俳句14 兼題 鳥帰る 席題 花、花見、桜
※「盛り」は「さかり」、「花筏」は「はないかだ」と読みます。
花筏とは水面に浮いて流れる花びらのことをいいます。
上
流
は
盛
り
か
花
筏
無
数
国
境
は
無
意
味
な
こ
と
と
鳥
帰
る
鳥
帰
る
遥
か
釧
路
の
地
平
線
菜
の
花
の
小
鉢
に
映
え
て
辛
子
和
え
杉
花
粉
飛
ぶ
大
空
へ
「
ヘ
ッ
ク
シ
ョ
ン
」
令和五年三月十二日、句会に行ってきました。
一句目は席題(その場で出されるお題)の「花、花見、桜」でしたが、俳句のストックがあったのでその中からこれを選びました。
即興で詠むなんて、私の実力では無理です(^_^;)
近所に川が流れていまして、春になると夥しいほどの桜の花びらが流れてくるので、その情景を詠んでみました。
思いのほか評価が高く、先生や先輩から「上手い」と褒められました。
二句目は兼題(予め出されるお題)の「鳥帰る」です。
「鳥帰る」というのは、日本で子育てを終えた渡り鳥が遠い北方の地へ帰るという春の季語です。当然私は知りませんでした(^_^;)
今、ロシアとウクライナが国境をめぐって争っていますが、人間が決めた国境なんて関係ないと言わんばかりに鳥が飛び立っていくという句です。
これも高評価でした(^^)
三句目も「鳥帰る」で思いついたので、出してみました。
釧路湿原に渡ってきた鳥たちの映像を、昔テレビで見たような記憶があるので、それをヒントに詠んでみました。
評価も良かったです。
四句目は菜の花を季語に詠んでみました。
菜の花は眺めてもいいですが、私はやはり食べる方が好きでして、最近よく菜の花の辛子和えを作ります。鮮やかな彩りとほんのり漂う苦味がたまりません(^.^)
俳句としては自信がなかったのですが、意外にも評価は良かったです。
五句目はスギ花粉を季語にしてみました。
私は幸いにも花粉症ではないのですが、妻が花粉症でいつも花粉を恨めしく思っているので、花粉に対する憎々しさを発散させるという意味で詠んでみました。
先輩からは「川柳みたい」、先生からは「そこは『ヘックション』じゃなくて『大くさめ』だね」と言われました。当然低評価でした(^◇^;)
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