第93話 初めてのおつかい

「捜査本部を統括している須藤だ。早速だが、その手紙と報告書というのを渡してもらえるかな?」

「その前に、お聞きしてもよろしいでしょうか?」

「何かな?」

「僕が本物の国分健人だと、信用してくれてますか?」


 須藤さんは暫しの沈黙の後で、小さく首を横に振りました。


「すまないが、今の時点では100パーセント信じる事は出来ない」

「分かりました、では、最初に報告書を見てもらえますか。報告書は六人の先生と教育実習生の杉山先生がまとめられたものです。これを見て判断して下さい」


 これ見よがしに影収納から報告書を取り出すと、須藤さんは目を見開きました。


「それも、魔術なのかね?」

「はい、影の空間に物を置いておけます。どうぞ……」

「待て! 先に中を検める!」


 横から報告書を引ったくろうとしたのは、片山と呼ばれていた捜査員ですが、渡すつもりはありません。


「おい、貴様、何のつもりだ!」

「何なんですか、貴方さっきから失礼すぎますよ」

「何だと……貴様」

「よせ片山……構わん」


 報告書を手渡すと、須藤さんは手袋を付けてから受け取り、慎重に封を切って中を読み始めました。


 報告書には、リーゼンブルグ王国に召喚された事、駐屯地で非人道的な扱いを受けていた事、厳しい訓練の過程で船山が命を落とした事、そして現在は駐屯地を脱出して、ヴォルザードに辿り着いた事などが書かれ、最後に七人の署名と拇印が押されてありました。


「うーむ……にわかには信じ難い内容だが、君の魔法や報告書の書体から見て、ほぼ間違いないのだろうな。一応、この報告書は鑑識に回させてもらうが、構わないかな?」

「はい、それは構いませんが、校長先生などにも内容が届くようにしていただけませんか?」

「わかった、コピーを届けさせるようにしよう」

「それと、同級生からの手紙は、家族の皆さんに届けていただきたいのですが……」

「中を検めても構わないかな?」

「うーん……プライベートな内容も書かれていると思うので、出来れば開封無しでお願いしたいのですが……」


 須藤さんは、またちょっと考えた後で、今度は頷いて見せました。


「分かった、そちらは家族に届くように手配する」

「では、これを……」


 再び影収納から、箱に詰め込まれた手紙を取り出しました。


「おう、こんなにか……まぁ二百人全員ともなれば当然か……」

「はい、みんな伝えたい事が一杯あったみたいです」

「ところで国分君、君のご家族の話は知っているのかね?」

「はい、実は……」


 昨日、もぬけの空になった自宅に戻ってから、図書館で情報を収集し終えるまでの話をすると、須藤さんは頷いていました。


「お母さんは、逮捕直後はかなり興奮していらしたが、翌日には落ち着きを取り戻して、取調べにも素直に応じていらした。かっとなっての犯行だと思われ、反省も後悔もされていらしたようなので、こちらも気を抜いた訳ではないが、監視が十分でなかったのかもしれない。すまない……」

「正直、まだ全然実感が無くて、何て答えて良いのかも分かりません。とりあえず今は、同級生達が戻って来られるようにする事を第一に動きたいので、詳しい話は、また改めて伺います」


 むしろ、あまり詳しい話を聞いてしまうと、実感がわいてショックを受けそうで怖いです。


「分かった。ところで国分君、報告書や手紙は向こう世界から持って来たのだと思うが、人を連れて戻れないのかね?」

「はい、報告書などを置いておいた影空間には、生きているものは入れる事が出来ないんです。ただ、魔術の仕組みとか良く分かっていないので、何か解決する方法が無いか探すつもりではいます」

「そうか……例えば、こちらからビデオカメラを持って行って、撮影して戻るといった事は可能かな?」

「はい、それは可能だと思いますが、僕の家は引き払われてしまっていて、そうした機材はおろか、一円のお金も持っていない状態です」

「ご家族の皆さんから要望があるかもしれないから、そうした事があるかもしれないと頭の片隅に置いておいてもらえるかな」

「はい、分かりました」

「それでは、すまないが詳しい話を聞かせてもらえるかな……森田、話を聞かせてもらえ」


 森田さんという若い刑事さんは、ガッシリとした体格ですが、少し垂れ目気味で人当たりの良い刑事さんです。


 場所を移して、召喚から今日までの話を聞かれました。

 一通り聞き取った後で、話に齟齬が無いかもう一度同じ話を聞かれました。


「うーん……話も食い違っていないし、何より目の前で手紙の入った箱を取り出すのを見てたから信じるしか無いんけど、内容だけ見たら完全にファンタジーだね」

「僕も話だけで信じてもらえるとは思えなかったので、いきなり魔術で移動して来たんです」

「魔術を使うのは、どんな感じ?」

「うーん……どんな感じって聞かれると答えるのが難しいんですが、こう……イメージした事が実際に起こるので、何か変な感じですね」

「他の子達も、普通に魔術が使えているの?」

「そうですね、他のみんなは詠唱をして発動させていますけど、魔法自体は全員使えているはずですよ」

「魔術か……正直ちょっと使ってみたいけど、こんな劣悪な環境に押し込められるのは勘弁してほしいね」


 森田さんは、僕の話を書き取った調書を軽く指で弾きながら顔を顰めました。


「これって、日本で裁判するとしたら、拉致監禁罪とかになるんですか?」

「正確には、逮捕監禁致死傷罪になるけど……日本での裁判は、ちょっと無理かな……」

「えっと、今はカミラを連れて来る事は出来ませんけど、日本に連れて来られれば裁判に掛けられませんかね?」

「うーん……気持ちは分かるけど、難しいね。色々な問題があるけど、まずは、どうやって連れ去ったのか、魔術の立証が出来ないよね」

「僕が魔術を使ってみせ……いや、駄目か……カミラが使った召喚術式の証明が出来ないと駄目なんですね?」

「そうなんだけど、現代社会では魔術の存在自体が証明されていないから、逮捕状も下りないだろうね」


 その他にも、リーゼンブルグ王国は日本と国交の無い外国で、言葉の壁が存在する事や、船山の遺体が存在せず殺人や傷害致死などの立証が難しい等、カミラ達を日本で裁くのは難しいようです。


 向こうの世界でカミラが裁けないなら、日本で裁判に掛ければ良いのでは……なんて思っていたのですが、考えが甘すぎました。


「分かりやすく言うなら、例の国による日本人拉致事件を、もっと複雑にしたような状況だと思ってみて」

「なるほど……簡単に解決とはいかないですね」


 現状、カミラは僕らを召喚した事を認めていますが、日本とリーゼンブルグとの交渉ともなれば、話は複雑になる一方でしょう。


「国分君は、この先かなり大変になるよ」

「大変って……マスコミとかですか?」

「ううん、現状、向こうの世界には国分君しか行けない状態で、他の人達はヴォルザードの街で保護されているような状況だよね」

「はい、形としてはそうなっています」

「外務省とか、内閣府とか、国家公安委員会などからも事情を聞かれるだろうし、協力を要請されると思うよ」

「えぇ……そんな大事になるんですか?」

「さっきも言ったけど、これは他国による拉致であり破壊活動だからね。現に、国分君達は、リーゼンブルグ王国を交渉相手として見ているよね。国民にこれほどの被害が出ているのに、日本政府が黙っている訳にはいかないでしょ」


 言われてみれば、内戦が続く国で、日本人のジャーナリストが武装勢力に囚われた時、政府は救出に全力を注いでいました。

 今回は、二百人以上の人間が、日本に帰れない状態になっているのですから、政府が動くのは当然の成り行きですよね。


 そして、何をやるにしても、ヴォルザードと日本を行き来する事が出来るのは僕だけです。


「あー……何だか物凄く気が重たくなってきました」

「ごめんね。僕らも国分君に沢山協力してもらわないといけないんだよね」

「でも、日本で裁判するのは難しいんですよね?」

「うん、そうなんだけど、捜査しない訳にもいかないんだよね。上の判断で捜査が中止になるまでは、我々の事件だからね」


 これって、いわゆる大人の事情ってやつですよね。

 そして、森田さんの言葉通りに、色んな省庁の担当者さんが現れて、一人に説明が終わると、また別の人という感じで、夜まで延々現状の説明をする事になりました。

 こんな事ならば、全員を集めて一度に説明した方が楽なんですけどね。


 事情説明の中で、教えられた事もありました。

 賠償金は純金として持ち帰ろうと思っていましたが、金には関税が掛かる事を知りませんでした。


 ただし、事情が事情なので、免税などの措置も検討してくれるみたいです。

 それと外務省の方が、こちらで犠牲になったり、怪我をした人の分を含めた賠償額を算定し、それを現在の金相場で金の重さに換算してくれるそうです。


 その重さの金をヴォルザードで購入できる金額が、カミラに請求する賠償額になるという訳です。

 各省庁での対応は、僕の話を持ち帰って検討した後になるそうで、連絡を取れるように、毎日一度は捜査本部に顔を出す事になりました。


 同級生の家族からの手紙も、捜査本部で集めておいてくれるそうです。

 とりあえずの事情説明も終わり、さあ帰ろうかと思っていたら、森田さんに夕食に誘われました。


「国分君、晩御飯を食べに行こう、これから色々とお世話になるから御馳走するよ」

「良いんですか? ありがとうございます」


 いわゆる大人の事情に付き合う報酬のようですし、喜んでいただきましょう。

 森田さんに連れられて向かったのは、警察署から少し歩いた場所にある回転寿司の店でした。


「ごめんねぇ……あんまり高級な店じゃないけど、久々でしょ寿司は」

「はい……あっ! いっけない忘れてた……」

「どうかしたの? 何か大事なこと?」

「はい、すみません、森田さん、お金貸してもらえませんかね?」

「向こうの人に何か頼まれてるのかな?」

「はい、女子のみんなから、絶対に買って来てくれって……」


 今朝、ヴォルザードを発つ前に、委員長から耳打ちされて頼まれた買い物を忘れていました。

 回転寿司の店の一階にあるドラッグストアーを見て思い出しました。


「そうか、むこうの世界では医薬品が不足しているんだね」

「いえ、確かに医療のレベルは日本ほど進んでいませんけど、治癒魔術があるので、そんなには困っていないんですよ」

「そうなの? じゃあ頼まれた買い物って?」

「えっと……昼用と夜用を箱買いして来てくれって……」

「昼用、夜用……?」

「はい、て言うか、何て言って買ったら良いんですかね?」

「国分君、何の話をしてるんだい?」

「えっと……その……生理用品なんですけど……」

「あぁぁ……なるほどねぇ……よし、支払いは僕がするから、店員さんへの注文は国分君がやってね」

「うっ……分かりました」


 ドラッグストアーの自動ドアを通って、意を決して生理用品のコーナーへと足を踏み入れたのですが、アウェー感がハンパ無いです。

 女性のお客さんが近付いて来ると、思わず陳列棚から一旦離れちゃいましたよ。

 こいつ何してるんだ……的な視線が痛いです。


 しかも、スリムとか、ロングとか、羽付きとか種類が多すぎて、どれを買って良いのやら全然分かりません。

 ここは店員さんに頼るしかないですけど、男性の店員さんに聞いても駄目ですよね。


 てか、なんで森田さんは、そんな遠くから見守ってるんですか。

 お腹を押さえて悶絶している森田さんに恨みがましい視線を投げつけていたら、後から声を掛けられました。


「お客様、何かお探しですか?」

「ひゃい! え、えっと……その……あのですね、ぼ、僕が使う訳ではありませんで、その……同級生の女子がですね……」


 声を掛けてきた若い女性の店員さんに、海外に居る同級生から送ってくれと頼まれた事にして、選ぶのを手伝ってもらう事にしました。

 もう嫌な汗をかき過ぎて、喉がカラカラですよ。


「あのメーカーとか何も指定されなかったんで、何が何だか分からなくて……」

「それでは一通り揃えてみますか?」

「ひ、一通りと言われても……」

「えーっと、多い日用と普通の日用、それと夜用ロングがあれば一応大丈夫だと思いますが、念のために、タンポンの多い日用と普通の日用も少し入れておかれれば大丈夫でしょう」

「そ、そうなんですか、で、では、それを箱で……」

「箱ですか?」

「はい、あの人数が多いもので……」

「あぁ、なるほど……分かりました。では、商品を準備いたしますので、少々お待ち下さい」

「お、お願いします……ふぅ……」


 たぶん、今の僕は茹でダコみたいな顔色になってると思います。

 全部でダンボール四箱分の生理用品の会計は、森田さんが済ませてくれました。

 森田さんが、警察署の名前で領収書を頼むと、店員さんは怪訝な表情をしていました。


「森田さん、これ経費で落ちるんですか?」

「さあ、分からないけど、領収書が無ければ請求のしようも無いからね」


 ダンボール四箱は、車に積む振りをして、駐車場の隅で人目を避けて影収納へと仕舞いました。


「凄いね、そんな大きいものでも大丈夫なんだ、いいなぁ……その魔術、俺も使いたいな」

「闇属性の魔法は、マジでチートですよ。大型トラックぐらいの大きさの物でも収納できますよ」

「本当に? いや凄いな……でもこれ、国分君に頼むぐらいだから、結構切実なんだろうね」

「はい、もう、絶対に買って来いって厳命されましたから、男の僕らには分かりませんが、大変なんだと思います」

「なるほど、なんだか女の子の方が逞しいみたいだね」

「そうですね。男子はヴォルザードの同年代の男子と乱闘騒ぎを起こして、あやうく街から追放されるところでしたし……」


 森田さんと食事をしながら、召喚や救出作戦以外の話をしました。

 ヴォルザードでやった色々な仕事の話や食べ物の話、眷属や魔物の話もすると、森田さんは興味津々といった様子で聞き入っていました。


「いやぁ……話を聞けば聞くほど行きたくなっちゃうね。向こうから戻って来られるようになったら、こちらの人を連れて行くことも可能になるって事だよね?」

「うーん……その辺は、実際に出来るようになってみないと分かりませんね」

「国分君、旅行会社を作って、異世界への旅行ツアーとかやったら大金持ちになれるかもよ」

「うーん……現時点でも、向こうの世界でならば結構な金額を稼いでいますから、あんまりお金儲けには興味が無いと言うか、僕はヴォルザードで暮らしていこうと思っているので……」

「えっ、日本に戻って来ないの?」

「はい、ヴォルザードの領主さんからも残って欲しいと頼まれていますし、何より折角使えるようになった魔術を活かすなら、日本よりもヴォルザードの方が良いかと……」

「いやいや、日本で魔術を使って見せたら凄い人気になるよ。それこそ連日テレビで引っ張りだこになって、アイドルなんかとも仲良くなっちゃったりして……」

「えっ、アイドル……」


 僕も思春期真っ盛りの男子なので、アイドルに興味が無いはずがありません。

 影移動とかを使ってみせれば、脱出マジックなんかよりもインパクトあるだろうし、確かに人気者になれるのかもしれません。


 そしたら人気絶頂のアイドルともお近づきになるチャンスもあるかもしれませんし、グラビアアイドルのお姉さんとムフフな展開……なんて考えてると、また委員長にバレそうだから止めておきましょう。


 マノンに委員長にベアトリーチェ、三人も可愛い女の子が居るのに、それ以上を望んだら罰が当たりますよね。


「どう、戻って来る気になった?」

「うーん……やっぱりヴォルザードに残ると思います」

「ははぁ……さては、あっちに可愛い子が居るんだね」

「えぇぇ……ど、ど、どうしてそれを……」

「いや、国分君は分かりやすいからね。それに商売柄、人の顔色を読むのは上手いよ」

「ですよねぇ……」


 本職の刑事さん相手に、僕が嘘をつき通すなんて不可能でしょうね。

 なんだか悔しかったので、お皿のタワーを作ってさしあげたのですが、やっぱり会計の時には領収書貰ってましたね。

 接待費とかで落すんでしょうかね?


「それじゃあ、ヴォルザードに戻りますね」

「各省庁の方針が決まるのは、早くても昼過ぎだろうから、明日の夕方までに一度捜査本部に顔を出してもらえるかな?」

「分かりました、向こうの状況が大きく変わらなければ、お伺い出来ると思います」


 森田さんに周囲を警戒してもらい、ドラッグストアーの駐車場から影に潜ってヴォルザードへと戻りました。

 向かった先は、守備隊臨時宿舎の委員長の部屋です。


 頼まれた品物を早く届けてしまいたいですからね。

 委員長は、机に向かって日記を書いているようです。


 そう言えば、ラストックでも日記をつけていましたから、あの日記も持って来てあげた方が良いでしょうかね。


「唯香、ちょっと良い?」

「あっ、健人、おかえりなさい、どうぞ大丈夫だよ」

「じゃあ、お邪魔するね。頼まれてた物を持って来たんだけど、ここに出しても大丈夫かな?」

「もう買って来てくれたんだ、さすが健人、ありがとう」


 おふぅ、委員長に正面からハグされちゃいました。

 同級生達が使っている臨時宿舎の部屋は、僕の下宿の部屋よりも広くて、大きなダンボール四つ出しても、まだ余裕がありました。


「良く分からないから、ドラッグストアーの店員さんに教えてもらったんだけど、大丈夫かな?」

「うん、これだけあれば、暫くの間は大丈夫だと思う。ちゃんと昼用も二種類買って来てくれたんだ」

「ちょっと恥かしかったけどね……」

「ごめんね、でも女子の間では切実な問題だったから……」

「じゃあ、僕は先生の所に報告に行くね」

「うん、ありがとう……」


 委員長の部屋から先生の部屋に移動、今日の出来事を報告しました。

 リーゼンブルグに求める賠償金は、日本での被害を加算して増額する必要がありますが、査定が終わらないと、交渉の叩き台となる金額も提示出来ません。


 死亡した人の遺族への慰謝料、怪我をした人の治療費、そして崩落した校舎の撤去費用に再建のための費用。

 賠償金の総額は、一気に吊り上がるでしょうし、とてもカミラの一存で払える金額ではないでしょう。


 日本政府からの公式な抗議文も出されるそうなのですが、日本語のままでは理解してもらえませんから、リーゼンブルグの言葉に翻訳する必要がありますし、こちらの世界で正式な文章に使われる書式に整える必要もあるでしょう。


 となれば、クラウスさんに助力を求めるしかありません。

 何にしても、二つの世界を股に掛けての交渉ですから、時間が掛かりそうな気がします。

 日本政府が関わってくるので、僕らも勝手に動く訳にはいかなくなりました。


「日本の方針が決まるまでは、僕らは待機ですね」

「そうなるな、どうやら国分には、この先まだまだ頑張ってもらわないと駄目そうだから、休める時にはシッカリと休息しておいてくれ」


 先生への報告も終えて、下宿に戻る事にしたのですが、その前にどうしても寄っておく場所があります。

 影に潜って向かった先は、ラストックの駐屯地です。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る