第280話 真夜中の工作部隊

 クラウスさんの執務室に居座っていると、フレッドがチョウスクから戻って来ました。

 ゴーケンのオアシスの現状をセラフィマに伝え、随行している騎士の隊長とも討伐について筆談で話し合いをしてきたそうです。


『サンド・リザードマンは……抜け穴をいくつも作っている……』

「それは、襲われた時の反撃用なのかな?」

『たぶん違う……脱出用かと……』


 ゴーケンのオアシスを占拠しているサンド・リザードマンは、何らかの魔物に追われて逃げ込んだ可能性が高いと思われます。

 抜け穴は岩の割れ目の奥にあるオアシスから、更に奥に抜ける形でも掘られているそうです。


「バルシャニアは、どうやって討伐するつもりなのかな?」

『サンド・リザードマンが苦手な水属性の魔術で……討伐するより、追い出すつもり……』


 サンド・リザードマンを殲滅しようとすれば攻撃側の被害も大きくなるので、抜け穴が出来上がってから追い出す事に主眼を置いて攻め込むようです。


「でも、それだと逃げ出したサンド・リザードマンが、別のオアシスを襲ったりしないかな?」

『攻撃は……近くのオアシスの守りを固めてから……』


 ゴーケンのオアシスを攻めるのは、一つ手前のミズーシのオアシスと、一つ向こう側にあるリヤマのオアシスの守りを固めてから始めるそうです。

 サンド・リザードマンは、元々は砂漠に暮らす種族で、オアシスを襲ったのは他の魔物から逃げるためと考えられています。

 オアシスの守りを固めて備えていれば、それを攻略してまで住み着こうとはしないだろうというのがバルシャニアの考えだそうです。


「それならば、被害を出さずに追い払えそうだね」

『たぶん……ただ、数が多いから油断は禁物……』


 バルシャニアでも、十分な準備を整えてから作戦を開始するようです。


「フレッド、こっちは今のところ問題ないから、もう少しバルシャニアを手伝っていてくれるかな?」

『了解……任せて……』


 フレッドがチョウスクへと戻って行くと、また暇になってしまいました。

 クラウスさんは、日頃からフラフラしているのかと思いきや、凄いスピードで書類に目を通してサインをしています。

 これは、僕に出来る領主をアピールするためのポーズ……ってことじゃないですよね。


「なんだケント、俺の仕事に首を突っ込みたいのか?」

「いえいえ、とんでもないです。僕なんかに、領主様の責任ある仕事なんて無理ですからね」

「ふん、どうせ俺が真面目に仕事しているのが意外なだけなんだろう?」

「そ、そんな事は、無くもないかもしれません……」


 僕と無駄話をしながらも、クラウスさんは手を止める様子はありません。


「まぁ、俺の仕事は飾りみたいなもんだからな」

「そうなんですか?」

「俺の所に上がってくる書類は、ドノバンとかが目を通してあるものばかりだ。特に検討を要する書類には印が入っているし、それ以外は目を通して確認するだけだからな」

「という事は、殆ど解決済みって事ですか?」

「まぁ、そうだが、ドノバンの所に来る書類だって、殆どは職員が対策済みのものだ。それを二重にチェックしているようなもんだ」

 

 ドノバンさんが目を通しているのはギルドの依頼に関する書類で、クラウスさんが目を通すのはヴォルザードの街の運営に関わる書類だそうです。

 ヴォルザードの街で一番大きな事業は城壁の拡張工事ですが、作ってしまえば終わりという訳ではなく、管理をしていく必要があります。

 城壁に関しては、守備隊の皆さんが内部だけでなく外部の見回りやチェックを行って、壊れた箇所があれば修繕を行うそうです。


「去年は、ゴブリンの極大発生や投石するオークなんかが来やがったからな、城壁もかなり損傷があるみたいだ。折を見て修繕も考えておかないと、崩れたりしたら洒落にならないからな」


 言われるまでもなく、城壁はヴォルザードの安全の根幹をなすものです。

 もし大量の魔物に囲まれている時に崩れたりしたら、一気に魔物が雪崩込んで来て、大きな被害が出てしまうでしょう。


「クラウスさん、ちょっと思ったんですけど」

「なんだ? 城壁のことか?」

「はい、城壁の外側をですね。土属性の魔術を使って、ツルツルに仕上げて固めてしまうっていうのはどうですかね?」

「城壁をツルツルだと……?」

「はい、魔物の爪も引っかからないぐらいにツルツル、カチカチに固めてしまえば……」

「なるほどな……手掛かり、足掛かりが無ければ、一気に上まで飛び上れる魔物以外は登れないってことか」


 ゴブリンが城壁を登ろうとした時も、オークが登ろうとした時も、城壁の石積みの段差に掴まったり、足を掛けてよじ登っていました。

 オーガになると、一っ跳びで城壁の上まで手を届かせてしまいますが、それ以外の魔物は登れなくなるはずです。


「そうか……確かに、その通りだな。だが城壁全体を固めるとなると……相当な数の土属性の術者が必要になるし、費用も馬鹿にならねぇな。良いアイデアだとは思うが、すぐに実行は難しいな」

「僕が、今日みたいに暇な時にやりましょうか?」

「ケント様、そんなに私とゆっくり過ごすのが、お嫌なんですか?」

「リーチェと一緒に居るのが嫌なんじゃなくて、平日に僕だけ遊んでいるのが申し訳ない感じがしちゃって……」


 いや、ベアトリーチェの可愛い脹れっ面が見れるなら、ちょっとイジワルしちゃうのも……嘘です、痛い、痛い、脇腹抓らないでぇぇぇ……


「そうだな……いずれやってもらうかもしれねぇが、今日はやらなくていいぞ。何でもかんでもケントに頼っていたら、ケント抜きでは街が成り立たなくなっちまう。代りになる者が居ない状態ってのは、褒められた状態じゃないからな」


 僕が元気で働ける間は良いとしても、いずれ年を取って働けなくなったら、城壁の状態を維持出来なくなる恐れがあるってことですね。


「でも、僕と眷族のみんなにしか出来ない事であっても、補修レベルが今の状態に戻るだけですよね」

「それも、そうだな……」

「それに、一度固めてしまえば、後は補修するだけ……いや、新しい壁を作る時にも、やり方を変えないと駄目か……」

「ケント。城壁の件は、お前の言うような施工が出来るかどうか、出来たとして工期にどれだけの影響が出るのかも検討する必要がある。だから、今すぐ依頼を出すのは無理だが、街の安全を考えるならば、検討すべきだと思ってる。それに……」


 クラウスさんは言葉を切ると、厳しい表情で僕に視線を向けてきました。


「それに……何でしょう?」

「お前らが、勝手にやっちまう場合には、止めようがないな……」


 クラウスさんがニヤリと笑みを浮かべた途端、ベアトリーチェが頬を膨らませました。


「ケント様や眷族の皆さんをタダ働きさせるような真似は、私が許しません!」

「あぁ、そうだぞリーチェ。ヴォルザードが誇るSランクの冒険者だからな、タダ働きの強制なんて出来やしない。ただ、ただ! 本人達がやりたいと言うなら、それを止めることなんか出来ねぇぜ」


 クラウスさんはニヤニヤした笑みを深くして、ベアトリーチェはますます膨れっ面で不機嫌になりました。

 はぁ……まったくクラウスさんらしいと言うか、なんと言うか……。


「リーチェ、ちょっと眠たくなっちゃった。膝枕してもらってもいいかな?」

「ケント様……勿論です!」


 ソファーに横になり、ベアトリーチェに膝枕してもらうと、当然抗議の声を上げる人がいます。


「ケント! 手前、リーチェとイチャイチャするなら、さっさと城壁の補修でもやって来い!」

「いやぁ……ヴォルザードの誇るSランク冒険者が横になりたいと言ってるんですから……ねぇ」

「はい、私ではお止めすることなど出来ませんわ」

「くっ、お前らなぁ……ちっ、勝手にしろ!」


 はいはい、後で勝手に城壁の工事もやっちゃいますよ。

 ベアトリーチェの膝枕で昼寝を満喫した後、夕方までノンビリさせてもらいました。


 下宿に戻って夕食を食べ、メイサちゃんを寝かし付けたら、夜の散歩に出発です。

 メリーヌさんが自分の店に戻った後、これまで以上にメイサちゃんは店の手伝いに熱を入れているそうで、夜はスイッチを切るように眠りに落ちていきます。

 まぁ、戻ってきたら、ちゃんと枕の役目を果たしてあげましょうかね。


 向かった先は、ダビーラ砂漠と接するリーゼンブルグの領地の一つ、ドレヴィス公爵領です。

 ドレヴィス公爵領では、王都から派遣された土属性魔術士達によって、砂漠の緑地化が進められています。

 

 砂漠の緑地化といっても、地球で行われているような乾燥に強い植物を植えたり、高分子吸収ポリマーを撒いたり、防砂林を植樹したり……といった方法ではありません。

 土属性魔術を使って、押し寄せて来た砂を集めて固まりとして取り除いてしまうという、何とも力技な方法が行われています。


「へぇ、こんな感じで進めているんだ……」

『なかなか、根気の要る作業ですが、術士は頑張っているようですな』


 ドレヴィス公爵領のかつては農地だった場所には、三メートル四方程度の塊がいくつも並べられています。

 農地に積もった砂を集めて、土属性の魔術で固めたものです。

 塊の周囲の地面は、黒っぽい土が剥き出しとなっていて、これを耕せば畑作ができるようになるはずです。


「よし、ゼータ、エータ、シータ、それにフラム、闇の盾を使って、砂の塊を影収納に入れちゃって。僕は砂漠に捨てる場所を探してくる」

「畏まりました、主殿」

「了解っすよ、兄貴」


 影の世界に身体を置いて、星属性の魔術で意識だけを砂漠の空へと飛ばします。

 ダビーラ砂漠は、砂の海の中に岩山が点在するような土地で、空気は乾燥しています。

 そのせいか、空気が澄んでいて、降るような星空が広がっていました。


 較べてみると、砂は南に行くほどに白さを増し、北部に行くほど赤みが強まります。

 そう言えば、ラストックから南下して行くと、海岸の際は石灰岩の台地でした。

 白い砂は石灰岩が混ざっているから白く、逆に赤みが強い砂は鉄分を含んでいる可能性があります。


 ダビーラ砂漠の南端、海に面した部分の多くは切り立った崖ですが、一部には砂浜もあります。

 やはり石灰岩が崩れたものなのか、砂浜は真っ白です。

 夏になったらプライベートビーチとして使おうかなぁ……なんて考えましたが、こちらの世界の海の中には魔物が潜んでいるんですよね。

 マーマンとか、例のでっかい魚とか、ちょっと危なくて入れません。

 魔物が入り込めないように、柵でも作りましょうかね。


 砂の塊を捨てる場所は、砂漠を渡る街道から離れた、南側の人の踏み入らない場所にしました。

 影の空間に積み上げられた砂の固まりを、上空に開いた闇の盾から落としてしまえば作業は終りです。

 かなりの数がありましたから、一晩で無くなっているのを見たら、緑地化を進めている術士の皆さんは驚くでしょうね。


 砂の塊が無くなり、辺り一面土が剥き出しになりましたが、雑草一本生えていない荒れ地のままです。

 以前は、麦などの栽培が行われていたそうですが、元の姿を取り戻すには時間が掛かるでしょう。

 と言うか、この土地を耕す人が居るのでしょうか。

 まぁ、その辺りの事はカミラや、ドレヴィス公爵が考えるでしょう。


『では、ケント様。街道の整備を始めますぞ』

「うん、よろしくね」

『まずは、バマタまでの街道を幅を広げながら整えてしまいますぞ』


 てか、ラインハルトがやる気出し過ぎって感じなんですが、大丈夫でしょうか?

 でも、良く考えてみれば、ラインハルトにとってリーゼンブルグは生前の祖国です。

 道の整備は、祖国の発展にも繋がることですから、やる気を出すのも無理ないのかもしれません。


 ドレヴィス公爵の屋敷があるバマタから、ダビーラ砂漠へと続く街道は、荷馬車がようやく擦れ違える程度の幅しかなく、あちこちに大きな穴があいている有様でした。

 道幅を広げるのに邪魔な茂みは薙ぎ払い、コボルト隊が地均しをした後、ゼータ達が硬化させていきます。


 土属性の魔術を使って硬化はさせますが、路面はツルツル、スベスベにはしません。

 ツルツルにしてしまうと、蹄が滑って馬が走りにくくなってしまうからです。

 ラインハルトが指揮を執り、コボルト隊やゼータ達がテキパキと作業を進めるので、日本の道路工事よりも遥かに早く作業が完了します。

 てか、僕は必要ないような気が……後で、みんなを労ってあげましょう。


「ラインハルト。ここは任せちゃっても良いかな?」

『ケント様は明日の帰還作業に備えて、戻ってお休み下され』

「うん、それじゃあ、お願いするね」


 ヴォルザードを目指して、影の空間へと潜ると、バステンとフレッドが報告に戻って来ていました。


『ケント様、今夜はもうエンデルスは出掛けないようです』

「何か掴めた?」

『いえ、今日は往診に出掛けただけで、怪しげな人物との接触もありませんでした』

「まだ頻繁に連絡を取るような段階ではないのかな?」


 エンデルスは、マールブルグでは名の通った医者のようです。

 街の中心からは、少し離れた場所に治癒院を兼ねた屋敷を構え、本人曰くバッケンハイムで修業を積んだそうで、患者からの評判は悪くないようです。 


『恐らくそうなのでしょう。エンデルスの目的は、金か地位のどちらからでしょうが、いずれにしても計画が発覚すれば死罪は免れません。発覚しそうになれば、逃げる手段ぐらいは用意しておきたいところでしょうが……』

「そうか、イロスーン大森林の通行が回復しないと、マールブルグの他はヴォルザードしか逃げ道が無いのか」

『はい、あとはリバレー峠で山賊に身をやつすぐらいでしょう』

「だとすると、三日後までに尻尾を出さない可能性もあるね」

『はい、今の段階では、ただ診断を誤っただけだと強弁すれば、追放程度で済む可能性もあります』

「そうか……分かった、引き続き監視してもらえるかな」

『了解です』


 エンデルスがイロスーン大森林の通行が回復するまで動かないとすれば、マールブルグの領主ノルベルトの容態が急変するような事態にはならないでしょうが、食事を制限されているので衰弱する心配があります。

 何か手を打っておかないと、三日後には本物の病人になっているかもしれません。


『ケント様……直接胃に放り込む……』

「そうか、なるほど……」


 フレッドの言う通り、食事が制限されているならば、僕らが勝手に栄養補給しておけば問題無いのでしょう。


『ケント様、それならば戦の最中に食べる補給食にしましょう』

「補給食……?」

『はい、大きな戦の最中は、食事も満足にする時間が無い場合があります。そんな時の為に、干し肉やドライフルーツを磨り潰して丸薬状にしたものが補給食です』

「それなら噛み砕く必要も無いし、直接胃に放り込んでも大丈夫そうだね」

『今夜のうちに準備して、ノルベルトに与えておきます』

「うん、よろしくね」


 エンデルスに助からない病だと診断されていますが、実際には健康であるノルベルトなので、栄養さえ十分に摂っていれば問題ないでしょう。


「フレッド、チョウスクはどんな感じ?」

『バルシャニアの騎士と……冒険者が合同作戦を立ててる……』


 バルシャニアの騎士と、商隊の護衛を務めている冒険者達の間で話し合いが持たれ、今回はサンド・リザードマンの数が多いことを考慮し、討伐ではなく追い払う事に徹することで一致したそうです。

 元々チョウスクの守備に着いていた騎士とセラフィマの護衛の騎士の中から、水属性の者を選出、それに水属性の冒険者の中から志願した者を加えて、既にミズーシのオアシスに向かって出発したそうです。


『リザードマンは……南東からオアシスに来た……』


 フレッドが足跡などの痕跡を調べたところ、サンド・リザードマンはゴーケンの南東方向から逃げて来たようです。

 ゴーケンのオアシスの入口は南側を向いているので、北の方角へ向って掘り進められている抜け穴が完成次第、本来の入口から攻撃を仕掛けて追い出す作戦です。


『バルシャニアは……ミズーシで演習も行う予定……』


 ぶっつけ本番で討伐に向かえば、騎士と冒険者の間で連携が取れない恐れがあります。

 そうした懸念を払拭する為に、騎士と冒険者が合同で演習を行った後で、実際の討伐を行うそうです。


 今回の作戦では、一番の目的はサンド・リザードマンの排除で、それを最小の被害で達成するのが目標です。

 冒険者の中には、サンド・リザードマンを単独で討伐して、一人前だと認められたい若手や、素材で一稼ぎしたいと考えている者も居たそうですが、街道の通行を回復することが優先されました。


 具体的には、水属性の術士を二組に分け、二段撃ちの要領で間断無く派手な水属性魔術を撃ち込むそうです。

 水属性の魔術士達を中央に並べ、その両脇を騎士が固め、万が一サンド・リザードマンが反撃して来た場合には全面に押し出して戦闘を行うそうです。


 北側に向かう抜け穴の近くには、監視要員を配置して、サンド・リザードマン達が十分に離れたら狼煙を上げて知らせるそうです。

 約百五十頭もの群れが移動するので、あるいはゴーケンの北側にもともと生息しているサンド・リザードマンと反発しあうかもしれませんが、今はそこまでは考えないことにします。


「フレッド、リザードマン達を襲っていた魔物は分かった?」

 『それは……まだ不明……』


 オアシスからサンド・リザードマン達を追い出したとしても、根本的な解決ではありません。

 サンド・リザードマン達が、それまで住んでいた土地を追われた原因が特定出来ていません。

 恐らくは、デザートスコルピオか、サンド・ヴァイパーだろう思われますが、まだ実際の姿を捉えられていません。

 そんな魔物が街道近くに現れるようになったら、並の冒険者では太刀打ち出来ないでしょう。

 フレッドも調べているようですが、いくら大型の魔物だったとしても、広大な砂漠の中から探し出すのは至難の業です。

 それに、砂に潜って獲物を待ち伏せしているとしたら、見つけられないでしょう。


「そっちも不安だけど、オアシスの方の重点を置いて監視して」

『了解……』


 念のため、ゴーケンの南側に広がる砂漠を星属性の魔術を使って見て回りましたが、月明かりの下に砂の海が広がっているだけでした。

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