第五話 放課後の屋上 神田紫穂の決意
〜神田side〜
「はぁ〜」おもわずため息が出てしまった。
「私、先生にあんなに口答えしたことないよ〜」
1人の時は真面目にしていなくていいから、本来の私の性格でいれる。
とても楽なのよねー。ついつい口調が緩んじゃう。
学校生活では人の目を気にしながら生活しているので真面目にしないとなぁーそんな感じなのだ。
私は今放課後の屋上に1人で座って、反省会をしていた。
今日の議題はもちろんあれだ。
「朝のホームルーム口答え事件」
私はあの話が始まってから、眠たい頭に鞭を打ち頭をフル回転させていた。
昨日見てしまったの漫画のようなワンシーンを。
最初は怖くて誰かに助けを求めようとしたの。
だけど、そんな必要はなかった。
彼が来た。
彼は細身で一見頼りなさそうに見えたけど、いざ男達の前に出たら
なんだろうなぁー こう 表現が難しいけどー
シュパパパー みたいな感じだった。
自分で真似をしてもフワワワーと効果音が付きそうなパンチが目に映っただけだったけど、えへへ 先ほどからにやけてしまう。
多分、たぶん 私は彼が気になっている。
まあ、助けられてない私がときめいてるぐらいだからあんな感じに助けてもらった子が好きにならないわけがないよねー。
現に朝からその人を探していたからねー
ここで1つ悲報があって、助けられてた子は学園の天使とも言われてる柑奈咲さんなんだよねー キツイ
なかなか手強いライバルだよねぇー
でも私には1つアドバンテージを見つけたの。
それは、柑奈咲さんはまだ修一くんと面識がないこと!
あの時に一瞬で修一くんだってわかった私に対し彼女は知らなそうな顔をしていた気がする。 うん してた。
こう見えて私人間観察上手いんですよー
そう見えるって?
確かに言われてみれば、、、
そんな私も業務連絡でしか話したことないんだよねー
うーん 柑奈咲さんが修一くんを見つけるのも時間の問題だと思うし、、
恋とか初めてだからよくわからないなー
攻略法は青ブタ麻衣さんから学ぶとしよう。
彼のことを考えるだけでも頬が赤く染まるのを感じる。
やっぱり譲れないんだよね
この恋心は
自己主張が少なめラノベオタク彼女は誰もいない夕暮れの屋上で誓うのだった。
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あとがき
お読みいただきありがとうございます。
遅くなってしまいすみません。
大石昌良さんの配信を見ていましたブレックファーストです。
ついに、ラブコメはじめました。
フオロー、ハート、星お願いします!
5月21日1000pv突破いたしました。感謝感激雨嵐
では、また
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