俳句 22 春




令和六年四月十五日、句会に参加しました。

句会の前に、先生亡きあと今後どうしていくべきかという話し合いが行われ、一番俳句の上手な先輩が代表になりました。今後はこの方を『先生』とします。


前先生が亡くなって、退会する人も数人いました。

ということで今回の参加者は七名、欠席投句一名の計八名で開催されました。

なお、今回から兼題は廃止され、当日の席題一句と当期雑詠(その季節の自由題)三句の計四句となりました。

また、何も決まっていない状態でのリスタートということなので、今回は席題はなく、当季雑詠四句となります。





城跡の権力闘争 百千鳥ももちどり



「百千鳥」というのは、様々な鳥がひとところに集まってさえずっている様子を表す春の季語です。

我が家の近くには城跡があり、今は公園となって様々な木々が植えられ、梅林もあります。かつては武士たちがそこで権力闘争をしていましたが、今では鳥たちが鳴きあって縄張り争いをしていますという句です。

1ポイントいただきました。






濁流に揉まれて速し花筏はないかだ



花筏とは、散った桜の花びらが水面に浮かぶ様子をいかだに見立てた春の季語です。

この前春の嵐があったとき、近所の川が濁流となっていて、無数の桜の花びらが勢いよく流されているのを見ました。その一枚一枚の花びらを人に見立てると、時代という波に流されて抗うこともできない人々(自分も含む)と重なりました。

1ポイントいただきました。






つちふるやウィグルの悲嘆を乗せて



霾とは、大陸から飛んでくる黄砂をいう春の季語です。

毎年ウィグル方面から黄砂の飛来する時期になると、今ウィグル人たちはどうなっているのだろうと気にかかるので、詠んでみました。

0ポイントでした(^_^;)






虹色に揺れて壊れてシャボン玉



季語はシャボン玉です。こんなものまで季語なのかと、初めて知ったときは驚きました。

先生からは、「揺れて壊れて」という表現はいいけど、まあ、普通の句だね、とのことでした。

やっぱり0ポイントでした(^^;;











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