第9話 不安の対処法とありがとうの強力パワー





友達と行った社会人になって初めての海外旅行に行った時のグアムは衝撃的だった。


気候は暖かくて、すれ違う人達は

ニコニコしながら挨拶をしてきてくれて、みんなが笑顔。



海外に憧れていた私は常に興奮をしていた。

人生ってなんでこんなに知らない事ばかりなんだろう。なんでこんなに知らない感情があるのだろう。

多忙な毎日を過ごしていて、"海外"という夢を見失っていたのを思い出させてくれた。



帰国の日が来てしまい、数日でしたが現地の人との出会いを経験したので泣きたいくらい別れが辛くなり余韻に浸りながら飛行機に乗った。



すぐに今のままじゃダメだ!私は経験不足すぎる!

と強く思いインターネットなどで海外について、

たくさん資料請求をしたり行動を開始した。

ネイリストにしてはまだまだ未熟だったけど日本で経験を積む事がどうしても苦痛だと思った。


もう人として成長したいという欲しかなかった。

お金で買えるものには興味が無かった。


昔から思っていた、

漠然とした"海外"と"美容"への憧れはずっと消えなかった。


前に書いたけど、自分の課題から逃げるとさらに課題が追ってくるから

夢も目を逸らそうとするとしてると

目を逸らしているという課題として追ってきた。



そこから、たくさん勉強し、

いろんなところに申し込んだり、

学ぶために入金したり、海外への一歩になりそうと思った事はできるだけやった。

その時の行動力は自分でも信じられなくて



自分の中に2人の人間がいるような感覚だった。


めんどくさがりで腰の重い私なのに、

たまに急に大きく行動している私が出てくる。



どっちが本当の自分なのかわからなかったけど

今では理解している。



なかなか動けないからこそ、

いざ動く時大胆になる。



真面目な人ほどたまにハメを外したくなる。

不真面目な人ほど急に何か真面目なことをしたくなる。




家の外では明るいけど家の中では静か。

ではなく、

家の外では明るいから家の中では静か。


光があるから闇もある。

イーコル(=)でと思った。



それに気づいた時

自分の中にいた2人の自分が1人になったと思った。

いつでも好きな自分をスマホのアプリのようにその時その時に取り出そうと。



潜在意識の部分の

自分の中の本当の自分は

まだ自分では見えてない自分




"不安"や"恐れ"などの感情が出てきた時

この感情は自分の所有物ではないと気づいた。



何かをしようとした時の"不安"

自分では必要ないし消したいと思っているのに出てくる"不安"

きっと大丈夫だと分かっているのに出てくる"不安"



雪の中ドライブしててフロントガラスに

雪が積もってて前が見づらい


という状況にすごく似ている。


雪は自分が降らせたわけでもないけど

フロントガラスが綺麗じゃないと前も見にくい。


ちゃんとワイパーでどかせば前が見える。



不安も自分のものじゃないから

どかせばいいだけ。



どうしても不安がどかせない時は

「ありがとう」と不安が消えるまで、

何百回でも呪文のように唱える。



不安などの感情はまるで生き物のようで

ありがとうなどの幸せ言葉は

どうも苦手らしく逃げていく





















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