第214話 騎士の処分

 アルダロスの王城へと移動し、ハルトに案内された場所は、塀で囲まれていますが屋根が無く、青い空が見えていました。

 切り出した石を敷き詰めてあり、広さは20メートル四方ぐらいで、辺りには血の臭いが漂っています。


「魔王様、御足労いただき、申し訳ございません」


 歩み寄って来たカミラが、跪いて頭を下げましたが、僕の視線はカミラの後ろの光景に釘付けにされてしまいました。

 両手を後に縛られた体格の良い男性が、跪いた状態から、高さ50センチほどの分厚い板に頭を突っ込むようにして倒れています。


 それを横から眺めているのですが、男性の肩は板に密着しているようにしか見えません。

 板の根本には大きな血溜まりが出来ていて、板から2メートルほど離れた台の上に、男性の頭部が乗せられていました。


 ここは王城の処刑場なのでしょう。

 処刑場の片隅には、刑の執行に関わったのか、五名の騎士が直立不動で整列しています。


「魔王様のご友人にふしだらな行為を働いた者は、私に帯同していた一名と、ラストックに残っていた二名の計三名だと判明いたしましたので、ご命令通りに処分いたしました」


 淡々と報告するカミラの言葉は聞えていましたが、その内容を理解する事を脳が拒否しているようです。


「魔王様……いががいたしましたか?」

「ラストックの二名も……」

「はっ、既に処刑を終えました」

「間違いないの? その三名は自分の罪を認めたの?」

「はい、三名ともに罪状を認めました」


 処分を行うように厳しく言い渡しましたが、まさか処刑という処分がされるとは思っていませんでした。

 思ってはいませんでしたが、今になって考えてみれば、処刑が行われてもおかしくはありません。


 既に何度もラストックは魔物の大群に襲われ、その度に僕の支援を受けています。

 自慢する訳ではありませんが、僕や眷族達の働きが無ければ、ラストックの住民は全滅していた可能性すらあります。


 それに加えて、アーブル・カルヴァインが脱走して、いわゆるテロ行為を行っている状況では、僕が敵に回るなんて状況は間違っても許されません。

 厳しく処分するように命じれば、処刑してしまう可能性は十分に予測できたはずです。


「魔王様に申し上げます。今回の調査において、直接行為には加わらなかったものの、処刑した三名の行いを十七名が気付いておりました」

「それは、気付いていたけど止めようとしなかった……って事なの?」

「はい、おっしゃる通りでございます」


 勿論、気付いていたのに止めさせなかった事は、とても褒められた行動ではありません。ですが、ラストックに捕らえられていた頃、みんながサル扱いされていた事を考えると、むしろ、良く三人だけで済んだものだと思ってしまいます。


「魔王様、この十七名については、どうか命だけは助けていただけませんか。もし駄目だをおっしゃるならば、代わりに私の命を……」

「ふざけるな! 僕があんだけ大変な思いをしてまで助けたんだぞ。ブースターを使って、三日も身動き出来なくなるのも覚悟の上で! 言っておいたよね、その心臓の鼓動を勝手に止めるなんて許さないって」

「も、申し訳ございません。ですが、十七名もの騎士を一度に失うのは……」


 最近のカミラは、親しみを持って接してきていましたが、今日は僕を怖れているようにさえ見えます。

 整列している騎士も、そちらに顔を向けただけでビクリと身体を震わせました。


「助命は認める。ただし、何の処分も無しとはいかないよ」

「ありがとうございます。十七名については、騎士の称号を剥奪いたします」

「称号を剥奪されるとどうなるの?」

「はい、貴族としての身分の剥奪、家名の剥奪、報酬の大幅な減額となります」

「良いだろう、処罰を認める」

「はっ、ありがとうございます」


 騎士達の助命が認められ、カミラは大きく息を吐いて、肩の荷を下ろしました。

 僕としては、綿貫さん次第ではありますが、実際に暴行を働いた者達も命は助けるつもりでした。


 カミラにも、屈服させた頃に命の重要さを話し、無闇に殺さない方針を話したはずですが、時間が経過して忘れてしまったのでしょうか。

 それとも、何か別の理由が存在しているのでしょうか。


「カミラ」

「は、はいっ! 何でございますか」


 やはり何かが変です。声を掛けただけで、カミラはビクリと身体を震わせて、向けてくる視線も僕の機嫌を伺っているかのようです。


「ま、魔王様……い、いかがいたしましたか?」

「それは僕の台詞だよ。どうしたの? 何でそんなにビクビクしてるの?」


 カミラは、僕の問い掛けに迷っているような表情を見せた後、意を決したように尋ねてきました。


「あの、魔王様。その、全属性を手に入れられた後、何か変わったように感じませんでしたか?」

「変わったように? そう言われれば、最後の水属性の奪取を行っていた時に、身体がビリビリして、まるで別の物に組み替えられるような感じはしたかな……」

「やはり、そうでございますか……」

「何だよ、何の話? ちゃんと分かるように説明してよ!」

「も、申し訳ございません!」


 思わせ振りな言葉や、いつになく余所余所しい振る舞いに、イラっとして声を荒げてしまうと、またしてもカミラは身を縮めるようにして頭を下げました。


「その……魔王様は、全属性を手に入れたことで、魔王として覚醒されてしまわれた……と思われます」

「魔王として覚醒?」

「はい。王家に伝わる言い伝えでは、過去の魔王は、全属性の魔術を使いこなしていく内に、粗暴さ、残虐さを増していったそうです」

「えっ、それじゃあ、僕が全属性を手に入れたから、残虐な魔王になるかも……って思ってるの?」


 カミラは、恐る恐るといった様子で頷いてみせました。


「はぁ……そんな訳ないじゃん。僕は僕だよ」

「ですが、これまでの魔王様でしたらば、騎士を処分しろなどとは仰られなかったかと……」

「処分しろとは言ったけど、処刑しろとは言わなかったよね?」

「あっ、で、では……」

「処分の内容については、これから決めるつもりだった」

「そうでございましたか」

「騙して隷属の腕輪を嵌めた女性に性的な暴行を加えるなんて、騎士としてあるまじき行為だけど、命まで奪うべきなのか、それとも他の刑罰を加えるべきか、被害に遭った女子が立ち直るために最善の内容にしたいと思っていたんだ」

「で、では、魔王様は、これまでと変わらぬ魔王様でいらっしゃるのですね?」

「そのつもりでは居るけどね」


カミラは、大きな溜め息を漏らすと、身体の力を抜いて緊張を解いた後、もう一度表情を引き締めました。


「魔王様、差し出がましい真似をいたしまして、申し訳ございません。ですが、処刑した三名の所業につきましては、到底看過出来るものではございません。騎士団の規則に従って刑の執行をいたしました」

「分かった。カミラ・リーゼンブルグ」

「は、はっ!」

「この者は、命をもって罪を償った。遺体は丁重に埋葬せよ!」

「はっ、畏まりました」

「これ以後、騎士の地位を利用し、女性に暴行を加えた者には、同等の刑罰を与えよ。リーゼンブルグ王国騎士の誇りを汚す者は、万死に値する。そのような卑劣な行為を黙認する事も許さぬ!」

「はっ、確かに承りました」


 跪いて頭を下げたカミラに倣い、騎士達も跪きましたが、何人かの者は顔を上げた時には、納得がいかないという表情を浮かべていました。

 おそらく不満そうにしているのは、先日の王城での騒動に関わっていない騎士なのでしょう。


 いくらか名前が売れてきているようですが、初めて僕を見た人からすれば、ただの子供にしか見えませんもんね。


「僕の処分に不満があるのかな?」

「処分の内容に不満はないが……我々が忠誠を誓ったのはリーゼンブルグ王国に対してであって、貴様のような子供に対してではない」

「無礼者! 魔王様に対して、そのような不遜な物言いは許さぬぞ!」

「カミラ様、貴女はリーゼンブルグの国王となられる方です。そのような子供に頭を下げるなど、下々の者に示しが付きません」

「馬鹿者! これまでリーゼンブルグ王国が、魔王様にどれほど助けられてきたと思っている。魔王様の助力が無ければ、我が国はバルシャニアの兵士に踏み躙られ、国そのものが無くなっていたかも知れぬのだぞ」

「しかし、カミラ様、本当にバルシャニアが攻め入ろうとしていたのか、本当に魔王の介入によって侵攻を諦めたのか、何も証拠が無いではありませんか」

「貴様は、私が騙されているとでも言うつもりか? これまで二度も死の淵から私を救って下さったのも、先日議事の間でアーブル・カルヴァインの野望を打ち砕いて下さったのも、全て私の思い違いだとでも言うつもりか! 下らぬ虚栄心で己の眼を曇らせ、真実から目を背けていて騎士としての勤めが果たせるとでも思っているのか!」


 烈火のごときカミラの剣幕に、騎士達はさすがに口が過ぎたといった表情を浮かべましたが、僕の存在を認めた訳ではなさそうです。


「もういいよ、カミラ」

「魔王様、なりませぬ。このような不心得者を許す訳には……」

「いくら口で言っても、実際に僕の力を見てみないと認めないつもりなんでしょ。別に構わないよ、僕は見ず知らずの誰かに認められたくて行動しているんじゃないし、邪魔立てするなら薙ぎ払うだけだよ」

「何だと貴様、舐めた……」


 僕の言葉を聞いて、反発していた騎士は怒りの声を上げて立ち上がりましたが、直後に目を見開いて後ずさりしました。

 呼び出した訳ではないのですが、僕の背後からスルリとネロが姿を現し、ドロドロと喉を鳴らして摺り寄ってきたからです。


 ネロの金色に光って見える大きな瞳に見詰められ、騎士達は全員立ち上がって腰の剣に手を掛けて身構えました。


「うろたえるな、魔王様の眷族だ」


 議事の間でネロを見ているカミラに声を掛けられて、抜きかけた剣を戻したものの、騎士達は顔を強張らせたままです。

 僕に耳の後ろを撫でられ、ネロが目を細めると、ようやくホッと息を漏らして緊張を解いたようです。


「カミラ、不祥事の処罰はこれで良いけど、今回の一件も賠償が必要だから、頭に入れておいてね」

「はっ、一日でも早く国内を静めて、一連の賠償責任も果たしていく所存です」

「うん、アンデットによる襲撃事件とアーブル・カルヴァインの捕縛も、よろしく」

「はっ、最善を尽くします」


 カミラは跪いたまま、再び頭を下げました。


「あっ、そうだ。来年の話になるけど、バルシャニアの皇女セラフィマがヴォルザードに輿入れするから、道中の便宜を図ってくれるかな」

「バルシャニアの皇女殿が……お相手は、ヴォルザード家の嫡男アウグスト殿ですか?」

「いや、違うよ」

「では、次男のバルディーニ殿ですか?」

「ううん……」

「まさか……領主のクラウス殿とでは、親子ほども年が離れているではありませんか」

「いやいや、相手はクラウスさんじゃないからね」

「では、どなたが……まさか?」


 カミラは大きく目を見開いて僕を見詰め、僕が頷き返すとガックリと顔を伏せました。

 直後にポタポタと雫が落ちて床を濡らしました。


 そのまま、二十秒ほど肩を震わせていたカミラは、グッと袖口で目元を拭うと、赤くなった目で僕を見上げました。


「お、おめでとうございます、魔王様」

「ありがとう、カミラ。今は許されないけど、いつかは……」

「はい、心得ております」


 カミラの精一杯の笑顔に見送られながら、王城を後にして魔の森の訓練場へと戻りました。


「はぁぁ……いつかは言わなきゃと思っていたけど、想像以上に気まずいよ」

『ぶははは、リーゼンブルグの事はディートヘルム殿下に押し付けて、カミラ嬢を攫って来れば万事解決ですぞ』

「そうにゃ、ラインハルトの言う通りにゃ、ご主人様は遠慮しすぎにゃ」

「そんなに簡単にはいかないよ」

「ご主人様は難しく考えすぎにゃ。強いオスが独り占めするのが自然の掟にゃ」

「それで済むなら、こんなに気苦労しないんだけどね」


 委員長の家を訪問するまで、まだ時間があるので召喚魔術の練習をしましょう。

 視界の範囲外の離れた場所からの召喚、見えない場所への送還の目印を眷族のみんなに担ってもらおうと思いついたので、それを試してみます。


 魔の森の奥に行き、直径1メートルほどの岩をサルト、シルト、スルト、セルト、ソルトの五頭で囲んでもらい、それを訓練場から召喚してみます。


「召喚!」


 認識したサルト達ごとゴッソリ召喚するようにイメージすると、思惑通りに岩の召喚に成功しました。


「よし! これで見えない遠方からも召喚出来るぞ」

『やりましたな、ケント様』

「うん、まだチェックしないといけない事は色々あるけれど、これは大きな前進だよ」


 次に、サルト達に見えない場所まで移動してもらい、そこへ岩を送還してみました。

 送還後に、サルト達の所まで移動すると、岩はちゃんと送還出来ていました。


『召喚も送還もマスターされようとする辺り、やはりケント様は慎重ですな』

「うん、と言うかね。やっぱり距離が伸びるほどに消費する魔力が増えるんだよ。召喚するのも、送還するのも使う魔力の量は同じぐらいなんで、それならばヴォルザードから日本に送還する方が良い気がするんだ」

『それは魔力切れを起こした場合を考えてですな』

「そう、もし魔素が無い日本で魔力切れを起こしてしまったら、ヴォルザードに戻って来られなくなる心配があるからね」


 眷族を目印に使った召喚には、もう一つの欠点が露呈しました。

 岩の召喚の次は、木を召喚してみたのですが、どの程度の高さがあるのかが認識出来ず、途中でスッパリと切られた丸太の状態で召喚されて来ました。


 逆に送還する場合は、送る物の高さを認識出来るので、10メートルぐらいの高さでも送り届ける事が可能です。


「やっぱり送還を基本に考えた方が良いみたいだね」

『ケント様、せっかく使える力ですし、召喚の工夫もなされてみてはいかがですかな』

「召喚の工夫って?」

『はい、召喚する物の高さも認識出来るようになれば、ヴォルザードから移動しなくとも物品の移動が楽に出来ると思いますぞ』

「うーん……確かにそうかもしれないけど、物を送るのであれば、影の空間経由で眷族のみんなに運んでもらった方が、消費する魔力も少なくて済むし確実な気がするんだよね」

『なるほど、確かに物品の移動には、影空間経由での運搬も使えますな』

「だから、現状では召喚や送還は、同級生や先生達の帰還がメインで、その後は攻撃魔法への応用を考えているんだよね」

『攻撃魔法ですか?』

「例のゴブリンの送還失敗みたいに、部分的に切り取って移動させる事も可能だし、槍ゴーレムを使う手順も簡素化できそうだしね」

『なるほど、ますますケント様が凶悪になっていくのですな』

「いやいや、みんなに較べたら可愛いもんだよ」


 いくら僕が強くなったとしても、ロックオーガの頭をパンチで消し飛ばすなんて出来そうもないからね。

 この後、生け捕りにしたゴブリンを使って、見えない場所への生物の召喚送還を試してみると、こちらも問題なく成功させられました。


 ゴブリンを使った召喚、送還を試している時に、ちょっと思いついた事があったので、ついでに試してみます。


『何をなさるのですかな?』

「うん、ちょっとね……」


 縄で縛り上げたゴブリンを立たせておいて、少し離れた場所へと送還します。


「送還!」

「ギィィ……グギャ!」


 送還の途中で向きを変更すると、ゴブリンは背中から地面に落ちて昏倒しました。


「うん、なかなか良いんじゃない」

『ほほぅ、さすがケント様、面白い事を考えなさる。まるで瞬間的に投げ飛ばされたようですぞ』

「うんうん、雑魚っぽい奴に絡まれた時なんかに便利そう」


 まだ練習を始めたばかりですが、召喚術、送還術の使い道は、かなり広範囲に渡りそうですし、威力の高い攻撃にも使えそうです。


『ケント様、そろそろ練習を切り上げて、お支度をなさった方がよろしいですぞ』

「うっ、そうだよね。じゃあ、戻ろうか……」


 練習に付き合ってくれたサルト達をモフってから、ヴォルザードに戻りました。

 下宿でシャワーを浴びて、よそ行きの服装へと着替え、委員長の部屋を訪ねると、マノンの姿もありました。


「唯香、入っても良い?」

「どうぞ……」


 守備隊の診療所は、休みの期間中も時間を短縮して診察を行うそうで、委員長もマノンも診療所から戻ってきたところだそうです。


「うん、ちゃんと着替えてきたわね」

「ケントがいつもの格好で来るんじゃないかって、ユイカと二人で心配してたんだよ」

「いや、いくら僕でも、ちゃんと考えてるよ」

「挨拶の言葉も考えてきた?」

「うっ、それは……」


 マノンの家に挨拶に行った時も何とかなったし、今回も何とかなるだろう……と言うか、いくら考えても思い浮かばないので、召喚術の訓練に逃げてたんですよね。


「まぁ、変に飾って見せても、健人の場合はすぐにボロが出そうだし、ありのままのほうが良いのかな……」

「大丈夫だよ、ユイカ。今回上手くいかなくても、それで終わりって訳じゃないんでしょ」


 いやいやマノンちゃん、確かにそうだけど、今は上手くいくよって言ってほしかったなぁ……


「あっ、そう言えば、例の清太郎ちゃんの件って、どうなってるんだろう? 僕ネットを確認してないや」

「あの件では、まだ健人が叩かれてたりするけど、でも心配ないよ」

「でも、ネットで悪く言われていると、イメージ悪いよね」

「まぁ、そうだけど、多分大丈夫だから、いつもの健人でぶつかって来て」

「そう? まぁ、それしか出来ないけどね」

「大丈夫、健人は私が選んだ男の子だもの」

「そうだよ、大丈夫だよ。ケントは僕が選んだ男の子だもん」


 委員長とマノンを順番にだきしめました。

 そうだよね、僕は二人に選ばれたんだから、自信を持って、ありのままの自分を見せに行けば良いんだよね。

 委員長が、これから向かうとスマホで自宅へ連絡し、いよいよ委員長の両親へ挨拶するために日本に戻ることにしました。

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