気持ち悪いのに気持ちいい

そういえば、中学三年生の時に年上の彼氏が出来ました。初めての彼氏です。

相手は確か6歳上だった気がします。


出会ったきっかけはアニメイトのエレベーターで声をかけられました。成人してる大人が中学生に声をかける時点でヤバいんですが、子供だった私はただ単に浮かれてメールアドレスと電話番号を交換しました。


数日後、初めてのデートというものは車でドライブで、そのまま告白されました。

恋愛というものは少女漫画のようにゆっくりと進んでいくものだと思っていたので、怖くて保留にしてました。


二回目のデートも車でドライブでした。そのまま車で押し倒されて凄いキスされました。

視界が揺らいで動揺してる中、相手の顔が目の前にあり、蝉の鳴き声が聞こえなくなるくらいのなんか凄いキスでした。

私が持っていたいろはすをちょうだいと言われ、渡して関節キスになったのを覚えてます。解散したあとは放心状態でした。同時にやっぱり恐怖心がありました。いろはすはなんかそのまま飲むのも、気持ち悪く感じてしまい解散した後に捨てました。


結論を言うと最初に述べてる通り、付き合う訳ですが四回目のデートくらいで許可を出しました。付き合うまでずっと凄いキスをされ、デートは全部ドライブデートで夜景の見える山に連れていかれてました。


凄いキスをされる事で、少女漫画でキスされてるシーンでよくある

『………っ』

といった表現の意味、頭がぽわ〜ってしてる描写の意味も分かりましたが同時に、自分の口の中で他人の舌が動いているあの感じが気持ち悪く、他人の唾液が私の口内の中に入っていると思うと、私の舌を貪っていると思うと、相手はいま何を考えながらそういうキスをしているのだろうと思うと尚更に気持ち悪かったです。



蝉も消えて、少し肌寒い時期になった頃でしょうか。

いつものように押し倒され、凄いキスをされましたが、その日は身体をまさぐられました。少し膨らみかけている私の胸に、相手が顔をうずめながらもこっちを見てきている事に赤ちゃんと同じことをしている。と気持ち悪さを感じながらも、そんな気持ちをよそに私の下着をずらしてきました。

下着をずらしてきたことに対していつもと違うことをされていることに対し恐怖心があるはずなのに、自分の思いとは裏腹に車内の中で響く体液の音と誰に習った訳でもないのに聞いたことの無い自分の変な声に興奮してるそんな自分に嫌悪感を感じつつも、どうなっちゃうんだろう〜と客観視している自分が心の中のどこかにいました。


ちょっと落ち着いた後に、相手は私の手を引っ張りそのまま相手に誘導され、相手の大きくなったモノを触る事になりました。恐る恐るとね。

そういったモノは昔、幼稚園のプールの時間に見てきた象さんしか見たこともなかったので、その昔見たモノとは全く違い、大きくて熱くてなんかぬるぬるしていて怖かったのを今でも覚えています。

相手に手を添えられながら動かすと溢れてくる相手の透明な液。手を通して感じられる、脈打つ感覚。

気持ち悪いと思いながらもおおぉ…と感心していました。

というか、中学生の女の子にこんな事してもらえるのご褒美すぎでしょう。



うーん。何を伝えたいのか分からなくなりました。



少し肌寒かった時期に、そんな事を繰り返していました。

一応、そういう事に興味は徐々に持ちつつも気持ち悪い事をしているということも彼氏には失礼ですが頭の片隅にはありまして、彼氏と会った日のお風呂はこれでもかと言うレベルで身体を洗ってました。

それでもやっぱりデートに誘われると、気持ち悪いこと今日もするのだろうと思いながら、タンスからちょっとお洒落なパンツとスポーツブラを着用していた私がいました。

この時には進むことが怖かった事だけで元々、心の底からは嫌がってはいなかったと思います。大人のする事をしている自分にどこか酔い、気持ち悪いと思いながらも気持ちいいというものも感じていたのだと思います。


そこからお口から白い息が出るくらいに肌寒い時期になったある日、お口に含むことを教えてもらいました。


こうなる日が来るであろうとは思ってましたが、いざするとなると話は変わってくるわけで。

その時はさすがに拒みましたが、相手はどんどん不機嫌になってくるわけでこのまま山の中に捨てられたらどうしようと思うと恐ろしくて、母親が愛情を込めて作ってくれた美味しいご飯しかお口に含んだことがなかった私は、目を瞑りながら相手のを口に含みました。

目を瞑ってもまずかったです。

そんなこんなで、相手は「このまま出していい?」と伝えてくるのです。

私の中で思考が『?!』ってなった時にはもう遅く、お口の中に出されました。

口の中に広がる今まで感じたことの無い生臭い人間を感じさせる香りに吐きそうになりましたが吐ける場所がない。

しどろもどろになっている私を見て


『飲んで。』


と淡々に言う彼。

これは飲まなければ失礼にあたるのか。しかし吐きたい。と思っていたところに追い打ちをかけるかのように


『彼氏が出したの飲めないの?』


と私の目を見つめて言ってくるのです。

無表情で獣を捕えるライオンのような目をし、声はSiriの方がまだ感情があるのではないか?と今になって思うくらいにはロボットよりも冷徹で。

そう言われたら飲むしかなくなるじゃないですか。意を決して飲みました。



初めてお口に含んで初ごっくん。

ごっくんした後に頭を撫でてくれました。

不味かったです。



解散したあとは、お家でこれでもかというレベルで日頃使わないうがい薬を使ってうがいしました。うがい薬で口の中に残っている味を消すために。

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