第147話 コボルト便

 シーリア、フローチェさん親子を送り出し、一足先にヴォルザードに戻って守備隊の方に受け入れをお願いしたら、次は自衛隊練馬駐屯地を目指します。

 鉄を受け取ったら、バルシャニアへ届けて、それからヴォルザードに戻って……と予定を立てていたのですが、捜査本部にはまだ人影が殆どありません。


 壁に掛けられた時計の針は、まだ朝の七時を少し回ったぐらいです。

 薄々感じてはいたのですが、ヴォルザードと日本には時差があります。


 時差と言っても、日本とアメリカ、日本とヨーロッパといった時差ではなくて、一日の長さに差があるようなのです。

 思い返してみれば、召喚された当日は、僕らは真昼の東京から、真夜中の荒れ地へと召喚されています。


 それが、僕が日本に戻れるようになった時には、あまり時差を感じませんでした。

 感覚的には、ヴォルザードの一日の方が、地球の一日よりも短い気がします。


 朝からぼんやりしているのも勿体無いので、早出してきている自衛隊の方に声を掛けて、梶川さん達が出勤してくるまでネットで情報を集める事にしました。

 机を拭いて掃除している自衛隊の方に、声を掛けました。


「あのぉ……おはようござ……」

「誰か!」

「ひっ……こ、国分健人です!」


 気を使って声を掛けたつもりでしたが、大声で誰何されて、ビクってなっちゃいましたよ。


「これは失礼いたしました。随分とお早いですね」

「はい、向こうとこちらでは、少し時差があるようです」

「なるほど……時差ですか」

「それで、ちょっとインターネットを見たいのですが……」

「はい、では、こちらのパソコンをお使い下さい」


 自衛隊の方は、共用と思われるパソコンを起動させてくれました。

 流石は自衛隊と言うべきなのか、回線速度が速く、サクサクと動いてくれます。


 有名所のニュースサイトを見てみると、やはり木沢さんの話題が多く見られますね。

 それと、異世界からの電話の文字がありますねぇ……やっぱり、いきなり繋いだのは拙かったのでしょうか。


 突然、異世界に居るはずの家族から電話が掛かって来て驚いた。一時間ほどで切れてしまい、かえって心配になった……といったコメントが載ってました。

 その一方で、電話が掛かってくるなんて変だ。実は異世界なんかに行ってなくて、地球のどこかに監禁されている……なんて言う人も居るようです。


 まぁ、異世界ってだけでも非現実的なのに、電話が繋がるなんて、更に常識外れな事態ですからね。

 でも、連絡が取れるのは悪い事ではないと思うので、通信用のゴーレム作りには早めに着手しましょう。


 木沢さんのブログには、関口さんの自殺に関する記事が追加されていました。

 ラストックから救出されてヴォルザードに到着し、命の危険は去ったものの異世界での生活に馴染めない人も多く居た事。


 木沢さん自身、いつ日本に帰れるのか分からない状況、帰れたとしても元の生活に戻れるのか大きな不安を感じ、ストレスが蓄積していた事が書かれていました。

 関口さんの自殺は残念だし、早く全員が日本に戻れるように祈っているが、同時に帰還に際しては、僕に大きな負担が掛かっている状況であり、ある程度時間が掛かるのは仕方のない状況だとも書かれていました。


 あまりにも優等生的コメントなので、ちょっとビックリです。

 ヴォルザードに居た頃の木沢さんの態度からして、僕の事はボロクソに非難するだろうと思っていたので、正直意外ですし、ちょっと後が怖いです。


 ブログには、異世界での経験が自分を変えたと書いてありますが、帰還の直前まで変わったようには見えませんでしたよね。

 てか、不安を感じてストレスが溜まっていた割には、動画とか手記とか準備万端ですよねぇ。


 更にニュースサイトでリンクを辿って、関連する記事を読み漁っていたら、後から声を掛けられました。


「やぁ、国分君、早いねぇ」

「あっ、梶川さん、おはようございます」

「随分と早いけど、昨日の電話の件かな?」

「いえ、日本とヴォルザードでは時差があるようなんですよ」

「そうなんだ、そうか、時差があってもおかしくはないものね」

「はい、ただ、時差と言っても海外の時差とは違って、一日の長さが違うみたいなんです」

「あっ、そうか……地球じゃないんだもんね。そうか、一日の長さの違いまでは考えていなかったよ」


 リーゼンブルグに召喚された時は、昼間から急に真夜中になったことや、今は、時間が少し巻き戻っているみたいだと話すと、梶川さんは頷いていました。


「それで、国分君、昨夜の携帯の件は、どういう事なんだい?」

「はい、実はですねぇ……」


 闇の盾と影の空間などの説明をすると、再び大きく頷いていました。


「と言う事は、現状では国分君が魔法を使っている状態じゃないと電波が届かないって事だね?」

「はい、そうなります」

「逆に言うなら、国分君は、あちらの世界に居ても、自由に電話を掛ける事が出来るって事か」

「そうですね。発信するのは自分のタイミングなので可能ですが、受信するのは掛かってくるタイミングが分からないので難しいですね」

「国分君自身が、こちらまで移動して来るのと、窓だけ開いて電話を掛けて来るのと、どっちが楽かな?」

「そうですねぇ……僕自身が移動して来るのも負担ではないので、変わらないですね」

「そうか……しかし、電波と同じレベルで移動出来るっていうのも凄いね」

「言われて見れば、確かにそうですね」


 鉄筋が届くまで、まだ少し時間がありそうなので、梶川さんに機材の提供をお願いしました。


「梶川さん、盗撮に使えるようなカメラって用意してもらえますかね?」

「国分君、いくら君が特殊な能力を使えるからと言って、それを個人的欲求のために使うのは感心しないなぁ……」

「いえいえ、お風呂場とかを盗撮する訳じゃなくて、リーゼンブルグの内紛を解決するのに、証拠固めみたいな感じで使おうかと思いまして」


 僕が盗撮しようと考えているのは、アーブル・カルヴァインの陣営です。

 リーゼンブルグの乗っ取りを宣言した時も、盗撮しておけば動かぬ証拠となったのですが、それは出来なかったので、今度はカミラからの知らせが届いた後に何を画策するのかを抑えておこうと思ったのです。


 勿論、どんな作戦を考えようとも、叩き潰すつもりではいますが、武力ではなく知略で来られた場合には、証拠が無ければ言いがかりだと否定されかねません。

 それを梶川さんに伝えると、すぐに用意すると言ってくれました。


「国分君、盗撮や盗聴のための機材は準備するけど、日本政府が何に使っているのか……とかの突っ込みは無しだからね」

「はい、そちらにまで首を突っ込むつもりはありません」

「と言うか、国分君に諜報活動とか頼んだら無敵だよね。どこにだって入り込めちゃうんだからさ」

「でも、日本だと盗撮とかは犯罪でしょうし、裁判でも証拠として採用してもらえないんじゃないですか?」

「まぁ、犯罪捜査ならそうなるけど、諜報活動は知る事が第一だからね」


 日本では違法捜査とされる手法であっても、リーゼンブルグではオーバーテクノロジーによる証拠として度肝を抜く事になるはずです。

 アーブル・カルヴァインが、当初の計画が潰えた後も、更に悪巧みを画策するのであれば、証拠を押さえて断罪するのみです。


「国分君、鉄筋が届いたら、すぐ運ぶつもりなのかな?」

「はい、全部影収納に運び込んで、バルシャニア、ヴォルザードの順番で届ける予定です」

「じゃあ、その時で構わないんだが、ヴォルザードの領主様に、こちらから外務副大臣が表敬訪問したいので、何時が良いか予定を伺ってきてもらえるかな」

「当然、通訳が必要になりますよね?」

「そうだね、誰か先生にお願い出来ないかな?」

「それも聞いて……というか予定を組んでもらいますね」


 日本政府としては、資源開発を念頭に、一番友好的な状況を作れているヴォルザードを拠点と定めたようです。

 資源開発のための資材の持ち込みは、同時にヴォルザードに残っている同級生たちの支援にも活用するつもりのようです


「現状、日本とヴォルザードの往来は、国分君に頼りきりの状況だけど、いずれは我々だけで往来が出来るように研究を進める事も決まったらしい」

「えっ、研究を進めるって……」


 脳裏に、モルモットという言葉が浮かびました。


「大丈夫、国分君は計画の要だから、実験動物扱いなんかしないよ」

「本当に大丈夫ですか?」

「大丈夫だって。何度か身体検査みたいな事には、協力してもらうけど、危険な事は絶対にやらせないから」


 結果的に負担が減るのならば大歓迎なのですが、影移動は術式を使う魔法ではありませんし、今移動に使っている影の空間は僕のものです。

 新たに影の空間を構築できたとしても、ヴォルザードの座標をどう設定するのかとか、物理法則をどうやって捻じ曲げるのか、課題山積で上手くいくような気がしませんね。


 梶川さんと話し込んでいたら、鉄筋が届いたという知らせが来たので、トラックから兵舎の裏手にクレーンを使って降ろしてもらいました。


「国分君、この鉄筋はD10という規格で、長さが5・5メートル、重さは一本約3キロだから、50本ずつ束にして、20束、千本用意してあるからね」

「分かりました。ありがとうございます」


 積み上げられた鉄筋の脇に、闇の盾を出して、コボルト隊のみんなに運んでもらいます。

 身長は140センチにも満たないコボルトが、二匹一組になってヒョイヒョイと鉄筋の束を運んでいきます。


 見守っていた自衛官の皆さんは、最初は目玉が落ちるかと思うほど驚き、その後は、コボルト隊の働きぶりにホッコリとした表情を浮かべていました。

 鉄筋は、バルシャニアに6束300本、ヴォルザードに残りを運ぶ予定です。


「じゃあ、運んだ後で、クラウスさんの都合を聞いて、また戻って来ます」

「よろしく頼むね。その時までには、カメラなどの機材も届いていると思うから」

「分かりました。じゃあ、ちょっと行って来ます」


 コボルト、ケントの宅急便は、まずはバルシャニアに向けて出発です。

 砂漠の玄関口、チョウスクへと向かうと、バルシャニアの兵たちは、駐屯地で訓練を行っていました。


 ドン、ドン、ドンと太鼓の音が響き渡り、テンポや叩き方に応じて隊列を進める訓練をしているようです。

 皇族一家は、石積みの舞台の上から兵を見守っています。


 コンスタンは、中央の床几にドッカリと腰を据え、その右前方にグレゴリエ、左前方にニコラーエが仁王立ちし、セラフィマは左の脇に控えています。

 舞台の前方には、足を止めた軍勢が睨み合っていました。

 その数、およそ二千人対二千人の計四千人。


 チラリと振り返ったグレゴリエに、コンスタンが頷き返しました。

 正面に向き直ったグレゴリエは、腰に差した剣をスラリと抜き放ち、天に向かって高く掲げると、太鼓の音がピタリと止んで、辺りに張り詰めた静寂が訪れます。


 陽光を弾いて剣が振り下ろされると、向かい合っていた軍勢は、雄叫びを上げながら突進を開始しました。

 両軍の兵が携えているのは、4メートル以上ありそうな長柄の槍です。


 勿論、訓練用の木製の槍で穂先には丸めた布が巻いてありますが、これほどの数の屈強な兵がぶつかり合う光景は圧巻でした。

 兵は、それぞれの集団を隊長らしき人物が率いているようで、指示によって陣形が変化していきます。


 向かって左側の陣営は、中央に密集するように隊列を変化させ、右側から攻める陣営は、それを包囲するように隊列を移動させていきます。

 左陣が密集しようと集まる勢いに乗じ、右陣が一気に包囲を完成させるたように見えましたが、そこから一気に反撃が開始されました。


 圧縮された玉が弾け、内圧が開放されるように左陣の兵士達が突進します。

 クサビのように突き進んだ左陣の兵士は、後方から押し出させるように外に向かって進み、その内側から新たなクサビとなる兵士達が突進する。


 まるで繰り返し突き入れられる槍のごとき突進に、とうとう右陣の包囲が破られ、勝負は左陣の勝利に終わりました。

 ニコラーエが戦闘終了の合図となる火球を打ち上げると、訓練場の張り詰めていた空気が緩みました。


 コンスタンも床几に腰を下ろしたまま満足そうに何度も頷いています。

 おそらく敗れた右陣も、動きに関しては満足いくレベルだったのでしょうね。

 グレゴリエとニコラーエも、顔を見合わせて頷き合っています。


「凄い迫力ですねぇ……この軍勢に攻め込まれたら、リーゼンブルグは大損害を受けるでしょうね」


 コンスタンの右後方に闇の盾を出して表に出ながら声を掛けると、護衛の兵士が立ち向かって来ようとしましたが、右にラインハルト、左にフレッドを引き連れているので、迂闊には踏み込んで来られません。

 余裕たっぷりに振り向いたコンスタンが、眉間に皺を寄せて睨み付けて来ます。


「ふん、ヴォルザードの小僧か、何の用だ? 鉄の量を減らしてくれという頼みならば断るぞ」

「鉄の用意が整いましたので、お邪魔いたしました」

「何だと! 50コラッドの鉄をもう手に入れたと言うのか?」

「はい、どちらに置きましょうか?」

「ぬぅ……舞台の下に出せ」


 コンスタンは、顎をしゃくって場所を示しました。

 指示された舞台の下に、闇の盾を出してコボルト達に鉄筋の束を運んでもらいます。


「やめよ! 手出し無用!」


 コボルトを見た兵士の中には、不眠の恨みを晴らそうと、手にした槍を振上げた者もいましたが、グレゴリエに一喝されると大人しく後へと下がりました。

 ニコラーエは、身軽に舞台を飛び降りると、運び出された鉄筋の束に近付き、しげしげと眺めた後で、部下に指示を飛ばしました。


「おい、誰か鑑定の出来る者を呼んでまいれ!」

「はっ!」


 兵士の一人が訓練場から走り出て行きました。

 鉄筋を運び終えたコボルト隊は、バルシャニアの兵士達に向かって、リーゼンブルグ式の敬礼をして、闇の盾の中へと戻って行きます。


 コボルト隊の敬礼姿を目にした兵士からは、呻くようなどよめきが起こっていました。

 セラフィマは、運び出された鉄筋と僕を交互に見やっては、コンスタンに何か言いたげな視線を向けています。


 そのコンスタンの洩らした一言に、ムカっとさせられてしまいました。


「ふん、魔物ごときが……」

「バルシャニアの皇帝は、敬意を示した他国の兵を貶めるのですか?」

「何ぃ……魔物を魔物と言って何が悪い?」

「魔物と呼ばれるのは構いませんが、魔物ごときと侮られるのは気に入りませんね」

「ほう、気に入らないならどうする? 一戦交えてみるか?」

「バルシャニアの兵士ごときが、僕の眷族の相手になるとでも思ってらっしゃるのですか?」

「舐めた口を利くなよ、小僧……」


 低い声で恫喝してくるコンスタンの後ろでは、グレゴリエも剣の柄に手を掛けています。


 一方、僕の隣に控えているラインハルトとフレッドは、まだ愛剣に手を触れる素振りすら見せていません。

 張り詰めた空気を破ったのは、セラフィマでした。


「父上、今のは父上に非がございます。ケント・コクブ様、父が失礼をいたしました」

「いえ、こちらこそ大人げない真似をしました。お許しを……」


 セラフィマにキッチリと頭を下げられれば、矛を収めるしかないですよね。

 てか、親馬鹿オヤジが唇を尖らせて、拗ねてみせても全然可愛くないですよ。

 その時、舞台の下から緊張した声が聞こえました。


「申し上げます、ここにございます物は、鉄に相違ございません。ただ……」

「ただ何だ? 申せ」

「はっ、恐ろしく純度の高い鉄と思われます。キリアの鉄とは比較にならない程の高純度かと……」


 その場に居合わせた全ての者の視線が、僕に集中しました。

 うん、かなりビビっちゃう状況だけど、それを見せないようにしないといけませんね。


「小僧、この鉄をどこで手に入れた? ヴォルザードには、それほどの鉱山と精錬の技術があるのか?」

「いいえ、この鉄はヴォルザードから持って来たものではありませんよ」

「ならば何処だ? まさかリーゼンブルグか?」

「いいえ、この鉄は、別の世界から持ち込んだものです」

「別の世界だと……?」


 コンスタンは、それまで僕を睨み付けていた視線を外しましたが、視線を向けられたグレゴリエもセラフィマも、分からないと首を振るだけです。


「僕は、カミラ・リーゼンブルグによって召喚された異世界人です」

「何を馬鹿な話を……」

「では、あの鉄の純度の理由が、他にあると言うのですか?」

「ぬぅ……」


 コンスタンは、口をへの字に引き結び、再び僕を睨み付けきます。

 沈黙したコンスタンに代わって、セラフィマが訊ねてきました。


「ケント様、その精錬の技術をバルシャニアに伝えていただく事は、可能でありましょうか?」

「すぐには難しいですが、時間を掛けてならば可能性はあります。そのためには、もう少し友好的な話し合いがしたいのですが、いかがでしょう?」

「父上、異存はございませんね?」


 セラフィマからも念押しをされ、コンスタンは渋々といった様子で頷きました。


「グレゴリエ、ニコラーエと共に兵を退く支度を始めろ。ワシは宮殿に戻る」

「はい、後はお任せを……」

「ケント・コクブ、ついて参れ」


 コンスタンは、先に立って宮殿に向かい大股で歩き始めました。


「ケント様、ご案内いたします」

「あっ、はい、どうも……」


 さり気無く寄り添ってきたセラフィマの笑顔は、皇族らしい気品に溢れ、やはり食堂の一人娘メイサちゃんとは一味も二味も違って見えます。

 澄ました表情は、年相応に大人びて見えますし、ゆったりとした服装が……


「ケント様、何か失礼な事をお考えではございませんか?」

「い、いいえ。とんでもない……」


 ふぅ……僕は顔に出るタイプですから気を付けないと駄目ですよね。


「ケント様?」

「あっ、えっと……ごめんなさい……」


 気品に溢れる笑顔でも、目が全く笑っていないと物凄く怖いです。

 やはり嫁入りの話は……。


「ケント様……」

「あぁ、ちょっと急ぎましょう。皇帝が先に行かれてしまっています」


 駄目だ……逃げられる気がしません。

 カミラに加えてセラフィマも……なんて事になったら、委員長のお説教は、何時間になるんでしょうねぇ……。

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