第330話 対決

 メリーヌさんの店に踏み込んで来たバルトロは、僕の顔を見るなり顔を顰めてみせた。


「ちっ、噂だけかと思ったら本当に居やがった……」

「お久しぶりです、バルトロさん。噂って何ですか?」

「すっとぼけんじゃねぇ。ボレントさんと対決するって、手前が噂を流したんだろう」

「さて、何のことやら……」


 平静を装っていますけど、内心は結構ドキドキものです。

 あれほど黙っていろと言ったのに、やっぱりケイロスのクソガキは、キャーン言わせてやらないと駄目ですね。


「お前が魔物使いか……話には聞いていたが、こうして見るとただの子供にしか見えんな」


 フレイムハウンドのリーダー・バルトロに続いて、余裕たっぷりという表情で店に入って来たのは、ヴォルザードの歓楽街を牛耳るボスの一人ボレントです。


「ボレントさん、この小僧は甘くみないほうがいいですぜ」

「がははは、左様左様、バルトロのようにリボンで飾られるかもしれんからのぉ」


 ボレントに続いて、フレイムハウンドのオレステとジャルマも姿を見せました。

 前回、ボレントがメリーヌさんの店を訪れた時には、手下を二人連れて来ただけでしたが、ケイロスがばら撒いた噂を聞いて、フレイムハウンドの連中を連れて来たのでしょう。


「手前ら余計な事を言ってんじゃねぇ!」

「まぁ、カッカッすんなよバルトロ」

「そうじゃ、そうじゃ、小僧の思う壺にはまるぞ」

「ちっ……」


 バルトロは不機嫌そうに舌打ちを繰り返し、僕の顔を睨み付けて来ますが、全然怖くないですよ。

 なんなら、胃の中に眠り薬でも放り込んで、またニャーンをリボンで飾ってあげましょうか。


「ふん、この小僧がどれ程のものかは知らんが、俺達がするのは荒事じゃなく金の話だ。それで、金の支度は出来たのか? 出来ていないなら、ニコラは連れて帰って明日にはリーゼンブルグ行きだ」

「姉さん……カルツさん……」

「ニコラ!」


 オレステとジャルマの後ろから、手下二人に連れられてニコラが店に入ってきました。

 それにしても、メリーヌさんの店の中に、ボレント、フレイムハウンドの三人、手下二人にニコラ……なんか暑苦しいくらいの密度ですね。


 一方、出迎えるこちら側は、僕とメリーヌさん、それにカルツさんとバートさんが控えています。

 本宮さんも来たいと言ってましたが、不測の事態を考えて遠慮してもらいました。


 双方を代表して、僕とボレントがテーブルを挟んで席に着きました。

 仕立ての良い服を着た、でっぷりと太ったボレントと、いつもの少しサイズの大きい古着姿の僕では、搾取する側とされる側にしか見えないでしょうね。


「お金は準備できてますよ、ボレントさん」

「ほう、お前が準備したのか? メリーヌまで手に入れようって腹か、噂通りの女好きらしいな」

「僕がどんな風に噂されているのかは知りませんが、メリーヌさんは、こちらに居る守備隊の第三部隊長カルツさんと結婚する事が決まりました。ヴォルザードに長く暮していらっしゃるボレントさんなら、守備隊員の身内に手を出すことが、どういうことかは良く御存知ですよね」

「ぬぅぅ、小癪な真似を……」


 ランズヘルト共和国において、最果ての街などとも呼ばれているヴォルザードは、常に魔物の脅威に晒されています。

 街の安全を脅かす魔物に対して、身体を張って戦いを挑む守備隊員は、住民の誇りでもあります。


 その守備隊員や家族に対して、暴力を振るったり、金を騙し取るような行為は、街に対する敵対行為に他なりません。

 いくら歓楽街のボスであろうとも、守備隊長の婚約者に手を出せばタダでは済まないのです。


「ふん、メリーヌに対しては手を引いてやるが、ニコラの借金については話が別だ。利子を含めて三百万ヘルト、きっちり返済出来ないならば、リーゼンブルグに出稼ぎに出てもらうぞ」

「はい、その借金ですが……これで手を打っていただきます」


 テーブルの上に一枚十万ヘルトの大金貨を十枚並べました。


「お前のような小僧が、これだけの金を用意出来るのは大したものだが、まるで話にならんな。残りの二百万ヘルトが用意出来ないならば、ニコラは連れて帰るだけだ」

「まぁまぁ、そんなに急いで結論を出さなくても良いんじゃないですか。もう少し話をしましょうよ。例えば、そうですねぇ……柱の中に隠してある物について……とか」

「なっ、なんだと貴様!」


 椅子を蹴立てて立ち上がったボレントの顔からは余裕の笑みは消え、血の気が引いています。


「メリーヌさんには、お世話になっているので、今回の一件を色々と調べさせていただきました。どんな感じで借金が増えていったのか、その過程でフレイムハウンドの皆さんがどんな役割を果たしていたのか、勿論ボレントさんの身辺についても……」

「貴様……何を知っている、どこまで調べた」

「まぁまぁ、今更ジタバタしたところで事態は変わりませんよ。どうぞ座って下さい」

「ぐぬぅぅぅ……」


 ボレントは歯軋りしそうなほど歯を食いしばり、その額からは汗が吹き出しています。

 ボレントの後ろではバルトロが苦々しげな表情で僕を睨み、オレステとジャルマは半分諦めたような笑みを浮かべています。


「では、借金の本題に入る前に、フレイムハウンドの皆さんの話を片付けてしまいましょう」

「手前、俺達にまで難癖つけようってのか!」

「だから、カッカッすんなバルトロ。この小僧が、そこらのガキとは別物なのは、嫌ってほど分かってんだろう。それで、俺たちをどうしようってんだ?」


 興奮しているバルトロでは危ういと思ったのか、オレステが前に出て来ました。

 犬獣人のくたびれたおっさんにしか見えないオレステですが、単純な性格のバルトロよりも厄介な存在です。


「はい、フレイムハウンドの皆さんについては、ヴォルザードから退去していただく予定です」

「なんだと、このガキ!」

「バルトロ! ちょっと黙ってろ」

「くっ……」


 オレステに止められたバルトロは踵を返すと、フレイムハウンドの劣勢を見てニヤニヤ笑っていたニコラを小突いてから、店の入口近くまで下がって行きました。


「ヴォルザードから退去していただくねぇ……俺たちが嫌だと言ったら、どうするつもりだ?」

「えっ? 嫌も何も、退去命令を下すのは、僕じゃなくてギルドですよ」

「ほぉぉ、ギルドが処分を下すとでも言うのか。いったい何の証拠があるってんだ?」

「証拠ですか? ボレントさんとフレイムハウンドの皆さんの会話を記録させていただきました」

「はぁ? 会話を記録だと……?」


 影収納からタブレットを取り出して、ボレントのアジトで撮影した会話の一部始終を再生して見せると、オレステだけでなくボレントまでもが目を剥いて驚いています。


「なんだそれは、そんな魔道具なんて聞いたことがねぇぞ!」

「これは、僕が居た世界の機材で、こちらの映像についてはクラウスさんとドノバンさんにも確認してもらっています。ダンジョンで起こったスカベンジャーの大量発生を切り抜けたり、皆さん実力的には優れていらっしゃるようですが、素行が悪すぎですね。ギルドに行けば伝えられるでしょうが、冒険者ランクの二段階降格、そして来週中のヴォルザードからの退去、それが正式な処分となります」

「このガキ、ギルドにチクりやがったのか!」


 歯を剥き出しにして飛び掛かって来ようとしたバルトロを、ジャルマが襟首を掴んで止めています。


「皆さん、御存知だとは思いますが、僕はもうすぐヴォルザードの領主クラウスさんの次女ベアトリーチェと結婚する予定です。その僕が、ただの冒険者である訳が無いですよね。それに、腹いせに暴れたところで処分が重くなるだけですし、最悪ギルドの登録抹消なんてことになれば、Fランクからの再スタートですよ。まぁ、皆さんの実力ならば、いっそ盗賊に身をやつした方が稼げるかもしれませんが、そうなったら僕も遠慮する気はありませんからね」


 ランクの二段階降格となれば、バルトロがCランク、オレステとジャルマはDランクに落ちることになります。

 当然、受けられる仕事の幅も、提示される報酬の額もガタ落ちになりますが、自ら招いた事態です。


 自分で撒いた種は、自分で刈り取ってもらうしかありませんね。

 オレステも先ほどまでのニヤニヤした笑みは消し、暗い目でジーっと僕を睨んでいます。


「まったく、とんでもねぇ疫病神だな……」

「何言ってるんですか。実力があるのに、真っ当な方法で稼ごうとしないから、こんな事態を招くんですよ」

「けっ、こんな小僧に説教されて言い返せねぇとは……焼きが回ったもんだ。ボレントさん、聞いての通りだ。世話になったが、俺らは手を引かせてもらうぜ」

「オレステ、手前、何を勝手に決めてやがんだ!」

「がははは、よせよせバルトロ、領主にギルドまで敵に回したら、街で暮していけんぞ」


 バルトロが暴れても、ジャルマは手を離すつもりは無いようです。


「お前らが手を引くのは勝手だが、この件が終るまではキッチリ仕事しろ」


 フレイムハウンドの件を話している間に、落ち着きを取り戻したボレントが笑みを消して僕と向かい合いました。

 ここまでの話を聞いて、自分が想像していたよりも面倒な相手だと認識したのでしょう。


「こいつらの話はもういいな。こっちの話を進めさせてもらう」

「はい、結構ですよ」

「それで、貴様は何を、どこまで知っている?」

「裏帳簿の中身は、全て写しを取らせていただきました」

「クラウスも承知しているのか?」

「はい、クラウスさんからの伝言をお伝えしますね。正規の売り上げ、利益を算出して、過去三年分の修正納税を行うことと、この一件は百万ヘルトで手打ちとすること、それが嫌だと言うならば、キッチリ十年分の修正納税を請求するそうです」

「ふん、お前の言葉に偽りが無いと、どうやって証明する」

「そうですねぇ……これ、写しの一部です、御覧になって下さい」

「な、なんだ……これは」


 ボレントにしてみれば、写しと言っても書き写したものだと思っていたのでしょう。

 コピーされた裏帳簿の一部を見て、顔色を変えています。


「それも、僕が居た世界の技術なんですが、筆跡も含めて克明な写しになっていますし、もし御望みとあれば、今から裏帳簿の現物を取って来させても構いませんよ。僕や僕の眷族は、影を伝って自由にどこにでも侵入します。自分の秘密は知られていない……なんて考えは捨てた方が良いですね」

「くっ……だが、俺のところだけがダメージを受ければ、歓楽街全体のバランスが崩れることになるぞ」

「それについても承知しております。対策としては、今回の一件を書面として、クラウスさんから残りの二つの勢力へと知らせる手筈になっています。勿論、過去三年分の修正納税の請求も行う予定ですので、安心して下さい」

「俺たちが、この店に話を持って来た時から準備を進めていたって訳か?」

「はい、その通りです」

「クラウスは、俺たちの息の根を止めるつもりではないのだな?」

「はい、街の人間に娯楽が提供される事に反対するつもりは無いそうですが、遊ぶ人間の生活が壊れるような状況までは許容しないそうです」

「つまり、あまり調子に乗るな……って事だな?」

「そうだと思います」


 ボレントは、腕組みをすると目を閉じて、頭の中で計算を巡らせ始めたようです。

 暫くして開かれたボレントの瞳には、冷静な光が戻っていました。


「いいだろう、百万ヘルトで手打ちとしてやる。その代わり、他の二つの勢力に圧力を掛けるのを忘れるな」

「結構です。では、証文を……」


 ボレントは懐からニコラの借金の証文を取り出すと、代わりに大金貨十枚を革袋に詰めました。

 無言で席を立ったボレントは、顎をしゃくって手下にニコラを放すように指示しました。


 拘束を解かれたニコラは、満面の笑みを浮かべてメリーヌさんに駆け寄りました。


「さすがだよ姉さん、魔物使いを使って解決……うぐぅ!」


 パチーンと小気味良い音が響き、ニコラの頬が赤くなっていきます。


「ニコラ! あなたが、どれだけ多くの人に迷惑を掛けたのか分かってるの?」

「姉さん……」

「あなたの処遇は、これから話すから、そこで大人しくしていなさい」

「なっ……」


 たぶん、裏口から飛び出して行こうとしたのでしょうが、ニコラの前にはカルツさんという分厚い壁が立ちはだかっています。

 普段の温厚な表情ではなく、魔物と対峙するかのようなカルツさんの厳しい表情に、ニコラは怯んだ表情を見せて床に座り込みました。


 話が終ったと見るや、フレイムハウンドのオレステとジャルマは、バルトロを引き摺るように店の外へと出て行き、ボレントの手下も後に続きました。


「魔物使い……クラウスに言っておけ、あまり調子に乗るなと」

「はい、それはもうキッチリ言っておきますよ。放置すると高い梯子の天辺から落ちて来そうですからね」

「ふん、お前も気を付けるんだな……」

「ありがとうございます。胆に銘じておきます」


 ボレントは、小さく鼻で笑うと店の外へと出て行きました。

 はぁ……どうにか事を荒立てずに済みました。


「さて、ニコラさんの今後について話をしましょうか?」

「はぁ? 何言ってんだ、もう借金はチャラになったじゃないか」

「ニコラさんこそ、何を言ってるんですか? 現状は、僕がボレントの証文を百万ヘルトで買い取った状態です。つまり、ニコラさんは僕に三百万ヘルトの借金をしているんですよ」

「ふざけるな。お前、ボレントに百万ヘルトを払っただけで、俺から三百万ヘルトをふんだくるつもりか!」

「ニコラ! 何て口の利き方をしてるの。ケントがお金を用立てて、ボレントと交渉してくれなかったら、あなたはリーゼンブルグに連れて行かれてたのよ」

「だって、姉さん……」

「だってじゃない。大体、ボレントの手から救い出してもらった事に、お礼すら言ってないじゃないの。ちゃんと頭を下げて、ケントにお礼を言いなさい」

「なんで、こんな奴に……ぐぅぅ」


 カルツさんが鬼のような表情で、ニコラの襟首を掴んで締め上げました。


「ニコラ、いい加減にしろよ。これまではメリーヌも俺も甘い顔をしすぎていた。常識的な行動が出来ないなら、その性根を叩き直してやるからな」


 腕っ節には自信がある連中が集まる守備隊で、隊長として組織をまとめているカルツさんですから、荒事が苦手な訳がありません。

 今のカルツさんならば、ロックオーガでも素手で捻り殺しそうです。


「あのボレントをやり込めて、借金を減額させて手打ちにするような真似は、俺どころか領主のクラウスさんにだって出来ないだろう。ケントが手を貸してくれていなかったら、お前はリーゼンブルグで隷属の腕輪を嵌められて、一生扱き使われて終わるところだったんだぞ。それを、何の償いも無しで済むとでも思ってるのか?」


 顔面蒼白になったニコラは、ブルブルと震えるように首を横に振りました。


「カルツさん、形だけの感謝とかは別に必要ないので、今後の話を進めさせて下さい」

「そうか、済まないな。ニコラ、座れ……」


 テーブルを挟んで僕の向かい側にメリーヌさんとニコラが座り、ニコラの後ろにはカルツさんが仁王立ちしています。


「では、この三百万ヘルトの証文をどうするかお話ししますね。簡単に言うと、この証文は、メリーヌさんとニコラさんに、百万ヘルトで買い取っていただきます」


 メリーヌさんとニコラに五十万ヘルトずつ、ギルド経由で借金をしてもらう手順を説明しました。


「手続きが終った時点で証文は破棄し、返済は毎月ギルドにしてもらいます。ギルドからの借金ですから、返済が滞れば城壁工事の現場で強制労働になりますので、そのつもりでいて下さい。よろしいですね?」

「そもそも、騙されて作らされた借金なんだから、全額チャラにすれば良かったんだよ」

「騙されたと言いますけど、分不相応な装備を買ったり、飲食、博打にお金を使いましたよね? 自分には何の責任も無いなんて言い草は通りませんよ。そんな心構えならば、ギルドからの借金は全額ニコラさんに背負ってもらいますけど、どうします?」

「ちっ、払えばいいんだろう、払えば……」


 話が纏まりましたので、そのままギルドに出向いて借金の手続きをしました。

 担当してくれたのは、オットーさんです。


「まぁ、ケントは手馴れたものじゃろうから……お二人さん、ここに名前を書いておくれ。あぁ、二枚とも同じものじゃ。ケントが署名を終えて確認したら、術印を押すからのぉ」


 オットーさんは手馴れたものとか言うけれど、借金関係の書類を作るのは、まだ三回目ですよ。

 三人が署名を終え、確認して術印を押せば、借用書類の完成です。

 これで、僕の口座には百万ヘルトが振り込まれ、メリーヌさんとニコラはギルドに借金を負うことになります。


「では、この証文はそちらに……」


 ニコラは引ったくるようにして三百万ヘルトの証文を手にすると、その場でビリビリに破いて投げ捨てました。


「ちょっと、ニコラ……」

「ほぅ、お前、良い度胸をしてるな」


 メリーヌさんの注意が終るよりも早く、ニコラの頭がドノバンさんによって鷲掴みにされました。


「お前は、ギルドを敵に回すつもりなのか?」

「す、すみません。そんなつもりじゃなくて、イライラしていて……つい」

「一枚残らず拾い集めろ、今すぐだ……」

「は、はいぃ!」


 本気モードのカルツさんもおっかないですが、ギルドのまとめ役であるドノバンさんに逆らう事は、ヴォルザードで冒険者生活が出来なくなるに等しいです。


「ケント、ボレントとの話はついたんだな? クラウスさんにも報告しておけよ」

「はい、フレイムハウンドにも処分の話はしておきました」

「あぁ、早速顔を出して、ランク落ちしたカードを受け取って帰ったぞ」

「えっ、もう現れたんですか?」

「まったく、あれほどの切り替えが出来るなら、まともに依頼を片付けていれば良いものを……」

「出て行くとなれば、マールブルグに行くしかないでしょうし、イロスーン大森林の件で仕事はあるでしょうから、何とかするんじゃないですか」

「当然だ、リバレー峠で山賊なんかになったら、お前に指名依頼を出して片付けてもらうかな」

「勘弁してもらいたいですが、そうなったら責任取って片付けますよ」

「ふむ……ちょっとは頼もしくなったか?」


 ニヤっと子供が見たら泣き出しそうな笑みを浮かべて、ドノバンさんは自分のデスクに戻っていきました。

 まぁ、断言でなく疑問形ってあたりが、今の僕の評価なんでしょうね。

 いやいや、フルールさん、そんな目で見ても、僕は何の責任も取りませんからね。

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