第四話 柑奈咲政策③

「柑奈咲さんの王子様探しを学校全体でレクリエーションとして行うことにしましたー!」


ドーン、パフパフと自分で効果音なんて付けてしまっっている。


女子生徒達は何故か


「王子様探し楽しそう! やっぱりあのイケメン龍馬くんかなー」


残念ながらその王子様はさっきあなた達が6度見していた俺なんだ。

何にもされてないのに強い劣等感を抱いてしまいそうになる。


対して男子は


「よし! 王子様狩りの幕開けだー!」


このクラスの男子は魔王志望が多いらしいな。

覚えておこう。

やはり魔王には某伝説の剣などが効くのだろうか。


「オッケー グルグル 魔王に効くもの」


「すみません よくわかりません」


俺ってついにグルグル先生にも見放されたんだな。

 そんなことを考えていると一人の女子生徒が手を挙げた。


彼女の名前は神田紫穂だ。


真面目で学力が高く、おまけに眼鏡の奥は物凄い美少女である。

みんな気付いてないみたいだが。


そんな彼女は先生に向かってこう意見を述べた。


「先生 柑奈咲さんのプライバシー問題は大丈夫なのでしょうか?」


「柑奈咲さんからOK貰ったから大丈夫よー」


「では 理事長先生の許可はお取りになられたのでしょうか?」


彼女は王子様探しに肯定的ではないようだ。


何故かは分からないが良いぞと心の中でエールを送るが次に先生の口から決定的な発言が飛び出した。


「大丈夫よー なんってたって今回のレクリエーションは提案したのが理事長先生本人なのだから」


思わぬ情報に生徒達は唖然としている。

ついに尋ねる問題がなくなったのか神田は


「ありがとうございます」


と言って何かを考えるように下を向いた。

正直、今の発言は俺も内心驚いていた。


理事長が口を出していることから考えられる可能性は2つ。


まず1目は単純に理事長が面白がってしている。


2目は柑奈咲と裏で繋がている説。いやでも、俺を探しだすためにそこまでするとは考えられないが、、、、


「あっ」と俺は何かに気づき携帯を取り出すと


「オケー グルグル 綾学院経営元教えて」


「はい 綾学院経営元についてWebでこちらが見つかりました」


表示されたサイトに飛び、自分の仮説を確かめていく。


経営〜柑咲グループ 株式会社綾学院  これだ。


次に柑咲ホールディングのホームページに飛びCEOのご挨拶と書いてあるページには、やはりこの名字が映されていた。


CEO 柑奈咲 綾 と。



________________________________________


あとがき


こんばんは

ブレックファーストです。


今回は話す話題がありませんのでこの辺で笑


では、また

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