10月4日・7日・8日
枕辺のアナログ時計が「朝の7時半」を示していた。張り出し窓のカーテンを開けて、外の様子を窺った。かなり強い雨が降っていた。
カーテンを閉じ、洗面所に行った。洗顔後、台所の電気ケトルにミネラル水を足した。このケトルには保温機能が付いていない。不便に感じる人もいるだろうが、俺にとっては都合がいい。
ベルギーチョコワッサンなるものを齧りながら、熱いやつを飲んだ。二杯目を飲みながら、タスケチェスを指した。何局やっても、俺が勝つ。一種の必勝法を見つけてしまったのだ。こうなると、かえってつまらない。DSの電源を切り、愛機を起動させた。メクるを呼び出し、草小説の続きを書いた。
シャットダウン確認後、身支度を整えた。施錠後、自室を離れた。駅の方角へ歩いた。商店街の中にある中華料理店に入り、野菜タンメンを食べた。まあまあの味だが、前回食べた和風ラーメンの方が俺の好みに合う。
駅前広場が騒然たる雰囲気になっていた。何やら捕り物が行われたらしい。関わりたくないので、急ぎ足でその場を去った。両替屋(銀行)に入り、現金を補充した。その後、町外れの古書店に向かった。秋とは思えぬ暑さだ。
♞今宵の酒はブラックニッカのソーダ割り。酒肴(さかな)と飯は内容未定。
行きの電車の中で、地獄篇、三章「復讐行」を読み終えた。終点下車。駅から職場まで、自分の足で移動した。到着後、売店に行った。空いている卓席に朝食を運んだ。チョコマフィンを齧りながら、コーヒーを半分飲んだ。
携帯ラジオの電源を入れた。残り半分を飲みながら、情報番組を聴いた。今日の話題は「気軽に楽しめる最新楽器について」であった。取材をされる側が連発する「なんでなんで」が興を削ぐ。話そのものが安っぽくなる。広報担当の皆さんは要注意。電源を切り、四章「竜(ドラゴ)の基地」を読み始めた。
職員食堂に行き、Bランチを食べた。今日のBは地球魚類を煮たやつ。主役よりも、付け合わせの方が美味しかった。食後に茶碗一杯分の冷水を飲んだ。トレイ返却後、休憩場所へ向かった。長椅子に腰をおろし、四章の続き。
読後、約20分仮眠。今日の眠りは相当深かったように思う。そのせいか、動き出す(出せる)までにいつもより、時間がかかった。
地元駅下車。改札を抜け、階段を下った。他人の邪魔にならないところで、弁当屋に電話をかけた。一度目も二度目も反応なし。コンビニに寄り、食べものと飲みものを買った。帰宅後、ラジオを聴きながら、腕立て伏せをやった。話題は「明日の天気」「停電時の対処」「やらせレビュー」など。爪を切ってから、風呂場に入った。日記の文案を練りながら、シャワーを浴びた。
♞今宵の酒はブラックニッカの水割り。酒肴はおでん各種。飯は焼肉弁当。
職場に着いた。暗い廊下を進み、売店のある広場に出た。店に入り、菓子パンとコーヒーを買った。現金ではなく、カードで払っているので、何やら還元が行われているらしいが、よくわからない。窓際の卓席に座り、ささやかな朝食をささやかに始めた。
ラジオの電源を入れた。コーヒーを飲みつつ、情報番組を聴いた。今日の話題は「これは凄い!蓋に関する新技術について」であった。電源を切り、ハヤカワ文庫を開いた。四章(最終章)竜の基地の続きを読んだ。
職員食堂に行き、Bランチを食べた。今日のBは地球魚類を揚げたやつ。特製なんとかソースは遠慮して、代わりに醤油をかけた。甘*系が苦手なのである。中盤に至る前に魚が姿を消した。醤油を垂らしたトロロを飯に乗せて、ガガッとかっ込む。今日は醤油が活躍する日である。
水分補給後、休憩場所に移動した。長椅子に座り、最終章を読み終えた。前半はあまり好きになれないが、後半の展開には大いに満足した。こんなに面白い活劇はなかなかないと思う。生頼画伯の挿画も迫力満点だった。
地元駅下車。公園近傍の弁当屋に寄り、注文しておいたものを受け取った。おばちゃん、喉の調子が好くないらしい。働き過ぎではあるまいか。店を出て、坂道を歩いた。スーパーに入り、鮮魚売場と酒類売場を物色した。
自宅に戻り、ラジオを聴きながら、腕立て伏せをやった。話題は「ロシア人はどうして日本(旅行)が好きなのか?」について。風呂場に行き、左右の足を丹念に洗った。足のケアには相当まめな俺である。その後、湯浴びをした。
♞今宵の酒はチューハイ。酒肴はマグロとエビの刺身。飯は幕の内弁当。
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