第二十八節 欺瞞の演説

 オスロエネ王国はローマ帝国と大国パルティアの勢力争いの緩衝地帯で、アンティオキア経由で馬車に乗り入国することが出来た。何でもここには、それはそれは信心深い国王と、その寵愛を受ける宮廷画家がいるらしい。書簡の内容のことをきびすに聞いてくるのを忘れたな、と、荷台に揺られながら思ったが、現地に行けばどうにかなるだろう、と、私は気に留めなかった。

「ねえ、なんか臭くないかい?」

「あん?」

 入国した後の荷台の上、初めての夕焼けを見ようかと言う時だった。ふと神授しんじゅがこそこそと聞いてきた。私は辺りを見回し、答えた。

「馬糞の肥やしの臭いだろ。」

「いや、なんか、魚の腐ったような臭い…。」

「………。いや? 荷物はどこも腐ってないぞ。」

「気のせいかな。年をとると余計なものまで感じてしまうから嫌だね。」

 私はその時は何も考えなかった。夜暗くなり、食事を済ませ、用を足してから寝ようと思い、私は一人、岩陰に隠れた。神授しんじゅにも、私の奇形のことはバレたくない。

「…?」

 その時、確かに何か、腐ったような臭いがした。私の尿からそれは臭っているらしい。私の体内で、食べた魚が腐っているのだろうか? だが吐き気も何もないし、きっと旅の疲れからの一時的なものだろうと安易に考え、私は土を被せて隠し、荷台で眠りについた。


 大惨事だと気付いたのは、翌朝だった。

亜母あおもちゃん! 亜母あおもちゃんしっかり!」

「…なんだよ、朝っぱらから。」

 神授しんじゅがやけに切羽詰まった顔で、私の頬をぺしぺし叩いていた。安眠を邪魔され、不機嫌に答えると、神授しんじゅは誰かを呼んだ。どうやら医者が来たらしい。何だというのだ。ふと起きてみると、いつの間にか荷台では無く、藁の床に寝かされている。すぐ傍にわだちがあるから、恐らく荷馬車は途中で私達を降ろして行ってしまったのだろう。

「アオモさん、気分はどうですカ?」

「何だよアンタ。人の快眠を邪魔して。」

 辿々しいシリア語を話す彼は、どうやら私達よりも遠い所からやってきたようだった。麦色の髪の毛がふさふさ揺れていて、何だか奇妙な感じがする。髪は黒いものだからだ。

「快眠? そんな筈はありませン。痛くて苦しくて耐えられないはずでス。自分の身体の不調ハ、ちゃんと教えてくださイ。」

「しつこいな、ぼくはなんとも―――うわああ!?」

 抗議しようと身体を起こしきった時、ひんやりと私の股間が塗れているのが分かった。ぎょっとして下半身を見ると、私は何と齢五十を目前に、おねしょをしていた。ただ、そのおねしょというのが普通の子供の愛らしいことと違うのは、私は尿ではなく大量の血を漏らしていたことだった。

「な、なな、なにが…!」

亜母あおもちゃん、本当にどこも痛くないの? おじいちゃん朝起きてびっくりしたよ! 荷馬車の御者に医者の所に連れて行って貰おうとしたんだけど、血で荷物が汚れるからって言ってここに降ろされて、お医者さんが来てくれるまで、亜母あおもちゃんてばすぅすぅ寝たまま起きないんだもの。」

 まあ、痛くなかったし、実際私は良い気持ちで眠っていたのだが。しかしいくら痛くないとは言え、これは大惨事であることは、私にも分かる。普通そんなところから出血などしない。少なくとも男はしない。

「見てみましたガ、酷く激しく勃起していテ、精液の代わりに血が滲んでいることしか分かりませんデシタ。」

 なんだその間抜けた診断は。

「多分、チンチンの中で出血が起きていマス。扱いて出すのもおすすめできませン。」

「せんでいいわ、そんな治療!」

 思わず吠えてしまった。

「とりあえず、炎症止めと、痛み止めと、止血の薬がありますのデ、お譲りしまス。清潔にして、下履きも毎朝毎晩取り替えて下さイ。月の穢れよりも質の悪い何か、としか分かりませんガ、何もしないよりマシでしょう。」

 男というには性器が足らず、女と言うには性器が余る。そんな風に私の身体を揶揄した奴がいたっけか。今、私は女のように月のものが来るようになった、男でも女でもないのではなく、少し余分なものを持っている女になったようだ。

 ………。いやいやいや。無理があるだろう。少なくとも私の身体の中には、月のものを必要とする子袋なぞないはずだ。あったらとっくに使う羽目になっている。ということは、この血は月のものと同じように見えるだけで、断じて断じて、月のものではない。医者の言う通り、陰茎が内出血しているだけだろう。縛るなり押さえるなりしておけば、出血は止まるものだ。

 うむ、やるべき事は分かっている。痛くないので、私はこれがどれくらい酷いものなのか、あまりピンと来ていないが、とりあえず使い切ればいいんだろう、と、私はへこへこと医者に礼を言う神授しんじゅを見ながら、ぼんやり考えていた。

 実際私にとってこの謎の病は、病ではなかった。荷台に揺られているうちに、うつ伏せになったときに擦り切れたか何かしたのだろうと考えていた。よもやそれが、私が姦淫の罪を理解せずに生きてきた事への罰であるなどとは、思わなかったのである。


 月のものが来たとき、女達がどのように下履きに工夫をするのか、知っていたのは幸いだったかも知れない。私は羊の毛で織られた上着を引っ張り出し、それを裂いて下履きに挟んだ。…すごくごわごわする。不快だ。女というものは、子袋を使おうと使うまいと、こんなものと一月に一週間付き合っていたのか。子供の頃は、一週間も商売が出来ないなんて大変だ、くらいにしか思っていなかった。

亜母あおもちゃん、本当に大丈夫なの? 足下寒くない?」

「そんな事言ったって、麻の布じゃ、血を吸わないんだよ。洗い替えも出来ないし、血が止まるまでの我慢だ。王宮に入るときは、お前の奴を借りるよ。」

「構わないけど…。」

 神授しんじゅは長年生きてきて初めて目の当たりにした奇病に、目を白黒させていた。血が股間から尿より激しく出ているというのは、確かに衝撃的なのかも知れないが、何分私自身が痛みも何も感じないので、重い病気に思えなかった。

「それより、もうオスロエネには入ってるんだろ? 首都はどれくらい先?」

「………。」

「…おい、まさか。」

「………。えへ。」

 清々しいくらいに爽やかに、神授しんじゅは笑った。私は溜息をついて、わだちに添って歩く事にした。

「荷馬車は王宮に献上品を収めに行く奴だったろ? 王宮があるところが首都だ。とりあえず国王に会うんだから、歩くぞ。」

「少し休んだ方が良いんじゃないかい? あんなに血みどろで…。」

「そんな時間あるもんか。行くぞ神授しんじゅ。」

 私がそう言って、あまりにもスタスタと歩くので、神授しんじゅは不本意ながらも、私の身体はそんなに酷くないのかもしれない、と、納得してくれたようだった。

 土地は時折腐敗した死体が転がっており、この地が長閑な小国ではないことを物語っていた。オスロエネの方角には、何人かの弟子が行っている筈だったが、彼等を弔った形跡がない。この地で弾圧があったのか、とも思ったが、転がっている死体はどう見ても戦や強盗のそれで、処刑された痕跡のある死体は見つからなかった。最も、身体の一部が犬に食い千切られて持って行かれているような死体もあったので、そのような死体が果たして初めからその部分が無かったと言われても何も言えないのだが。

 陽が沈む頃になって、漸く王宮が遠くに見えた、城下町も見える。恐らくあそこが首都だ。門を潜れば、首都エデッサだ。終わりが見えてきて、私は大きな溜息をついた。

亜母あおもちゃん、苦しいのかい?」

「お前ね、ぼくをどんな軟弱だと思ってんだい。大丈夫だよ、ここまで来ればあと一息―――ん? おい神授しんじゅ、ありゃなんだい。」

「おじいちゃん、大分暗くて目が悪くて見えないよ。」

 言うより見せた方が早いだろうと、私は神授しんじゅの手を掴んで走り、門を潜った。

 門を潜った所は広場のようになっていて、そこに大勢の人々が集まっていた。大きな声で喚いているが、何を叫んでいるのかは聞き取れない。人々の視線の先には、どこかで見たような顔が、頬を紅くして叫んでいる。私は群衆に紛れて話を聞くことにした。この街で何が流行っているのか、知らなければならないと思ったからだ。

「皆々様方! 神の国はやってきました。神はひこばえさまという名前を持ち、神の一人子として創り、我々に与えられました。そしてあの麗しき聖都エルサレムで十字架にかけられ、死にました。しかしながら神は復活し、天に昇られたのです。そしてそれまでの間に、様々な奇跡を起こされました。貴方方外国人にも分かるように、私にシリア語をぺらぺらにしてくれたのも、私が偏にひこばえさまを信じていたからです。」

 思い出した。あいつはエマオにいた魔術師だ。なんだか慇懃無礼な奴で、あまり私は好かなかったし、何よりその時起きた別の出来事の印象が強すぎて思い出せなかった。魔術師の言っていることは私達に起きたこととそっくり同じなので、私は複雑な気分だった。十二弟子だけが、最も強い聖霊を受けていると思っていたからだ。

「皆さん、霊だけの姿を想像して下さい。あらゆる悩みは肉体の悩みであり、霊、つまり、魂において、心から神に従い、求めるのなら、どのような罪も赦されます。どのような肉の罪も! 何度でも、それこそ七の七十倍とても赦されるのです。もはや我々は、姦淫や殺人や窃盗や暴食によって悩むことはありません。法律によってこの身体が無くなっても、霊だけは神の元に参るのです。霊において神と一つとなって、身体という罪の権化を捨て去った先に、真の安らぎがあるのです。皆さん! 罪を恐れてはいけません! 罪を支配するのです! 身体が滅びることよりも心が滅びることを恐れなさい、身体の痛みよりも心の痛みの方が重いのです。皆さんだから、友人達が殺されても、その霊は生きるのです。肉体に支配されてはいけません! 魂こそを磨くのです。神は何でも赦して下さいます。右手が自慰を迫るなら、右手を切り落として邪淫から自分を守りましょう。左目が女陰を追いかけるのなら、左目を抉り出して邪淫から自分を守りましょう。自分の女陰が男を加えて離さないのなら、焼き締めて捨ててしまいましょう。肉体がどれほど傷つこうとも、貴方の魂が守られるのなら、そうすべきだと、ひこばえさまは仰いました。魂です、皆さん。霊は永遠に生きるのです。霊の存在を信じるのです。霊による神との一体を信じるのです! そうすれば永遠に神と共に暮らせるのです!」

「弁士中止ッ!!!」

 拍手が起こりそうになった時、誰かが叫んだ。神授しんじゅだろうか、と、神授しんじゅを見ると、神授しんじゅは仰天したように私を見ている。周囲を見ると、蔑んだ目が私を見ていた。どうやら叫んでしまったのは私らしい。

「そこの者。何故この預言者の邪魔をするのだ。この者は国王からの命令で、ここで演説をする権利を得ているのだ。そなたに何の関係があろうか。」

「関係! 関係ですって! 大いにありますとも!」

 私が叫んでいる。というより、。私は後ろから押し上げられて、民衆を掻き分け、一段高いところに乗っていた魔術師を押しやって、代わりに立った。悍ましいまでの民衆の目が私を射貫いている。こうやって見ると、色とりどりの着物が夕日の残り火に照らされている。様々な身分の者が、この魔術師の演説を聴きに来ていたのだ。ここで失敗したら、石打よりも無残に殺されるだろう。しかし私の口は勝手に喋った。

「よくお聞きなさい、神を愛する人たち。この魔術師の言っていることは、正しいですが間違って居ます。確かに主なる神は、メシアとしてお生まれになった時、ひこばえという名前を与えられました。それは私の弟のことです。しかし、ひこばえは神に創られた被造物では。初めから終わりまで神とある、なのです。貴方方もご存じのように、神は万物を創られました。その時、最初から終わりまで、ひこばえのです。ひこばえに寄らず創造されたものは何もありません。悪魔ですらそうなのです。そして皆さん、大切な事を忘れています。もし肉体が霊より劣るのなら、何故神は、人間に与えたのでしょうか。もし人祖の罪で肉体を与えられたと反論するのであれば、何故主なるメシアは、肉体を十字架にかけたのでしょうか。霊も肉も、等しく大切だからです。そして何故大切かというと、それは心から神を賛美し、神に悔い改める為に必要なのです。捧げ物を作る労働、与えられた家族を守ること、愛すること。それらは全て、肉体によっても霊によっても叶えられます。そして貴方方は勘違いしています。神は隷属や渇望を願っているのではありません。私達の幸福を願っているのです。その幸福を得る為の妨げとなる罪や悪行を、神は確かに赦して下さいますが、それは貴方方が服従するから赦して下さるのではありません。貴方方が救われたことを感謝するから赦して下さるのではありません。のです。あとは私達がそれに気づき、神にのです。右手や左目や、女陰や男根が邪淫を犯すのなら、それらを神は赦し、きよめてくださいます。だから捨てる事はありません。メシアがこのように仰ったのは、律法にかまけてばかりで人の大鋸屑おがくずが如き罪を数える律法学者達を非難したためです。彼等こそ大きな丸太の如き罪を持っている事を仰ったのです。そして我々は、肉体を伴って復活します。肉体を伴って、神と一つになるのです。その時、霊だけが一つになるのでも、肉体を捨てるのでもありません。しかし私はこのようにはっきりと証言しますが、だからといって復活について全く全てをメシアから聞かされているのでも、聖霊によって教えられているのでもありません。その事については、ただことなのです。神は一度死んだ我々を完全に、復活させるために再度創造なさいます。故に我々は、傷ついた肉や穢れた魂で復活することなく、初めから神と一つになった存在として、肉体と共に復活するのです。そして復活の時は、この世の終わりではありません。主の憐れみに気付いた時、須く皆、神の国を孕むのです。妊婦をご覧なさい、彼女達を『母親』と呼ぶではありませんか。しかし彼女達は、生まれてくる子供の性別を知りません。母親であるのにも関わらず、です。同じように、我々は天国を孕むのですが、その天国がどのようなものなのかは、まだ天国を産んでいないので分からないのです。神を愛する皆さん、この魔術師の言っていることは、貴方方の恐怖を煽り、支配と優越感で貴方方を神に結びつけようとしています。しかしそれは大きな間違いです。私達は神と繋がっているのです。何故なら神は、それがよく分かる印として、ひこばえという名前を持った人間を、一人の処女の力と、彼女に流れる外国人や娼婦の血筋を使ってお遣わしになったのです。」

 私が一気にそう喋ると、あっははは、と、魔術師が笑った。

「それはいくら何でも無いでしょう、未熟な預言者殿。それはあまりに。」

 私はきっと睨み付けて言い返した。

「では貴方は、親から受けた愛情を、子供にとって全て都合が良いものであったとお考えか? 神の愛は父母が子供を愛することに似ています。似ている、というのは、完全にその通りでは無いからです。何故なら、父母は人間ですが、神は神であるので、己の未熟さを子供に当たったり、子供の成長を待ったり、苛々したりすることがないからです。」

「いいや、そんなのは嘘っぱちです。そんなことを言っていれば、人は堕落します。愛されているということは、何もかも許されているのと同じです。しかし皆さんご存じのように、神は人祖が善悪の知識の実を食べることを許さなかったのですから、神は何もかもをお赦しになる訳ではないのです。その証拠に、もし人祖に肉体が無ければ、知識の実という食べ物を食べたはずが無いのです。だから人は、肉体を持つが故に堕落し、罪を犯すのです。即ち、霊の方が格上なのです。」

「いいえ、それは大きな間違いです、偽教師。もし肉体の苦しみを軽んじるのであれば、メシアは十字架にはかかりませんでした。寧ろ永遠に罵声を浴びせられるような、魂の牢獄に捕らわれて居たでしょう。しかしメシアはそうはなさらず、十字架の苦しみを受けられました。霊も肉も等しく大切だからです。だからこそメシアは受肉し、人となられたのです。それは、神がお示しになったが如く、人が生きて、愛し合う為です。貴方のその考え方は、夢想家と同じです。真理によって知らない事を罵り、本能によって知っている事のために自滅します。貴方は不幸です。神のお与えになったものに満足せず、剰え神が祝福して私達に下さったものを、劣っていると裁いて捨てようとしているのです。」

「そこまで!」

 尚も魔術師が反論しようとしたとき、先ほど私に演説を促した男が制止した。民衆の注目が、彼に動く。どうやら彼は、それなりの地位がある人物のようだ。

「そなた、名をなんと申す? ひこばえさまのことを弟だとか言うておったが。」

「私は亜母あおもと申します。ひこばえは私の血の繋がらない弟です。ひこばえが三つのみぎりより、共に過ごし、時に育て、時に護り、成長してきました。」

「よろしい。では、亜母あおもとやら。今日は私の家に泊まり、明日、国王陛下の元で、魔術師殿と共に論駁ろんばくし合うがよい。国王陛下は我らオスロエネの民を正しく導いて下さるであろう。それで負けた方は出て行くが良い。」

 すると魔術師は、何故か得意げに鼻を鳴らして答えた。

「私は構いません。私は神に使わされた預言者ですから!」

 めんどくさい男だな、と、思いつつ、私は違う答えを返した。

「神から授けるように言われたのであれば、私は何処にでも参ります。」

「宜しい。では亜母あおも殿、本日は我が邸宅にお越し下さい。私は国王陛下に仕えるしがない画家似すぎませんが、国賓をおもてなしすることぐらいは出来ます。」

 勢いで喋っていて、なんだか大事になってしまった。私は初めて満月を見た赤子のように目を輝かせている神授しんじゅを連れて、画家の案内に従った。


 疲れたのだろうか。何だか身体が重たい。下履きを見ると、血は止まっているようだが、膿がまだ出ていた。私は羊毛の部分を取り、家の者に言って、綿花を解したものを貰い、下履きにあてた。

 酷く身体が熱い。冷えたのだろうか。

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