第十一話 御国は近づけり

 私はそれから、受惠じゅけいと、その重鎮、謦咳けいがい妁夫しゃくふと共に生活した。

 弟子達は私を性的に見ることはなく、否、時々いたにはいたのだが、彼等は馬鹿正直に、私にそのような色情を向けていることを私自身に話し、赦しを請い、罪の穢れを神が撃つことがないように祈ってくれと嘆願した。彼等のそれは保身に近いときもあったし、罪悪感に近いときもあり、人それぞれであったし、また同じ人でも、その時々によって意識は違うようだった。家が恋しいと泣く若い修験者がいれば、私は隣に行って、一晩中彼等の寂しさを聞いてやり、その心の弱さを受惠じゅけいが叱った。受惠じゅけいは私よりも年下ではあったが、教団を導く者としての才覚は凄まじく、十三、四の子供が、六十を越えた、時には八十を越えた老人にまで威厳を持って話し、厳しく律した。新しい修験者達は、初めは反抗し、私に謀反を持ちかける者もいたが、受惠じゅけいがあまりにも正論を唱えて叱るので、そのような者達は日に日に毒気を抜かれた。

 いつしか受惠じゅけいは教団の父と、私は母と、そして謦咳けいがい妁夫しゃくふは教団で長老と呼ばれるようになった。

 けい咳は私と出会ったとき、五十路の声が聞こえ始めた頃だったので、長老と呼ばれても何もおかしいことはなかった。しかし妁夫しゃくふが長老と呼ばれるのは、なんだか可笑しい感じがして、私はいつも二人をからかっていた。職人の世界では、六十を迎えてもひよっこと呼ばれる。長老だなんて言われることはない。

 私が教団に入って暮らし初め、十年ほど経つと、教団はエッセネ派の中でも一、二を争う一大勢力にまで拡大した。受惠じゅけいは『神の子が来られる』と行って、ヨルダン川に出て行き、そこで人々に説教をし、希望する者には洗礼を授け、新しい人間と霊魂になるように儀式を取りはからった。この頃になると、パリサイ人やサドカイ派といった、敵対勢力、或いは民衆を扇動する厚顔な輩にも私達の名前は響き渡っていて、受惠じゅけいの説教をこっそり聞きに来る者もいた。受惠じゅけいは基本的にそのような者は優しく、具体的に彼等の生活を改める方法を丁寧に教えたが、少しでも下心がある者―――有り体に言えば、『洗礼者│受惠じゅけいに認められた者』という箔を付けたがる者には容赦なく罵声を浴びせた。

 その苛烈な二面性を持った生き方は、私には少し、苦しかった。受惠じゅけいは私の身体が一部欠けていることは知っているし、そのことについて仲間意識も少なからずあったとは思う。しかし私は、自分が嗣跟つぐくびすに繰り返し弄ばれたことも、況してや男娼をしていたことも話していなかった。何故かと言えば、私にとってそれは、悔い改める事ではなかったからだ。嗣跟つぐくびすにされたことは身から出た錆だと思うし、生きるための稼業をどうこう言って貰いたいとも思わなかった。

 詰まるところ、罪の意識が私は根本的にズレていた。私が潔白な人間とは無論思っていなかったのだが、悔い改めよ、姦通を止めよ、と言われても、私にはピンと来ない。私にとって、男であれ女であれ妻帯者であれ祭司であれ、彼等は等しく客だった。客であるからには対価の交換をしなければならない。それは悪いことではないはずだ。

 真っ直ぐに生きている受惠じゅけいが眩しくて、切なくて、私は次第に、ヨルダン川の畔から近しい町に出て行くようになった。帰る頃には共に帰るが、受惠じゅけいの説教を聞いていなかった。

瞻仰せんぎょうさん、瞻仰せんぎょうさん。」

 妁夫しゃくふが私に、何やら嬉しそうに話しかけたのは、そんな生活が始まって数年経った頃だった。

「今日は何日か、数えていたかい?」

「ん? なにかの祭りだったか?」

 私は集められた蜂蜜といなごの瓶を確認しながら答えた。ふふん、と、妁夫しゃくふは得意そうに笑い、私と瓶の間に、ぷらんと何かを垂らした。

「………。?」

「今日は、君が我等が教団に来て丁度十五年だ。」

「え、もうそんなに経ったのかい。………、で、これは?」

「首飾りだよ。君が後生大事に持っていた木片を加工したんだ。この前落としたんだろう? 洞窟の入り口に落ちていたのを拾ったんだ。いや、穴を開けたんじゃないよ? もとから空いていたのさ。」

「………???」

 受け取ったのは、私の親指より一回り大きいくらいの、小さな木片だった。腐っている訳ではないようだが、確かに所々穴が空いている。虫でも喰ったのだろうか。

 否、そんなことより、私にはこの『後生大事に持っていた』というのに引っかかった。とんとこんな古くさいゴミのようなものを宝物にしていた記憶は無い。

「誰か別の人のじゃないか? ぼくはナザレを出たとき、着の身着のままだったんだ。大切な宝物なんてないよ。」

「ん? でも、これは君が祈るとき、いつも握り拳の中に入れていたじゃないか。余程大切なものなんだと思っていたよ。教団の誰もが知ってるさ、君の小さなこの宝物。」

「んん???」

 益々私は不思議に思い、岩の隙間から零れる光に翳して見つめた。否、どこかでこんな形のものを見た記憶はあるのだ。だがそれを何時も持ち歩いていた事など無い。本当に、着の身着のまま飛び出したから、何も持っているはずが―――。

「………あれ!?」

「恥ずかしがることないよ、どんなものだって、大切だと思うものがその人の宝物なんだから。」

 まさか、まさか、そんなはずはない。

 私は光に色々と翳し、確認した。確かに記憶の彼方に埋没していた、思い出の品だ。

―――今日、窓を直すのに使った木の余りだ。もし僕が次来るまでに辛いことがあったなら、これを使って身を守りなさい。

まだエジプトにいた頃、父―――漱雪しょうせつに貰ったものだ。エジプトから帰るとき、どこかに行ってしまったとばかり思っていた。しかし妁夫しゃくふの話では、私が祈るときは両手を上に上げるのではなく、小さく丸まるように背中を曲げ、拳を握り、その時私が縋るように握りしめているのがこれなのだという。確かに私は、丸まって祈る癖がある。受惠じゅけいの元に来てから、私の祈りは変化した。信仰の手本でもあった父に裏切られ、父と同じように両手を上に向けて祈る姿を取れなくなったのだ。

何故、子供の頃に失くしたものが、今更になってこんな所にあるのだろう。もしや、何かの神託なのだろうか。

私のような者に神託が下るとは思えなかったが、父の事を思い出すと、あれから家はどうなったのか、途端にそんな気持ちが吹き上がってきた。

妁夫しゃくふ、半月ばかり、教団を出ても良いか。」

「家に帰ってみるんだろう? 良いとも、今すぐ行きたまえ。先生には言っておくよ。もう知ってそうだけどね。」

「あと、蜂蜜といなごの確認も頼む、両方とも五つ目の瓶まであることは確かめた。」

「はいはい。じゃあ六つ目以降は私がやっておくね。」

「すまない!」

 父はとっくに亡くなっているだろうし、もしかしたら弟妹の誰かは、結婚できなかったかも知れない。母も老いてる筈だ。何か病気になっているかも知れない。

 辛いことがあったなら、と、身を守るために貰ったあの日の木片が、こんな不可思議な形で再び私の前に現れたのだ。何も無い方がおかしい。私は紐を首の後ろで結び、服の中にしまい込んで走り出した。


「罪を恥じ、悔い改めよ! 神の子羊が来られる。どのような預言者よりも、イスラエルの太祖よりも先に居られた方がやってくる! その日は近く、盗人よりも密やかに来る!」

 今年三十になり、一人前になったばかりの受惠じゅけいの言葉は、ヨルダン川が見えてくる辺りまで出てくると、嫌でも耳に入った。今日は雲が分厚いからそうでもないが、これが晴天だと、天を突いて本当に神の御許まで届きそうなほどによく響く。なるべく早く離れたくて、見渡すと、ガリラヤ湖の少し戻ったこちら側―――北西側に、街があった。門の所に、馬が二匹と、子供がいる。私はそこへ走った。

「君、君、そこの馬番の君!」

「?」

 がしがしと馬を洗っていた少年は、もう少しで成人しようかというくらいの子供だった。ぽけっとしている少年に目線を合わせて跪き、私は言った。

「君、私はね、北のユダの山の近くにあるナザレという村まで行きたいんだ。急いでるんだ。君の旦那様はどこだい、この馬を貸して欲しいんだ。」

「え、え、えっと…えっと、えっとね…。」

 少年がおろおろしていると、はっと顔色が変わった。私の背後に、彼の主人が来たらしい。

駒桜こまざくら、馬の掃除終わったかー?」

「あ、若旦那様! あの、えっと、えっとね。」

「馬を貸して欲しいんです、急いでて―――。」

 顔を上げて後悔した。そこには十年前以来、ずっと遭っていなかった、人の姿をした災難が、少し成長して立っていたのだ。しまった、ここはそう、

「………。ああ、いいよ、貸してあげよう。駒桜こまざくら、鞍を持ってきなさい。」

「はい! えっと、えっと、鞍ですね!」

 駒桜こまざくらと呼ばれた少年は、鞍、くら、クラ、と、繰り返しながら走って行った。辺りに人気が無いのを確認し、顔を背けている私の顎を掴み、顔を近づける。

「久しぶりだなァ、瞻仰せんぎょう。ビックリしたぜ、漱雪しょうせつの葬式に、長子のお前がいなかったんだからな。」

「………。ご無沙汰しておりました、…嗣跟つぐくびすさま。」

 父の葬式は、やはりあの後すぐに行われたのだろう。私の家族は、私を探してくれたのだろうか。

「この十年、ずっとお前を探してたんだぜ? どこで商売してンだよ、今は。」

「別に………。自分の生き方を模索しているだけです。」

「ハン、自分の生き方ねえ? そんな大層なこと考えられるほど、お前の家は裕福にも、祝福が満ちているようにも見えなかったがなあ。」

「………。どういう意味です?」

 聞き流そうとしたその言葉が、違和を感じさせ、思わず聞き返した。

「…お前、本当に知らなかったのか?」

「知りません。教えて下さい。私の家族に何があったんですか!?」

「んー…。どうしよっかなあ、オレとしては、またお前とはヨロシクやりたいんだけどなぁ?」

 急き立てようとする気持ちが、ニヤニヤと笑う嗣跟つぐくびすの顔を見て少し収まる。何も今すぐ此処で問い詰めなくても、馬を貸して貰って走らせればいいだけの話だ。最悪三日三晩走っていれば、ナザレには着くだろう。

「そうですか…。私は嗣跟つぐくびすさまのお戯れにはもう関わりたくないので、自分で確かめに行きます。馬、ありがたくお借りします。」

「おいおい、連れないこと言うなよ。面倒見てやってるのはオレ達なんだぜ? ここはお利口にしようよ、瞻仰せんぎょう。」

「………。あの家には―――軛職人が一人と、大工仕事の出来る男が二人と、力仕事が出来る男が一人いるはずです。食うや食わずの生活の訳が―――。」

「ま、いいよ。掌をくるっと返す様は、誰がやったって面白いもんさ。お前は絶対オレの所に戻ってくる。今いる場所を捨ててでも、お前はそうするさ。兄という生き物はそういう生き物だ。」

 問い詰めたい気持ちを抑え込み、私は戻ってきた駒桜こまざくらから鞍を受け取り、馬に取り付けた。

「じゃあな、行ってらっしゃい、瞻仰せんぎょう。お前の母上にヨロシクな。」

 引っかかる言い方をされ、馬に後ろ足で蹴飛ばさせようとしたが、そんな器用な事は出来ないので、たまらない気持ちを馬の尻に当て、鞭を振るった。馬になんて、随分と乗っていないのに、身体は覚えているものだ。


 ベトサイダを出たのは昼頃だった。一度雲の隙間から太陽が見えたが、それもすぐに終わってしまい、再び曇天がイスラエルを重たく包んでいった。ナザレ村が遠くに見えてきた頃にはもう日も落ち、一日が終わってしまった。村の中に駆け込む頃には次の日が始まっていて、村は真っ暗で、水を打ったように静かだ。星明かりを頼りに、村の門に馬を繋ぎ、実家に走る。

 実家は、昔と変わらずあった。躊躇いはなかった。扉を叩き、私は呼んだ。

「お母さん! ひこばえ! きびす! そそぐ! きん! けい! まさ! かず! ぼくだよ、瞻仰せんぎょうだ! 帰ってきたんだ、入れてくれ!」

 家の扉はすぐに開かれた。開いたのは、こちらを不自然な格好で見上げるせむしの男―――きんだった。

きん! ぼくが分かるね? 覚えているね?」

「…!! セン兄!」

「どの面下げて戻ってきた、この薄情者!!!」

 きんは歓迎しようと手を広げてくれたが、厳しい女の声がして、次の瞬間、私は天地が逆さまになっていた。痺れているこめかみを触ると、ぬるぬるする。血が出たらしい。見ると、香油入れだったらしい瓶が、大破していた。これが直撃したんだろう。―――かずだった。全身を亜麻布に包んでいるが、十五年離れていても、妹の声は覚えている。

かずか? どうして―――。」

「お前なんか兄さんじゃない! この家に娘息子は三人だけだ。とっとと出てけッ!」

「お止め、かず! 瞻仰せんぎょう瞻仰せんぎょうなのね? 母さんに顔を見せて………。」

「母さん、ゆっくり歩いて、ゆっくりだよ。」

 私を凄まじい目で睨むその目線は、憎しみと怒りであったが、侮蔑は含まれていなかった。私はその事実に、心底ホッとしていた。嫌われているとは思っていたが、瓶をぶつけられる程とは思っていなかったので、頭が混乱していたのもあるだろう。灯火を持って、三十代にしては頬がこけた母が、きびすに支えられて歩いてくる。きびすの足には、長靴のような大きな添え木がされているが、その結合部分は綻んで、釘が見えている。危なそうだ。

「セン兄、とにかく入って。ご近所に迷惑だから。」

 きんはそう言って私を家の中に入れたが、その心中は先ほどと違い、喜び一色ではないようだ。家の中に入ると、母は私の顔に手を伸ばし、自分の服の裾で血を拭い、私の身体が他にどこも怪我をしていないことが分かると、しっかりと薄く小さな胸に抱きしめた。

「お帰りなさい、お帰りなさい…! ごめんね、かずが酷い事をして。」

「いえ…。あの、お母さん。その、突然帰ってきて―――。」

「いいの、いいのよ。瞻仰せんぎょう、無事で元気でいてくれて良かった。さあおいで、まだ夕食にしてないの。今すぐに作るわね。」

「母さん! もうパンも魚も肉もないよ! あたし達にこんな思いさせた奴、一晩くらい何も食べなくても死にゃしないよッ!」

かず、止めなさい! 母さん、困ってるだろう!」

「キン兄は悔しくないの! こいつが出て行きさえしなければ、ケイ兄だってスン兄だって、あんな惨めなことにならなかったんだッ! 姉ちゃんだって、あたしよか幸せになれたのに!」

瞻仰せんぎょう瞻仰せんぎょう。母さんの分をお食べ。だから食卓に着いて頂戴。かず、ご飯は私の分から出すから安心して。貴方たちは自分の分を食べていいから。」

 尚も吠えつくかずを、きんがどうどうと押さえ込み、私は母にぴったりと寄り添われて食卓についた。

 食卓には、私、母、きびすきんかずしかいなかった。ひこばえけいそそぐまさは居らず、幼い頃に彼等と、そして父が寛いでいた空間はなくなっていた。食卓は小さく縮み、距離が近いはずなのに、心は遠かった。

「お母さん…。」

「遠慮しないでいいのよ、お腹空いたでしょう。その格好、受惠じゅけいくんの所にいたのね。彼、とても立派になったでしょう? ここまで噂が届いてるのよ。それでね、それによれば………。」


 弟妹達はその後、母の言葉を遮らず、一言も喋らず食事をし、母に言われるがまま先に寝室に入った。きびすと母と私だけが残り、一皿の灯火を囲んで座る。

「………あの。お母さん、その、十五年前は突然飛び出して…。あの、なかなか暮らしは苦しいと聞きました。貴方の息子だと認めてくれるなら、話して頂けませんか?」

「まあまあ、他人行儀になっちゃって。何を言っているの、貴方を瞻仰せんぎょうと呼ぼうと言ったのは私じゃないの。息子はいつまで経っても息子よ。」

「お母さん。」

「………。」

 母に促すと、母は黙り、しくしくと泣き出してしまった。かずが寝ていて良かった。これ以上、私の頭に巻ける手拭いはない。

瞻仰せんぎょう、君さえ良ければ…おいらに説明させてくれないか。母さん、あとはおいらが持て成すよ、だからもう寝て、胸に悪いよ。」

 きびすがそう促すと、母は『仲良くね』とだけ言って、一人だけ別の部屋に行った。母を柔らかい眼差しで見送ったきびすはしかし、向き直ると厳しい目で睨んできた。

「この十五年、どこにいたのさ、瞻仰せんぎょう。」

「………。ガリラヤ湖の方の荒野、あそこに、母さんの甥っ子がいるんだ。そこでお世話になってた。」

「へえ、そう。じゃあ、修行をほっぽり出して来たの?」

「………。信じられないかも知れないけど、ずっと昔に失くしたものが、出てきてね。胸騒ぎがして、帰ってきたんだ。」

 私が胸元から古ぼけた木片を見せると、きびすはじっとそれを見て、フンとそっぽを向いた。

「そんなゴミは大事に持ってたのに、瞻仰せんぎょうはおいら達のことは大事にしてくれなかったんだね。」

「………すまなかった。…なあ、今この家に何が起きてる? ひこばえは? けいは? そそぐは? まさは?」

「うるさいなッ!! 一度に言えるわけないだろ!!」

「………。」

「……ごめん、順を追って、説明するよ。おいらもその、また、会えると思ってなかったから…。それに、時間で説明した方が、きっと、お互い上手くいく。瞻仰せんぎょう葡萄ぶどう酒は今全部カナの村に送っててね、悪いけど酢水で我慢して。」

「ああ、大丈夫だよ、いつも水も禄に飲んでないから、十分だ。」

「あっそ。」

 そう言って、きびすはひょこひょこと立ち、二つの杯に酢水を入れて、口を開いた。

「でも、何から話そう………。」


 事情は掴めなかったが、私はこの家に戻ることも、連絡は使いを出すだけにしようとも決心した。

この家には、私が必要だ。私という召使いが必要なのだ、と思ったのだ。

 その日、私が家族の元に戻ったとき、私が彼等の苦しみを聞いた日、人知れず、天の国は近づいていた。

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