俳句12 兼題 初鏡 席題 餅
青
空
に
掛
け
声
響
く
餅
の
音
無
精
髭
剃
り
老
い
を
知
る
初
鏡
煩
悩
を
五
円
で
拝
む
初
詣
冬
晴
れ
に
虹
色
映
え
て
シ
ャ
ボ
ン
玉
新
年
の
朝
冷
や
飯
に
湯
を
注
ぎ
令和五年一月八日、今年最初の句会に行ってきました。
一句目の席題(即興で出されるお題)は餅でした。
ここ数年、餅をほとんど食べておらず、思い入れもあまりなかったので悩みましたが、十年位前に餅つきを見たことがあったので、それを思い出しながら作りました。
先輩の評価は凡句でした。
いや〜、私の実力で即興は厳しいです(^^;;
二句目は兼題(予め出されるお題)が初鏡でした。
化粧をされる方には色々と想像できるでしょうが、私は普段あまり鏡を見ないので困惑しました。
まあでも髭を剃るときくらいは鏡を見るので、この句になりました。
先輩の評価は「これだと初鏡でなくてもいいんじゃない?」でした。
確かにおっしゃる通りですね(^_^;)
三句目は初詣の場面ですが、お願い事って結局煩悩なのではないかと思い、それを五円玉一個で拝むなんてどこか滑稽で面白いと思って作りました。
先生からの評価は良かったのですが、似た発想をする人というのはいるもので、先輩の一人が「良縁を五円に託し初詣」という句を詠みました。こちらの方が人気も評価も高かったです。
四句目は「冬晴れ」が冬の季語、「シャボン玉」は春の季語ということで季重なりとなってしまいました。
ああ、やってしまった(^◇^;)
五句目は正月だからといって特別にお節を食べるわけでもなく、質素にいつも通りの日常が始まるだけのことという句なのですが、先輩からの評価は「正月なのに冷飯って意味がわからない」でした。
やっぱり正月らしい句の方が良かったんでしょうね。
そういえば、もう何十年もお節を食べていないなぁ……(^_^;)
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