第6話 問題解決だけではもったいない




家族との時間が増え家族に感謝し出すと

家の外でも感謝ができる事が起こりました。


もともと学校に来てなかった女の子から

私の状況を誰かに聞いたのか1通のメール。


「一緒に学校行かない?」


その女の子は、いじめられたとかではなく

学校がおそらく嫌いで学校の外で人間関係を作っている子でした。見た目は派手でとても可愛い子でした。


ものすごく嬉しくて、ありがたくて、

その子に時間を合わせてお昼頃に一緒に久しぶりに学校へ行った。

今でも忘れられません。

本当にありがとう。


それがきっかけで少しずつ私は学校に行く回数は増え

私と少し会話を交わしてくれる人達が増えたけど

やっぱり肩身が狭く一日を過ごすのが辛いのは変わらず途中で耐えきれず勝手に帰ったりした。


普段迎えに来てもらう事は無かったのに

私を心配して家で待ってくれているお母さんは

私が帰りたいとメールをすると迎えにきてくれた。


私はお母さんに甘えるなんて

情けないし恥ずかしいしありえなかったけど

この時ばかりは甘えるしかなかった。


ちょうど修学旅行の時期と重なってしまい

私は行かないという選択をした。

部活も1年の時からレギュラーで頑張っていたのに

引退試合はもちろん休みすぎていたので戻るのも怖いので諦めた。

この選択は辛かったけど今では何の後悔もしていない。


少しずつだったけど私と会話をしてくれる人が増えていき、

テスト範囲わかる?と聞いたら教えてくれる。

名前を呼んだら返事をしてくれる。

おはようと言ったらおはようと返してくれる。

誰かと会話ができ、無視をされなかった事一つ一つが嬉しくて仕方なかった。


こんな当たり前だったことに感謝する事ができた。


神様は越えられない壁は与えないと聞いたことがあるけどもし、それが本当ならこんな壁が私の前にあるということは、きっと私は将来すごく慣れるから

壁を越えて成長する必要があるから、今があるんだと。

きっと私をいじめている人達は

私を僻んでいるんだと。

自分で自分を応援した。


私に優しくしてくれた人達みんな一人一人がとても大好きになり、自分への自信になりました。


自分がポジティブになっていくにつれて、

少しずつ今まで通りの学校生活がまた戻り笑って卒業する事ができた。


こんなに助けてくれる人がいるなんて

こんな事がないと気づかなかった。

私から避けていった人、手を貸してくれた人こんなにいろんな人が私の人生の学びのお手伝いをしてくれていて、自分で自分の事を苦しめていたことも気づいた。


本当に現実は自分自身を映し出していた。





これは私の経験の一部で、いじめで例えましたがいろんな悩みやアクシデントにも当てはまるとおもいます。


ただ何も自分が得ず変わらずもとに戻っただけだったら辛かった分を損してる。

そこから自分が何かに気づけて何かを得てやっとプラマイゼロ。

そこから大きく学んで前進できたらやっとプラス。


どんなアクシデントも悩みも成長という最高のプレゼント。これ以上成長をする必要がない人はプレゼントなんて簡単にもらえない。でもそんな人いない。

そのプレゼントをしっかり受け取るか受け取らないかは自分次第。


きっと神様はあなたならできると信じて

本物の価値がある何処か、何かへのチケットをくれたようなもとだと。













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