第132話 海岸
ヴォルザードに戻ったのは、すっかり夜になってからでした。
城壁の上では、まだ篝火が焚かれ、守備隊が交代で魔の森の監視を続けています。
襲来したオークの討伐は、僕の眷族たちが済ませて魔石の回収も終えていますが、死体の片づけが済んでいません。
そのため、オークの死体を漁りに、ゴブリンやコボルトなどが集まって来ていました。
「死体の処理を進めておかないと、新たな魔物を引き寄せてしまいそうだね」
『ワシらが、森の奥へと運んでおきましょう』
「そうだね、お願いするね」
ラインハルト達に片付けを頼んで、僕は救護所へと足を運びました。
今回の襲撃では、オーク達が投石攻撃を仕掛けて来たせいで、ヴォルザードでも多くの死傷者が出たようです。
治療に奮闘した救護所のスタッフの皆さんも、ようやく一息ついて休憩しているようで、その中には委員長とマノンの姿もありました。
「こんばんは皆さん、お疲れ様です」
「健人!」「ケント!」
驚かせないように声を掛けてから表に出ると、それまで少し疲れた顔をしていた委員長とマノンが、花がほころぶような笑顔を浮かべて駆け寄ってきました。
スタッフさんの目も気にせずに抱き付いてきた二人と、順番にギュッと抱き締めます。むふぅ……僕、モテモテだよねぇ。
「健人、どこも怪我していない?」
「ちゃんと安全なところに居たから大丈夫だよ」
「今回もケントが守ってくれたんだよね?」
「僕だけじゃないよ、みんなでヴォルザードを守ったんだよ」
ちょっと待っていてと二人に告げて、スタッフの皆さんに買い置きしておいた雌鶏亭のクッキーを差し入れします。
ちょっとお値段高めですが、とても美味しい雌鶏亭クッキーは、ここでも大好評です。
うんうん、この先も二人が職場としてお世話になるはずなので、気遣いは大切ですよね。
スタッフの皆さんに誘われて、お茶の席に加えてもらいました。
今回は、ラストックにも同時にオークが攻めて来た事や、駐屯地を砦に改造しておいたおかげで住民を守れた事、オークの一部は内地バマタまで到達した事などを話しました。
「それでは、リーゼンブルグの方が被害は大きかったのですか?」
「はい、おそらくはラストックとバマタの間にある小さな集落は、襲われていたら全滅ではないかと……」
何の守りも無い小さな集落が襲われるという事は、ヴォルザードに置き換えると城壁を乗り越えられ、街中でオークが暴れるような状況です。
訊ねてきたスタッフさんも、そうした状況を想像したのか表情を曇らせています。
「でも、極大発生の危険性は、何度も警告していたんだよね?」
「うん、でも王位継承が絡んだ派閥争いのせいで、警告が有効に働かなかったみたいなんだ」
マノンの言う通り、カミラは何度も極大発生の危険性を知らせ、支援の要請を行ってきました。
ですが、第一王子派も第二王子派も牽制し合ったり、川の存在を過信して有効な対策を取らずにいたのです。
ミノタウロスの大群が襲って来た事も知らせましたが、そもそも二百頭近いミノタウロスの群れ自体が異常すぎる状況で、しかもカミラの手勢の数を考えれば、到底撃退など出来るはずも無いと思われ、情報を信用してもらえなかったようです。
「リーゼンブルグに入った大きな群れは、健人の眷族のみんなが退治したの?」
「いや、グライスナー侯爵のところには兵士が集まっていたから、侯爵が指揮を執って撃退したみたい」
バマタに迫った群れは魔の森のように隠れる場所が無かったために、投石をするオークも攻撃に晒され、盾などを持たない分オークの方が分が悪かったようです。
またヴォルザードとは違って兵士の数も多かったおかげで、攻撃の密度が高かったのも撃退出来た要因でしょうし、バステン達も影から手伝っていたからね。
「でも健人、内地にまでオーク達が入り込んでしまったら、これからリーゼンブルグは大変じゃないの?」
「どの程度のオークが生き残っているか……だけど、危険度は増すだろうね」
腕の立つ冒険者ならば、オークを単独で倒す事は難しくありませんが、一般市民にとってオークは危険な魔物です。
初の実戦でオークに囲まれた八木達は、結局一頭もオークを倒せていません。
素人でも十人ぐらいの集団でオーク一頭を相手にするならば、倒せないまでも追い払えるでしょう。
ですが二頭、三頭と集まった状態で小さな集落が襲われれば、被害が出る可能性が高くなります。
「魔の森の向こう側の話だし、私達を酷い目に遭わせたカミラの国だけど、罪も無い女性や子供に被害が出るのは嫌よねぇ……」
ラストックの駐屯地で、オークの投石によって市民にも被害が出た話をすると、委員長も心を痛めているようでした。
明日はカミラとグライスナー侯爵が会談する予定なので、その場で市民の安全を確保するように要望してくると約束して、救護所を後にしました。
ギルドへと移動すると、さすがにオークによって被害が出た直後とあって、ドノバンさん以外にも数名の職員が残って仕事を続けていました。
ドノバンさんの机の上には、例によって書類の山が出来ています。
「こんばんは、ドノバンさん」
「むっ、ケントか、あっちも片付いたのか?」
「はい、被害は出ましたが、ラストックは全滅しないで済みました」
「向こうのオーク共も投石してきたのか?」
「はい、投石で援護しながら川を渡り、一部はバマタの方まで到達しました」
「川を渡られたか……厄介な事になったもんだな」
「はい、ゴブリン程度ならばまだしも、オークですからね」
リーゼンブルグの置かれた状況を考えているのか、ドノバンさんは渋い表情を浮かべています。
「ドノバンさん、オークの死体は森の奥に移動させておけば良いですよね」
「それなんだがな、もっと遠くへ捨てに行く事は出来ないか?」
「もっと遠くですか?」
「ああ、そうだな……ラストックの手前に流れている川の下流、海とぶつかる辺りとかは難しいか?」
「そうですね……誰か眷族に行ってもらって、目印になってもらえれば可能かと……」
ドノバンさんが危惧しているのは、魔の森の奥とは言えども、大量のオークの死体を投棄すれば、当然大量の魔物を引き寄せてしまう可能性があるからです。
ヴォルザードやリーゼンブルグがある大陸と、魔物が生息する南の大陸とは細い陸地で繋がっています。
かつては、この陸地を通って隣の大陸との戦が行われていて、それが最初の勇者召喚に繋がりました。
勇者が魔王に成り下がって討伐された後、南の大陸で大量発生した木の魔物トレントによって樹木で埋め尽くされ、こちらの大陸では魔の森が形成されたのです。
「つまり、魔の森の向こう側、更に海に捨てるのですね」
「そうだ、そこまですれば、ヴォルザードが極大発生に見舞われる可能性は最小限に抑えられるはずだ」
「分かりました、すぐに取り掛かります」
「頼む」
影に潜り、まずは目印役として、ネロを走ってもらいます。
「ネロ、話は聞いていた?」
「にゃ、ラストックの川を下って、海まで行けば良いのかにゃ?」
「そうそう、そこに居てもらえれば、僕らはネロを目印に移動するから」
「分かったにゃ、任せるにゃ」
ネロを走らせた後は、ラインハルトを呼び出します。
「ラインハルト、処分する場所を変更するよ」
『何かございましたかな?』
ドノバンさんとの話し合いの結果を伝えると、ラインハルトも納得したようです。
『なるほど、確かにその場所ならば、ヴォルザードに魔物を引き寄せるリスクは無くなりますな』
「前回の極大発生の時、城壁下に溜まったゴブリンの死体を片付けた時の要領で、まとめて運んじゃうよ」
『では、死体を一箇所に集めましょう』
ラインハルトと一緒に魔の森の奥へと移動すると、すでにオークの死体が山積みになっていました。
上空から石を降らせて討伐したので、どの死体も損傷が酷く、正直に言って目を背けたくなる状態です。
ですが、命を断ったのは僕なのですから、きっちり最後まで面倒を見ましょう。
五回ほどに分けて、オークの死体を影の空間に一時的に収納し、ネロに声を掛けます。
「ネロ、もう着いてる?」
「勿論にゃ。ネロの脚なら、あっと言う間にゃ」
ネロを目印として、ラストックの下流の海岸線まで移動しました。
ラストック側の海岸線は、切り立った断崖が続いており、川は深い渓谷を抜け、砂州を作って海へと流れ込んでいます。
崖の上から眺めると、大陸の間を繋ぐ部分も切り立った崖が続く地形で、地殻変動か何かで隆起し、波風に晒されて削られているように見えます。
月明かりに照らされた海面には、白い三角の波が立ち、岸壁に激しく打ち寄せていました。
風も吹いてはいますが、波は潮流によるものと思われ、あちらこちらに渦を巻いています。
海が近いならば、海産物などを獲る水産業が盛んでも良いはずだと思っていましたが、この荒れる海では舟を出すのも難しいのでしょう。
「なんだか凄く荒々しい風景だね」
『そうですな。ワシもこの辺りの海に来たのは初めてですので、このような風景とは想像もしておりませなんだ』
海岸近くの風景は、川を挟んで全く別の様相を見せています。
川の向こう側は鬱蒼とした森で、こちら側は白い岩肌が目立つ草原です。
『随分と風景に差がありますな』
「たぶん、この辺は昔は海の底だったんだよ」
『ほう、ここがですか?』
「うん、大きな地震とか地殻変動で隆起したんだと思う」
『ほほう、そのような事が起こるものなのですか?』
ラインハルトは半信半疑といった様子ですが、こちら側に広がっている風景は、以前授業で習ったカルスト台地の典型的な姿です。
向こう側が鬱蒼とした森になっているのは、隣の大陸から押し寄せ、魔の森が出来る要因となったトレントの大発生の影響なのでしょう。
でも、これだけの石灰岩があるならば、切り出して産業にする事も出来るんじゃないですかね?
こちらの世界の建築は、土属性魔術で硬化させていますが、セメントを更に硬化させれば、強度も更に上がるんじゃないですかね。
石灰石はセメント以外にも使い道があったはずですから、今度日本に帰った時に少し調べてきましょう。
新しい産業が出来れば、それだけリーゼンブルグの財政状況も良くなりますし、賠償金を確保するにも役立つはずです。
『ケント様、オークの死体を捨てるのは、なるべく沖合いになさりませ』
「近場だと、何か問題があるの?」
『岸辺に打ち上げられれば、臭いに釣られて川や海を渡って来るものが居ないともかぎりませぬ』
「そうか、人間じゃこの崖は登ってこられないだろうけど、魔物だと分からないもんね」
ヴォルザードから危険を遠ざけても、リーゼンブルグを危険にさらしていては意味がありません。
出来る限り沖合いの上空に闇の盾を出して、影の空間と繋いでオークの死体を海に捨てました。
日本だったら不法投棄で怒られるでしょうが、こちらの世界なので大目に見てもらいましょう。
水平線まで……は無理なので、500メートル程の沖合いにオークの死体を五回ほどに分けて、少しずつ場所をずらして捨てていきました。
一回目、二回目は、何事もなく終わり、三回目の投棄を行った時でした。
海中から巨大な口が飛び出して来て、海面から10メートルぐらいの高さに出していた闇の盾ごと丸呑みにしました。
「うわっ、何あれ!」
『あれだけ離れた場所で、あの大きさに見えるのですから、途方も無く大きな生き物ですな』
「あれって、海に住む魔物なの?」
『さあ、ワシもあのような物を見たのは初めてなので、何と言えませんな』
その後、闇の盾を出す位置を20メートル、30メートルと上げてみましたが、食いついてくる生き物の全身は見られません。
姿はシーラカンスのような古代魚という感じで、月明かりに照らされた鱗が瑠璃色に光って見えました。
『海には巨大な魔物が住むという言い伝えがありますが、どうやら本当のようですな』
「あんなのが居たら、怖くて舟とか出せないよ」
『リーゼンブルグでも、もっと西に行けば港がありますぞ』
「舟は帆船なんでしょ? あんな奴に襲われたら一たまりも無いんじゃない?」
『今回は、大量のオークの血の臭いに惹き付けられたのでしょう。血の臭いを振り撒かなければ大丈夫なのかもしれません』
「うーん……とりあえず、僕は舟に乗るのはやめておくよ」
『ぶははは……賢明な判断ですな』
影移動を使えば助かりそうですが、丸呑みにされるのは、あまり気持ちの良いものじゃないですよね。
ギルドに戻ってドノバンさんに報告、お茶を一杯御馳走になってから下宿に戻りました。
翌日は、午後からカミラとグライスナー侯爵の会談があるので、それまでの間に捜査本部へと顔を出しに行きました。
戻った後の木沢さんの様子も、少々気掛かりでしたしね。
四日ぶりの捜査本部は、何だかピリピリした空気に包まれています。
やはり木沢さんが、何かやらかしたのでしょうか?
「おはようございます」
「おお、国分君、二人目の帰還者は何処だね?」
捜査本部に居合わせた全員から、期待のこもった視線を向けられましたが、今日は連れて来ていないと告げると、あからさまガッカリされてしまいました。
「何をモタモタしているんだ、あと何人残っていると思ってる!」
「やめんか、片山!」
最初に捜査本部を訪れた時に、先生達からの報告書を渡さなかった事を、未だに根に持っているんでしょうかね?
片山刑事の一言で、更に捜査本部の空気が険悪になりました。
「ヴォルザードがオークの大群に襲われたり、リーゼンブルグの王位継承争いに動きがあったり、僕も遊んでいた訳じゃないです。あなたに文句を言われる筋合いなんか無いし、人に文句を言うなら自分でやればいいじゃないですか」
「貴様……」
「二人とも、よさないか!」
さすがに今回は、片山刑事も手を出して来ないようですが、須藤さんに諌められても憎々しげに睨み付けてきます。
どうやら木沢さんを帰還させた事で、周囲からの期待やプレッシャーが高まっているようです。
「国分君にも事情があるのは重々承知しているが、何とか帰還を早める事は出来ないかね?」
「検討はしてみますが、前回報告した通り僕の体にも負担が掛かりますし、一度に帰還させられるのは一人だけですから、急いでも限界がありますよ」
「前回の報告では、一週間に一度程度と言っていたが、何とか五日に一度、出来るなら三日に一度程度のペースで帰還を進めてもらえないかね?」
「うーん……できるだけ早くはしますが、今回のようにヴォルザードが魔物の大群に襲われた場合には、僕も街の防衛に動かないといけませんから、確実にやれるとは断言出来ません」
「街の防衛は、国分君抜きでは成り立たないものなのかね? 元々、国分君は居なかった訳だし、自分達で守る体制は出来ていないのかい?」
「勿論、ヴォルザードには守備隊がありますし、リーゼンブルグにも騎士が居ますが、今回の魔物の襲撃は過去には無かった規模のようで、僕が防衛に参加しなければ大きな被害が出る可能性があります。城壁の中まで魔物が入り込む事になれば、同級生達にも被害が出る可能性がありますよ」
「そうか……出来れば、国分君には同級生達の帰還に専念してもらいたいのだが……」
須藤さんは、腕組みをして渋い表情を浮かべています。
僕には話しませんが、周囲からの要求は相当高まっているような気がします。
そこへ、内閣官房室の梶川さんが話に入ってきました。
「国分君、帰還が進まない理由は良く分かった。我々としても帰還を急いではもらいたいのだけど、それが無理ならば魔石を融通してもらえないかね?」
「魔石ですか?」
「そう、出来れば魔道具もセットだと有り難い。それと、出来るならば魔道具の素材も手に入れてもらえないかな?」
梶川さんが言うには、研究者の間で魔石の需要が急速に高まっていて、前回渡した分では、全然足らなくなっているそうです、
「一応、我々としても、無償で提供してもらう訳にはいかないので、魔道具は一台200万円、魔石は50万円で買い取らせてもらうよ。勿論、これまでに提供してもらった分も清算して国分君にお支払いするよ」
「魔道具の素材としては、以前お渡ししたミノタウロスの角が良いそうなんですが、魔石と較べて数が少ないので高価です」
「おう、あの角が素材になるのか、値段は20倍ぐらいかな?」
「いや、そこまでは高くなかったと……」
「分かった、一本800万で買い取るよ」
「800万円……」
「地球上には存在していない物質だからね。現地の50倍の値段でも安いぐらいだよ」
オークをまとめて討伐したばかりなので、影収納には魔石が山になっていますし、ミノタウロスの角もまだ百本以上あります。
全部買取ってもらったら、日本でも一生遊んで暮らせるぐらいの金額になりそうです。
「あの……その金額を被害者の方の賠償金に充てるっていうのは、駄目ですかね?」
「以前にも話したけど、魔道具に関しては難しいけど、魔石と角ならば賠償金の代わりに出来ると思うよ」
「本当ですか、じゃあ、僕の手持ちで……」
「あぁ待って待って、国分君が出しちゃったら駄目なんだよ。いや、国分君が出すにしても、リーゼンブルグが拠出したという形にしないと駄目なんだ」
「じゃあ、僕が受け取る様子をビデオに撮って、書類みたいなものがあれば良いですかね?」
「そうだね、それならば賠償の品として提供された事にできると思うよ」
「分かりました、今日の午後、王女と派閥の重鎮が会談する事になっているので、その時に撮影を行って、明日にでも魔石と素材を提供できるようにします」
「ありがとう、そうしてもらえると助かるよ。正直、ちょっとプレッシャーが強くなってきているんでね。目に見える成果が上がるのは助かる」
帰還はすぐには進められないでしょうが、魔石や素材はゴロゴロしています。
僕が肩代わりしてでも、さっさと終わらせた方が良い気がします。
ついでと言っては何ですが、カミラの謝罪ビデオも撮影してしまいましょう。
グライスナー侯爵との会談になれば、カミラも王族っぽい格好をするでしょうからね。
「そう言えば、須藤さん。木沢さんはどうしていますかね?」
「あぁ、彼女ならば自宅で大人しくしているよ。公安の担当者が身辺警護に当たっているし、事情聴取にも素直に応じてくれているよ」
「そうですか……何だかちょっと意外です」
「どうしてだい? 礼儀正しくて、シッカリしたお嬢さんに見えたけどね」
須藤さんの言葉に、他の捜査担当者さん達も頷いています。
どうも、木沢さんが猫をかぶっているようにしか思えないのですが、何か企んでいなければ良いのですが。
帰還を出来る限り早く進める事、魔石や素材を賠償金の一部として使えるように段取りをつける事を約束して、ヴォルザードへと戻りました。
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