ドーパミンとセロトニン


ドーパミンは高ぶる喜び


好きなものを食べたとき

ギャンブルに勝ったとき

美味い酒を呑んだとき

自分の話を聞いてくれたとき

誰かの噂を語り合っているとき

復讐を成し遂げたとき


興奮して心地いいときは

ドーパミンに支配されているとき


故に悪口は攻撃という快楽なのである





セロトニンは静かな喜び


木漏れ日の中の散歩のように

小川のせせらぎを間近に聞くように

滝の砕ける飛沫のように

それが虹を伴うように

ひんやりとした岩陰で瞑想するように

優しい風がそっと涙を乾かすように


心静かに安らぐときは

セロトニンに覆われているとき


故に微笑みは心を自然へと誘（いざな）うのである









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