俳句25 席題 梅雨明け




令和六年七月二十八日、句会に参加してまいりました。

出席者九名、欠席投句二名、計十一名での句会となりました。




トランプの耳を貫き梅雨の明け



これは席題の梅雨明けの句です。

先日、トランプ大統領候補が演説中に銃撃されましたが、彼が横を向いた瞬間に銃弾が耳を貫きました。なんという強運の持ち主なのでしょうか。その後右の拳を突き上げている姿が写真に残りましたね。背景の澄んだ青空がとても印象的でした。

1ポイントいただきました。






一滴が岩をも穿うがつ山清水



季語は山清水です。

山に湧き出す清水の一滴一滴が、やがて岩に穴を開けるだろうという句です。

作った時はいいのができたのではないかと思ったのですが、先生からは「ピンとこない」と言われました。

0ポイントでした。






風にく遺骨の上の砂糖黍さとうきび



季語は砂糖黍です。

沖縄の砂糖黍畑の下には、今でも太平洋戦争で犠牲になった多くの遺骨が埋まっているそうです。

平和への祈りを込めて詠んでみました。

4ポイントいただきました。






負け将棋明日へつなげや銀やんま



季語は銀ヤンマです。

私は趣味で毎日将棋をやっているのですが、五連勝するときもあれば五連敗するときもあります。勝敗に一喜一憂するのではなく、負けても次に挑もうという思いを銀ヤンマに託しました。トンボというのは後ろ向きには飛ばない性質があるので。

2ポイントいただきました。












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