第7話 勇者のお仕事

このヴィエリというおっさん、月に行くワープのときにさおみちゃんが間違って呼んでしまったらしい。

見た目はどう考えてもぼくより歳上なのに、4歳も年下らしい。


まぁ居候らしく言うこと聞くし、家事もきちんと手伝ってくれる。

なにより3Pはすごく興奮するので一緒に生活するのはアリじゃないかと思ってる。


しかし、当の本人は早いところ帰りたいそうだ。


「ヴィエリはどうやったら帰れるんだ?」


「故郷の人々を検知することはできている。だから魔法で戻ることが可能なはずだ。」


「ま!まほう!!!!」


「魔法は珍しいか?」


「うん!ぼくらの世界では魔法は使えないから」


「確かにこの世界…魔力濃度が明らかに薄い、いや、無いと言って差し支えないレベルだ。」


「で、いつ帰るの。今日?」


「きょ…、ぅむ…ノリツネは早く帰ってほしいのかもしれないが…そうもいかない」


「魔法を使うには魔力が必要だ。ヴィエリの世界の人類は大気中に漂う魔力を自然吸収しそれを魔力転換して魔法を行使しているらしい。なので、大気中に魔力が存在しないこの世界では、魔力が貯まらず、帰れないという状況だ。」


「えー。じゃあ魔法使えないのか。見たかったな。」


「すまんな…」


「ひとまず、ヴィエリは生命維持のために仕事が必要だろうと考えている。私は私でこの星の情勢についての調査もしたいので。ヴィエリと一緒に外をウロウロしてくる。教経はどうする?」


「面倒だから待ってるよ。」


「お前…まぁいい。住まわせてもらえるのだからこれ以上無理を言うまい。ではな。」


久しぶりに部屋が広くなった。さおみちゃんがいないのは凄く寂しいが、たまにはシコるか。

今日は何でシコろうかな。







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ピポピポピポピポピポピポぴーんぽーん


怒涛の勢いでインターフォンが鳴る。


こ…これは!!隠れないと…


「おじさん!!!」


奥の部屋で布団に潜ろうとダイブしたが、時既に遅し。

表でインターフォンを鳴らしていたはずの美少女はぼくがダイブした布団にいる。


「ゆ…由花ちゃんじゃないの…どうしたの」


「居留守しようとするのはひどくない?」


どういうカラクリかはわからないが、由花ちゃんはワープする。

なぜかいつも律儀にインターフォンを鳴らすが、こちらが開けようが開けまいが、必ずワープしてぼくの前に現れる。

今回はぼくが布団に潜ってにげようとしたので、布団にワープしたのだろう。

おかげでぼくは由花ちゃんの豊かな胸の感触を感じている。


自然と股間は屹立し、由花ちゃんを求める。由花ちゃんもさしたる抵抗を見せず、ぼくに身を委ねる。

乱暴に胸を揉んでも痛がらないし、キスをしても全く抵抗しない。

なぜだかわからないけど、ぼくにすごくなついている。


彼女との初めての出会いは駅前の噴水広場のことだ。

噴水広場でベンチに一人座るのは、男でも女でもウリ目的の場合だけだ。

人通りが少ない時間に、たまたま仕事帰りに通りがかり、彼女に一目惚れした。


これだけの美貌とスタイルに加え、なんでも言うことを聞いてくれる従順さ。

こんな夢みたいな女の子がぼくについてきてくれた。

しかも『泊めてくれるならタダでいい』と言ってくれた。


ちょっとおかしなところのある女の子だったけど、そこに目を瞑ればただの寂しがりやの女の子だった。


ワープしたり、ゴロツキ30人くらいを立った一人でのしたり、500円玉を握っただけで鉄塊にしたり。


「おじさん、どうして逃げたのか言わないとちんちん潰すよ?」


「さっきシコったばっかりだっただけだよ」


「いつも言ってるじゃん、シコる時はあたしを呼んでって」


「いつも由花ちゃんだと飽きるよ。それにシコるのにはそれなりの良さがあるから…」


「飽きちゃう…の?」


「だから飽きないようにシコるの!」


「他の女を抱いたりしない?」


「しないしない」


さおみちゃんは宇宙人だからOKなはずだと自分に言い聞かせ安易に答える。


「じゃあ抱いて?20回は出してくれないと今日は許さない」


「が…わかった!」


由花ちゃんは結局ぼくから40回絞り出して満足してくれた。

ちなみに今日はお泊りしたいらしく、その夜また20回やる約束をした。


「もどったぞー。ん、誰か来てるのか?」


ヴィエリの野太い声が聞こえてきた。

由花ちゃんにこってり絞られたぼくは体に力が入らず、こわばった由花ちゃんの手を握り返すくらいしかできなかった。

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