アイテムボックス

異世界物三種の神器その1:アイテムボックスについて

アイテムボックスは異世界の嗜みであり、異世界物三種の神器の一つと言っても過言ではないだろう。


【アイテムボックス】

ものを持ち運ぶための魔法の一つ。概ね2種類存在する。便宜上名前をつける。

1.鞄タイプ

・「アイテムボックス」と念じると(唱えると)空間に穴が空いてそこに物を閉まったり、入れたりすることができる。

・容量には限界がある。ただ、どんなに少なくても2㎥ぐらいは入れられる印象。

・多くの主人公は他のキャラクターより大容量のアイテムボックスを持っており、それは他のキャラクターを驚かすこともある。

・時として(主人公のアイテムボックスだけ)時間が経たない機能もあり、食べ物の保存などで非常に重宝され、食料庫扱いされる。


2.ゲームタイプ

物がリスト形式で入っている。容量はゲーム式(おそらく種類数だと思われる)で管理される。

"アイテム"として認められているオブジェクトしかアイテムボックスに入れられない場合も存在する。


その他の特徴として

・物を入れられる物を入れるために、魔力を使うパターンと使わないパターンがある。

・作品によっては収納魔法とアイテムボックスが分けられることもある。

などがある。


いうならば、アイテムボックスは、蓋を開けるまでは触れず重さを感じない大きな鞄。めっちゃ便利なので私も一つ欲しい。使い倒したい。


そしてよくよく考えてみると、アイテムボックス一つとっても、様々な疑問が出てくる。


・なぜ"アイテムボックス"にはアイテムを収容できるのか。

・アイテムボックスはどこに繋がっているのか。

・なぜ他人のアイテムボックスは開けないのか。

・アイテムボックスの容量にはなぜ個人差が発生するのか。

・アイテムボックスはどのような魔法技術体系の延長線上にあるか。あるいは別の魔法に応用できないか。

・アイテムボックスはアイテムを使う以外には使えないのか。例えば戦闘に。

・アイテムボックスはどんな既得権益を破壊するか。

・アイテムボックスめがけて魔法を打ったら、どうなるか

・そもそもアイテムボックスとは、なんなのか


あるいは、作品によって設定にもムラがあります

・アイテムボックス内では時間は経過するのかしないのか。

・生き物を入れられないアイテムボックスにはなぜ生き物を入れられないか。

・アイテムボックスの中身を"ソート"する、とは。


この章ではそういった疑問を解き明かしていきたい。



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