家族
家族って不思議じゃないですか。
もちろんいろんな家族の形があって、いろんな意見があるとは思いますが、私にとって家族とは、家族でなければ絶対に関わらなかった人なんです。
多かれ少なかれ一緒に生活しているわけですから、なんとなく似てくるじゃないですか。
あくまで私個人の考えですが、自分と似ている人と積極的に関わりたいとは思わないんですよね。
自分と似ていると粗が目立つじゃないですか。
ああ、この人こうしたかったんだろうな、とか、こんなこと考えているんじゃないかな、とか。
想像がつくんですよ、自分に似ている人って。似ているから。
そうするとその人が成功しても失敗してもすごく嫌な気持ちになる。
なんであの人は私と同じようにやって成功しているんだ、私は失敗したのに。
ほらやっぱり失敗した、やめときゃいいのに。
どっちに転んでも負の感情になってしまう。
他人と自分を重ね合わせ過ぎてしまうのが原因なんでしょうけど。
だから家族といるとイライラします。
ああ、もう!ってそればっかりですよ。
でも、だからって一生離れていたいとは思わないんですよね。
もう会わないで生きていくことは考えられない。
たぶん誰よりも一緒に過ごす時間が多いからなんだと思います。
どんなに大っ嫌いと思ってもずっと一緒にいるしかなかったから、脳が良いところばかりを必死で探すのかもしれないです。
一緒に楽しい思いをした記憶も長く一緒にいた分だけありますし。
死ねとか消えろというようなことは思えないというか、考えてはいけないタブーになっている気がします。
なんてことを考えているとほんのちょっとだけ人間関係が楽になりません?
危害を加えてくる人は別として、なんかこの人見てるとイライラするんだよなって人でもきっとそのうちまあ許せるくらいの人になるかもしれないなと。
楽観的ですけど、そう信じた方が楽かなと思います。
今日は大嫌いでも一ヶ月後は嫌いくらいで済むかもしれないなって、それを頼みにその人との付き合いを続けていくのもありじゃないですか。
なんてことをゆるゆる考えながら今日も生きています。
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