言いましたよね。何1つ残っていない、と。サグラントの豪邸ならすでに差し押さえられていましたよ。残っているのはオーキッシュおじさまとホルカおばさまたち、先代たちが遺したグラフェインの名だけです」
「差し……!」
は? 差し押さえ……馬鹿な。
「誰が、そんな……」
「誰がってご自身で行われたことじゃないですか」
「俺はそんなことはしてない! やったとしたらユクリ――」
そうだ、あいつだっ……確かに軍備に関しては全部あいつ任せだったが!
けど、そんな馬鹿な……あんな前世だったらまず縁がないほどの莫大な遺産だったんだぞ。あれが、無くなったっていうのか?
(あいつ、まさか、あいつこうなるのをわかっていて……違う! 能天気なあいつにそんな頭があるとは思えねえ!)
糞っ、読み書きもままならねえ奴隷たち以外で任せられるのがあいつしかいなかったからこそって、結局馬鹿には任せることには変わりなかったってことか!
しかし、なら尚更俺にはルフィスが必要だ。フォーレ家の力を借りて俺は――!
「ルフィス! 聞いてっ……」
「……お母様はご両親を亡くし、自暴自棄になっている貴方に早く立ち直って欲しいからと、私との婚姻を願っていたそうですが……すでにその約束は破棄されました」
「は、破棄っ!?」
「それも当然でしょう? 親の財産を使って奴隷を購入したりと恥知らずな行いばかり。オーキッシュおじさま、ホルカおばさま……おふたりのことを思っては私は今まで口を挟みませんでしたが、もうお母様には全て報告させていただきました」
「なっ……!」
「また、グランフォーユ軍上層部が再三に渡っての警告を無視しての今回の進軍。……今あなたを取り押さえている彼らもまた正規の騎士団であり、あなた達を捕らえる為に遣わされた者たちです」
「そ、それは……違う! 俺のせいじゃない! 全部、副団長がっ、ユクリアが! 俺に責任はない! 俺も被害者だ!」
「はあ……おままごとの延長線とはいえ、騎士団の全権は団長であるあなたにあるはずでしょう? それを都合よく部下のせいには出来ないことも承知してください。もし、貴方の言う通り部下の失態と言うのであったとしても、責任は長であるあなたが追うものです。……これが、人の上に立つ者の義務です」
「嘘だ……違う。俺、俺のせいじゃ……る、ルフィス! 待ってくれ!」
ルフィスは俺を置いて歩き出そうとするので呼び止める。
ちらり、と振り返ったところで、ようやくルフィスの全貌を見ることが出来た。
悲壮の漂っている目元だけではわからなかったが、ルフィスは先ほどから……俺を見下していたのだ。
前の世界で、何人もの人間から俺が受けていた侮蔑の視線だ。
糞、どうしてだ! どうして、俺は! ルイも婚約者も地位も、すべてを失うためにここに来た訳じゃないのに!
「……そんな、俺はルイを……ルイを手に入れたかっただけなのに……どうして……」
あと少しだった。あと1歩だった。確かにルイは俺の手の中にいた……!
これも全部シズクがいなければ、全て、全てシズクが……!
嘆く俺にルフィスは「最後に」と口にする。
「貴方には多少なりとも同情しています。貴族として生まれてしまったことで、なまじ力を持ってしまった。その為に分相応というものが理解できなくなっていたのでしょう。……私も、望むものは何だって手に入ると思っていました」
ルフィスは何を言っているんだ?
おい、と呼びかけてもルフィスは緑髪の天人族らしき女の手を引いて神域の間へと向かっていった。
あいつが最後に残した言葉は俺には理解できないままだ。
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