第2話 知らんうちに人間やめてた件
よし、まず状況を整理しよう
まず、ドラゴンに攻撃されて、俺は意識を失った。
で、目を覚ましたら真っ暗な狭い部屋に閉じ込められてた。
なぜか怪我も治ってて、食事とかもいらなかったから、しばらくそこで過ごした後、
壁をぶち破って外に出てきたら、森だったと。
…わけわかんねぇ。
しかもなんか体が
よな?ちょっと確認してみよう。
は?
は?は?は?はあああぁぁぁぁぁぁぁああ!?
俺の手には、体には、鱗が生えていた。
まさか…と思って、今まで閉じ込められていた場所を見てみると、
そこにあったのは、建物ではなく、卵の殻だった。
確認してみると、尻尾も羽もある。
「まさか、異世界転生ってやつか?よりにもよって俺を殺した奴と同じ種族に?」
そう、今の俺の姿は、紛れもないドラゴンだったのだ。
「俺はあの卵からたった今生まれたのか?」
認めたくはない、そんな簡単には認められない。
でも、そう考えると、何もかもつじつまが合う。
卵の中だったから、腹も減らなかったし、眠くもならなかったんだと考えると、
すべてつじつまが合うのだ。
急に殻が柔らかくなったのは、孵化する時が来たからなのだろう。
何はともあれ、俺はこれから一人(一匹?)でモンスターを狩って
命をつないでいかないといけないということだ。
とりあえず、よくある<<ステータス>>と唱えてみる。
白翼精霊竜 LV1
HP 150/150
MP 35000/35000
攻撃10
防御10
素早さ2000
魔法攻撃6000
魔法防御6000
スキル:聖魔法LV1 竜魔法LV1 精霊魔法LV1 飛翔LV1 状態異常無効
称号:転生者
という情報が頭に流れ込んでくる
意外と戦えそうだな
そう考えていたら、ちょうど「ゴブリン」と呼ばれるモンスターが近寄ってきた。
ちょうどいいな、一回試してみたかったんだ、「ドラゴン」がどれだけ強いのかを。
そう考えながら、ゴブリンに突進しようとした俺は、
吹っ飛ばされていた
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