私は6000円でした。

結論から言うと、泣き寝入りになりました。



逆恨みの件や弁護士を雇うにしてもお金がかかる。相手から取れるはお金は少ないかもしれない。との事でした。


何故取れるお金が少ないかと言うと、知り合いではなくても会話してからの性行為は『合意の上』になる為らしいのです。

その為訴えないことになった訳ですが、最初からそれを説明して欲しかった。ただお母さんを傷つけただけの結果に終わりました。


ただ後になって思うのが、確実に途中くれた水の中に何かしらの薬を混ぜられてたと思います。それ以降あのような記憶のなくし方は一度もした事がないですし、テキーラを飲んだのがあれが初めてという訳ではありませんでした。

なかなか酔いそうな雰囲気も無かったから途中くれたお水の中に混ぜたのだろうと思います。そして、初体験の時はすごく痛くて、あの時に至っては違和感は感じたが全く痛くもありませんでした。それ以降はどんなにしても痛い!だったのに。

そして、さやかちゃんも一気に記憶が飛んだらしく記憶があまりない。と述べてるあたりほぼクロだと思ってます。



それから二週間後に、さやかちゃんから聞いたことがあります。さやかちゃんが舞ちゃんに色々聞いて分かったことがどうやら私は売られたとの事。

『ヤレそうな子を紹介してくれたら6000円あげる。』

その言葉に釣られた舞ちゃんは、私とさやかちゃんを紹介したとの事でした。


私は処女卒業してそんなに時間経ってないし、さやかちゃんに至っては処女だったんですがね。

私が襲われた理由としては、さやかちゃんは何を考えてるか分からないのではありますが自分の意思はハッキリしてる子ですし余裕で男性の金玉蹴りそうなタイプの女の子だったから何もしなさそうな私を選んだのでしょう。


という事で、私は6000円で売られました。

まぁ、ヤレそうな容姿をしていた事と変な時間にほっつき歩いていた私が悪いのですが。



それから数ヶ月後、6000円の私に彼氏が出来ました。ただ昔からやってたオンラインゲームで知り合った人だったので、俗に言う遠距離恋愛でした。関西の方で、私より4つ上で、ギターを弾いていて、狐顔の彼氏でした。


一ヶ月に一回来てはラブホテルでフリータイムで入ってそのまま宿泊に切り替えて数日間泊まるといった生活。学校がある時間の時だけ、ラブホテルから退出しそのままラブホテルに向かいお母さんも心配するので夜の20:00には帰ると言った生活をしてました。彼氏と泊まるラブホテルなのでそれはもうめちゃくちゃハチャメチャな事をしました。

…ごめんなさい、嘘です。ハチャメチャは過剰表現になりましたがイチャイチャしました。


しかし会ってる最中、電話がすごく鳴っていることが気にかかりました。電話にも出ないことからちょっと不審に思い、12月の年越し前にほんの出来心で相手がお風呂に入ってる間に携帯を見てしまいました。携帯なんて見てもいいことないのに。

携帯電話を見て分かったことは元カノと関係を持ってました。優しいが故に元カノとの関係が断ち切れなかったようで、関係を切ろうとすると元カノが泣きついてしまうとのこと。

男性に、甘える事も泣く事も上手に出来なかった私はこういう時どう言えばいいのか分からずに悲しかったのですがその時は何も言えませんでした。


ですが、会えない期間は色々と考えるもので、泣いたら何でも男の人は言うことを聞くの?泣いたら男の人は私だけ見てくれる?といった非常に気持ち悪い発想が出てきて、大体なんで元カノの連絡先も消してないの?と怒りも湧いてきて、思えばどうして私だけこんなに嫌な思いばかりしてるんだ!!!とやるせなくなり、レッグカットというものをしました。無我夢中でカッターナイフを太ももに滑らせてました。

中学生の時に厨二病神経でほんのちょっとの出来心でリストカットを初めてしたことがありました。リストカットといっても、擦り傷のような感じでリストカットとも呼べないレベルの傷跡で、紙に指をシュッッとした方が全然痛いと思う。

しかし、薄い擦り傷程度のリストカットでも両親は酷く悲しみ、すごく怒られた事がありました。

なので、またこれ以上迷惑もかけたくなかったことと悲しみと怒りの矛先もどこにぶつけていいのか分からなかったので太ももにしました。



そして同時期に、以前から目がおかしいと訴えていた父親が白内障と分かり、会社から休みの宣告を受け、日赤病院で白内障の手術をする事になりました。


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