24. 2021年10~12月ベストアルバム7選

 もう今年のベストアルバムを決める季節が来たんですね。2021年もいい音楽たくさんでした。

 その前にまずは、10~12月の3か月間のベストを整理しておきたいと思います。この期間は聞いた枚数が膨大になったので、ベスト7のみご紹介。

 また、アルバムに振ってある数字は、私が聴いた順番です。順位ではありませんので、ご了承くださいな。



● 10~12月ベスト7(2021年リリースのみ)


65. Eris Drew / Quivering In Time

ニューハンプシャー州の森の空き地でDJを即興でやって生まれたアルバムとのこと。存在感ある低音のリズム、そこに乗っかるボーカル等の塩梅が絶妙。音が痛くないのに踊れる、聴きやすいのにかっこいい。


74. Kito / Blossom(EP)

オーストラリアのプロデューサー、自分はこのEPが初聴き。コラボの盤石さはありつつ、軽やかなエレクトロ・ポップ。さらっと昼間のカフェで流れてても馴染むだろうに、深夜のドライブにも似合いそうな雰囲気。


77. Damu The Fudgemunk / Conversation Peace

イギリスの老舗レーベルKPMのアーカイブを元に新しく音楽を作る企画KPM Crate Diggers第一弾。ヒップホップ、ファンク等あらゆる要素がぴったり噛み合ったバチバチにかっこいい一枚。Damu The Fudgemunk初聴き、知れて嬉しい。


78. Claptone / CLOSER

アルバムの発表以降ずっと楽しみにしていた一枚。前作“Fantast”より明るめ/暖かめな雰囲気で行くのかと思いきや、私がClaptoneを聴きたい時に求める冷んやりダークな流れも忘れない。全体的にバランス良し。ありがとう……。


90. JWestern / Midnight Thoughts(EP)

Just People(2020)とMidnight Thoughts(2021)をマージしたフィジカル発売とのことで知った。ドリーミーなギターと柔らかいボーカルが印象的。"Aspirin"がキラーチューンと言われるのもよくわかる。Puma Blue系の曇り空ボーカル、Far Caspian系の美音。好きが詰まってた。


95. Benny Sings / Beat Tape II

かっこいいのに自然に聴ける、だけど時々ハッとする。普段よりも男前、リズムが強めな曲調にまとまっててこれはこれで好き。Benny Singsはキャロル&チューズデイに楽曲提供していたとか。


108. Goat Girl / On All Fours

2021年1月リリースだったものをこのタイミングで聴いた。気怠いけど根腐れは起こしてないポストパンク。普通のバンド編成に聞こえるけど時々不思議な音がする、柔らかいボーカルなのに歌い方がねじれてる。そういうのが全部かっこよく昇華された音。



 さて、2021年ベストアルバムは一体どうなるのか……。というか、12月も最後まで気が抜けないなと思っています。いい音楽たくさんの10~12月、大変いい季節でした。

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