変わらぬ日常のなかで

@nuaa

第1話変わらぬ日常のはず....

 僕は16年間糸賀市で何一つ変わらぬ日々を過ごしてきた。

 朝起きて朝食を食べて、学校に行き退屈な授業を受け休みの時間には数少ない友人とくだらない話をして家に帰り晩食を食べ、風呂に入り

眠りにつく。そんな繰り返されるつまらない日常に、僕は飽きていたのかもしれない........。


 今日は学校が午前中終わったため特に目的があるわけでもないのに一人街を歩いていた。

 その時僕の日常が変化すると心の中で望んでいた。

 ふと今読んでいるラノベの新刊の発売日が今日だったと思い出し本屋に寄りそこの店員が綺麗だな〜と思いつつ本を何冊か買って店を出た。

 今日は学校が午前中で終わったこともありまだ昼食を食べていなかったので空いている店を探していると一人の女の人が2、3人の男に絡まれている所を目撃してしまった。彼女をよく見ると同じ学校の制服を着ていた、しかしリボンの色がオレンジ色だったので僕より1つ歳上であることが伺えた。僕は彼女を助けてあげたいと思ったけど怖くて近づくことすらできない僕は横目で見て通り過ぎる事しかできないことを心の中で悔やんでいた、何が、『つまらない日常に飽きた』『変化を望んでいる』だ。いざその非日常にあった時何もできないいや何もしようとしないじゃないかと、心の中で彼女に『ごめんなさい』と謝りその場から去ろうとした その時

『待って久我君』と腕を掴まれながらそう呼ばれた。

 僕は驚き振り向くとそこには彼女がいた。

 男たちに意識を向けると男たちは僕を見て「なんだ男いるのかよ」と舌打ちし去っていった。僕は彼女に意識を戻すと様々な疑問が浮かび上がってきたが1番の疑問は何故彼女は僕の名前を知っているのか?

「聞きたいことたくさんあると思うけどここじゃなんだしそこのカフェでゆっくり話さない?」

「そ、そうですねわかりました。」

 ということで僕達はカフェに入った。

元気な店員さんに通され席についた。僕はお腹がすいていたこともありパスタをとコーヒーを彼女は紅茶とサンドイッチを注文した。待っている間長い沈黙が続いてたが最初に口を開いたのは彼女だった。

「私の名前は立花楓、君と同じ学校の2年生君の先輩だねよろしくね」

「僕は、久我優希ですよろしくお願いします 。」と短い自己紹介をしあった。僕は立花さんの名前だけは聞いたことがあったなぜなら僕の友人が「そういえば2年生にすごい美少女がきたらしいよ確か名前は立花楓だっけな?なんか小学校低学年までは糸賀市に住んでたらしいけど親の都合で糸賀市から出ていったらしいけど高2からまたこっちに戻ってきたらしい」と話していたのを覚えていたから。

「知ってるよ久我君の事はそう昔からね」と彼女は含みのある言い方をした。

「どうして立花さんは僕のことを知っているんですか?」

僕が立花さんの名前を噂などで知っているのはまだ分かるしかしたいしてイケメンでも頭のいい訳でもない僕を知っているのはおかしいため僕は立花さんに問うた。

「お客様ご注文の品をお持ちいたしました。」

しかし答えを聞く前に料理が運ばれてきたため今は食べることに専念した。

僕達はたわいもない会話をしながら食べていた。

食べ終わり僕は再び同じ質問をしようとしたがそれは立花さんによってできなくなった。

「明日放課後屋上に来てすべては教えられないけどヒントをあげるよ」

そう言って彼女はお金を置いて店から出ていった僕はすぐに帰宅した。

晩食を食べ風呂に入ってベットでずっと立花さんみたいな美女が僕を知っていたのかを考えたが結局答えがでず疲れからかそのまま意識を手放した........。

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