9月26日・30日と10月1日
終点下車。駅を出て、横断歩道を渡り、坂道を下った。歩道と鉄路の間にある植え込み部分に彼岸花が咲いていた。
職場到着。売店に行き、朝食を買った。今日の菓子パンは外れだった。コーヒーを飲みながら、情報番組を聴いた。話題自体は面白いのだが、取材をする側もされる側も「なのでなので」を連発。いささか白けた。音声が主体のラジオ「なので」余計に鼻につくのだろう。
電源を切り、平井和正の『人狼地獄篇』(ハヤカワ文庫SF)を読み始めた。表紙・口絵・挿画担当は生頼範義画伯。鬼才と天才の共演である。
食堂に行き、券売機でBランチを買った。今日のBは地球魚類を煮たやつ。日替わり小鉢はトロロ。煮魚消失後、飯の上にトロロをかぶせ、適量の醤油を垂らした。食後に茶碗一杯分の冷水を飲んだ。
休憩場所の長椅子に座り、ガラケーを開いた。知友Kさんから「シンカワさんのメ*る退会、まことに残念」という内容のメールが届いていた。まったく同感である。Kさんも俺も復活を望んでいるが、無理強いはできない。又、するべきではない。御本人の意思と判断に任せるしかないのだ。
帰りの電車の中で、地獄篇の続き。下車後、他者の妨げにならないところまで歩き、そこから弁当屋に電話をかけた。今日は反応あり。帰宅後、ラジオを聴きながら、腕立て伏せをやった。話題はイチゴの栽培と販売について。電源を切り、浴室に入った。温水を浴びながら、日記の文案をまとめた。
♞今宵の酒はトリハイ。酒肴(さかな)は煮卵と刺身二品。飯は幕の内弁当。
終点下車。職場まで、駕篭で移動した。勿論ウソである。到着後、広場の入金機に買物カード(残金5円)を挿し込む。今週分として、2千円をチャージ。
売店に入り、朝食を買った。空いている卓席に陣取り、チョコマフィンを食べた。コーヒーを飲みながら、ラジオの情報番組を聴いた。今日の話題は「イカサマ電話の実態」「税金で催すお花見会」「致命的な選曲ミス」など。電源を切り、ハヤカワ文庫を開いた。人狼地獄篇、一章「竜の玉座」を読了した。
食堂に行き、Bランチを食べた。今日のBは異郷産ナマズ(多分)を揚げたやつ。日替わり小鉢はひじきの煮物。中盤に達する前にナマズが消えた。残りの飯に味噌汁をぶっかけ、体内に流し込んだ。
水分補給後、休憩場所に向かった。長椅子に腰をおろし、地獄篇、二章「スルククの檻」を読み始める。物語は俺が最も苦手としている方向へ進もうとしている。文庫を閉じ、まるで逃げるみたいにして、眠りの世界に跳んだ。午睡堪能。相応の活力が湧いてくる。
帰りの電車の中で、スルククの続き。犬神明の反撃が本格的に開始されるのはもう少し先のようだ。地元駅下車。迷惑をかけないところで足を止め、弁当屋に電話をかける。反応あり。帰宅後、天気予報を聴きながら、腕立て伏せをやった。服を脱ぎ、浴室に入った。両足をすすいでから、湯浴びをした。
♞増税前夜の酒はハイボール。酒肴はコンビニおでん。飯は幕の内弁当。
職場に着いた。売店に行き、朝食を買った。これらは「食べもの」に属するので、消費税に変化はないはずである。窓際の卓席に座り、新発売のなんとかドーナツを試してみた。案外美味しかった。
コーヒーを飲みながら、情報番組を聴いた。今日の話題は「ポケベルのサービス終了について」であった。俺自身はほとんど縁がなかったが、愛用されていた人も大勢おられたと思う。ともあれ、長い間、お疲れ様でした。ラジオの電源を切り、スルククの続きを読んだ。拷問場面はやはり好きになれない。
食堂に行き、Bランチの券を買った。今日のBは焼魚。日替わり小鉢はミニ豆腐。いつもの席に座り、飯とオカズと汁を腹中におさめた。茶碗一杯分の冷水を飲んでから、休憩場所に移動した。
スルクク読了。人狼(ウルフガイ)としての絶頂期を迎えた犬神明が猛烈な逆襲を展開する。ついにこの時が来たのだ!特に大外道ハンスに鉄鎚を下す場面の迫力が凄い。本を閉じ、目蓋も閉じた。約15分まどろむ。満月と狼男の関係にはとても及ばないが、心地好い眠りは俺に働く活力を与えてくれる。
帰りの電車の中で、地獄篇、三章「復讐行」を読み始めた。地元駅下車。家路の途中、弁当屋に電話をかけた。反応あり。気がつくと、ずっと休業していた蕎麦屋が商売を再開していた。だが、この店の暖簾を再びくぐることはないだろう。理由を書き出すと、またぞろ長くなるので、今回はやめておく。
帰宅後、テープに録音した『アニアカ』を聴きつつ、腕立て伏せをやった。風呂場に行き、両足を水で丹念に洗った。右の親指に大きな血まめができていた。針で突き破ってもいいが、自然に破れるのを待つつもりである。
♞増税最初の酒は缶入りチューハイ。酒肴はおでん四種。飯は空揚げ弁当。
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