俳句19 兼題 注連飾り(しめかざり) 席題 正月料理



令和六年一月十四日、句会に参加してきました。

先月は首を負傷して、あまりの激痛に句会をお休みしました。

今回の参加者は八名でした。




豚汁に少し溶けたるお餅かな


これは席題の正月料理です。

以前結婚していた頃は私が主に料理担当だったので、正月になると大鍋で大量に豚汁を作っていました。餅を焼いて入れれば雑煮になるという手抜き料理です💦

でも、肉も野菜も炭水化物もいっぺんに摂れるし、我が家では美味しいと評判でした。

餅の焦げたところが汁に浸かってトロトロになり、それが香ばしくて美味いのを思い出してこの句を詠みました。

一ポイントいただきました。




神託に一喜一憂初みくじ


私は毎年正月になると近所の神社にお参りしておみくじを引きます。そのおみくじに書かれていることに喜ぶ年もあれば嘆く年もあります。

共感してもらえたのか、三ポイントいただきました。




注連飾り厄病神も苦笑い


最近では注連飾りを玄関のドアに飾っているお宅はめっきり減りました。散歩の途中、注連飾りをしている家を見つけると、きっとこの家には厄病神は入りづらいのだろうなと想像してみました。

一ポイントいただきました。




元日に畏るる神や夕の能登


元日だというのに能登地方で大きな震災がありました。被災された方々にお見舞い申し上げます。

荒ぶる神というか龍神というか、神様は時に畏ろしい存在だなという句ですが、0ポイントでした(^^;;

先輩曰く「意味が通じない」「無理がある」とのことでした。

その先輩は『能登』という表現を使わずに能登の震災の句だとわかる素晴らしい句を詠んでいました。脱帽ですm(_ _)m




親戚を指折り数えお年玉


小学生の頃、お正月になるとウキウキとしていました。もちろんお年玉がもらえるからです。この親戚にはもらったけど、まだあの叔父さんとあの叔母さんからはもらっていないな、などと考えていたという句です。

先輩方は高齢者が多いので、「あげる方の視点で考えた」という指摘がありました。確かにその通りで、改善の余地がありますね(^_^;)

でも、二ポイントいただきました。













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