第408話 面倒な男
八木に捕まってしまいました、つまりは面倒事です。
「色々と考えてみたんだが、やっぱダンジョンだろう?」
何をどう考えたのか、今ダンジョンがどうなっているのかも知らずに呑気なものです。
「はぁ……どこから突っ込んで良いのやら、いっそ今すぐ送還術で八木だけダンジョンに放り込んでやろうかと思っちゃうよ」
アマンダさんの店で昼食を済ませ、店へ戻るカルツさん達と別れました。
セラフィマと一緒にマイホームの建築現場を目指している途中で、八木とマリーデに遭遇して喫茶店に連れ込まれたところです。
「八木さぁ、ダンジョンが、今どうなってるか知ってる?」
「ん? 何かあったのか?」
「はぁ……いつものジャーナリスト精神とやらも、どこかに置き忘れてきちゃったみたいだね」
これだけ街の中が騒がしければ、普段の八木なら聞き耳を立て、話を聞き出しているはずです。
改めて八木の様子を見てみると、何だかやつれているようにも見えますね。
慣れないヴォルザードでの生活で疲れが溜まって……なんてデリケートな人間じゃないよね。
それに対してマリーデは、やけに艶々しているように感じるけど、色々と吸われているんでしょうか。
アンテナの感度が落ちているように見える八木に、昨晩ダンジョンで起こった騒動を話してやると、マジかと一言呟いて頭を抱えました。
まさか、近いうちに潜ろうなんて、本気で考えていたのかね。
「兄ちゃん。あんた、もしかして魔物使いかい?」
八木が絶句して話が途切れると、すかさず近くにいた冒険者風のおっさんが話し掛けてきました。
「そんな風にも呼ばれてますね」
「じゃあ、今の話はホラじゃないんだな?」
「ええ、ダンジョン近くの宿屋も守備隊の連絡所も大蟻に入り込まれて荒らされたから、集落の復興は大変そうですよ」
「ダンジョンの中はどうなんだ?」
「そうですねぇ……6階層の奥を少し抉り取りましたが、それ以外は大きな変化は無いでしょうね」
「そうか……いい情報を聞かせてもらった。感謝するぜ」
「いえいえ、どういたしまして……」
冒険者らしきおっさんは、僕らのテーブルの勘定まですませると、こちらに向かって片手を軽く挙げてから店を出ていきました。
話し掛けて来た時は、むさ苦しいおっさんだと思いましたが、ちょっと粋で格好いいっすね。
何となくだけど、ダンジョンに潜って生計を立てている人のように感じます。
おっさんとの話がおわったのに、机につっぷした八木は、計画が……とか、儲けが……とかブチブチ言ってます。
「大体さぁ、八木はまだダンジョンに潜れないよね?」
「あー……まぁな。だが、ジョー達は講習を終えたからな」
「えっ、そうなの?」
「あぁ、護衛の依頼をこなしながら、真面目に講習に通ってたぜ」
たぶん、新旧コンビや鷹山では、そんな予定を組めるはずがないので、近藤がスケジュールを組んでいたのでしょう。
てか、八木も真面目に通えよなぁ……って思ったら、意外や意外、真面目に通ってはいるらしい。
ただし、真面目に通ったからと言って、すんなり進ませてくれるほどドノバンさんは甘くないんだよねぇ。
マリーデは順調に進んでいるらしいけど、八木は途中で躓いているみたいだ。
「講習を終えたってことは、近藤達はダンジョンで活動を始めるつもりなの?」
「いや、それはまだらしい」
八木の話では、近藤達はしばらくの間はヴォルザードとマールブルグの間を往復する馬車の警護をメインにするつもりらしい。
ダンジョンに挑むには、まだ経験も、知識も、技術も、装備も足りないという判断だそうです。
今は、イロスーン大森林が通れないので、ヴォルザードとマールブルグを往復する輸送量が増えているので、護衛の仕事には事欠きません。
護衛の仕事をしつつ、経験を積み、身体を鍛え、万全を期してダンジョンに挑もうと考えているようです。
実に近藤らしくて、実に頼りになる判断です。
新旧コンビや八木だったら、いきなりダンジョンに凸って、そのまま帰ってこない……なんて事態になりそうだもんね。
「だったら、八木も一緒に準備を進めれば良いんじゃないの?」
「そうなんだけどよぉ……やっぱ冒険者たるもの一攫千金を目指すべきだろう?」
「はぁ、良くも悪くも……いや良くはないけど、八木らしいね」
「あんまり誉めるなよ、照れちまうぜ……」
「いや、1ミリも誉めてないからね」
僕の隣に座っているセラフィマは、呆れるというよりも珍しい生き物を見るような目で八木を観察しているようです。
まぁ、バルシャニアの皇女様の周囲には、こんな珍獣は存在していなかったでしょうね。
「てかさ、マリーデは八木をダンジョンに潜らせるのを不安に感じないの?」
「ユースケなら、ちゃんと準備を整えるし、それにダンジョンは私達が結ばれた場所だから……」
「ぶほっ……がはっ……げほっ……」
「あぁ、もう八木は汚いなぁ……」
惚気話で、何でむせる必要があるのかね。
「と、とにかくだ、俺は早期のダンジョン探索を目指すぞ」
「いや、だから八木だけじゃ無理でしょ」
「んな事は分かってる。だが、俺が情報を入手して、装備の充実を進めるのは勝手だろう?」
「まぁ、それを止める権利は僕らには無いね」
「そうだ、そこについては俺様の自由だし、その結果として近藤達もダンジョンに挑もうと感じたなら、止める理由は無いだろう?」
「まぁ、そうだけど……」
「何だよ、何が気に入らないんだよ」
「えっ? そんなの八木が中心になって何かをやろうとしてるからに決まってるじゃん」
「お前は、本当に俺の評価が酷いな。日本なら、誹謗中傷、名誉毀損で訴えられるレベルだぞ。もう全俺に謝れ」
「そうです。ユースケはちゃんと計画的に準備を進めているんですよ」
「計画的ねぇ……」
八木の顔を見て、次にマリーデを見て、また八木に視線を向けると目を逸らしましたね。
少なくともマリーデとは、計画的に結ばれたのではなさそうです。
「ケント様、ヴォルザードのダンジョンとは、どんな感じなのですか?」
「ヴォルザードのダンジョンは鉱石系のダンジョンで、魔物の素材や魔石ではなく、貴金属や宝石の原石目当てで潜る感じだね」
僕も詳しく知っている訳ではありませんが、何度か依頼で潜ったり、聞きかじりの知識でセラフィマに説明をしました。
「バルシャニアにもダンジョンはございますが、魔石や魔物の素材を目当てに潜ると聞いています」
「そうなんだ、ダンジョンによって内部の様子も違うんだね」
「ケント様は、ダンジョンに潜って活動なさりたいとは思われないのですか?」
「うーん……ヴォルザードに来た頃は、ダンジョンで活動したいと思ってたけど、今はねぇ……」
「何か理由があるのですか?」
「影に潜っての移動が出来ちゃうし、土属性魔術での探知も出来る。召喚術を使えば採掘も一瞬で終わっちゃうし、僕の場合は冒険とか探検じゃなくて作業とか労働になっちゃうんだよね」
ぶっちゃけ、コボルト隊やゼータ達にも協力してもらうなら、ダンジョンの目ぼしい鉱石を根こそぎ掘り出して来ることも可能でしょう。
でも、それをやってしまったら他の冒険者の稼ぎを奪ってしまいます。
「けっ、自慢か、自慢ですか、このチート野郎め」
「セラに聞かれたから答えただけで、でも実行したら八木の将来の楽しみだって無くなっちゃうよ。いいの、一攫千金のチャンスが消えても」
「馬鹿、駄目に決まってんだろう」
「だったら、僕に文句言ってないで、少しは魔物を倒す腕を磨くとか作戦を立てるとかしたら?」
「ばーか、お前はホント馬鹿だな、俺が何もやってないとでも思ってるのか……」
八木はニヤリと笑うと、胸のポケットから紙の包みを取り出して、シャカシャカと振ってみせます。
「これが何だか分かるか、国分」
「将来を考えると痛くなる胃を労わる薬?」
「そう、この先を考えるとシクシクと差し込むように……って、違ぇよ! こいつは石灰だ」
「へっ? 石灰って、グラウンドに線引いたりする、あの石灰?」
「そうだ、あの石灰だが、何に使うか……まぁ国分じゃ分からねぇだろうな」
石灰の包みをシャカシャカしながら、勝ち誇ったようにふんぞり返る姿がムカつきますね。
ムカつくんだけど、何に使うのかが分かりません。
「分からない? 分からないかなぁ……国分君。教えて欲しい?」
「い、いや、べっつにぃ……」
「あー……どうしよっかなぁ、教えちゃおうかなぁ……」
「ウザっ……話す気が無いなら帰るよ」
「まぁまぁ、待て待て、そこまで頼まれたら仕方ない、教えてしんぜよう」
八木は一旦言葉を切ると、もったいぶったウザい間を置いた後で話し始めた。
「こいつを襲って来る魔物に振り掛ける……」
「えぇぇ……それだけ?」
「ばーか、お前はホント馬鹿だな、それだけな訳ねぇだろう。石灰を振り掛ける前に、俺様の水属性魔術で魔物に水を浴びせておくんだよ」
「えっ、なんで?」
「はい、なんでいただきました。これだからチート頼みは駄目なんだよなぁ……」
ぐぬぬ……何だか知らないけど、むっちゃ腹立ちますね。
「国分、紐を引くだけでホカホカになる駅弁って知ってっか?」
「はぁ? なんで駅弁が出て来るんだよ」
「ばーか、関係あるからに決まってんだろう。駅弁じゃなかったら、生石灰を使った乾燥剤って知ってるか?」
「乾燥材……あっ、発熱か!」
「やっと分かったか、このチート馬鹿め。石灰に水を加えると、時には火災の原因になるほど発熱する。実際、目に入ると失明の恐れがあるんだぞ」
「石灰と水で発熱させるのは分かったけど、石灰を投げつけたら周囲に飛び散って、自分もダメージ受けるんじゃないの?」
「ばーか、お前はホント馬鹿だな、俺様が対策を考えていない訳がないだろう」
そう言うと、八木はマリーデを指差しました。
「マリーデが風属性魔術を使って、自分達の方に石灰が来ないようにコントロールするんだよ。どうだ、分かったか!」
椅子の背もたれが壊れるんじゃないかと思うほど反り返ってみせる八木を、腕を絡めたマリーデがキラキラした目で見ています。
うん、ヴォルザードでも1、2を争う馬鹿ップルって感じですね。
「どうだ、国分。石灰は建設用の資材としてヴォルザードでも出回っているし、値段も高くねぇ。ちゃんとダンジョン対策を考えてんだよ。少しは俺様の凄さが理解できたか?」
「うーん……確かに石灰を利用した戦術は面白いけど、それで魔物の突進は食い止められるかな?」
「ばーか、お前はホント馬鹿だな。視力さえ奪っちまえば、後はヒットアンドアウェーで削っていけばオッケーだろう」
「うん、ダンジョンの外ならね」
「なにっ、どういう意味だよ」
「ダンジョンって、階層によっては草原みたいに広い場所もあるけど、基本的には洞窟の連続なんだよ。狭い場所は、人がやっと通れるぐらいの所もある。そういう狭い通路で、ヒットアンドアウェーの戦術って出来る? 通路を塞ぐ形でオークが突っ込んで来たら、石灰の粉で止められる?」
ふんぞり返っていた八木は、視線を逸らして固まりました。
「八木って、頭が良いかも……って思う時もあるけど、どこか抜けてんだよね。だから八木が中心になって物事を進めるのは不安なんだよ」
「仕方ねぇだろう。俺は馬鹿みたいに魔力が強い訳でもないし、運動能力が図抜けている訳でもねぇ。だったら小細工に頼るしかねぇじゃんかよ」
「うん、まぁそうだけどさぁ、もっと直接的な攻撃方法とか考えた方が良いんじゃない?」
「なんだよ、直接的な攻撃方法って……」
「例えば、八木は水属性だから、水を高圧で噴射して相手を切りつけるとか……」
「はぁぁ……」
せっかく僕がアイデアを出してあげているのに、八木はわざとらしい溜息をつくと首を左右に振ってみせました。
「ばぁーか、お前はホンート馬鹿だな。ジェット水流を利用したカッターってのは、ノズルを出た直後じゃないと威力がドンドン落ちて、ただの霧になっちまうんだよ。そんな事も知らないのか? それとも、オークやオーガに指で触れる距離まで接近して戦えってか? アホか……」
「あ~やだやだ、八木がそんな常識的な話をするなんて気持ち悪いね」
「お前……俺様ほどの常識人は存在しねぇぞ」
「はいはい……てかさ、八木が言ってるのって地球の常識だよね?」
「はぁ? 日本もヴォルザードも常識なんて、そんなに変わらねぇだろう」
「とんでもない! 地球の常識が通用しちゃうなら、僕は日本に戻れないよ。影に潜って移動するなんて、非常識にも程があるでしょ。八木だって、何にも無いところから水を取り出してんじゃないの?」
「あっ……そうか」
八木は僕から指摘されて、ここが剣と魔法の世界だと、ようやく思い出したようです。
「何もないところから火は点かないし、いくら強風を吹かせたって物が切れたりしないよ……地球の常識ではね。でも、鷹山は炎の弾を撃ち出すし、近藤は風の刃を飛ばしてる。高圧噴射の水の剣なんて無い……って思うのは、地球の常識に過ぎないんじゃない?」
「そうか、そうだよな。こっちの世界では、イメージをシッカリと固めれば、具現化出来るんだよな」
「いや、実際に出来るかどうかは分からないけどね」
「お前、せっかく俺様がやる気を出してるのに、ハシゴを外すようなことを言うなよな」
「まぁ、でもさぁ、せっかく魔術が使える世界にいるんだから、オリジナルの必殺技でも編み出してみたら?」
「必殺技……そうか、そうだな。この俺様に相応しい、オーガすら一撃で屠る必殺技を編み出してやるか」
八木はメガネの中央を右手の人差指でクイっと上げて、不敵な気持ち悪い笑顔を浮かべてみせました。
これで暫くはダンジョンに凸ろうとはしなくなるでしょう。まぁ、八木なんてチョロいもんですよ。
「そうそう、ダンジョンは魔物に食われに行く場所じゃなくて、無双する場所にしないとね」
「無双! ダンジョン……無双……いいな、なかなか分かってるじゃないか国分」
「とにかく、ダンジョンに潜るのは、雑魚魔物なら軽く一掃できるようになってからだね」
「任せろ。いずれヴォルザードに魔物の大群が押し寄せて来ても。俺様が薙ぎ払ってくれる」
「まぁ、頑張ってよ」
早速、必殺技の開発に着手するという八木から、ようやく解放されました。
「はぁ、疲れた……八木の相手は疲れるよ」
「ふふっ、ケント様は友達思いでいらっしゃいますね」
「正直、すんごい面倒なんだけど、だからと言って、ダンジョンに潜りました、さようなら……なんて事にはなってほしくないからね」
「最初のうちは、影から見守ってさしあげたらどうです?」
「うーん、それも甘やかし過ぎな気はするけど、最初の何回かはコボルト隊を援護に付けた方が良いのかなぁ……」
「やはりケント様は、お優しいですね……」
僕が優しいのか分からないけど、絡めた腕に感じるセラフィマの感触が尊いのだけは確かです。
セラフィマと一緒にマイホームの建設現場に行くと、庭に大きな毛玉が出来ていました。
少し前までは、黄色、黒、黄色という感じで並んでいたのが、絡みあってます。
レビンの頭の横にネロの後ろ脚があって、ネロのお腹の上にトレノの頭が乗っかっていて……苦しくないのかね。
「うん、仲良さそうだけど、一緒に混じるのは危険を感じるね」
「私たちでは潰されてしまいそうですね」
ネロの耳の後ろを撫でてやると、ドロドロと喉を鳴らし始めたけど、一向に起きる気配がありません。
3頭とも本気を出せば滅茶苦茶強いけど、明日から本気出す……というか、働いたら負け的なオーラがダダ漏れです。
まぁ、例え寝ぼけている状態でも、喧嘩を売ろうなんて考える人もいないでしょうから、これでも番犬ならぬ番猫の役には立っているのでしょう。
「にゃぁ……ネロが一番にゃ……」
「はいはい、分かってるよ」
セラフィマと一緒にネロ達の手触りを堪能した後、工事の進捗状況を見学して迎賓館へ戻りました。
ーーーーーーーーーーーー
国分と分かれた後、俺はマリーデと一緒に城壁へ向かった。
鉄は熱いうちに打てではないが、思い付いたヒントは即実行に移すのだ。
ジェット水流の剣……薙ぎ払うイメージを具体化するには、魔の森を見下ろすシチュエーションがピッタリだと思ったからだ。
「ユースケ、何を始めるのだ?」
「まぁ、黙って見てろ…… マナよ、マナよ、世を司りしマナよ、集え、集え、我が手に集いて水となれ、迸れ、迸れ、水よ迸り、水流となれ!」
俺様の体内で荒れ狂う魔力を抑え付け、収束させ、突き出した右手から一気に放出する。
ジョロジョロジョロ~……
俺様の右手の先からは、冷水器の飲み口から出る程度の水流が放たれた。
ま、まぁ最初から上手くいくはずもないな。
もっと圧縮して圧力を高め、細く絞ってやらねばならないのだろう。
目を閉じてイメージを高めていると、声を掛けられた。
「君、君、こんな所で用を足しちゃ駄目じゃないか」
「えっ、いや俺は……」
「とにかく、階段を下りた所にトイレがあるから、そっちでしなさい。分かった?」
「はぁ……」
「まったく最近の若い奴は……」
声を掛けてきた守備隊の隊員は、ブツブツと文句を言いながら去って行った。
くそっ、今に見てろよ、立ち小便なんかと間違いようがないぐらい高出力の水の刃で薙ぎ払ってやる。
「マナよ、マナよ、世を司りしマナよ、集え、集え、我が手に集いて水となれ、迸れ、迸れ、水よ迸り、収束し、激しい水流となり、薙ぎ払え!」
チョロチョロチョロ……
「こらっ! そこのお前!」
ちっ、早すぎたんだ……。
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