第326話 アルダロスの夜は更けて

 王城の高い塔から見下ろす夜のアルダロスは、東京のような派手なネオンサインこそ無いもの、魔道具の明かりやランプで明るく照らされています。

 貴族が暮すエリアも、広い屋敷の庭などは暗いものの、王城へと続く道には街灯が灯されています。


「ラインハルト、前に来た時よりも街が明るくなっていない?」

『そうですな、そう言われてみますと街の明かりが増えているようですな』

「逆に、王城は暗いと言うか、地味になった気がする」

『こうして上から眺めて見ますと、必要な場所には明かりが灯されていますが、不要な明かりは消されているようですな』


 愚王と呼ばれたカミラの父親や、第一、第二、第三の馬鹿王子達が生きていた頃は、王城は煌々と明かりに照らされ、逆に街はもっと暗かった印象があります。

 たぶん、思い込みとかイメージもあるのでしょうが、王族や貴族が無駄に贅沢をして民衆にお金が回っていないようでした。

 今の明るさこそが、正しい夜のアルダロスなのでしょう。


 バッケンハイムのギルドを訪ねて、クラーケンの魔石を預けた後、領主のナシオスさん、娘のカロリーナさん、クラウスさんの長男アウグストさんと一緒に夕食をご馳走になりました。

 アウグストさんは、ブライヒベルグで暮しているので、ナシオス親娘との頻繁に食事を共にしているそうです。


 カロリーナさんとの結婚は、イロスーン大森林の一件が片付いてからと言ってましたから、試験航海とか、セラフィマの輿入れとかが終ったら、裏から少し動きましょう。

 街道付近の強い魔物を間引いておけば、工事は順調に進むでしょう。


 夕食の後、アルダロスに足を伸ばして来たのは、アーブルの残党の件をカミラに報告しておくためです。

 たぶん、カミラの方でもアーブルの残党は追っていたでしょうから、こちらとの情報を摺り合わせておいた方が良いでしょう。


 ハルトを目印にして探すと、カミラの姿は執務室にありました。

 机に向かって、黙々と何かを書き進めているようです。

 書き物が一段落するのを待って、声を掛けました。


「こんばんは、カミラ」

「魔王様、お久しぶりです」

「少し、いいかな?」

「勿論です……」


 応接ソファーに腰を落ち付けると、ハルトが隣に座って摺り寄ってきました。


「ハルト、いつもありがとうね」

「わふっ、ご主人様、撫でて撫でて」

「うちも、うちも!」


 すかさずマルト達も影の中から飛び出して来て、摺り寄ってきました。


「はいはい……順番だよ」


 うん、なんだかカミラが羨ましそうな顔をしているので、後でモフ……りませんよ。

 明日は、アマンダさんのお店で食事会の予定ですから、何かやるとバレる確率大です。


 カミラはメイドさんにお茶を頼むと、僕の向かいの席に座りました。

 さすがに次期女王付きのメイドさんとあって、突然僕が現れても驚いたりも慌てたりもしていません。


 というか、こんな時間まで残業させられているんじゃないでしょうね。

 自分がブラックな環境で仕事しているから、周りも同じように頑張るべき……なんて理論を展開しているんじゃないでしょうね。


「魔王様? どうかいたしましたか?」

「いや、メイドさんも遅くまで大変だなぁ……って思って」

「はい、私が遅くまで仕事をするので、メイドには早番と遅番で交代してもらっています」

「そうなんだ、なら大丈夫だね」

「はい、そう仰る魔王様こそ、朝からこんな時間までお仕事をなさっていらっしゃるのでは?」

「まぁ、今日はジョベートからの試験航海の出航に立ち会って、ブライヒベルグでクラーケンの魔石をオークションに出す相談をして、夕食を御馳走になったぐらいだから、大して働いてないよ」

「ジョベートからアルダロスでは、ランズヘルトを東西に横断していらしたのですね。常人では、とても真似の出来ることではございません」

「そうは言っても、闇属性の影移動ならすぐだからね」


 言われてみれば、確かにランズヘルト東西に横断して来た感じですね。

 さっきまで平然としていたメイドさんまで、驚いた表情を見せています。

 まぁ、普通の人では無理ですけど、こちらの世界でも文明が発達して、飛行機とか飛ぶようになれば、珍しいことではなくなるでしょう。


「それで魔王様、今宵はどういった御用件でございましょうか?」

「うん、バルシャニアの皇女セラフィマの一行を襲撃しようと企てていたアーブル・カルヴァインの残党なんだけど、ほぼほぼ殲滅したから」

「ほ、本当でございますか? いえ、決して疑っている訳ではありませんが、私どもでも追跡を試みていたのですが、どの程度の規模で潜伏しているのかも掴めておりませんでした」

「そうだね、正確な人数は、僕の方でも分かりかねるけど。ドレヴィス公爵領には、かなりの人数が集まっていたし、マキリグ峠にも大きなアジトを作っていたよ」


 ドレヴィス公爵領で、アーブルの残党達が住民を集めてプロパガンダを展開するのを邪魔したところから、マキリグ峠でアジトごと殲滅するまでを順を追って説明しました。


「そんな数の爆剤や武器をまだ隠し持っていたんなんて……」

「爆剤については、奴らを討伐するのに全部使い切ってしまったし、武器に付いても殆どを回収済みだよ」

「見逃した連中は、盗賊などにならなければ良いのですが……」

「まぁ、あれだけ警告して、恐れをなして逃亡したんだろうし、大丈夫でしょう。それと、残党どもと通じていた商会が二つほどあってね。そっちにも、僕の名前で警告はしておいた」


 フレッドが調べてくれた商会には、経営者の元に僕の名前で警告状を送っておきました。

 店をドーンされちゃったり、倉庫が空になったりしたら困るでしょうし、これ以上の反政府活動はしないでしょう。


「どこの商会なのか教えていただけますか?」

「うーん……この先も、カミラに反旗を翻すようならばね」

「そうですか……分かりました」


 分かったと口にしつつも、カミラの表情は不満そうに見えます。


「アーブルに協力していたとなると、カミラにとっては敵と言っても良い存在だよね。でも、別の見方をするならば、アーブルを将来儲けさせてくれる男だと見分ける目を持っている者であり、あのアーブルが役に立つと目をつけた者でもあるんだよね」

「確かに……魔王様の仰る通り、アーブルに認められた商人、商会だと言えます」

「そういう者達は、アーブル亡き後に、誰と縁を繋いで儲けようとするかな? 残党たちが壊滅状態になった今、次はどこに繋がりを持とうとするのかな?」

「私が認められなければいけないのですね?」


 真っ直ぐな視線を向けながら問い掛けて来るカミラに、大きく頷き返しました。


「喪に服す期間を終えれば、カミラが王位を継承する。貴族から支持を取り付けたけど、民衆、特に力のある商人からも認められなければ、本当の意味でこの国の指導者になったとは言えないんじゃない?」

「そうですね……ふぅ」


 カミラは僕の言葉に同意しながらも、小さく溜め息を漏らしました。

 王位を継承する者としての責務に追われ、自信を失っているのでしょうか。


「どうしたの、カミラ? 疲れてるんじゃない?」

「はい……いえ、大丈夫です。お見苦しいところをお見せしました」

「ミルト、ちょっとゴメン。カミラ……」


 僕に寄り掛かっていたミルトに場所を空けてもらい、ポンポンとソファーを叩いてカミラを誘いました。


「魔王様? し、失礼いたします……」


 カミラは戸惑った表情を浮かべつつ、どこか嬉しそうにも見えます。


「魔王様……?」


 隣に座ったカミラに、今度は腿をポンポンと叩いて、横になるように促しました。


「し、失礼します……」


 横になったカミラの頭をそっと撫でます。

 メイドさんから、生暖かい視線を向けられちゃってますけど続行しますよ。


「また一人で仕事を抱えて、無理しちゃってるんじゃないの?」

「そんな事は……そうですね、あるかもしれません」

「もっと、ディートヘルムに仕事を割り振ってみたら?」

「少しずつ増やしてはいますが、私自身、とても手が回り切らないような仕事を弟に押し付ける訳にはまいりません」

「それじゃあ、信頼出来る大人に仕事を割り振るとかは?」

「それも、考えてはいるのですが……」


 第一王子、第二王子、第三王子が死去して、これまで抗争を重ねてきた派閥争いは、カミラを女王にする事で一応の決着は見ました。

 ですか、はい今日で抗争は終りましたから、皆さん仲良くしましょう……とはいかないらしいのです。


 表だって武力に訴えるような者こそ居ないものの、役職の椅子の数などを気にする輩がいるらしい。


「えぇぇ……まだそんな下らない事をやってるの?」

「はい、お恥かしい限りです」

「もしかして……サルエール伯爵?」


 カミラから返事が無いということが、僕の推測が当たっている証拠でしょう。


「だいぶ資金繰りに困ってたみたいだけど……」

「はい、そちらについては当面の資金を王家から貸付けて、砂漠化の対策も優先して行っているのですが……」

「いきなり収穫が戻る訳でもないもんね」

「はい……」


 サルエール伯爵は、元の第一王子派が出兵を決めた時、一番乗り気だった人です。

 投資に失敗して資金繰りが危うくなっていたので、第二王子派との決戦で手柄を立てて恩賞を手にするという皮算用を立てていました。


 そう言えば、第一王子アルフォンスが毒殺された時、今後の活躍次第ではアーブルの領地が手に入るかも……なんて思わせ振りな話をしたんだっけか。

 カルヴァイン領は、直轄地になったそうだし、サルエール伯爵とすれば誤算続きなのでしょう。


「第一王子派の重鎮の一人だったんだから、身分とか領地の広さとかで一目置かれる人だったんだよね?」

「はい、仰る通りです。サルエール領が荒れれば、周辺の小貴族の領地にも影響が出るでしょう。かと言って、サルエール領ばかりを優遇すれば、他の者が不満を溜め込むでしょう」


 話を聞いているだけで、面倒に思えてきてしまいます。

 たぶん、サルエール伯爵以外にも、困ったちゃんな貴族がいるのでしょう。


『ラインハルト、どうしたものかね?』

『難しいですな。カミラ嬢は民衆や部下からの信頼は厚いですが、女性であるが故に貴族達からの信頼が今一つなのでしょう』


 日本だったらセクハラだ……なんて事になりかねませんが、リーゼンブルグでは女性が王位に就いた事は無いそうです。

 それだけに、今のカミラの立場は微妙なのでしょう。


『もう一つ、カミラ嬢はブレインを持たずに、自らの決断で行動してきました。ラストックの街を治める程度であれば、それでも事足りたのでしょうが、リーゼンブルグ全土を治めるとなると……』

『手が足りずに、オーバーワークになる』

『その通りです』


 ラストックでカミラの元で仕事をしていた連中では、貴族相手の仕事は難しい。

 かと言って、これから宰相となる人物を探しても、数年で王位を弟に譲る可能性の高いカミラに仕えたがる者が居るか疑わしい。


「カミラ、トービルに回す仕事を増やしたら?」

「それは私も考えたのですが……肝心のサルエール伯爵との関係が上手くいっておりません」

「どういう事? だって、二人とも元第一王子派だよね?」

「そうなのですが、片やトービルは次期国王のブレーンに納まり、宰相への道がほぼ決まっている。方やサルエール伯爵は、王家の助けを借りても四苦八苦している」

「嫉妬してるのか」

「はい……」


 どうも、サルエール伯爵は、思っていた以上に捻くれてしまっているようです。


「カミラ、ラングハイン伯爵は?」

「伯爵は、砂漠化対策の陣頭指揮を執っています」

「えっ、伯爵自ら?」

「はい、本人のたっての希望です」

「それって、伯爵じゃないと出来ない仕事?」

「いえ、そうではありませんが、本人が是非に……と希望したもので」

「じゃあ、カミラから、是非に……って頼んで、こっちの仕事を手伝ってもらおうよ。ドレヴィス公爵は、バルシャニアの抑えに動かせないんでしょ?」


 バルシャニアの皇女セラフィマの一行が、輿入れのためにリーゼンブルグ国内を移動していますが、両国の間で公式な和平条約が結ばれた訳ではありません。

 ドレヴィス公爵は、バルシャニアへと通じる街道の国境線を守る役割があり、それを放棄してカミラの片腕を務めることは難しいでしょう。


 ラングハイン伯爵ならば、元第一王子派の重鎮の一人で、穏健派でもあります。

 困ったちゃんのサルエール伯爵に、睨みをきかせるのに最も適した人物です。


「それと、グライスナー侯爵にも戻ってもらおう」

「グライスナー侯爵も……ですか?」

「だって、まだ元の派閥間でゴタゴタしてるんでしょ? 両方の派閥に睨みをきかせられる人物じゃないと駄目でしょう」

「確かに、あの二人ならば、両方の派閥に顔がききます」


 ラングハイン伯爵は、結構高齢に見えましたが、カミラからディートヘルムに王位を譲るまでですから大丈夫でしょう。

 グライスナー侯爵は、結果的にラストックを譲り受ける形になったのですから、もっと働いてもらわないといけませんよね。


「二人が王都に出て来た時点で、トービルの処遇についても考えよう。例え、少数派であっても、宰相に従わない者達がいるのは不味いからね」

「分かりました。弟をしっかりと支えられる人物を宰相に据え、王位の譲渡に不安を残さないようにいたします」


 膝枕で頭を撫でながら……なんて格好のせいなんだろうけど、何だかカミラの受け答えが気だるげに聞えます。


「そう言えば、何を熱心に書いていたの?」

「あれは、召喚によって命を落とした者の遺族に宛てた手紙です」

「うっ、僕もカミラの仕事を増やしてたのか」

「いいえ、手紙は、本来私から申し出るべきことですし、苦にはなりません」

「そうだ、手紙の文面……」

「文面は、聖女殿に検めてもらっています」

「えっ、唯香にって、どうやって?」

「ハルトに頼んで、手紙を添えて運んでもらいました」

「なるほど……」


 リーゼンブルグの王族であるカミラと、日本人とでは感覚の違いがあります。

 以前、謝罪のビデオを撮影したときも、何度も撮り直しました。


 封をする前に、唯香が文面をチェックしてくれれば安心です。

 でも、唯香は何も言って無かったんだよね。


「魔王様……」

「何かな?」

「バルシャニアの皇女は、後何日ぐらいで、ここに来るのでしょうか?」

「たぶん、あと五日ぐらい……かな」

「私は、ちゃんと出迎えるられるでしょうか……」

「大丈夫、バルシャニアとの和平に道を開いた女王として、歴史に名を刻むことになるよ」


 いやいや、ここはもっと甘い台詞でも囁くところでしょう。

 我ながら、もっと気の利いたセリフが言えないものかね。


「私は、リーゼンブルグの民が幸せになるのならば、歴史に名を刻まなくとも構いません。それよりも少しでも長く、こうして魔王様と一緒に過ごしていたいです」


 おぉぅ……何でしょう、このいじらしい生き物は。

 もう、ギューって、ギューって抱きしめちゃおうかと思ったけど、メイドさんが柱の陰でハァハァしてるのに気付いて、我に返りました。

 なんか、尊い……とか聞こえたのは気のせいでしょうか?


「ヴォルザードに来た頃、唯香はカミラに対して剥き出しの敵意を抱いてた。ラストックの駐屯地で同級生達が置かれていた環境は酷いものだったし、船山を助けられなかった負い目もあったんだと思う」


 マノンやベアトリーチェの存在にも唯香は眉を吊り上げていたけれど、カミラに関しては絶対に駄目という姿勢を崩しませんでした。


「それは、私のやった事を思えば当然でしょう」

「うん、でもね、最近ちょっと風向きが変わりつつあるんだ。ヴォルザードでの生活が安定して、日本に戻る方法も見つかって、家族との再会も出来た。まだ、被害者全員への賠償は終わっていないけど、唯香の中で、召喚によって負った心の傷が少しずつだけど癒えてきたんだと思う」

「では、私も魔王様のお側に……」

「日本との賠償が片付いて、リーゼンブルグの王位をディートヘルムに引き継いだらね」

「はい……」


 カミラをお嫁さんの一人に加えると日本で報道されれば、間違いなく僕は叩かれるでしょう。

 ぶっちゃけ、僕自身は日本でどう思われようと構いませんが、唯香の家族や父さんの新しい家族に害が及ぶのは困ります。


 それを防ぐためにも、被害者への賠償は済ませておかなければなりませんが、船山の父親や、グリフォンに攫われた三田の家族などは納得してくれないでしょう。

 他の同級生は無事に帰還したり、命を落としてしまった人も遺体は日本に戻っていますが、二人に関しては遺体も戻っていません。

 まだまだ、道のりは遠いと言わざるを得ません。


「魔王様……」

「何かな?」

「海の匂いがいたします」

「あぁ、そうだ、乾かしたけど海水を浴びたんだ。あとで洗濯しとかないと……」

「魔王様は、ご自分で洗濯をなさるんですか?」

「うん、今は水属性の魔術で洗って、脱水して、風属性の魔術で乾かしちゃうから、あっという間だよ」

「私は、メイドに頼り切りで……」

「洗濯よりも大切な仕事があるんでしょ。それに、メイドさんに仕事を与えるのもカミラの仕事じゃないの?」

「そうですね。そうでした」


 カミラの声は、今にも眠りに落ちそうなほど気だるげな感じです。


「もう今日は仕事を切り上げて、早めに休みなよ」

「はい……あの、魔王様、お戻りになる前に、ご入浴されていかれませんか?」

「ご、ご入浴?」

「はい、今日は潮風も浴びられていらしたようですし……城の者は浴室に近付かぬように言いつけておきます」


 えっと、それって邪魔の入らない状況で一緒に……ってことかな?


「ど、どうしようかなぁ……」

「湯は、いつでも入れるようになっております」

「そ、そうなんだ、じゃあ、ちょっと汗を流して行こうかなぁ……」

「では、支度を整えてまいります」


 カミラは、ぱっと起き上がると、スキップしそうな足取りで執務室を出ていきました。

 ほら、マルトたちやヒルトも一緒に入るだろうし、久々に大きなお風呂にはいりたかっただけだけすよ。

 

 この後、後宮の風呂場に案内され、一風呂浴びた後でヴォルザードに戻りました。

 ちょっとのぼせそうになったけど、何もありませんでしたよ。

 うん、けしからん……。

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