56. 2023年1~2月に聴いたべらぼうにかっこいいアルバムをまとめるだけ

 2023年1~2月に聴いたアルバムの中でどこかいいなと思ったアルバム120枚(期間外のリリース含む)、その中でも特にかっこいいなと思ったもののまとめです。

 イヤフォン・ヘッドフォン・スピーカーの準備は整いましたか? 張り切って参りましょう。



● Vulfpeck / Schvitz (2022)

 サウナが題材のポップでファンクな楽しい一枚。刺繡のジャケットが可愛らしい。



● Doom Flower / Limestone Ritual

 シカゴのインディー・ロック・バンド。ダウナーなローファイ・スロウコアだけど、アナログレコードの気配や声色のおかげで暖かさもある一枚。



● Oddisee / To What End

 ワシントンD.C.出身のプロデューサーでラッパー。私はソウル&ファンクとラップの組み合わせが大好きなので……。



● Everything But The Girl / Walking Wounded  (1996)

 24年ぶりの新譜が2023年4月発売とのことで、予習に。

 先行リリースされたシングル"Nothing Left To Lose"、めちゃめちゃかっこよかったです。私はこちらで彼らの音楽を初めて聴きました。



● Jonah Yano / portrait of a dog

 広島出身モントリオール拠点のSSW。ジャズとボーカルの融合が素晴らしい一枚で、するする体に浸透していく感じ。



● Parannoul / After the Magic

 ソウルのシューゲイザー・ベッドルームポップアーティストによるソロプロジェクト。明るくて鬱々とした美しさがたまらないです。

 彼が参加している、こちらのアルバムも良いです。

 ・Parannoul, Asian Glow, sonhos tomam conta / Downfall of the Neon Youth (2021)



● Toumba / Petals EP

 ヨルダンのアンマンを拠点とするDJ・プロデューサーによる4枚組。中東の音色とひんやりしたエレクトロニカが見事にマッチしてて格好いい。



● Kelela / Raven

 優しいボーカル、骨太なビート。そこにアンビエントな音色も合わさって、揺蕩うような空気感を生み出している名盤。音楽を現実逃避の場ではなく、「現実に向き合う活力を得るものとして捉えている※」ところも好き。

※参考:「──オルタナティヴR&Bシンガーのケレラ、話題の新作『RAVEN』のコンセプトを語る」ele-king.netより。



● Amber Arcades / Barefoot On Diamond Road

 オランダのSSW。可愛らしい声色のボーカルだけど、甘すぎず淡い曇り空を歩くような仕上がりになっているの、流石のバランス感覚。



● Runnner / Like Dying Stars, We're Reaching Out

 LA拠点のSSW、Noah Weinmanの1stアルバム。テープレコーダーや段ボール、友達のボイスメールなどを用いた自由な音作りの果てに、この暖かい孤独・不安感のある音楽が出来上がったの、素敵だね……。



● Free Range / Practice

 シカゴ拠点のインディー・フォークバンド。Floristを聴いた時、アンビエント・フォークが大好きだと自覚した私なので、このアルバムも即効好きになってしまいました。



● Nappy Nina / Mourning Due

 オークランド出身のラッパーで、現在はニューヨーク・ブルックリン拠点。超クールなヒップホップ、これはたまらない……。大好きなひんやり系。



● Wesley Joseph / Glow

 新進気鋭のロンドン拠点のSSW。映画製作も手がけるとか。ジャンルにとらわれないながらも、本人のボーカルがちゃんと軸として成り立っているのでブレることがない一枚。



● Golillaz / Cracker Island

 言わずと知れたイギリスのバーチャルバンド。自分は、彼らの曲って単体で聴くといいけどアルバムは聴きにくいなと思ってた節があります。しかし、見事にこのアルバムでその印象を覆してくれました。



● Algiers / Shook

 2012年結成のアトランタのポストパンクバンド。びっっくりするほど格好いい、ダークで激しく時に時にほんのり(本当にほんのり)メロウなポストパンク。先行シングル"Irreversible Damage"には、Rage Against the MachineのZack de la Rochaも参加しています。



● David Brewis/The Soft Struggles

 ずっと聴いていたくなる、気持ちのいいチェンバー・ポップ。ストリングスや木管楽器の音と、高めのボーカルが混じり合う音色が本当にいいです。



● Gabrielle Shonk / Across The Room

 カナダのSSW、程よいハスキーボイスが心に染みる。リラックスして聴きたい一枚です。



● Kingo Halla / Empty Hands

 TwitterでBadbadnotgoodがリツイートしてて知ったアルバム(トロント繋がりだから?)。高音が美しいボーカルで聴けるメロウなソウル・R&Bは最高。ありがとう……。



―――



矢向の2022年ベストアルバム10選はこちら。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054897097110/episodes/16817330650628846741

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