第171話 里への帰還

 船は行きよりも快適に……船内は憂鬱にその航路を渡り終えた。


 どうにか12之月前には帰還できたみたいで、あたしはほっと胸をなでおろした。

 今まで真っ白だったり青だったりで、単調な色の続いた世界ばかり見てたもんだから春へと衣替えを始めたゲイルホリーペはとても目にいいものだ。

 まだ冬の尻尾を生やしてはいるが、春の暖かい空気と柔らかに吹きかけてくる風はコルテオス大陸とはぜぇーんぜん違う。

 優しくも懐かしい……って、3か月ちょいで懐かしいも何もないか! ま、生まれ故郷の空気やら香りやらってやつを、あたしは身体全部を使って感じ取った。


 フィディと途中で別れるトラブルもあったけど、長いようであっという間のハネムーンだったかな。思い返すとその多くが海の上だったような気もするけど……ま、無事で何より何より!

 後はこんなことがあったねーなんて和気藹々と旅先の話でも出来ればよかった――っていうのにさあ!


「「「「「………………」」」」」


(もう旅も終わりだっていうのに誰も話そうとしない! ここは葬式か!)


 アニスもいやーな感じを察したのか、今まで以上に速度を上げて絨毯を飛ばしていた。絨毯の操縦技術はこの旅で随分と鍛えられたみたいだ。

 アニスの操る絨毯は昔よりも、この旅が始まった時よりも早く、それでいて安定して飛ばすことが出来ている。

 ゲイルホリーペの玄関口であり、鬼人族が目を光らせる港からユッグジールの里までの長い距離に出発時は4日もかけたっていうのに、この旅で鍛えられた運転技術は日が沈むころにはユッグジールの里にたどり着いてしまったくらいに向上していた。


「あーほらほら、お疲れさま、無理しちゃってさ」

「無理? は、ははっ……別に無理なんてしてないさ」


 魔力を使い切ってヘロヘロな癖して、未だに余裕しゃくしゃくとアニスは髪を搔き上げて見せる。

 そこまで見栄を張れるなら……ま、普段はフィディに対抗してしかやらないけど、仕方ないわ。


「……おや、珍しくリターが甘えん坊じゃないか」

「強がるんなら周りに悟られないようにあたしの肩に捕まんなさい。もう歩くのだって無理だって顔に書いてあるわよ」

「……ふ、じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな」


 おまけに丸めた絨毯や旅の荷物もあたしが変わりに背負ってあげる。

 アニスがまた無理して絨毯を背負おうとしたけどそれも断ってさ。

 荷物持ちなんてパパや以前いた取り巻きどもにしかやらせなかったのよ。感謝してよね。


「……でえっと、ルイたちは……あ、先行ってる!」


 もうっ、酷いわね。

 今回の目的であった“イルノートさん”とやらは、あたしらに一瞥をくれることもなくさっさと里の中を進んでいる。

 ルイは少しきょとんとしながらも彼の腕にしがみ付き、あたしらを無視して天人族の領地へと向かってしまっていた。

 やはり終始不機嫌なところは変えずにリウリアさんだけが「では」と、あたしらに一礼し2人の後を追う。その後を遅れて護衛くんが着いていく。


「……そういえば最後まで彼の名前を聞くことは無かったわね」


 別に知ろうとも思わなかったけどさ。


「まったく、運んでやった感謝の1つくらい言いなさいよねえ……それに、何? あんな怪しい格好して?」

「ん、なんだい?」

「あいつよ、あいつ! あのイルノートってやつ!」


 先に進んだイルノートは里に着くなり、頭からストールを被って顔を隠して始めた。

 もうすぐ夜になるっていうのに顔を隠すなんて何を考えてるのかわかりやしないわ。

 だいたい、大層なイケメンだってルイがはしゃいで教えてくれたから期待してたけど、なあにあれ。

 髭は落としたみたいだけどやつれた頬が病的で、まったくもってあたしのタイプじゃない。


(ま、正直な話をすればアニスよりもかっこいいかなー……)


 おっと、一応惚れた弱みもあって断然アニスの方がいい男だ。


「ねえ、あの人本当に大丈夫なの? ルイのことだってさ……どう思う?」

「リウリアさんの話通り、彼が何かをしたのは一目瞭然だろう――まるでの彼女に戻ったかのようだ。ただし、あの頃よりももっと大人しい……僕は気に入らないね」


 アニスはむすっとしながら先を進むルイたちを睨み付けていた。そして、あたしも同じく小さくなっていくルイを見て……あ、なんであいつがいるんだ。


「よぉ! よく無事に帰ってこれたようだな!」


 結構な距離があるっていうのに、その馬鹿でかい声はまだ門をくぐった程度の場所にいるあたしたちにもよおく届く。忌々しいやつのご登場だ……だーけど。

 鬼人族の長は先にいるルイたちに手を振って近寄ったが、どうやら振られてしまったらしい。

 「おい!」とさらに不機嫌そうな大声を上げ、去っていくルイたちの後ろにぽつんと立ち尽くしていた。


「なんだよあいつは……なあ、魔人族の長よお?」


 相手にされなかったのが悔しかったのかは知らないけど、今度はあたしたちを標的にしたかのように肩で風を切って近寄ってくる。あっちいけ。


「わざわざ長である貴方がお迎えに来てくれるとは思わなかったよ」

「けっ、お前じゃねえよ! たくっ、口の減らねえやつ……ふん、良いご身分だな! 女に荷物を持ってもらい肩を借りたりと情けねえ。魔人族の長たるものがなんともまあ無様なこって!」


 こいつ! と着いて早々またアニスを挑発するのか! あ、ほら!

 鬼人族の長に触発されてからアニスが嫌々とあたしから離れて鬼人族の長の前に立とうとする。じゃあ、あたしだって怒って罵声を上げるわ。


「失礼だぞ! ラアニス様は一日中魔力を行使して疲れ果てている! 何も知らないお前がラアニス様を侮辱などするな!」

「あーうっせうっせっ! ちっ……わあってるよ。そのままでいろ!」


 と、鬼人族の長はあたしが背負っていた荷物を奪い取ると代わりに担ぎだした。

 何、強盗? 追い剥ぎ? ぽかんと口を開けて鬼人族の長の行動を見続けてしまったがそうではないらしい。


 「おい、何立ち止ってんだよ。さっさと行くぞ」


 相変わらず耳を覆いたくなるような大声にはっと気を取り直してあたしらは彼の後を追った。

 結局、その後のアニスは鬼人族の長がいるからか、虚勢を張ってあたしの肩を借りようとはしない。

 ちぇ、残念。強がんなよ、ばーか。


「あれがブランザがご執心だったロカって男か……ふーん。随分と線の細い男だ。あいつがどうしてあんな優男を好きになったのか理解できねえよ……って、今はそんなのどうでもいい。一体何がったんだ? それに、なんだあいつは……あれは本当にルイか……?」

「僕だって聞きたいよ――何か悪い予感がする。長である貴方も彼女の動向を見守ってくれないか?」

「…………覚えておいてやるよ」

「感謝する」


 あたしは会話には口を挟まなかったけど、その後2人はあたしらが里を留守にしていた間の話をしていた。


(例年以上に地人たちがこの里に訪れていて、亜人族の領地で色々とトラブルを起こしている、ねぇ)


 ふーん、人が増えるのは良いことだけど、こういういざこざが増えるのも問題よね。

 他にもゲイルホリーペ南部に住む里外の亜人たちが、鬼人が管理する北方へ移動するために魔人あたしらの領土を通るが、邪魔はしないでほしいとかそんな話をしていた。

 もうアニスお父様には話は伝わっているらしいけど、詳しい話はパパたちに聞いてほしいとかなんとか。

 亜人たちが移動をしている? 帰り道じゃ見てないけど……鬼人も亜人も変なこと企んでなきゃいいけどね。


「じゃあな。家に着くまで倒れんじゃねえぞ!」

「お気遣い痛み入るよ」


 お互いの領地間に架かる無数の橋の前で鬼人の長とは別れたが、その後は無理してアニスが絨毯を持つって言う。

 やせ我慢しちゃってさ。もう夏も直ぐっつたって肌寒いのは変わりないし、風邪ひかれるのが一番困る。アニスは昔っから無理して身体を壊すんだからさ。


 辛そうな顔を見られるのも嫌でしょうし、あたしも後ろからゆっくりと彼の歩幅に合わせて着いていく。

 きっとあたしが持った方が絶対早いけど、彼が荷物を譲ることはないだろう。

 だから、いつもの倍以上の時間をかけて、あたしたちは3人で暮らしていた我が家にたどり着いたんだ。

 

「久しぶりの我が家ねー」

「はあ……ひぃ……そう……だな……」

「……まったく。少し息が整うまで外にいよっか」

「う、うむ……そう、しよう、か」


 つい習慣から夜寝が当然になってきちゃったけど、また生活環境をもとに戻さないとね。

 いつもだったらまだ寝ている時間だけど、どうやら屋敷の中は明かりが灯っているのでフィディが起きてるってことかな?

 フィディのことだから無理して昼夜逆転生活を続けていたりしてね。ふふ。


「ただいまー!」


 もしもパパやママがいたらはしたないって叱られるってくらいの大きな声を上げて、中にいるあたしの相棒に帰宅の知らせを送る。

 するとトテトテと可愛い足音を鳴らして奥から出迎えて……あれ? 何この子は?


「おー、おかえりー!」


 出迎えてくれたのは赤毛の女の子だった。

 ふんわりとした黒いワンピースの上に真っ白なエプロンを付けたとても可愛い……誰、この子?


(えぇっ、何その髪!?)


 そう驚てしまったのも、腰まで伸びた彼女の髪からちりちりと淡い光が漏れていたからだ。

 何この不思議な種族。魔人? って、頭の天辺には2つ、三角形の耳が出てるため、じゃあ、亜人?


「ん、おまえたちだーれだ? リコしらなーい!」


 きょとん、と首を傾げてその子はあたしらをじーっと怪しげに見つめてくる。

 むむ、って唇を突き出すしぐさも可愛いー……って、ちがーう!


「それはあたしたちの台詞よ。君は一体どこから紛れて――」

「――いや、待て!」


 可愛いけど不審者であるこの子を問い詰めようとした矢先ににアニスが制す。


「リター……この子、シズクに似てないか……?」


 は? え? 何馬鹿なことを……んん!?


「…………ああっ、アニス! に、似てるわ! 確かに! あの寝顔のままよ!」


 おわっ、まじまじと見れば確かにシズクだ。

 ひと月前に見た眠り姫よろしくシズクがもしも目を覚ませば(――色と耳に目を瞑れば)こんな感じって思うほどそっくりだ。

 もう、本人じゃないかしらって思うほどで……じゃあ、え、もしかして!?


「ま、まさか、シズクの子!?」

「いや、まってくれ! 僕らが最後に彼と会ったのは3年は前になる。こんな大きな子になるか? 見た目の判断になるが5つか6つくらいだろうし」

「……亜人との混血じゃないかしら? 亜人なら成長早そうだし……それならば、ここまでの成長の早さも伺えるわ……」

「なるほど……では、彼がルイを置いて行方をくらました理由はこの子が出来たから……?」


 あたしたちは頷き合い、満場一致の結論を出す。


「「……この子はシズクの子供!」」

「ち、違うよ! 僕の子供じゃないから!」


 大声を上げて赤毛の女の子とあたしらの間に誰かが割って入ってきた。

 誰かって同じエプロンを身に着けた黒髪の女の子……もとい、男の子であるシズクだった。


(はぁ……寝顔も起きてても、もうこの子は女の子にしか見えないわね)


 女であるあたしですらまじまじと見つめてしまうほどで……ふん、あたしの方が綺麗よね、アニス!


「え、えっと……アニス……ラアニス様ですよね?」


 おっと、シズクくんが訝し気にあたしたちが本人かどうかと、疑っているご様子だ。あたしらは君を見るのは2回目だけど、君はまだ1回だっけ。

 アニスは「ああ」と頷き「アニスでいいよ」と続けてにっこりと笑って手を上げた。


「やあ、元気そうだね? その後の体調とかは大丈夫だった?」

「あ、はい……その節はお世話になりました。それと、その……お邪魔してます」

「ああ、いいとも。我が家は使っていない部屋も多い。自分の家のようにくつろいでくれ」


 ところで、どうしてエプロンなんて付けているのかって聞けば「家事をするんだから当然でしょ?」とのこと。

 彼の後ろには遅れて顔を出したが苦笑している。ちなみに彼女も2人と同じエプロンを前にかけている。

 メレティミ・フルオリフィアはあたしらの前に立つとぺこりと頭を下げた。


「おふたりともおかえりなさい。それと、わたしの方でも治療の件や、寝床の提供などの感謝を……ありがとうございました」

「いいさ。四天のフルオリフィア。――久しぶり。僕がわかるかい?」

「はい。フィディさんや……えっと、リターさんと一緒に神魂の儀でよくお会いしていましたね。アニス・リススさん」

「はは、君も僕のことはアニスと呼んでくれ。それにもう僕らは舞っていないよ。今では見守る側の魔人の長さ。そこら辺の話はフィディから聞いているだろう? ――今は野暮な話は無しさ。こうして皆と再会できたことをただ喜ぼうじゃないか……なあ。フィディ」


 と、アニスが少し首を傾けた先に、フィディがゆっくりとした歩幅で近寄ってきた。


「おかえりなさい……アニス」

「ああ、ただいま。フィディ」

「私、どんなにこの日を待ったことか……」


 涙ぐみながらフィディは小走りになってアニスの胸へと飛び込む。「そんな走っちゃだめだよ」なんて口にしながらも、アニスは慌てて彼女を受け止める。

 うっ、と一瞬顔を歪めたのをあたしは見逃さない。

 アニスよ。疲労も限界の中、よくフィディの体当たりに耐えたと褒めてやるわ。


「私、どんなにこの時を待ち望んだことか……!」

「ぼ……僕もさ。君とのしばしの別れはとてつもなく長く感じたものだ」

「アニスも同じ気持ちだったんですね……! ああっ、私たちはやっぱり心もつながっている!」


 そういえば1か月もお互いに顔を合わせなかった日なんてなかったものね。あたしが逆の立場だったらどうしてたんだろう。

 ……無理して旅に同伴してた気もする。こいつと1か月以上どころか3日だって離れて暮らすなんて無理だわ。


「身体の具合はどう?」

「最近はつわりが酷くて、体を起こしているのが億劫ですね」

「そっか……」


 言われればフィディの顔色は優れない。さっきの疲れ果ててたアニスくらい辛そうだ。

 何よ。なーんか仲間外れっぽくていやだわあ。

 でもま、1か月ぶりの再会ってことで今日ばかりは邪魔しないであげるわ。

 あーあ、あたしったらなんて優しいのかしら。

 じゃあ熱々なおふたりの肩を叩きつつも、お先に、と家の中を進もうとすると「あ」とシズクが声を上げてあたしを引き留めた。


「もうすぐ夕食が出来ますよ。荷解きや着替えなんかが終わったら食堂に来てくださいね」

「え、夕食? 準備してくれているの? いやあ、朝から何も食べてなかったっけ。あたしもお腹ぺこぺこ」

「それは助かるよ。ちなみにもしかして料理を作ったのは君かい?」

「はい。住ませてもらっている代わりみたいなものですけど……」

「リコも! リコもいっしょにつくった!」

「ちょっと、わたしだって手伝ったんだからね!」


 おー……それはよかった。

 フィディの料理は大ざっぱっていうかさ、うーん。疲れている時にはあまり食べたくないっていうか。

 出来ればあまり疲労が無くて、次の日は休みの時なんかに口にしたい食事だ。

 いつもはあたしが台所に立つわけで、帰って直ぐに出番かなーって思ったけど、もう準備が出来ているって言うなら本当に助かるわ。


「アニスが帰ってくるってわかったなら私が作ったんですけどね……」

「はは……それは残念だ。フィディの作る美味しい手料理を食べれると期待していたのだけど、仕方ない。今日はシズクたちが作った料理を頂こうじゃないか」

「え……じゃ、じゃあ、今からでも私作りますよ!」

「は? い、いや! 無理しないでくれ! まだ早期だとしても無茶をしてお腹の子供に障ったら大変だ!」

「そ、そうですか……アニス……私のことを心配して……」

「……当然だろう? 君の夫なんだぞ」


 おいおい、アニスくんよ。顔が引きつってますよ……なんて、ふふん。あたしだって内心ほっとしちゃったから言わないで上げるけどね。

 ……おや、赤髪のシズクもどき――リコがぷるぷると身体を震わせているぞ。


 「リコ、フィディのごはんはまず――」


 と、口にしたところでメレティミ・フルオリフィアが彼女の口を抑えて、身体を抱きかかえた。

 あたしだけはその言葉の端まで読み取れたけど、アニスやフィディはイチャイチャに夢中で聞こえなかったようだ。

 これは貸しだからね、とこちらをちらりと振り向いて、引き攣った笑みを見せるシズクににこりと笑っておいた。


「ところで……我が友よ」

「……」

「盟友よ」

「…………あ、もしかして僕のことですか?」

「……う……そうだ。心の友よ」

「心の友……はい。なんでしょうか?」


 あたしと笑い合っていたシズクを呼び止め、アニスはかつかつと足音を鳴らして近寄った。

 ん、何? とあたしもフィディも、リコもメレティミ・フルオリフィアも、うちの旦那の挙動を目で追うだけだ。

 首を傾げる彼の前へとアニスは近寄ると――す……とシズクの肩を掴み、自分の腕の中へと引き寄せる。

 へ、一体何してんの――とあたしが声を上げる間もなく、


「……お前らの目的は何だい? ――ミッシング!」

「……っ」


 抱き込んだシズクの首筋に指先を当てて、そんなことを言い放った。


「シズク!」

「おまえなにをするんだ!」

「アニス!」


 あたしの隣からフィディが、シズクの後ろから2人が叫ぶ。

 あたしと声をかけられた2人は無言のままだ。


(……あー、もしかして、船の上で言ってた「わかった」って発言はこれ?)


 これは流石に読めなかったわ。けど、アニス……あたしも同じく言わせてもらうわ。


「……何してんのよ」


 緊迫した空気の中、あたしはのしのしと2人のもとへと近寄り、アニスの頭を叩くのだった。

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