貴方の足を曲げたのは私でした。

時は経ち、私は中学生になりました。中学生の時の私はすでに厨二病を患わせていたので眉毛も剃って髪の毛も軽く染めていました。

幸い、こんな状態でも孤立するということは無かったのですが、ただでさえ目をつけられているため他の人がしても許される行動が私がすると怒られるという事もあったりでなんだかんだ毎日怒られてました。


さらに述べると私の中学生は俗に言うマンモス校で進学校に行く子が多い子が多かった為、尚更浮いてしまっていました。

怒られていると他のクラスからも見に来るギャラリーは多く、私は名前も知らないのに向こうは私の事を知っている。と言ったことがザラにありました。

今でもFacebook、Instagramで友達申請が来ますが共通の友達を拝見すると中学校の時の子という事を認識は出来ますが、私はあなたの事を知りません。



なんだかんだその結果、途中から学校も行くことも嫌になってしまい、普通の顔して母親に『いってきます』と言うものの、図書館で本を読み漁るか、借りてきた本を公園で読んで寝てる生活をしていました。自分だけは違う。と立派な厨二病患者を発揮させてる訳ですが、不真面目なのか真面目なのかハッキリしてほしいですね。


そんな状態だったので普通に学校に行けば、みんなが見てくる状態で、友達は普通に接してくれるけれど、他のクラスの人や親しくないクラスの人は『???』さんが来た~って感じで白い目で見てくるのです。見られても仕方ない事をしているのにその白い目が本当に嫌いでした。

ただそんな私でも、高校は行かなければならない。とは思ってはいたので目立ってしまう反面、目立ちたくない私は、中学三年生の時からちょっとだけ保健室登校をしていました。そんな中学校生活でした。



お菓子のおまけのように、厨二病になったきっかけと厨二病エピソードを書きますが、私は美術部に入部していました。

元々、小学生の時から絵を描くのは好きで、夏休みの宿題かなんかで出した鯉の絵が入賞してそれで浮かれて入部しました。あとはアニメが好きだったからです。

しかし上記の通り、白い目で見られていた状態だったので入部したとは言えないくらいの幽霊部員でした。ちなみに中学二年の最初まで居ましたが、最後まで点呼の時には苗字を間違えられて呼ばれていました。


美術部の入部のきっかけになったアニメに興味というのを持ったのも当時していたオンラインゲームでのチャット友達との影響と私が小学生の頃と言ったら京都アニメーションが全盛期の時期でした。

アニメと同時期にヴィジュアル系バンドというものにもハマってしまい、さらにALI PROJECTも好きになってしまった為、小学生で厨二病患者になりました。


具体的にその厨二病の一例を書きましょう。

これらは小学生の時の話ですが、好きな四文字熟語を習字で書くといった内容の授業では、『以心伝心』、『一石二鳥』、『異口同音』だとかありがちな四文字熟語をみんな書いてた訳ですが私に至っては『魑魅魍魎』(ちみもうりょう)という四文字熟語を書きました。


魑魅魍魎の意味は漢字の通り、あまり良い意味ではありません。ただ単に難しい漢字を使いたいという厨二病患者特有の病に侵されていたのだと思います。


他には、将来の夢を粘土で表現してみんなの作品を展示すると言ったものがありました。



みんなは『水泳の選手』、『ピアノの先生』、『幼稚園の先生』といった素敵な夢を粘土にかたちとして表現をしていましたが、私は、腕に包帯を巻いて血塗れになってる女の子を粘土で再現しました。

将来の夢はリストカットしている大人だったのでしょうか。

ちょっとだけ正解な部分はありますが残念です、現実はニートです。


この件に関して今だから言えるんですが、私に意地悪していた島村くんの『サッカー選手』の作品のサッカーしている島村くんの足を人間が曲げれないような角度まで曲げたのは私でした。

ごめんなさい。

紙粘土なので次の日には乾いていて怒り狂っていたことを覚えています。しかし思い出すと笑えてくるのでやっぱり今でも反省はあまりしていません。最低なことをしていたのは分かってはいますが。

意地悪な貴方の足を曲げたのは私でした。ごめんなさい。



厨二病にはなってしまうし、この時から憎しみを陰湿なかたちで、出すようになるような子になりました。

私の良い子の期間はどうやら小学低学年までだったようです。ここにして冒頭の部分がすぐに呆気なく終わってしまいました。




というわけでこのエッセイは完結しました。見てくださってありがとうございました。



…嘘です。続きます。

カップラーメンを作りながらでも見てくださったら嬉しいです。

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