父の日の話

いつも使っているPCを交換に出しているので、古いPCからこんにちは。




明日は父の日か。でも今の私は、父に対して怒っているし悲しい。




今日歯医者から帰ってきたとき、家のピンポンを押したとき、「どなた様ですか」といわれた。自分が部屋番号を間違えたのかと思って、もう一度ピンポンを鳴らすと、また「どなた様ですか」と言われた。父が出たようだが、父は私を認識できなかったのだ。マンションの住人によるいたずらか、宅配便の人だと思ったらしい。




マスクをして帽子をかぶっていたからとはいえ、正面からみた娘の顔を認識できないのはどうかと思う。

先日、自分の誕生日を忘れられたこともあったので、堪忍袋の緒が切れてしまった。今まさにブチ切れている。




もちろん、父のことは大好きだし感謝している。何だかんだいっても、昔から遊んでもらってきたし、風邪のときに薬を買ってきてくれたり、車で送ってくれたりする。父は私にとても優しいし、母によると、父は私のことが大好きであるらしい。そして何より、一家の収入を支えてくれている。




以前から、父は私や妹のことを忘れている節がある。100歩譲って、それは仕方ないと思う。例えば妹の血液型、私がトマト嫌いであることなど、忘れていたようだが、それはまだ許せる範囲だ(覚えていてほしかったが)




でも誕生日と、本人を認識されないというのは、あまりに悲しかった。しかも誕生日のときは「コロナのせいで忘れてた」だし、今日も笑いながら一言謝られた。呆れすぎて、何もいえん。




だから今年の父の日は、苦い気持ちで過ごすことになる。まあ毎年何かするというわけではないけどな。

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