第333話 差し入れ

 僕は体調を整えるために途中で帰ったけど、凸凹シスターズ主催のパーティーは夜遅くまで続いていたようです。

 たぶん起きて来られないだろうと話していたので、帰還作業を行う時間は昼過ぎにしておきました。


 集合場所に現れた凸凹シスターズは笑顔でしたが、食堂を散らかしたまま片付けなかったことで、加藤先生から雷を落とされています。


「まったくお前らは、立つ鳥跡を濁さずという言葉を知らんのか。散々世話になったんだ、食堂をピカピカに掃除して帰るぐらいの事をやってみろ」


 さすがの凸凹シスターズも、食堂のおばちゃん達に迷惑を掛けた事には責任を感じているらしく、珍しく小さくなっていました。

 集合場所には、昨日のパーティーよりもたくさんの人が集まっていました。


 その数は、僕がヴォルザードで知り合った人よりも、かなり多いように感じます。

 もし僕が、凸凹シスターズの立場だったら、こんなに人が集まるのでしょうかね。


『ぶはははは、何を仰いますかケント様。もしケント様が、日本に帰ってしまうなんて話になったら、ヴォルザードに留まらず、リーゼンブルグやバルシャニアからも人が詰め掛けて大騒ぎになりますぞ』

『うん、確かにそうなのかもしれないけど、凸凹シスターズと街の人の繋がりって、何て言うか、僕よりもずっと濃厚な気がするんだよね』

『それは彼女達が活躍する場所が、ケント様とは違うからでしょうな』

『活躍する場所かぁ……』

『クラーケンや、デザート・スコルピオが居るような場所には、街の人々は近づけませぬ。ケント様は、ヴォルザードに欠かす事の出来ない人となっておりますが、その仕事振りは街の人々には見えないので、繋がりが薄いと感じられるのでしょう』

『なるほど……でも、僕にとってヴォルザードは、この命を投げ打ってでも守る場所である事に変わりは無いよ』

『大丈夫ですぞ。ケント様の思いは、ヴォルザードの街の人々にも通じているはずですぞ』


 凸凹シスターズの二人は街の人に笑顔で手を振って、他の同級生と共に月面探査車のようなケージへ乗り込みました。

 なぜだか凸凹シスターズの二人は、見送りの人たちに背中を向ける席に座っています。


「みんな、シートベルトは締め終えたね。じゃあ、カウントダウン……」

「待って待って、ちょっとだけ待って、国分」


 いざ送還に向けてのカウントダウンという段階になって、桜井さんに待ったを掛けられました。


「ヴォルザードの皆さーん! 本当にお世話になりました! ありがとうございました!」

「私達は、いつか必ずヴォルザードと日本を繋ぐ架け橋になります。必ず、必ず戻ってくるから、その時まで……いってきまーす!」


 二人の顔は、涙でグチャグチャになっています。

 なるほど、この顔をヴォルザードの皆さんに見られたくなかったんだね。


「カウントダウン! 10、9、8……3、2、1、送還!」


 同級生十人を乗せたケージは、何事も無く練馬駐屯地の倉庫へと到着しましたが、凸凹シスターズの二人は号泣しています。


「お疲れ様です、梶川さん」

「あぁ、国分君、彼女達は?」

「実はですね……」


 凸凹シスターズに関する事情を話すと、梶川さんも納得したようです。

 同級生達が次々とケージから降りてくる中で、二人は暫く抱き合って泣き続けていました。


「国分……色々ありがとうね」

「どういたしまして」

「あんた、ヴォルザードをシッカリ守りなさいよ。何かあったら承知しないんだからね」

「勿論、僕はこの命を賭けてでもヴォルザードを守るよ」

「それを聞いて安心した」

「お願いね……」


 目は真っ赤に充血し、瞼が腫れ上がって不細工だけど、すごく良い表情の凸凹シスターズと握手を交わして、本日の帰還作業は無事に終了いたしました。


「国分君、浅川さんから転送されて来たカミラ王女の手紙だけど、こちらでの封書に添えられた翻訳された中身をチェックして、順次被害者やご遺族に届け始めているよ。あれだけの数の手紙を手書きするのは、相当な労力だろう、本当に王女様本人が書いたものなのかい?」

「はぁ……また無理してるのかなぁ。唯香がチェックしているそうですから、カミラ本人が書いたのは間違いないでしょう。何て言うか、責任感が強すぎるんですよね」

「そう言えば、今回の召喚事件についても、自国の未来を思うが故の暴走なんだよね」

「はい、長年続いて内部が腐りきった王国で、孤軍奮闘するものの思うような成果が上がらず……って感じですね」

「王位継承争いもあったんだよね?」

「はい、第一王子派と第二王子派で争っていましたが共倒れしたので、そちらの件に関しては解決済みです……って、梶川さん?」


 リーゼンブルグに関する話をしている僕を、梶川さんがいつになく真剣な表情で見詰めています。


「いや、失礼。本当に国分君は規格外だと思ってね」

「規格外ですか……」

「そうだよ。だって、例えどんな小国であろうとも、王位継承争いに首を突っ込んで解決しちゃうような人物は、日本には一人もいないよ。総理にだって出来ない話だからね」

「うーん……そう言われると、その通りなんでしょうが、あまり実感無いですね」

「まぁ、そういう所が国分君らしい所なんだろうね」


 梶川さんと二日後の帰還作業の予定を確認してから影に潜り、ヴォルザードではなくバルシャニアの帝都グリャーエフへと移動しました。

 訪ねたのは皇帝コンスタンの執務室ではなく、皇妃リサヴェータの部屋です。


「こんにちは、お義母さん。面倒なお願いをして申し訳ありません」

「いらっしゃい、ケントさん。面倒なお願いなんかじゃありませんよ。全てはセラフィマの一行を思っての事なんですから、こちらからお礼をしたいほどです」

「お願いしておいた品物は、そちらですか?」

「えぇ、持って行く前に、召し上がってみて」


 テーブルへと案内されて出された物は、素焼きのカップに入ったお菓子です。


「オレニッタと言うものよ。まずは召し上がれ」

「はい、いただきます」


 カップの中身を木製のスプーンで掬って食べるようです。

 表面は、刻んだアーモンドのような物で覆われていて、中身は見えません。


 スプーンを差し入れると、プルンとした手応えが伝わって来て、クリーム色の菓子が見えました。

 どうやらプリンのような物みたいです。


「んんっ、これは……」

「どうかしら?」

「美味しいです。僕が育った国にも良く似た菓子がありますが、一風変わった味わいで凄く美味しいです」


 見た目も舌触りもプリンなのですが、味わいが違っています。


「これは、卵と砂糖と……ミルクではないんですか?」

「ええ、ミルクではなく、その上に乗せてある、クラカという木の実を擂り潰したものを加えてつくるのよ」


 言うなれば、アーモンドミルクを使ったプリンという感じです。

 表面のローストクララの香ばしさも加わって、とても美味しいです。


「これがバルシャニアで一番親しまれている菓子なんですね」

「えぇ、他にも色々な菓子はあるけど、オレニッタはお祝いの席の最後に出されるもので、とても縁起の良いものなの」

「では、これを責任持って届けさせていただきます」

「はい、よろしくお願いしますね。婿殿」


 リサヴェータさんから受け取ったオレニッタを届ける先は、勿論セラフィマの一行です。

 リーゼンブルグ国内を旅してきたセラフィマの一行は、もうすぐ王都アルダロスに到着する所まで進んで来ています。


 道中、スムーズな旅が出来るように、そしてリーゼンブルグの民衆からの反感を抑えるために、道路の整備を行っておきました。

 ラインハルトに自重の解禁を言い渡しておいたので、難所と言われたマキリグ峠すら、快適に往来できる道へと変貌を遂げていたほどです。


 百騎もの完全武装の騎士が同行し、旅を進める道は快適、影の世界からは僕の眷族が護衛、リーゼンブルグの貴族も自領の通過には協力的、一見すると何事もなく進んでいるように見えます。

 それでも、長年に渡って敵対関係を続けてきたリーゼンブルグの国内を、たった百人の騎士だけで堂々と旅を続けるのは、相当な精神的重圧を伴う行動に他なりません。


 リーゼンブルグに入ってから十日が経過して、騎士達の表情にも疲れの色が見え始めていました。

 いよいよリーゼンブルグの王都アルダロスに入るのに、護衛の騎士がヘロヘロでは、バルシャニアの沽券に関わります。

 そこで、一行に差し入れをしようと思い付いた訳です。


 現在、セラフィマ一行の先頭を務めているのは、リーゼンブルグ王国騎士団の騎士団長直属部隊の五十騎です。

 率いているのが騎士団長ベルデッツ・オールデンということを見ても、リーゼンブルグの配慮が窺えます。


 そのセラフィマ一行を、街道脇に草地が広がる見通しの良い場所で待ち受けます。

 遠くからも目立つように、バルシャニアの旗を立てて待っていると、騎士が一人偵察のために先行してきました。


「貴様、何者だ! ここで何をしている!」

「どうも、ケント・コクブです。皆さんに差し入れをお持ちしましたので、ベルデッツさんに取り次いでもらえますか?」

「ケ、ケント・コクブだと……?」

「はい、一部の方からは魔王とか呼ばれちゃってます」

「し、暫し待たれよ」


 動きを止めた一行に、偵察の騎士が戻って行くと、今度は見るからに立派な馬に乗った騎士が、騎士二人を引き連れて駆けて来ます。

 遠目ですが、たぶん騎士団長なんでしょうね。


 猛然と馬を走らせてきた騎士団長は、僕の姿を認めると馬を降りて跪きました。

 おぉ、歳の割には身軽な動きだよね。やっぱり鍛え方が違うんだろうね。

 付き従ってきた二人の騎士も、慌てて馬を降りて跪きました。


「魔王様、このような場所でいかがなさいましたか?」

「うん、バルシャニアの皆さんに、ちょっと差し入れをしようと思ってね」

「差し入れでございますか?」

「うん、ここまで来れば、王都まではあと一息だから、少し休憩を入れても大丈夫だよね」

「はい、この先には難所はございませんし、距離も僅かですので、本日中の王都到着には何の支障もございません」

「良かった。じゃあ、リーゼンブルグの皆さんの分のお菓子もあるから、少し休憩にしよう」

「はっ、畏まりました」


 一行が道の片側に寄って止まり、休息の態勢を取りました。

 ここの道も、ラインハルト達が整備して広げてあるので、一行が止まっていても他の馬車が余裕で通れる幅があります。


 コボルト隊のみんなが、トレイに乗せたオレニッタを配り始めると、驚きの声が上がりました。

 特にバルシャニアに騎士の皆さんは、予想もしていなかった故郷の菓子に驚きを隠せない様子です。


「おぉ、オレニッタじゃないか」

「ケント・コクブ様の差し入れなのか?」

「さすがはセラフィマ様が選ばれただけのことはある」


 バルシャニアの皆さん、コボルト隊とオレニッタに夢中で、道の反対側を歩いていく僕には誰も気付いてませんね。

 まぁ、バルシャニアで僕が姿を見せているのは一部の人だけですし、今日はいつもの冴えない格好ですから、近所の子供ぐらいにしか見られていないのかもしれません。


 目立たないようにしたのは、もう一つの行動のためで、セラフィマの一行が見渡せる所から魔術を発動させました。


「エリアヒール……」


 オレニッタを食べれば、精神的にもいくらかは回復するでしょうが、積み重なった疲労までは癒せないでしょう。

 そこで治癒魔術と思ったのですが、さすがに百人以上に治癒魔術を掛けていては時間が掛かり過ぎます。


 対策として考えついたのが、指定した領域全体を癒すエリアヒールです。

 これまで試した事は一度もありませんが、ぶっつけ本番でもやるしか無いという状況が集中力を高めてくれたのかもしれません。


 かなり広範囲に対する治癒魔術で、対象となる人物に加え馬にも掛けているので、かなりの量の魔力が抜き取られていきます。

 それと同時に、バルシャニアの騎士達からは驚きの声が上がりました。


「おぉぉ、身体に活力が漲ってくるぞ」

「こんな感覚は初めてだ」

「凄いな、オレニッタには、このような効能があるのだな」


 おっと……そう来たか、まぁ僕としては、バルシャニアの皆さんのコンディションが良くなってくれればオッケーなんですけどね。

 エリアヒールを掛け終え、どっと疲れを感じて道端に座り込んでいると、駆け寄ってくる白い影がありました。


「ケント様!」


 セラフィマは、飼い主にじゃれついて来る子犬のように、僕に飛び付いてきました。


「先程のはケント様の治癒魔術ですね」

「うん、リーゼンブルグの王都に入る前に、みんなを元気付けておきたかったんだ」

「ありがとうございます。私も皆の疲れ具合を心配していたのですが、どうして良いのか手立ても浮かばずにおりました」

「セラ、次からは、一人で悩まずに僕や他の三人のお嫁さんにも相談してね」

「はい、申し訳ございませんでした」

「ううん、僕ももっと早く対処しなきゃいけなかったんだ。だから、セラが謝る必要は無いよ」

「ケント様……」


 キューっと抱き付いて来るセラフィマは、妖精さんのような可憐さで……そのトラ耳をハムって甘噛みしちゃ駄目ですかね。

 はい、もうちょっとだけ我慢します。

 道の向こう側から、バルシャニアの騎士の皆さんが凄い目で睨んでますからね。


 でも、そろそろ威厳っぽいものは、見せておいた方が良いのかな。

 セラフィマと共に、バルシャニアの騎士を見渡せる所へ立ち、声を張り上げました。


「者共、故郷の味を口にして疲れは癒えたか。このオレニッタは、皇妃リサヴェータ様からの賜り物だ!」

「おぉぉぉ……」

「良いか、リーゼンブルグの王都アルダロスはもう目と鼻の先だ。背筋を伸ばせ! 胸を張れ! そなたらは国を代表する者だ!」


 僕が右手の拳を高く掲げると、バルシャニアの騎士達は、ハッとした表情を浮かべました。


「今こそ誓え、決して無様な姿など晒さぬと!」


 騎士達も右の拳を高く掲げ、そして力強く胸を叩いた後で天を指差して叫びました。


「バルシャニアの誇りにかけて!」


 うんうん、これをやりたかったんだよね。

 雄叫びを上げた騎士達からは、先程までの疲労の色は消え去っています。

 これならば、敗残兵や捕虜にされたかのような弱々しさをアルダロスの民衆に見せずに済みそうです。


「ケント様、私は、この瞬間を一生忘れません」


 セラフィマは、目に涙を浮かべて、力一杯抱き付いてきました。


「セラ、僕も影の中から見守っているけど、無用な争いをする事がバルシャニアの誇りではないと、良く言い聞かせておいてね」

「はい、承知してございます。私達の目的は、無益な争いはしないが、敵にするには手強い相手だと思わせることにございます。誇りと威厳を示しつつ、友好を深めることも忘れません」


 砂漠の開拓現場では、もっと多くの者達を指揮しているセラフィマですから、心配は無いでしょう。


「じゃあ、ヴォルザードで待ってる……」

「はい……」


 セラフィマをもう一度ギューっと抱き締めてから、闇の盾を使って影に潜りました。

 休憩を終えたバルシャニアの騎士達の表情には生気が漲り、眼光鋭く馬を進めています。

 これならば大丈夫と見極め、一足先にアルダロスへと移動しました。


 リーゼンブルグの王都アルダロスでは、街のあちこちにリーゼンブルグとバルシャニアの旗が一緒に飾られていました。

 これまでならば、バルシャニアの国旗が飾られる事など決してありませんでした。


 今回も、最初にバルシャニアの皇族が護衛を連れて国を横断する聞かされると、住民たちからは多くの反発の声が寄せられたそうです。

 そうした反発を和らげていったのは、言うまでもなくカミラです。


 まずは王城で働く者達に、バルシャニアとの和平の意義を説き、貴族達を説得し、時には自ら街に出て、民衆の不安を解いて回ったそうです。

 てか、他の仕事も山積みなのに、いつ街に下りているんでしょうかね。


 バルシャニアへの反発を和らげたのは、カミラの言葉もありますが、単純にその方が大きな利益を得ると踏んだからです。

 リーゼンブルグとバルシャニアは、長年に渡って敵対関係を続けてきて、互いに良い印象を持っていません。


 ただし、その敵対感情は、国境近くの街と、遠く離れた王都では程度に大きな違いがあるそうです。

 バルシャニアが攻めて来た……と聞いても、実害を受ける事は殆ど無い王都の人間にとっては、それほど憎い存在では無いのでしょう。


 それよりも、バルシャニアとの交易が盛んになれば、多くの物が動き、人が動き、お金が動くようになります。

 リーゼンブルグ各地から、物や人が集まり、商業の中心でもある王都の住人にとって、敵対と友好のどちらが利益となるのかは明白です。


「どう思う? ラインハルト」

『まさか、アルダロスにバルシャニアの旗が飾られる日が来るとは、思っても見ませんでした。一年足らずの間に、長いリーゼンブルグの歴史を変えてしまわれたケント様には、ただただ驚かされるばかりです』

「ううん、僕だけの力で成し遂げたことじゃないよ。たぶん想像も出来ない大きな流れの中で僕が足掻いていただけで、結果的にそんな風に見えているだけだと思う」

『それは、神の意思ということでございますか?』

「うーん……神様がいるのかどうかは分からないけど、例えば、海には潮の流れがあるじゃない? あれって、星の動きとか、月の動きとか、風の動きとか、色んなものに影響を受けた結果だよね。今回のリーゼンブルグとバルシャニアの関係が良くなったのも、同じような感じなんだと思う。この流れを作り出したのは、僕一人では無いし、そんな自惚れを抱いてはいけないと思う」

『そうですな、ケント様の仰る通りでしょう……』


 砂漠に接するドレヴィス公爵領では、街の人間に外出を禁じていましたが、アルダロスでは多くの見物人が道の両側に陣取っています。

 道にはみ出す事が無いように、柵が設けられていますが、どこも立錐の余地がない程の混雑です。


 警戒にあたっている騎士の顔には緊張感が張り付いていますし、安全を考えるならば見物を禁じたほうが楽でしょう。

 それでもあえて民衆に見物を許すのは、これから先、バルシャニアと新しい関係を築いていくというカミラの決意の表れでもあるのでしょう。


『ケント様、いかが致しますか?』

「うん、眷族で手の空いている者は、全員警戒にあたらせて。不審な人物が居たら、ラインハルト、バステン、フレッドの誰かに知らせて判断を仰いで、危険人物を排除しよう。僕は、セラフィマの近くで待機して、いざという時は闇の盾で守るか、馬車ごと安全地帯まで送還する。みんな、ここが正念場だから、気合い入れて頑張って」

『承知いたしました!』


 影を伝ってアルダロスの街に散らばっていく眷族達を見送って、僕はセラフィマの所へと戻りました。

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