167話 病みシズク
読者の皆様へ:今回のはギリギリセーフですよね?(笑) 一部需要がありましたので、今回は妹モノを書きました。苦手な方はご注意ください。
★☆★☆
寝静まった部屋にて。
スピー スピー スピー
「はぁ....はぁ....おにぃ///」
ぐっすり眠っているシンジの上に、雫は荒い呼吸を繰り返し、興奮した様子で跨っていた。
「もう少し.....あともう少しで.....」
パジャマの方に手を伸ばし、ボタンを1つ1つ丁寧に開けていく。
「やった....これで脱がせられる.....」
全てのボタンを開けると、雫はゆっくりとシンジのパジャマを脱がせた。
その瞬間、鍛え上げられたシンジの肉体が露わとなる。
「はぁあああ......素敵///」
目からハイライトが消えた雫は、上裸にしたシンジの身体をねっとりとした視線で見つめる。心なしか、さっきよりも呼吸が荒くなっていた。
触りたい衝動に駆られ、指先で腹筋や胸筋をなぞる様に触る。
「はぁ....はぁ.....凄く硬い///」
雫はイケない事をしていると自ら自覚をしていたが、背徳感によって更なる興奮が引き立てられ、行動に歯止めが効かなくなっていた。
雫は満足するまでシンジの肉体を触り、起きる気配が無いと察する。
スピー スピー スピー
すると、寝息を立てているシンジの唇へと視線が移った。
ゴクリッ
「チャンスは今しかない.....よね.....」
すると、雫は自ら欲望に従い、即座に実行に移した。
両手をシンジの顔に添えて、ゆっくりと近づく。緊張をしているのか、雫は目をつぶったままだった。
「んっ///」
そして、軽い感触と共に、禁断の口付けを果たす雫。
実の兄であるシンジの唇を奪い、微かに甘い息を吐き出していた。
それだけでは収まらず、ついでに首元にキスマークを残す雫。
「おにぃ.....あはは....ついに.....キスしちゃったね....///」
長年夢見ていた事が現実となり、雫はうっとりとした表情を浮かべる。
それはまるで、幸せを噛み締めているかのようだった。
「も....もう....ここまで来たんだから......いいよね?....おにぃ」
そういうと、雫は纏っていた黒いネグリジェをその場で脱ぎ捨てた。
「初めては.....おにぃがいいから.....だから....」
そう言って、跨った状態で下のパジャマを雫が脱がそうとするとー
「んーあ」
「きゃっ///」
眠る態勢を変えたシンジによって、その場で押し倒される事となった。
「ましゅまろ。柔らかい」
「んんっ.....はぁっ....まって.....あっ....///」
寝言を言いながら、眠っているシンジに胸を触られる雫。
長年、夜の営みが習慣と化していた事により、シンジは無意識化であっても自然と相手の弱点を攻める事が出来る様になっていた。
「んー。もちもち」
「おにぃ....んあっ.....まっ....まってぇ....んぁっ....///」
初めての体験に、雫は口から漏れ出る声を我慢できずにいた。
パクッ
「ひゃんっ....」
耳元を甘噛みされ、変な声を漏らす。
「まぁっ.....まって.....もぅ....本当にっ......」
もう余裕がないのか、眠っているシンジに懇願する雫。
だが、この時シンジには意識など無かった。
当然それを聞き入れるハズも無く。
「んっ.....だめだめだめぇ!」
一際大きな声を出すと、雫はシンジによって絶頂させられる事となった。
溢れ出た液体がベッドにかかり、シミとなる。
相手を戦闘不能にしたことを無意識化に察知したのか、攻めていたシンジの手が止まった。
「はぁ....はぁ.....おにぃの.....エッチ......」
荒い呼吸を繰り返しながら、余韻に浸る雫。
「もう....おにぃ....離さないよ....ずっと一緒だよ?」
そう言うと、雫は歪んだ笑みを浮かべるのだった。
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