第3話 ログイン!POWの世界へ!

再び俺が目を開けると、目の前には大きな噴水があり、様々なプレイヤーが行き交う町にいた


おぉ!ここがPOWか〜えっと、ここは?

俺はメニュー画面からマップを表示した


マップを表示すると、目の前に大きな地図が現れた


今俺がいる街は周りを五つの都市に囲まれていて、それぞれ名前が書かれている


中央都市 アマヴィス

太陽の都市 マテラ

月の都市 シラバス

水の都市 スファイヤ

機械の都市 テクト

和の都市 シラク


てことは、俺が今いるとこはアマヴィスか


「いや〜それにしてもリアルだなぁ」

俺はもう一度周りを見渡してそう呟いた


プレイヤー同士やNPCの話し声はもちろん、都市に流れる風、植物や屋台で売られている食べ物の匂い、周りの全てを感じることが出来た


ヤバイ、感動するわこれ……

俺は少しの間、目を閉じた


さて、これからどうしようか

まだ時間はあるし、さっき選んだ爆弾も使ってみたいしな、そこらの草原にでも行ってみるか


俺は草原へ向かって歩き出した


……そういえば、武器は選んだけどスキルとかって手に入るのか?


俺は一度足を止め、メニューからステータスを開いた


シュウ LV.1


STR:20

VIT:20

AGI:20

MP:20

武器 爆弾

スキル 爆弾生成lv.1(手榴弾、閃光弾)


名前は本体の機器に設定してある名前になるのか、ステータスは初期だから全部20は仕方ないとして……爆弾生成か


一回使ってみるかな

「爆弾生成」


スキルを声に出して数秒たつと、右手には手榴弾が握られていた

おぉ〜これが爆弾生成か……スキル使ったあとだから、MPが減ってるはずなんだけど…


俺は再びステータスを見た


シュウ LV.1


STR:20

VIT:20

AGI:20

MP:10

武器 爆弾

スキル 爆弾生成lv.1(手榴弾、閃光弾)


爆弾を一つ生成でMP10ってとこか


てことは、今のところ作れるのは二個ってことになるな、あとは威力がどのくらいかだな〜

……よし、今度こそ行くか!


俺はステータスを閉じて、手榴弾をボックスにしまうと再び歩き出した



「へぇ、珍しい武器だな……さてと、準備しよ」

黒のタキシードを着たプレイヤーはそう言うとその場を後にした

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