第150話 銀行強盗
四葉銀行平和台支店は、大型家電量販店と環八通りを挟んだ向かい側にあります。
周囲には、パチンコ屋やコンビニ、ドラッグストアーなどが軒を連ねています。
遠巻きにしている機動隊の影から覗いて見ると、二階のガラス窓が割られ、犯人と思われる男が喚いていました。
「さっさとシャブを持って来い! それから逃走用の車とヘリを用意しろ!」
うわぁ……本気で言ってるんでしょうかね。
テレビドラマとか映画みたいに、上手くいくとでも思ってるんでしょうか。
取りあえず、中の様子を探るために、影を伝って銀行の内部へと侵入しました。
シャッターの締め切られた一階の店内には、人の気配は感じられず。奥にある階段の上から声が聞こえてきます。
階段を上がりきった踊り場から、店の正面の方向へと廊下が繋がっていて、途中にいくつかドアがありました。
ですが声が聞こえてくるのは、一番奥の部屋。環八通りに面しているであろう部屋からでした。
「うるせぇ! 黙れ、黙れ、黙れ!」
怒鳴っているのは拳銃を持った男で、根元が黒い金髪頭を振り乱しながら、銀行の従業員らしき女性を足蹴にしています。
目は血走り、落ち着き無くキョロキョロと辺りを見回しています。。
「いひっ……うひひひ……騒ぐなよぉ……」
犯人は一人という話でしたが、もう一人太った茶髪の男が、細く開けたドアの隙間から、階段へと続く廊下を見張っています。
人質の女性は、七人と言われていましたが、実際には九人いました。
銀行の従業員の他に、お客さんと思われる人も混じっているので、人数の把握が出来ていないのでしょう。
一人が金髪男の足元に座らされていて、どうやら外に向かって要求をする時に、盾にされているようです。
他の八人は、太った男から3メートルほど離れた場所に座らされています。
全員が両腕を後ろに回され、結束バンドを使って拘束されているようです。
建物の間取りと、犯人、人質の位置関係を頭に入れて、一旦捜査本部まで戻りました。
「須藤さん、何か書くものはありますか?」
「森田、紙とペンを……どうだね、中の様子は?」
「犯人は、見た所では二人、人質は九人居ました」
「もう一人居たのか……だいぶ情報が錯綜しているようだな」
「国分君、ここに書いてくれるかな」
森田さんが持って来てくれたA4サイズの紙に、銀行二階の間取りと犯人達の場所を書着込みました。
説明を終えると、須藤さんは電話を掛けて状況の説明を始めました。
「はい……そうです。例の国分君が魔法を使って……勿論、信頼出来る話です。はい……では、そちらの本部にFAXします。はい……いえ……」
須藤さんは電話を続けながら僕が描いた見取り図を送るように指示を出し、森田さんが自衛隊の方に聞きながらFAXを送信しました。
「国分君、すまないけど、もう少し様子を探ってくれないか?」
「構いませんよ。何なら薬を使って眠らせても……」
「いや、手出しはしないでもらえるかな。まだ、向こうの本部は半信半疑みたいだからね」
「分かりました。じゃあ、何かあったら知らせます」
一度覗きに行ってるので、今度は捜査本部から直接立て籠もっている部屋へと移動します。
金髪の男は、また何事か表に向かって喚き散らした後で、機動隊に向けて銃を一発撃ちました。
「さっさとしねぇと、一人ずつぶっ殺すぞ!」
「うぐぅぅ……」
金髪の男に、撃ち終えたばかりの銃口をグリグリと頬に押し付けられ、人質の女性は呻き声を上げました。
悲鳴を上げているのでしょうが、口はガムテープで塞がれています。
『ケント様、先程の音が例の武器を使った音なのですな?』
「そうだよ、クラウスさんが話していた爆剤、こちらでは火薬と呼ばれている物の爆発力を使って弾丸を撃ち出すんだ」
『なるほど、あれほどの速さでは、常人では避けることも出来ませんな』
「えっと……ラインハルトは、弾が出たのが見えたの?」
『ワシは捉える事が出来ましたが、相当な身体強化を使わないと、人間の目では見えないでしょうな』
「そ、そうなんだ……ちなみに、ラインハルトだったら、どうやって弾を防ぐのかな?」
『あの大きさであれば、掴み取れば問題ありませんし、当たった所でダメージなど有りませぬな』
ニヤリと笑みを浮かべるメタリックなスケルトン、改めて僕はとんでもないものを作ってしまった気がしています。
表を覗いていた金髪男は、窓から少し離れると、盾にしていた女性を蹴倒して、太った男に手招きをしました。
「正樹……よこせ……」
「くひひ……あんまり熱くなんなよ……」
「へっ、わぁーてるって……」
太った男が銀色のケースを、金髪男に向けて床を滑らせて渡しました。
金髪男は、ケースの中からアルミホイルを小さく筒状に丸めたものを取り出すと、震える手で両端の折った部分を伸ばして口に咥え、ライターで炙り始めました。
『ケント様、あれは何をしているのです?』
『たぶん、こっちの世界の麻薬を吸ってるんだと思う』
『あの銀の紙は燃えないようですが……』
『うん、アルミニウムって金属を紙みたい薄く伸ばしたものだから、あの程度じゃ燃えないんだ』
『ほう……そのようなものがあるのですな』
ライターの火を消し、吸引を終えた金髪の男は、だらしなく壁に寄り掛かり、薄ら笑いを浮かべました。
金髪の男は、しばらく視線を宙に彷徨わせて、別の世界に行っているようでしたが、ドロリと濁った目を人質に向けています。
口元を歪めて笑みを浮かべると、ユラリと亡霊のように立ち上がりました。
半開きの口の端から、涎が滴り落ちているのにも気付いていないようです。
そのままグラグラと左右に揺れながら人質の女性達に歩み寄ると、1メートルほど手前で足を止めました。
「くひひ……お前も好きだよなぁ……くひっ」
「ふははは……キメっとよぉ……たまらねぇんだよぉ……」
太った男の言葉を肯定するように金髪男は、好色な笑いを洩らしながら品定めを始めました。
『ケント様、麻薬に手を染めて、女子を手籠めにしようとする者など、処刑してしまえば良いのではありませぬか?』
「駄目駄目、こっちの世界では麻薬を使っただけでは死罪にはならないんだよ」
『ほう、そうなのですか……ですが、このままで宜しいのですか?』
「それは、勿論駄目なんだけど……」
リーゼンブルグでは、相手をさせられていた女性や少年も、馬鹿王子と一緒に誅殺されていました。
目の前で同じ様な事態が起こる事は、防がなければなりません。
犯人達の意図に気付いた人質達は、更に固まり合って、少しでも身を守ろうとしています。
そう言えば、人質になっている女性達は、比較的若い女性が多いようで、一番年上でも三十代ぐらいです。
「よーし、きーめた、お前だ……」
「嫌っ、やめて……痛い、痛い……」
「うるせぇ!」
「ぐぅ……」
髪の毛を掴まれ、無理やり立たせられた女性が悲鳴を上げると、金髪男は容赦なく鳩尾を殴りつけました。
蹲って悶絶した女性の髪を再び掴んで、無理やり顔を上げさせます。
「痛い思いするか、気持ち良くなるか、どっちか選べ……」
「嫌っ……ゆ、許して、私、結婚してる……ごぁ……」
「んな事、聞いてねぇーつーの……」
「ごほっ、ごほっ……ぐぇ……」
再びパンチを食らった女性は、身体をエビのように丸めて苦悶の表情を浮かべています。
ほっそりとした顔は、涙と鼻水でグチャグチャです。
そこに、もう一人の太った男が声を掛けました。
「彰二、エックス使えよ」
「あん? あぁ、そうだなぁ、旦那の事なんか頭から消え去るぐらいの天国に連れてってやっか、あひゃひゃひゃ……」
金髪男は、太った男が投げてよこしたビニールの包みを開くと、中から毒々しい色の錠剤を取り出しました。
とてもまともな薬には見えません。
急いで捜査本部に戻って、須藤さんに知らせました。
「須藤さん、人質の女性が殴られて、薬物を飲まされそうになっています。止めに入っても構いませんか?」
「いや、すぐあちらの本部に連絡を取るから、待ってくれ」
「しかし……」
「国分君、ここは日本だからね」
「分かりました……」
納得出来た訳ではありませんが、事態を見守る為に現場に戻ると、金髪男が右手に拳銃、左手に錠剤を持ち、両方を見比べさせるように女性の目の前に突き付けます。
「飲め……飲まなきゃ殺す……」
どこか焦点が狂ったような金髪男の瞳に捉えられ、人質の女性は震えながら口を開きました。
拳銃を突き付けられたまま、口の中へと錠剤を押し込まれた女性は、覚悟を決めるように目を閉じ、ゴクリと喉を鳴らして飲み下しました。
女性は目を閉じたまま震えていましたが、暫くすると震えが止まり、それまでガチガチだった体から力が抜けていきます。
やがて開かれた女性の目からは、理性の光が失われていました。
「あはっ……あはは……何これ、フワフワすりゅ……あははは……」
あれほど怯えていた女性が、だらーんと座り込んだ姿勢で半笑いを浮かべています。
「どぅだぁ、さいっこーだろう? 正樹、お前も選べよ。んじゃなきゃ、全員俺がやっちまうぞ」
「くひひ……そんじゃあ、俺は……だーれーにしよーかぁーなぁー」
太った男もドアの前を離れると、拳銃片手に品定めを始めました。
一方の金髪男は、薬物を飲ませた女性を脱がせに掛かっています。
『ケント様、本当に、このままで宜しいのですか?』
『良い訳ないだろう……』
捜査本部へと駆け戻り、須藤さんに直談判します。
「須藤さん、女性が一人薬物を飲まされて、その……暴行されそうになってます。いざとなったら僕の眷族を飛び込ませますよ」
「駄目だよ国分君。私には指揮権が無いんだ、待ってくれ」
「でも、こんな状況は見過ごせませんよ」
「君に特殊な能力があるのは分かっているけど、君は民間人で警察のような権利は無いんだよ」
「管理官、自分に行かせて下さい」
納得のいかない僕の姿に見かねたのか、森田さんが手を挙げてくれました。
「駄目だ。例えお前であっても管轄外だ。許可せんぞ!」
「ですが、管理官!」
「駄目だ!」
このまま待っていても許可は下りそうもないので、闇の盾を出して影の世界へ潜ります。
「待ちたまえ、国分君……」
須藤さんが血相を変えて止めようとしましたが、止まるつもりはありません。
急いで現場へと戻ると、薬を飲まされた女性は、金髪男の手で上着を肌蹴させられ、スカートを剥ぎ取られていました。
太った男も別の女性に拳銃を突き付け、錠剤を飲ませようとしています。
毒牙から逃れた女性達は、部屋の隅に固まって震えています。
『ラインハルト、眠り薬を盛っちゃおう』
『了解ですぞ』
僕が金髪男の胃袋に、ラインハルトが太った男の胃袋へと眠り薬を放り込みました。
これで眠り込んだところで人質を解放すれば解決……と思ったのですが、犯人達は一向に眠る気配がありません。
『あれっ、間違えて魔力の回復薬を飲ませちゃった?』
『いいえ、間違えておりませんせんぞ。恐らく、麻薬の影響でしょうな』
金髪男は、眠る気配も見せずに好色な笑いを浮かべながら、女性の身体を弄っています。
太った男も薬を飲ませ終えたらしく、朦朧とし始めた女性の服を脱がせに掛かっていました。
『あぁ、二人ともエロ惚け頭で助かったよ』
『ケント様……?』
金髪男も太った男も、女性に悪戯するのに夢中で、肝心の拳銃を手放しています。
影の中を移動して、床に放り出されて二丁の拳銃を回収いたしました。
指紋が付かないように、布で包むのも忘れませんよ。
「じゃあ、コボルト隊のみんな。やっておしまい!」
「分かりました、ご主人様!」
闇の盾を出して、コボルト隊六頭と一緒に踏み込みます。
「何だ、手前!」
「このぉ……あっ、銃がねぇ。ぐへぇ……」
「うわっ、くっそ、うぎゃ……がふっ……」
うんうん、拳銃を持っていない薬物中毒のチンピラなんか、僕の眷族の敵ではないですね。
人相の悪い二人が、チマっとしたコボルト達にボコられている姿は、コメディー映画のようです。
「結束バンドを切りますので、こちらの二人も連れて逃げて下さい」
「分かりました。ありがとうございます」
一番年上に見える銀行の従業員さんに声を掛けてから、結束バンドをナイフで切りました。
人質になっていた皆さんも、突然現れた僕らに驚いていましたが、それでも解放されると知って安堵の表情を浮かべています。
焼けた銃口を押し当てられた女性の火傷も治療しておきましょう。
手を当てただけで、痕跡すら残さずに火傷が消えたので、治療された本人よりも見ていた人の方が驚いています。
薬を飲まされなかった七人が手を貸しながら、人質全員が部屋を出た時には、犯人の二人はコボルト隊にロープでグルグル巻きに縛られていました。
「よし、帰ろう。みんな、ありがとうね」
拳銃を犯人からは一番離れた部屋の隅に放置し、闇の盾を潜ると同時に、窓から銀色の円盤状のものが投げ込まれて来ました。
何かと思って、思わず視線を向けてしまった瞬間、閃光が溢れ、炸裂音が響き渡りました。
「うわぁ、目がぁぁぁ……耳がキーンって……」
『ケント様、大丈夫ですか!』
闇の盾を消して、影の空間で全力で自己治癒を掛けると、何とか視力も聴力も取り戻せましたが、コボルト隊のみんなが悶絶しています。
「ご主人様、目が見えないです」
「耳が痛いよぉ……」
治癒魔法は……掛けちゃ駄目だから、闇属性の魔力を意識しながら頭を撫でてやると、どうにか回復してくれたようです。
『ケント様、大丈夫ですか、ケント様!』
「もう大丈夫だよ。視力も聴力も戻ったから……」
『ケント様、どちらにいらっしゃるのですか、ケント様!』
あぁ、ラインハルトも目と耳をやられちゃってるんですね。
「ラインハルト、僕は大丈夫。今から回復させるから動かないで」
『おぉ、ケント様、なるほど念話ならば聞こえます。先程のは一体何ですか?』
「あれは、光と音で視力と聴力を奪って、相手を無力化する制圧用の武器だよ」
『なるほど、確かに視力と聴力を奪われると、まるで状況が判断出来ませんな』
ラインハルトは予想外の威力に、とても驚いた表情を浮かべています。
現場を覗いて見ると、特殊部隊の隊員達が、犯人に手錠を掛けて連行していく所でした。
「……では、その少年が我々の突入前に犯人を制圧したのですか? はい……銃は発見して確保してあります。はい……二丁ともです」
無線で連絡を取っている隊員の会話を聞くと、僕が手出ししたのは当然のようにバレているようですね。
自衛隊の駐屯地へと戻ると、案の定、渋い表情の須藤さんが出迎えてくれました。
「国分君、私は手出し無用と……」
「まぁまぁ、緊急事態でしたし、人質の皆さんも無事でしたし、結果オーライとしましょう」
「梶川君、こんな解決方法では、後々の公判が……」
「その辺りは僕の方からも手を回しますし、逮捕の方法は特殊でも、犯人の罪状には変わりはありませんから大丈夫ですよ」
「しかしだねぇ……」
「大丈夫ですって。それに今は、無事に事件を解決してくれた国分君を労うべきじゃありませんか?」
「まぁ……それに関しては感謝しているよ」
「いえ、勝手な事をして、すみませんでした」
僕が頭を下げると、渋々といった表情を浮かべつつも須藤さんは頷いてくれました。
「さぁ、国分君、ご要望のカメラとマイクを準備したよ」
「ありがとうございます。使い方を教えてもらえますか?」
「勿論、お安い御用だよ」
梶川さんが用意してくれたのは、手の平にスッポリと収まる大きさのカメラで、その大きさでも暗所での撮影が可能なんだそうです。
「基本的にはカメラ任せでOKだから、メモリーとバッテリーの残量だけは確認してね。こっちのマイクも基本的にカメラと連動で、特別な調整は必要無いよ。作られるのは映像と音声を一緒にした動画ファイルだから、タブレットなどに取り込めば、そのまま再生は可能だからね」
梶川さんの準備してくれた機材は、僕の要望にピッタリでした。
操作も簡単ですし、これならばフレッドやバステンでも使えるでしょう。
まずはアーブル・カルヴァインの陣営、そして場合によっては第一王子派の撮影に使いましょう。
「それで、国分君、ヴォルザードの領主様のご予定はいかがかな?」
「はい、ヴォルザードは明日が安息の曜日で休日になりますので、明後日以降であれば調整して下さるそうです」
「分かった、鈴木君、外務省に連絡を取って、予定を決めてもらえるかな?」
「はい、畏まりました」
指示を受けた鈴木さんは、外務省へ電話で連絡を取り始めました。
「あの、梶川さん、その日なんですけど、先生を一人帰還させたいのですが……」
「えっ、帰還させるって言うと、国分君、体調崩しちゃわないの?」
「その可能性はありますけど……そうか、副大臣の一行も送らないといけませんね」
「うん、副大臣の日程次第だけど、こちらを優先してもらえないかなぁ……」
「分かりました。先生の方には僕から説明しておきます」
「悪いね。それと国分君、このスマホ持っていってくれるかな?」
「えっ、でも僕、すぐにこちらに来れますよ」
「うん、それは分かっているけど、僕がいつも居られる訳じゃないんで、連絡が取れるようにしておきたいんだ」
「でも、また急に繋げると、みんなが騒ぎますし、梶川さんが電話を掛けるタイミングまでは分かりませんから通話は取れませんよ」
闇の盾や影の世界と電波の関係は理解してもらえているようで、梶川さんは分かっているというように頷いています。
「うん、通話は無理でもメールならば大丈夫だよね? それに国分君が影の世界に潜った状態で受ければ、ヴォルザードまでは繋がらないよね」
「あぁ、なるほど、そうですね」
メールを受信するだけならば、僕が電波の届く場所に入って受信の操作すれば良いだけですし、影の中で受信するならば、日本とヴォルザードの間は繋がっていません。
「これが、メール用のアプリで、基本的な操作は一般のものと同じだけど、暗号化される特殊なアプリだから、メールを覗き見される心配はないよ。それと、返信をするのが面倒な時には、電話を掛けて来てもらっても良いよ。通話も暗号化されるようになってるから」
「うわぁ、何だか特殊工作員の装備品みたいですね」
「いや、みたいじゃないからね。そのスマホはそういう用途で使うように開発されたものだから、無くしちゃ駄目だからね」
「えぇぇ……そうなんですか、分かりました、気を付けます」
鈴木さんと外務省の折衝は、まだ時間が掛かりそうなので、結果はメールで送ってもらう事にして、一旦ヴォルザードへと戻る事にします。
バステンにカメラの使い方を教えて、それから小田先生に帰還の延期の話をしないといけません。
まだまだ一日は、終わりそうもありませんね。
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