第54話 忙しなき安息の曜日

 今日は安息の曜日だから、一日ノンビリしているつもりでしたが、予定を変更して動く事にしました。

 自分に出来る事があるならば、休んでいる暇は僕に無いはずです。


 真っ先に足を向けたのは、昨日の騒動で焼けてしまったマルセルさんのお店です。

 安息の曜日の朝早い時間なので見物する人はいませんが、店の前には途方に暮れたような表情のマルセルさんが佇んでいました。


 正直に言って、話しかけるのは勇気がいるのですが、ここで尻込みしていたら状況は変わりません。

 思い切って声を掛けてみます。


「おはようございます、マルセルさん」

「ん? お前、昨日の坊主か、何しに来やがった!」

「はい、片付けとか手伝える事があれば、やらせてもらおうかと思いまして」

「こちとら、どこから手を付けて良いのかも分からねぇんだ、手前なんかに手伝ってもらう事はねぇよ。 と言うか、そもそも店を燃やした張本人はどうした?」

「はい、騒ぎを起こした連中は、全員守備隊の牢に入ってます」

「そうか……って、何でお前は外にいるんだ?」

「僕は、騒ぎがあった時には街の外にいたので……」

「お前、昨日の騒ぎに加わってたんじゃねぇのか?」

「はい、騒ぎには加わっていません」

「じゃあ、何でお前が謝ってんだ?」

「それは……」


 少し迷いましたが、これからまだ残りの同級生達を救出して来て、街に受け入れてもらわなければいけません。

 なので、召喚された事や、同級生達が騙されて奴隷にされて拘束されている事も含めて、これまでの経緯をマルセルさんに話しました。


「馬鹿野郎! どうしてそんな大事な事を黙っていやがるんだ!」

「す、すみません……」

「あぁ、もう……」


 マルセルさんは、ガリガリと頭を掻いた後で、僕に向かって頭を下げました。


「すまなかった。知らなかったとは言え、昨日はやりすぎた。勘弁してくれ」

「そ、そんな……頭を上げて下さい、マルセルさん」

「ケントだったな、お前さんの仲間がやった事は、正直すぐには許せねぇが、お前さんに恨み言を言う気はねぇ」

「でも、僕がヴォルザードに連れて来た連中が起こした事ですし」


 マルセルさんは、僕の顔をジッと見た後で、ちょっと話の方向を変えました。


「ケント、お前さん、もうギルドで仕事探して働いてんだろう?」

「はい、色んな仕事をやらせてもらってます」

「ほう、これまでどんな仕事した?」

「えっと……リーブル農園での収穫作業とか、ガーム芋の倉庫での積み替え作業とか、庭師の見習いとか、城壁工事も一回だけですが参加させてもらいました」

「ほぉ、なかなか色んな仕事やってるじゃねぇか」

「はい、おかげ様で、色々勉強になってます」

「ケント、そうやって自分で仕事を探して、仕事を全うして、金もらって暮らしてる奴は、ヴォルザードでは一人前だと認められんだ。ギルドに登録してカードを手にした時点で、一人前に仕事して生きていきますって宣言したようなもんだ。連中がお前の知らない所で騒動を起こしたのに、何でお前が責任を感じる。例え、お前がヴォルザードに連れて来たのだとしても、手前らのケツは手前らで拭かせろ」


 確かにマルセルさんの言う通りだとは思います。

 でも、焼け落ちてしまった店を前にして、はいそうですか……とは言えないですよね。


「ですが、お店がこんな状態になってしまっては……」

「はぁ……そうなんだよな。格好付けて騒動起こした連中に責任取らせろ……なんて言ってはみたが、ぶっちゃけどうすりゃ良いのやら……」


 腕組みをして焼けた店を見上げ、マルセルさんは表情を曇らせました。

 マルセルさんと並んで店を見上げていたら、ラインハルトから提案されました。


『ケント様、貸付けをしたらどうです?』

『貸付けって、お金を貸せって事?』

『そうです、再建や当面必要なお金をケント様がマルセル殿に無利子で貸付け、マルセル殿は同級生からの賠償金が支払われたら返済するというのはどうです?』

『なるほど……でも、あの馬鹿共が踏み倒したりしないかな?』

『でしたら、マルセル殿がケント様から借り受けている事を隠しておけば良いかと』

『なるほど……』


 店の再建資金が無ければ、マルセルさんは生活が成り立って行きません。

 かと言って、同級生の男子が返済するには時間が掛かり過ぎます。

 でも、僕が内緒で立て替えておけば、マルセルさんが資金繰りに困る事はなくなります。


「あの、マルセルさん、提案があるのですが……」

「提案? ケント、お前さんが金を払うって言うのは駄目だぞ」

「はい、そう仰られると思ったので……」


 同級生達には内緒で貸付けを行う話をすると、マルセルさんは渋い表情のままで考え込みました。


「正直、お前さんに貸付けて貰えるなら助かるんだが、そもそも、そんな金持ってるのか?」

「はい、僕の眷属がかなり強力なので、色々と討伐してくれてます。おかげで魔石とか素材を売ったお金があります。 元々は同級生達の生活費に使おうと思ってたお金なんで使っても構わないんです」

「そうかい……じゃあ頼むとするかな、ただし、ギルドに間に入ってもらうぞ」

「ギルドにですか?」

「あぁ、ギルドからも融資はしてもらえるが、個人の金の貸し借りでトラブルを防ぐために、ギルドに証明役を引き受けてもらえるんだ」

「分かりました。じゃあ……あっ、今日はギルド休みですね。明日また来ますので、一緒に行ってもらえますか?」

「ケント、そいつは俺が頼む事だぞ……まぁ、よろしく頼む」

「はい、こちらこそよろしくお願いします」


 マルセルさんと握手を交わして、どうにか関係を修復する事が出来た気がします。


「ところでマルセルさん、このお店なんですけど、一度壊して立て直すしかないですよね?」

「そうだなぁ……ここまで焼けちまうと補修してってのは難しいだろうな」


 二階建てのマルセルさんの店は、表側が焼け落ちて、後半分がどうにか建っているという状態です。


「壊すのも、勿論お金掛かりますよね?」

「まぁ、そうだな。解体の手間賃に解体した建材の処分費用、金は掛かるな」

「僕がやっちゃ駄目ですかね?」

「はぁ? やるって、どうやって?」

「えっと、僕の眷属を使って、こう一気にですねぇ……」

「だははは、そんな事、出来るならやっても構わねぇぞ」

「じゃあ、まだ使えそうな物だけ運び出しちゃいましょうか?」

「そうだな、どうせ運び出さなきゃいけないし、ちょっと手伝ってもらうか」


 マルセルさんと一緒に使えそうな物を運び出していたら、近所の人達も手伝ってくれて、お昼前には運び終える事が出来ました。


「マルセルさん、もう運び出す物は無いですか?」

「あぁ、こいつが最後だ。助かったぜ、そうだよな、ぼーっと眺めてたって始まらねぇ、出来る事からやらねぇとな」

「じゃあ、ここ更地にしちゃって構いませんか?」

「だははは、いいぞ、出来るものならやってくれ、助かるからな」


 うん、マルセルさん、全然本気にしてないみたいだけど、一気に片付けてしまいましょう。


『じゃあ、ラインハルト、闇の盾を出すから叩き壊して、一旦影の世界に移動させちゃって』

『了解ですぞ、眷族総出で一気に片付けましょう』

「じゃあ、マルセルさん、ちょっと下がってもらえますか?」

「おっ、何するつもりだ」

「はい、ちょっと……じゃあ、みんな始めちゃって」


 みんなに合図をすると同時に、マルセルさんのお店を闇の盾でスッポリと包み込みました。

 これなら破片が飛んで隣の建物に被害が及ぶ心配も無いからね。


「おぉ? こ、こりゃ何だ、どうなってんだ、ケント」

「はい、お隣さんに迷惑が掛からないように闇属性の魔術で囲いました」


 作業が始まったらしく、ドッカンドッカン物凄い破壊音が響いて来ます。

 うん、みんな手加減無しでやってるみたいだから、上も塞いでおこうね。


「おいおい、すんげぇ音がすっけど、お前さんの眷属とやらがやってるのか?」

「はい、僕の眷属が総出で取り壊しを進めていますから、そんなに時間は掛からないと思いますよ」

「はぁ? お前、冗談じゃなかったのか?」

「えっ、取り壊しちゃマズかったんですか?」

「いや、それは構わないんだけどよ、眷属って……」

「はい、死霊術を使って、討伐した魔物を使役できるんですよ」

『ケント様、終わりましたぞ。廃材は夜の間に訓練場の隅にでも積んでおきます』

『了解、みんな、ありがとうね』


 ラインハルトの知らせを受けて、闇の盾を解除すると、マルセルさんの店があった場所は、綺麗サッパリ更地になっていました。


「えぇぇぇ……ちょ、これ……」

「おい、マルセル、どうなってんだ?」

「ちょっと、店が消えてるわよ!」


 店の持ち主であるマルセルさんだけじゃなく、荷物の運び出しを手伝っていた近所の人達も目を丸くしています。


「えっと……マズかったですか……?」

「いや……マズくはねぇが……なぁ……」


 マルセルさんは、近所の人と顔を見合わせて、どう反応して良いのか分からないという感じです。


「じゃ、じゃあ、お手伝いして下さった皆さんも一緒に、お昼にしませんか? 僕、御馳走しますよ」

「ばっ、馬鹿言ってんじゃねぇ! こんだけ世話になって飯まで奢ってもらうなんて出来る訳ねぇだろうが、俺が払うにきまってんだろう。おう、みんな来てくれ、再出発の景気付けだ!」


 マルセルさんが気勢を上げると、ようやく近所の人達のフリーズも解けました。


「おう、良いな、しょげてるマルセルなんざ見てられなかったからな」

「そうだそうだ、更地になっちまえば、建てるのなんざ訳ねぇんだからよ」

「建物だけなら二週間もありゃ建つだろう、その間、どこかに間借りして、売り物を準備しておきゃ大丈夫だ」


 御近所さん達と一緒の昼食では、当然のごとく質問責めに遭いました。

 もう色々隠し事するのが面倒になったので、召喚された事も含めて聞かれた事は全部話しちゃいました。


「ケントよぉ、お前、それじゃ一人でリーゼンブルグと喧嘩するようなもんじゃねぇか」

「いえいえ、一人じゃないですよ、僕には心強い眷族が付いてますからね」

「眷属か……カルツさんが、ロックオーガの群れを撃退したのはケントが使役してるスケルトンとか言ってたが、あれ本当だったんだな」

「はい、さっきも解体作業に活躍してくれましたよ」

「そう言えばさ、あんたじゃないのかい、道の真ん中でベアトリーチェちゃんにキスされてたのは」

「えぇぇ……あれは、その……」


 全部話しちゃおうと決めたけど、その話題は……


「ほう、ケント、隅に置けねぇな……」

「いやいやマルセル、この坊主、ベアトリーチェちゃんとは別にもう一人、水色のショートヘアの子も連れてたぞ」

「はぁ? おいケント、そりゃどういう事だ?」

「うぇぇ……それは、そのですね……」


 カンカンカン、カンカンカン、カンカンカン……


 商店街の皆さんの追及にダラダラと冷や汗を流していると、早鐘の音が響いて来ました。

 ロックオーガの時と同じく、魔物の群れの接近を知らせる鐘の音です。


『ケント様、オークの群れですぞ』

『良かった。出費が嵩んで困ってたところだからね、演習を兼ねてサクっとやっちゃおう』

『ぶははは……そうですな。では、お先に参りますぞ』

『うん、よろしくね』


 同席していた商店街の人達は、慌てて店を閉めに戻って行きました。


「おいケント、魔物の群れだ。避難するぞ」

「あぁ、大丈夫ですよ、僕の眷属がサクっと討伐しますんで」

「はぁ? そんな事言って、もし敵わなかったらどうすんだ、避難するぞ」

「いえ、オークごときに僕の眷属が遅れを取るなんて有り得ませんし、僕は見守りに行きますんで、すみませんが、マルセルさんお一人で避難して下さい」

「見守るって……お前、前線に行くつもりなのか?」

「はい、大丈夫ですよ。僕、こう見えても強いですから」

「馬鹿、召集されんのはCランク以上だぞ」

「はい、僕、Bランクなんですよ」


 マルセルさんと押し問答を続けていると、影からひょこっとマルトが顔を出しました。


「ご主人様、早く行かないと終わっちゃうよ」

「分かった、今行くよ」

「おわぁ! ケント、なんだそれ……喋ったぞ……」

「僕の眷属なんで大丈夫です。じゃあ、失礼しますね」

「お、おい、えぇぇ……」


 時間が無さそうなので、マルセルさんの前で影に潜って移動しました。

 城壁の影に移動して外を窺ってみたのですが、なんかもう一方的な殺戮にしか見えませんね。


 アルト達がオークの群れを取り囲んで追い立てて、待ち構えたザーエ達がククリナイフを振るって片っ端からオークの首を切り飛ばしています。

 みるみるうちにオークの数が減り、群れを包囲している輪が縮まると、ラインハルトが指示を出し、今度はアルト達も剣を振るい始めました。


『あー……オークじゃ全然相手にならないね』

『ぶははは、ここまで強化した張本人は、どこの誰ですかな』

『うん、僕なんだけど、凄いよね……呆れちゃうよ』


 城壁の上に陣取った冒険者達も、呆気に取られているようです。


「何なんだよ、あのコボルト、速すぎるし、強すぎるだろう」

「うわぁ……すんげぇよ、あのリザードマン、武器が見えねぇ……」

「あれ、味方なんだよな? こっちに襲い掛って来たりしねぇよな?」

「馬鹿、怖ぇこと言うんじゃねぇよ。あんなの、どうやったって敵わねぇだろう」

「うぇぇ……俺、ちょっとオークに同情しちゃったよ」


 城壁の反応を聞いているうちにも、オークはどんどん数を減らして、磨り潰されるようにして全滅しました。


『ラインハルト、魔石を残らず回収させて』

『了解ですぞ、これで靴屋の建設費を肩代りしてもオツリが来ますな』

『うん、オークがお金を運んできてくれたみたいだよ。 みんなには、返り血を綺麗に洗い流すように言っておいてね』

『心得ました、ケント様は?』

『うん、一応ドノバンさんに報告に行っておくよ』


 城壁の上にはドノバンさんの姿はありませんでした。

 もしかすると……と思ってギルドを覗くと、自分の机に座って、ゆったりとお茶を飲んでいるドノバンさんの姿がありました。


「何だか余裕ですね……」

「おう来たか、ケント。まぁ、そこに座れ」


 ドノバンさんは、自分の机の前に用意しておいた椅子を顎で示し、これまた用意していたカップにお茶を注ぎ始めました。

 カーン、カーン……と、ノンビリした鐘の音が聞えてきました。


「オークは片付いたか?」

「はい、もう魔石の回収を始めてます」

「建物の解体工事までやってるみたいだな、まぁ飲め……」

「いただきます……あっ、美味しい……」

「ふん、だろう……」


 ドノバンさんが淹れてくれたお茶は、とても良い香りで渋味も少なく、仄かな甘みが口の中に広がりました。

 素手でオークを捻り殺しそうなドノバンさんが淹れたとは思えない味わいです。


「お前、失礼な事を考えてるだろう?」

「うぇぇ、と、と、とんでもない……」

「ふん、まぁいい。昨日寝ていろと言っておきながら、すまんな。助かった」

「いえ、僕も色々と出費が嵩みそうなので、丁度良かったです」

「ふっ……そうだな、お前にとっては稼ぎの良い仕事ぐらいにしか思えんもんな」

「でも、やっぱりオークは大量発生しましたね」

「ふむ、どのぐらいの数が居た?」

「えっと……どのぐらい?」


 パッと見では分からなかったので、影に潜んでいるラインハルトに尋ねました。


『ざっと三百から四百の間ぐらいですな』

「三百から四百の間ぐらいだそうです」

「そうか……」


 ドノバンさんは、腕を組んで暫く考え込んでいました。


「ケント、救出作戦は、いつ頃を予定している?」

「はい、一週間程度を目途にしていますが、何か?」

「うむ、今回の魔の森の活性化は、かなり規模が大きいように感じる」

「そうなんですか?」

「うむ、ロックオーガにオーク、いずれも二百を越える群れだ、その他にもリザードマンやギガウルフ……まだ何かありそうな気がする、気を付けておけよ」

「何かって言うと、数千、数万単位って奴ですか?」

「考えたくはないが、備えておかねば、万が一の時に全滅する事になるからな」


 ドノバンさんは、言葉を切ると、香りを楽しむようにカップを口元へと運びました。


「でも、数万なんて数の魔物がどうやって発生するんですか?」

「さぁな、魔物について全部分かってる訳じゃない、こうだろうと推測している部分の方が殆どと言って良い」


 日本を思い出してみれば、野球やサッカーの試合では数万の観客が集まるし、コンサートとかでは十万人、大きなイベントではそれ以上の人が集まる事もある。

 それを考えたら、数千、数万の魔物が集まってもおかしくないのかもしれません。


「数万単位で発生するのは、コボルトやゴブリンぐらいだって聞きましたけど……」

「そいつも過去の例では、というだけで絶対とは言い切れん」

「オークとか、オーガとか、ギガウルフとかも有り得るんでしょうか?」

「考えたくも無いが……ギガウルフが大量発生したら、助かる気がせんな」


 そんな状況になってもドノバンさんは、不敵な表情を崩さずに最後まで足掻くんでしょうね。


「ケント……」

「はい、何でしょう?」

「ヴォルザードに残ってくれ」


 何気なく投げかけられた言葉は、予測は出来ていましたが、即答は出来ませんでした。


「お前にも事情があるのは分かってる。俺にはお前を引き止めるだけの何かを用意する事も出来ん。 それでも、頼む、ヴォルザードに残ってくれ」

「か……考えさせて下さい」

「そうだな、即答は出来んだろうな……」


 休日のギルドは静まり返っていて、いつの間にか鐘の音も止んで、遠くから僅かに街のざわめきが聞えて来ます。


 僕を捨てたリーゼンブルグ……僕を受け入れてくれたヴォルザード……ポンコツ扱いしかされなかった日本……。

 どこが僕の居場所なのか考えるまでも無いはずなのに、残るの一言を口に出来ませんでした。


「お前の連れて来た馬鹿者共だが、強制労働させる事にした」

「強制労働っていうと……城壁ですか?」

「そうだ、罪状によって日数に差は付けるが、働くって事がどういう事なのか叩き込んでやる」

「すみません、よろしくお願いします」

「そいつを飲んだら帰って休め、お前は働きすぎだ」

「はい……ごちそうさまでした」


 一番説得力の無い人の言葉だけど、素直に従っておきました。

 少し冷めたお茶を飲み干して、影に潜って真っ直ぐに下宿の部屋へと戻ります。

 夕食までの時間は、マルト達とモフモフタイムを堪能いたしましょう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る