第3話 浮かぶアイデア
ー亜莉愛の家。
💜「花笑、さっきからずっと黙ってるけど、なんか思い付いた?」
⭐️「…花笑?寝てる!?」
💙「すぴー。」
❤️「授業中もいつも眠そうで、名前を呼んで起こしてあげてるんだけど、いつか先生に気づかれるんじゃないかってびくびくしてるよ。」
⭐️「数学の先生とか特に怖いよね。前に私も、授業中に歌詞考えてたらバレて超怒られちゃったっ。」
💚「申し訳ないけど、同情の余地がないね。」
💜「自業自得だ。」
⭐️「えー!そんなこと言わないでよ…。」
💙「みんな、話がそれてるよ。花屋の企画、考えなきゃ。」
💜「さっきまで寝てたやつがよく言うよ。」
❤️「寝てたのに、話は聞いてるんだね…。」
💙「私は、お客さんが買った花に魔法をかけて渡したららいいと思う。」
⭐️「こんな感じ?『代金、300円になります。魔法かけますね!スマパ!ミラクル!ビーム!』どう?」
💙「すごいよ澄花!こんなのはどう?ハイパー…。」
💜「はいはい、もうやめやめ!」
💚「却下かな。なんだかメイド喫茶みたい。」
❤️「他の案、なにかないかな?」
⭐️「はいはーい!案ならあるよ!私たちのサインを、お客さんに配るの。ランダムで5人の中の1人のサインが入ってるっていう。お花、買いたくならない?」
💚「さっきのよりはまともに聞こえるけど…。」
💜「うちらサイン目当てで人が集まるほど有名じゃないし。」
💚「そこだよね。」
❤️「でも、お花といっしょになにかを渡すっていうのはいいと思うよ。」
💙「なにかを、渡す…。いいね。」
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