第十話 初子の祝福

 術後経過とやらは、私はどうやら悪かったらしく、すぐに発熱した。傷口の痛みこそないが、身体がだるく、頭がボーッとする。大工仕事を出来る状態ではとてもないので、私はしばらくの間家に籠もった。必然、嗣跟つぐくびすが私を犯すこともなかった。だがいつまでも、私はそのように隠れている事は出来まいと言うことも分かっていたし、これを機にきっぱりと手を引いてもらうことも考えていた。私が伏している間、父の手伝いにはひこばえが代わりに行っていたが、家にいるとひこばえはいつも私の側に来て、手拭いを代えたがった。妹達が女の仕事だからと遠慮してもらおうとしていると、分かっているのか分かっていないのか、「大切な人だから」と言って引き下がらなかった。

 父の仕事を手伝うには、ひこばえそそぐの方が私よりも勝っている。私が彼等に勝っているのは、長子であるということだけだ。だが、私は同時に、初子ういごになれないかもしれない、という不安もあった。

エジプトに長くいた私は未だに混乱するのだが、「初子ういご」と「長子」は別物である。

 私はこの家の中で一番年長者であるし、父も私を長男として扱っている。兄弟の中で最初に生まれた男児、それが「長子」である。しかしながら、神の祝福や神の気に入り、或いはそこまで大袈裟にならなくても、跡継ぎとして優秀な子がいれば、そちらの方に跡を継がせたいと思うのは、世の常である。この時、跡継ぎとされた子供が「初子ういご」である。私が長子であることは不動の現実であるが、父が血の繋がらない親子として最も長く共に過ごしたひこばえと、血の繋がらない職人として最も長く共に過ごした私のどちらを初子ういごにするのかと考えたとき、職業を受け継がせるという意味で私は限りなく、初子ういごであるという確信があった。

 しかし今の私は、睾丸を両方切り取られ、陰茎も歪んでいる。つまりは、子孫を残せる女がいるかどうか、或いはその女が私のものに満足せず、他の男の所に走ったとしても、私は睾丸が欠けている故に咎める事が出来ない。睾丸のない男は、男ではないからだ。陰茎だけが残っていようと、それがきちんと勃起して機能しようと意味が無い。そんな男にしては足りず、女にしては余分な半端物と血縁になりたいという娘がいたとしても、その父親がそんなことを許すわけがない。

 そんな不安定な嫡子がいようか。私の他に、ひこばえそそぐけいきんという四人の息子がいるのに。

 その愁いは父も同じだったのか、ツィポラの工事が一段落し、休暇を貰った途端、体調を崩した。

体中にカビが生え、疥癬かいせんのようになっていたので、家の中に壁を作り、一人がやっと寝られるくらいの狭い部屋を急拵えで作った。そうして隔離して、家族は順番に世話をした。その時既に父は六十も間近で、まさか、もしかしたら、という懸念が家族に広がっていた。しかし、父の兄弟や、まだ生きているはずの父の母―――つまり私達の祖母は、何度使いを頼んでも、終ぞ顔を見ることはなかった。父の兄で、贖宥者ゴエルとして大きな影響力を持つ、あの男でさえ、来なかった。

 それだけ、父が海女うなめという、ふしだらな自称処女を妻にしたことは、一族の中で忌まれていたのだ。

 私達は、母を含めて交代で看病した。その日は母の当番だった。

瞻仰せんぎょうひこばえそそぐけいきんまさかず。お父さんが呼んでいるわよ。」

 母が涙を堪えて、寝床の支度をしていた私達を呼ぶので、私達は急いで父の枕元に走った。

「せんぎょう、ひこばえ、きびす、そそぐ、けい、きん、まさ、かず。そこにいるかい?」

「はい。」

 涙に声を詰まらせながら、私達は思い思いに答えた。

「ひこばえ、おいで。」

 目にもカビが生えて、殆ど見えなくなっていた父が、ひこばえの方へ真っ直ぐ手を伸ばした。

「お前は神様の子だ。だから、ぼくではなく、母さんでもなく、神の声のままに生きなさい。父さんと約束だ。」

「…うん、父さん。愛してるよ。」

 父は満足そうに笑った。その隣にいるきびすを呼び、その手を握りながら言った。

きびす。お前は足が不自由だが、その他に何も恥じることはない。もっと外の世界を知って、外の世界に出て、そして外の世界で、幸せな人生を歩みなさい。」

「父さん………。」

 きびすは愛しているとは言わなかったが、その涙に言葉を感じ取り、満足そうに笑った。次いでその隣にいるそそぐを呼び、唇に触れて囁くように言った。

そそぐ。お前は目が見えなくても、物事が視える子だ。自分の視界に自信を持ちなさい。」

「うん。」

 同じように、隣にいるけいを呼び、手を取って言った。

けい、お前は良い子だ。ぼくの自慢の息子だよ。それだけ知っていれば、この世は生きていける。」

「んむ、んむぁ!」

 きっと通じていただろう。

きん、お前は下しか見えない。だからこそ、伏して倒れている人を、人よりも見れるはずだ。お前はぼくが引き取って育てた。その恩をもし感じるのなら、神の示すままに、お前が思う施しをしなさい。」

「うん、父さんの顔が、いまのおいには凄くよく見えるよ。」

「そうかね? はっはっは、下しか見えないというのも中々便利だな。―――げほっげほっ。」

 母が父の胸に手を当てて、父に水差しを呑ませた。父は力を振り絞るような声で続けた。

まさ。お前は純粋な子だ。疑問を突き詰めて、理不尽に屈することなく戦いなさい。でも自滅には気をつけるんだよ。」

「うん!」

 きっとまさは、自滅という難しい言葉は分かっていないだろう。しかし、父親に肯定されているのは分かったようだ。

「―――かず。お前の皮膚の病気は必ず治る。諦めないで、祈り続けなさい。父さんにとってお前は、ゆで卵みたいにぴかぴかの、美肌美人だよ。」

「父さん、あのね、あのね? もう肌が抉れてて、色んな所がへっこんでるの。皮膚が硬くなって剥がれて………。」

「気にするな。年を取ったら皆がさがさ肌の疣塗れになるんだから。」

 それは慰めになっていないと思う。

 父は大きく溜息をついた。最後に言葉をかけて貰っていないのは、。本命は最後にとっておいたのだろう、と、私は勝手に解釈し、少しでも父に言葉をかけて貰おうと、父の顔の近くに顔を寄せた。

 だが、父は予想だにしない言葉をかけてきた。

は、この家の子じゃない。」

 何も言えず、その場が凍り付く。お前とは、私以外の誰でもないことは、その場にいる全ての人間が分かっていた。

「お前は不完全になった上、どうしようもない不埒者だ。母さんの親戚に、受惠じゅけいという人がいる。ひこばえ従兄だ。ヨルダン川の近くの荒野に住んで、修行をしてるから、そこで身を清めて、真っ当な人間になるまで、ナザレに戻るな。」

 私は頭が真っ白になった。何か言ったような、言えなかったような。父は確かに私の身体が不完全になったことを知っていたが、そのことは母にすら言っていなかった筈だ。況してや弟妹達になど言うはずが無い。だが、私は何かを言ったらしく、父は答えた。

「お前は、この家の初子ういごじゃないからだ。この家の長子も初子ういごも、ひこばえただ一人。お前はひこばえを護る為に育てたのであって、跡継ぎに据える為に育てた訳じゃない。」

「あっ! セン兄!」

 そういって私を追いかけたのは誰だったか。だが私は振り返らずに走った。走っていても涙が溢れた。酷い、あまりにも惨い裏切りだ。私は父に尽くしてきた。それは子供としても、遊び相手としてもそうだ。父に逆らったのは、私の身体が不完全にされたことを怒った時だけだ。父に叱られた時は、いつも素直に謝った。私は努めて、父に長子として認識して貰い、初子ういごになれるように邁進した。父は、母を抱けない。神に娶られた母を抱くことは永遠にない。だから私というものが必要だったはずなのに。私はいつまでも溜めておく事こそ出来ないが、父の証を身体に何度も刻み込んだのだ。この儀礼を通してでも、私は父と繋がっていないと言うのか。私は父に寧ろ、繋がるように促した。何度も、何度も、何度でも! 抱かれる都度に、父が、漱雪しょうせつ!!

 それが、どうしたことか! これは一体何の冗談だ? 父は私を遊び相手としてしか見ていなかったというのか? 私は父に引き取られてから―――。

 否、否、否。違う、そうではない。父は知っていたのだ。私が嗣跟つぐくびすに身体を開いたことを、同意の上だと思っていたのだ。私が抵抗して大声を上げなかったから、父の名誉のために耐えたから、父は私が男娼に戻ったと考えたのだ。

 なんと酷い、なんと惨い、なんと浅はかな。何故息子を信じてくれなかったのか。私が犯されている事を知っているのなら、何故助けてくれなかったのだ。いくら嗣跟つぐくびす贖宥者ゴエルの跡取りとは言え、父の親族の中で二番目に地位のある男とは言え、自分の娘ならまだしも息子が身体を暴かれる等という耐えがたい恥を、何故漱いでくれなかったのか。

 惨めだ。走っても走っても追いかけてくる父の声、弟妹の声、母の眼差しを振り切るように、ひたすら走って、村を出た。


 ふと気がついたとき、周囲は真っ暗で、川の寄合水も風の歌声も聞こえない所にいた。荒原なのか、死んだ砂の臭いがする。人祖じんそが土から生まれ、女が男の肋から生まれたのなら、私はそのどちらでもなくなってしまったのだから、土に還ることはなかろう。ならば人知れず、誰にも見つからないところで、私だけが神に撃ち滅ぼされて、弟妹の穢れが取り払われるように、神に持ちかけるのも一興であろう。

 私は神を持たない。私を赦す神を知らない。私を助ける神を知らない。私を慰める神を知らない。

だが神の存在を否定することも、拒否することもしていなかった。寧ろ私は、そんじょそこらのパリサイ人などよりも、強く神の救いも助けも赦しも慰めも求めていた。しかし、神の民として神の国イスラエルに戻ってから十年、終ぞ神は、私を顧みては下さらなかった。

「大丈夫ですか?」

「…?」

 声をかけられ、涙の沼から這い上がる。砂と汗に塗れた私に松明を近づけ、私の顔をじろじろと見つめる美丈夫がいた。

「貴方はナザレの人ですか?」

「………。」

 小さく私は頷いた。

「よかった。私の先生が、貴方を探し出して連れてくるようにお命じになったのです。立てますか?」

「…???」

「アニキ! アニキー! こっちにいたよ! 案内するの、手伝ってくれ!」

 美丈夫は松明を翳して降り、誰かを呼んだ。火が美丈夫の頭の上に掲げられて、彼の全身が浮かび上がる。逞しく鍛えられ、暗闇の中でも分かるくらいに日焼けをしている。恐らく、漁師だろう。大工は木陰で作業することはあっても、漁師は水の上、何の遮蔽物も無いところで、魚の詰まった網を引き上げる。自然とこういう体つきになるのだ。年の頃合いは、母と同じくらいだろうか。三十代ほどに見える。

「あの、貴方は―――。」

「しゃくふ、その兄ちゃんか?」

 とんでもない名前が聞こえた。

「こんな夜中、他にもナザレの人がこんな所にうろうろしてると思うなら、探しても良いよ、アニキ。」

酌婦しゃくふ?」

 確かめずにはいられずに、シャクフと呼ばれた美丈夫の方に聞くと、美丈夫は慣れたように言った。

「違う、妁夫しゃくふです。私は字が書けないんで詳しくは知らない。ただ母からは、『良い男になれ』という意味で着けたと聞いたから、そんなような字なんでしょう。」

 私もあまりヘブライ語の読み書きは出来ない。とりあえず目の前の男が商売女と間違えられるくらいには、やはりいい男であるのは間違いないようだ。美丈夫ではあるが、彼―――妁夫しゃくふは決して、女のようなすべすべの肌や、黒真珠のような瞳を持ってはいない。男らしく髭ともみあげが一つになっていて、瞳は小さく、鋭い。私は男に男扱いされることの少ない身の上だったが、少なくとも彼は、男に好かれるような顔とは思えなかった。しかし私が仕事の上で必要だった『女』の部分が惹かれるかと言われれば、それもそうではない。

「兄ちゃん、随分ぐしゃぐしゃだな。おれは謦咳けいがい妁夫しゃくふのアニキだ。」

 弟と同じ語源の名前なのだな、と、ぼんやりと思った。謦咳けいがいは何か説明していたが、私は人に会えて気が抜けたのか、妁夫しゃくふに手を伸ばされても、それを握っても、立ち上がれなかった。

「兄ちゃん、おれ達の先生が、お前さんを見つけるように使いパシったのよ。先生が話聞いてくれるから、ここで泣かねえで、一緒に来てくれや。どうせ行くとこないんだろ?」

「アニキ!」

 行くところがない、と言われて、ぼろぼろと涙が溢れた。もう間もなく死んでしまうだろう父の死に目はおろか、葬式にすら出られない。泣女などいなくても、私があの人のために一番に泣いてやれるのに、私はナザレに戻ることすら出来ないのだ。父が許してくれる場所にしか、私はナザレで、否、このイスラエルで生きる場所はないのだ。

「すまない、この頓珍漢の言ったことは気にしないでください。せめて名前、名前だけでも教えてくれませんか。」

 落ち着いて、と、幼子にするように、妁夫しゃくふは私の二の腕に触れた。嗣跟つぐくびすとは違う、慈愛のある掌に、私は毒気を抜かれ、ぼんやりと答えた。

「………せんぎょう。神を仰ぎ、神を賛美する……。そのような者だと、母が付けてくれました。私は瞻仰せんぎょうと言います。」

瞻仰せんぎょう、ですか。良い名前ですね。イスラエル十二部族の一人の名前だ。」

「………兄君も、そうではないですか。たしか第二子のお名前で。―――勇敢で、怖い物知らずの男だったとか。」

「うちのアニキなんてとんでもない! 弟の私が言うのも何ですがね、こう見えて既婚者のくせに、義姉さんにもお姑さんにも物が言えないと来た! だからまあ、先生の所に追い出されたというか、引っ張ってきたというか…。」

「おい妁夫しゃくふ、お前そんなこと思ってたのか。」

「とにかく、荒野の夜は冷えます。歩けますか?」

 私は答えず、妁夫しゃくふの手を握り返し、足腰に力を入れた。あまりにもよろよろと私が歩くので、謦咳けいがいは苛々していたようだったが、私が再び泣き出しそうになると、妁夫しゃくふは一度立ち止まらせ、私に水筒に詰め込んだ酢水を呑ませた。

 途中、気を紛らわせるために、二人は少しの沈黙を挟んでは、小言のような小話のようなものを話して聞かせたが、私はそんなものに気を回せず、生返事すら返すことが出来なかった。

 ゆっくりゆっくり歩いて、空が白み始めた頃、洞窟に辿り着いた。入り口では消えかかった焚火を必死に起こしている、野生人がいた。駱駝の皮を手作りしたらしい粗末な服に、あまり手入れをしていないのか、ぼさぼさの長い髪と髭を持った、同じ年くらいの男だ。男というか、小柄なので少年にも見える。ただその自己主張の激しい体毛だけが、大人の男らしいところだった。

「先生、ただいま戻りました。」

「え、彼が?」

 思わず零れた疑問に、あっはっは、と、少年は笑った。

「貴方が、ボクの従弟のお兄さんですね?」

 ということは、彼が受惠じゅけいなのだろうか。あまりにも若い。母からはこんなにも年が近い親戚がいることなど聞いたことはなかった。父からの言葉を思い出し、竦んでいると、受惠じゅけいは歩みより、私の両手を掴んで胸の前に挙げ、明けゆく空に浮かぶ月のように微笑んだ。

「神がそのように望まれたのです。歓迎します、兄さん。貴方はだと聞き及んでおります。なら、ボクにとっても兄です。ボクのことは気軽に、受惠じゅけいとお呼び下さい。」

「いいなー。」

「アニキ、朝食の支度が気になる。瞻仰せんぎょうさんの分があるのか、確認しに行こう。」

「え? あ、いたい、痛い痛い痛い!」

 気を利かせたのか、妁夫しゃくふ謦咳けいがいの耳を引っ張ってずるずると洞窟の中に入っていった。私は、然う言えば、と、昔母に聞いた話を思い出した。

「確か、母の親戚には、凄く年老いてから子宝に恵まれた老女がいたと思いますが…。」

「はい、その人が、ボクの母です。」

「しかし、その人は確か祭司の家に嫁いでいた筈です。祭司の息子であれば、何もこんな所で修験者などせずとも………。」

 すると、受惠じゅけいは握ったままの私の両手を、何の躊躇いもなく自分の股間に当てた。そこに、

「祭司は、のです。母には、ボクが不完全で生まれてしまって申し訳ないと思っています。…でも、神はボクに、神の道を整える為に、荒野に出ることを望まれました。ボクたちは、キリストが来られるときに備えて、悔い改めを呼びかけているのです。」

「キリスト…。ギリシャ語で救世主、でしたか。」

「はい、そうです。どうか兄さん、絶望しないで下さい。貴方を迎えるように、神がお望みになったのです。このイスラエルで、不完全で、神に望まれない穢れた身体であるボクたちに、神がどのような清めをもたらして下さるのか、それを希望に思いながら、修行に励みましょう。」

 私は受惠じゅけいをせせら笑った。

「あはは、傷口を焼き締めて塞いだのに、失った睾丸が二つとも生えてくるとでも?」

「神がお望みならば、出来ないことはないのです。ボクものですから。」

 あまりにも受惠じゅけいが正々堂々と、自信満々に言うので、私は思わず言葉を呑み込んだ。母の話が確かなら、目の前のこの少年は、ひこばえと半年しか違わない筈だ。甘ったれで未だに厠に行くのに話し相手がいないと嫌がるような、あの子とは随分と違う。たった半年でこんなにも違うものだろうか。

 否、もしかしたら一つ年上の私やきびすよりも、しっかりしているかも知れない。とにかく彼に、この世の不条理や理不尽を言うだけ無駄だという事は分かった。

「いや、これは失敬。ぼくと同じくらいなのに、大した信仰心でいらっしゃる。御言葉に甘えて、貴方の事は受惠じゅけいさんと呼びましょう。しかし、敬語は直しませんよ、示しがつきませんからね。」

「ええ、それでいいですよ、兄さん。ボクも兄さんのことは敬いますが、この教団ではボクの言うことを聞いて貰うことになるので。―――さあ、朝食の準備が出来ているはずです、行きましょう、兄さん。」

「はい、受惠じゅけいさん。」

 私の後ろの背中が、人に寄りかかられているかのように温かい。太陽が昇り、昏く深い洞窟の入り口を奥まで照らす。私は太陽に後押しされ、洞窟に住み、野蜜といなごを食べる世界に身を潜めた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る