第180話 四人目の帰還
カミラからギガウルフの話を聞いた翌朝、目を覚ますと体調は殆ど回復していました。
昨晩眠りに就くまで掛けていた、自己治癒の効果も出ているのかもしれません。
なので、先日出来なかった帰還作業を行ってしまおうと思い立ちました。
朝の挨拶回りで訪れた際に、委員長にも相談したのですが、余り良い顔はされませんでした。
「顔色は良くなったけど、まだ無理しない方が良いんじゃない?」
「もう大丈夫だよ。もうすぐヴォルザードは新年を迎える休みに入るから、それまでに一人でも多く帰還させて、ゆっくりと年末年始の休みを楽しみたいって思ってるんだ」
「気持ちは分かるけど、せめてもう一日ゆっくりしていれば?」
「うーん……たぶん、これだけ体調が戻ったら、ゆっくりはしていられないと思う」
「もう、健人はしょうがないなぁ……」
委員長が呆れた表情を浮かべた所に、ベアトリーチェの連絡役であるホルトが顔をだしました。
「わふぅ、ご主人様、クラウスさんが話があるって言ってる」
「クラウスさんが? 何だろう……ギルドに行けば良いのかな?」
「うん、いつもの執務室で待ってるよ」
「分かった、少ししたら行くって伝えて」
ホルトの頭を撫でてあげて、伝言を頼みました。
「唯香、先生に帰還作業をするって言っておいて」
「はぁ……しょうがないなぁ。健人って意外と頑固だよね」
「うっ、ごめんなさい」
「でも、自分のためじゃなくて、誰かのためっていうのが健人らしいよね。先生には伝えておいてあげるから、クラウスさんの用事を片付けてきちゃっていいよ」
「ありがとう、唯香」
「健人……」
委員長をしっかりと抱き締めました。
クラウスさんの執務室へと移動すると、レーゼさんとラウさんの姿もありました。
「おはようございます」
「おぅ、来たかケント、こっちに来て座れ」
応接用のソファーに並んで座っているレーゼさん、ラウさんと向かい合う形で、僕とベアトリーチェが並んで座り、一人用のソファーにクラウスさんが座りました。
「ケントに来てもらったのは、指名依頼を受けてもらうためだ」
「えっ、バッケンハイムへは行かなくても良くなったのでは?」
「まぁ、単純に鉄の配達をするだけならば、それでも構わないのだろうが、これから先、Sランクの冒険者として活動していくならば、途中の集落や地形なども知っておいた方が良いと思ってな」
「なるほど、確かにラインハルト達を目印にして移動しちゃうと、ヴォルザードとバッケンハイムの間に何があるのかとか、全く知らないままですもんね」
クラウスさんの話では、ヴォルザードからバッケンハイムまでは、乗合馬車で向かうと約一週間の道程だそうです。
「でも、一週間ヴォルザードを留守にするのは不安ですし、実はリーゼンブルグでギガウルフの被害が出ているので、そちらも何とかしたいと思ってるんですよ」
「別に構わんぞ、お前は眷属を目印にすれば移動が出来るんだろう? 一行の所に目印役の眷属を残しておけば問題無いだろう」
「あっ、そうか、そうですよね。でもそれじゃあ護衛の役割は……」
「ラウが居るんだ問題無いだろう」
「そうでした。ラウさんが居るなら、僕はバッケンハイムまで観光旅行するようなものですね」
「ふふふふ……なんなら、我との新婚旅行にしても良いぞぇ」
「うっ、それは……痛っ、リーチェ、痛いって、肉がもげる」
今日のレーゼさんは、室内という事もあって、いつもの踊り子風の衣装に身を包んでいて目の毒です
「ケント様、指名依頼の説明の途中ですよ。集中なさって下さいませ」
「う、うん……分かった」
「どこまで話したっけか、そうだケント、こいつは観光旅行でも新婚旅行でもねぇぞ。お前の冒険者としての経験不足を補うための道中でもあるからな」
「僕の経験不足……ですか?」
「いいかケント、ドノバンからも言われたらしいが、お前はランクに比例するだけの経験が無い。そもそも経験なんてものは、依頼を数こなして身につける物だが、お前の場合は、昇格が早すぎて経験が追いついていない」
「我が伴侶と見込むだけの素質だからのぉ、本部ギルドとしても、変に捻くれてもらっては困るのじゃ。そこで、バッケンハイムまでの道中で、ラウに冒険者としての心得を叩き込んでもらおうかと思うておる」
レーゼさんから、ラウさんに視線を移した途端、総毛立つ思いがしました。
さっきから、姿勢も、にこやかな表情も変わらないのですが、目が、目だけがマジです。
「ほっほっほっ、まだまだだが、良いぞ、しかと感じ取っておるのは良い」
「えっと……お手柔らかにお願いできますかね?」
「ほっほっほっ、そいつは難しい注文だのぉ……なぁ、レーゼ」
「ふふふふ……ラウよ、壊してもらっては困るぞぇ」
「ほっほっほっ、ならば善処はいたそうかのぉ」
うわぁ……ヘビに睨まれたカエルの心境です。
「あっ、そうだ! レーゼさん、一人一緒に連れていってもかまいませんかね?」
「ほう、我というものがありながら、別の女子を連れていく気かぇ?」
「いえいえ、連れて行きたいのは同い年の男です」
「なんじゃ、そなた男色の気もあるのかぇ?」
「いやいや、そんな気は無いですからね。そうじゃなくて、もう一人ついでで構わないので鍛えてもらおうかと思いまして……」
レーゼさん達に、こちらの世界に来てからの鷹山の事、シーリアさんの生い立ちなどを掻い摘んで説明しました。
「ほぅ、火属性で、それほどの素質の持ち主とはのぉ……どうじゃラウ?」
「会ってみないと何とも言えぬが、素材が良いならば、ぶっ叩いて伸ばすのも一興じゃろうな」
「良いぞぇ、他ならぬケントの頼みじゃ、そやつも連れて参れ」
「ありがとうございます。じゃあ僕は鷹山にも声を掛けて……」
「あぁ、待てケント、話はまだ終わってねぇ」
鷹山を誘いに行こうとしたら、クラウスさんに呼び止められました。
「もう一つ、お前に頼む事がある」
「それは、別の依頼って事ですかね?」
「まぁ、そうだな。バッケンハイムまで行くついでみたいなもんだ」
「バッケンハイムで何かやるとか、何かを届けるとかですか?」
「俺の娘と息子をヴォルザードまで護衛してくれ」
「あっ、そう言えば、上級学校から戻って来られるんでしたっけ?」
「そうだ、長男と長女は卒業、次男は里帰りだ。バッケンハイムで護衛を雇うと、帰りの足代まで払わないとならないが、お前ならば必要ねぇしな」
「なるほど……分かりました。鷹山と二人で引き受ける形にしてもらって構いませんか?」
「あぁ、構わんぞ。その代わり、シューイチのランクだと指名依頼は受けられないからな、こいつは普通の依頼にさせてもらう」
そう言うと、クラウスさんはニヤリと笑ってみせました。
指名依頼と普通の護衛依頼だと、結構値段が違うんでしょうね。
「はぁ、分かり……」
「いけません、ケント様」
「えっ、リーチェ?」
ベアトリーチェは、僕の言葉を遮ると、クラウスさんに向き直りました。
「この依頼は、ケント様への指名依頼として受けさせていただきます。その上で、ケント様がシューイチさんを助手として雇う形にさせていただきます」
「リーチェ……お前」
「お父様、私はケント様の秘書でございますので、正当な価格で依頼を受託するようにお手伝いするのが当然でございます」
うんうん、僕の未来のお嫁さんは本当に優秀ですよねぇ。
「という事で、よろしいでしょうか? お義父さん」
「くっ、しょうがねぇ……今回はリーチェの顔を立てて指名依頼にしてやる」
「ありがとうございます。マルト、ちょっと鷹山を捜しておいてくれるかな?」
「わふぅ、任せて、ご主人様」
金額の条件とか、バッケンハイムまでの日程など、もう少し詳しい打ち合わせをする間に、マルトに鷹山を捜してもらいました。
出発は明日の朝で、バッケンハイムには、四日後の夕方に到着予定。
移動方法は、ギガウルフのブランが引く車に同乗して行く事になります。
乗合馬車だと乗り継ぎや、途中で用事を済ませたりするので、どうしても時間が掛かるそうです。
ブランは馬よりも力がありますし、持久力もあるそうなので、普通の馬車と較べてもかなり早く到着できるそうです。
帰りは領主の家の馬車に同乗し、六日ほどでヴォルザードに戻って来る予定です。
まぁ、僕の場合は、依頼の間でも、目印役の眷属を残して他の場所に移動は可能ですし、実際、ギガウルフの討伐とか、出来れば帰還作業も行いたいと思っています。
打ち合わせを終えて、帰還作業を行う前に、下宿に寄ってアマンダさんに指名依頼で十日ほど留守にすると伝え、鷹山を誘いに移動します。
鷹山は、今日も城壁工事の現場で汗を流していたので、手が空いたタイミングを見計らって、声を掛けました。
「鷹山! ちょっといい?」
「おぅ、国分、何か用か?」
「バッケンハイムに行こう」
「はっ? 急に何言ってんだ、お前」
「まぁ、そういう反応になるよね。実は……」
先程までの打ち合わせの内容を、鷹山に語って聞かせました。
「護衛対象は本部ギルドのマスターだから、顔を売っておいて損は無いよ。一緒に行くのは元Sランクの冒険者のラウさんで、色んな経験を叩き込んでくれるってよ。ヴォルザード以外の街の様子を見ておくのも、後々のためには役に立つし、帰りの護衛対象はクラウスさんの息子さんと娘さんで、長男はいずれクラウスさんの跡を継ぐ人だから、こちらも顔を売っておいて損は無いと思う。どう、行く?」
「勿論、行くに決まってるだろう」
「じゃあ、明朝五時にギルドの前に集合だからね。準備を整えて、遅れないようにね」
「分かった……けど、準備って、何を準備すれば良いんだ?」
何気ない様子で鷹山に聞かれましたが、答えようがないですね。
「えっ、えっと……何が要るんだろうね」
「おいっ、お前、そんなんで良くSランクの冒険者とか名乗れるよな」
「いやぁ、照れるなぁ……」
「褒めてねぇよ! てか、どうすんだよ」
「いや、僕の場合、ちょいと取りに戻る事も出来ちゃうし、影収納に色んなものが置いてあるから別に準備とか必要ないんだよねぇ」
「うわぁ、出たよチート……お前、ズルいよなぁ」
「ラストックで、さんざん美味しい思いしてきた鷹山は、それを言う資格無いんじゃない?」
「うっ、それはそうかもしれねぇけどよぉ……」
「まぁ、取りあえず着替えだけ持って来なよ。他の物は用意してあげるからさ」
「マジか、悪いな……恩に着るよ」
「まったく鷹山は世話が焼けるよねぇ……これでパパとか、マジで心配だよ」
「うっ、うるせぇな。俺だって頑張ってんだよ、これでも」
「はいはい、じゃあ、明日は遅刻したら駄目だからね。シーリアさんと夜中までイチャイチャしてんじゃないよ」
「分かってるよ。てか、家が狭いから、そういうのは出来ねぇんだって」
「ふーん……そうなんだ。じゃあ、もっと稼いで広い家に引っ越さないとねぇ」
「くそっ、いつかガッポリ稼いで、借金も熨斗付けて返してやっからな」
「はいはい、じゃあ遅刻しないでよ」
鷹山は二つ返事でOKしたので、後は帰還作業を済ませてしまいましょう。
影収納からスマホを出して、鈴木さんに確認の電話を入れると、何時でも受け入れの準備は出来ているとの返事をもらえました。
「国分さん、体調は大丈夫ですか? 一度の帰還を急いで、後々の作業に影響が出ないか心配です」
「はい、体調は大丈夫ですので、あまり心配しないで待っていて下さい」
「国分さんが、そうおっしゃられるならば、判断はお任せいたします」
通話を切って守備隊の宿舎に移動すると、加藤先生が待ちわびていました。
「すみません先生、ちょっと話が長引いてしまって」
「いや、大丈夫だ。帰還させる生徒には、女子寮で待機してもらっている。さすがに外で待ち続けるのは寒いからな」
今日は、どんよりとした雲が空を覆っていて、日差しの温もりが無い分だけ寒く感じます。
加藤先生が女子寮に声を掛けると、千崎先生と彩子先生、それと数名の女子生徒が出て来ました。
女子生徒の中心で、何やら冷やかされている小柄な女子が、帰還させる予定の子だと思うのですが、同じクラスになった事が無いので名前が分かりません。
一団となって訓練場へと向かうと、診療所の前に委員長とマノンが待っていました。
この寒空の下で、ずっと待っていたのでしょうかね?
「唯香もマノンも、外で待っていて寒くないの?」
「ううん、私達も今出て来たばかりだから大丈夫よ」
「うん、フルトに頼んで、ケント達が寮を出たら知らせてくれるように頼んでおいたんだ」
なるほど……そう言えば、影の空間って、暑くも寒くもなかったような気がします。
マルト達は、僕の匂いがするとか言ってたし、どうなってるんでしょうかね。
訓練場へと移動して、魔力を減らすために魔法を使い始めたのは、やはり皆に囲まれていた小柄な女子でした。
春川早苗さんは、肩ぐらいまでの髪を左右で束ねていて、何となく彩子先生に似たタイプのようです。
空に向かって風属性の魔法を撃ち出しているのですが、一回ごとに周りの女子が応援していて、どうやら放っておけないタイプのようですね。
春川さんが魔力を減らしている間に、委員長とマノンに指名依頼の件を話しました。
「それじゃあ、暫くケントには会えなくなっちゃうの?」
「ううん、なるべく帰還も進めたいんで、途中で戻って来る事も了承してもらってあるんだ」
「健人は戻って来られるけど、鷹山君は戻って来られないよね?」
「そうだね。鷹山は十日間ぐらいは戻って来られない事になるよ」
「その間、シーリアさんは大丈夫なのかな?」
「あっ、そう言われると……大丈夫かな?」
「もう、健人は詰めが甘い」
「うっ、ごめんなさい。でも、どうしよう、これから帰還作業に入っちゃうと、多分シーリアさんのフォローとかしてる余裕は無いや」
「僕らに任せて! ケントの代わりにシーリアさん達に声掛けておくよ」
「ありがとう、もしお金とか必要だったら、コボルト経由で連絡してくれれば、持たせて返すから」
僕の足りない部分を補ってくれる人が居るのって、とても助かります。
鷹山が留守中のシーリアさんとフローチェさんのフォローは、マノンに頼む事にしました。
それと念のために、コボルト隊から警備担当を派遣しておくつもりです。
何かあった場合には、ザーエ達を含めて増援を送れるようにもしておきましょう。
「国分、そろそろいいか?」
「あっ、はい、今行きます」
加藤先生から声を掛けられて戻ると、春川さんは用意されたシートの上にペタンと女の子座りしていました。
随分と魔法を使ったようで、寒空なのに額には汗が浮き、肩で息をしています。
「えっと、始めても構わないかな?」
「ひゃい、は、は、初めてなので、よろしくお願いしましゅ……あぅ、しゅって言っちゃった……」
僕がシートに上がると、春川さんはピクっと震えた後で顔を真っ赤にしました。
初めてっていうのは、帰還する事じゃなくてキスの事だよね。
「ゴメンね。今の時点では他に方法が無くて、僕なんかが初めてじゃ……」
「い、いえ、大丈夫です。むしろラッキー……はわわわ、ち、違う、ラッキーじゃなくて、望み通り……じゃなくて……えっと、えっと……す、好きです!」
「えっ?」
付き添いで来ていた女子から、きゃ――っと黄色い声が上がり、春川さんは血管が破れないか心配になるぐらいに真っ赤になっていました。
何だか事情がありそうな気がするけど、委員長やマノンから物凄く冷たい視線が注がれているし、これ以上は深く踏み込まない方が賢明な気がします。
「じゃ、じゃあ、始めさせてもらうね」
「はい……」
少し顔を上に向けて目を閉じた春川さんの肩に手を掛けると、感電したようにビクっと身体を震わせました。
唇を重ねて体内の魔力を探って吸出しを始めると、春川さんは僕の上着をギュっと握り締めてきます。
「んっ……んぅっ……」
属性の異なる魔力を吸い出すのは三回目ですが、やはり自分の持っていない属性の場合には時間が掛かります。
思い出したくもない小田先生の場合には、三十秒ほどで終わらせられましたが、今回は五分以上経っても八割程度しか進みません。
そして、やっぱり頭がグラグラとしてきて、冷や汗が流れてきます。
「んんっ……うんんっ……」
吸出しが進むほどに春川さんは震えを大きくしていました。
この小さな身体のどこにそんな力があるのかと思うほど、力の限りに抱き付いてくるので息苦しささえ感じてしまいました。
「んーっ……ん――っ、んっううんっ!」
魔力を完全に吸い出して属性を奪い取ると、春川さんはぐったりと力を抜きました。
最後に、僕の魔力を少し吹き込んで、唇を離しました。
「んぁ……これ、やっぱりキツイ……」
「あぁ……国分君……」
くたっと脱力して恍惚の表情を浮かべる春川さんには申し訳ないけど、酷い頭痛と吐き気に襲われています。
頭がグラグラして、小柄な春川さんでも抱き抱えるどころか、背負っていく事もむずかしそうです。
「ラインハルト、春川さんをお願い」
『畏まりましたぞ』
「健人、春川さんを送ったら、ここに戻って来て」
「ケント、魔の森なんかに行っちゃ駄目だからね」
委員長とマノンの言葉に頷いてから闇の盾を出して影に潜りました。
駐屯地へと移動すると、鈴木さんの他に看護士の方が待ち構えていました。
「四人目、春川さんです。よろしくお願いします」
「たしかにお預かりしました。後はお任せ下さい」
鈴木さんに頷き返して、ラインハルトと一緒に影の空間へと戻ります。
あんまり苦しんでいる姿は他人に見せたくないので、少し迷ったのですが、でも約束したので守備隊の訓練場へと戻りました。
「健人!」
「ケント、しっかり!」
「うげぇぇぇぇぇ……」
駆け寄って来ようとする委員長とマノンを手で制して、胃の中のものを全部吐き戻し、蹲ってのたうち回りました。
そのまま這いつくばって、嘔吐を繰り返しているうちに意識を失ってしまいました。
やはり、自分の持っていない属性を手に入れるのは、かなり身体に負担を掛ける行為のようです。
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