第六十四話 正邪の剣<六>
凄まじい
「俺はお前を絶対に許さない!!
妖刀白虎が猛攻を続け、
金属と金属の重くぶつかり合う音が続く。
攻撃と防御の荒い息遣い、
「ぁぁぁ・・・ぁぁ・・。」
桜が苦しさに
しかし、巨大な
昴が刀を振るい、体勢を崩した
「ぐあ゛っ!!」
一方で、複数の
凪は頭を抱えるように膝をついたままだ。
双子と式神たちは各々が
昴が身を
「凪!!」
昴が凪を
続け様に別の蛇の頭が思い切り振り落とされる。
後方から双子が加勢し、次々と叩き斬っていく。
しかし、凪は痛みに
昴が凪の両肩を
「凪!!しっかりしろ!!」
「うあぁぁぁぁぁああ!!!や、め・・ろぉぉおおお!!」
激しい痛みに
しかし、その言葉は凪には届かない。
昴は
「
「何って・・、凪君の
「何だって!!?」
「・・僕の魂ヲすべてアイツにくれてヤッた!!僕ハ
「お前・・、どこまでも
「あと少しダ!!あと少しで僕と
叫んだ
「凪君、全員殺セ!」
「・・や、めろ・・・!う゛あぁあああああああああ!!!!」
凪が何かを振り払うように剣を振り回す。
「若様!!しっかりしてください!!」
双子が駆け寄ると、凪は攻撃を繰り出した。
凪の鋭い攻撃を双子が受け止める。
「若様!!?」
「ダ、メだ・・!!俺から、・・離れ、ろ!!ぁああああ゛あ゛ぁぁぁ!!!」
「若様!!しっかりして・・」
有無を言わさず凪の剣が双子を襲う。
「!!」
双子は必死に攻撃をかわす。
「アハハハハ!!いい眺めダ!!実に面白い!!」
昴が怒りのこもった声で叫ぶ。
「
「ヤめナイよ!!僕はこの世を
「死ネェ!!!!!!!」
昴が地を蹴って激走する。
妖刀白虎が伸びた蛇の群れを叩き落とす。
桜が硬い大地に叩きつけられそうになる。
「桜ちゃん!!」
昴が走り込んで桜を抱きとめる。
二人はそのまま
昴が桜を抱きかかえる。
「桜ちゃん!!大丈夫!!?」
「・・昴様。」
桜が弱々しく昴の頬へ手を添える。
「凪様が・・。」
昴が桜の手を握る。
「わかってる!」
すると、
「そろそロだよ・・。ソロソロ僕と
突然、
「!!!!!」
猛烈な勢いで襲い狂う
「阿アぁあ゛阿阿あ゛あ゛ァァぁああ゛あ阿あ゛ぁァァ!!!!!」
昴が叫ぶ。
「
「ぐあ゛あ゛阿あ゛阿阿あ゛あ゛阿阿阿ぁああ゛ァァァァァ!!!!!」
それでも
凪がその隣で頭を抱えて倒れている。
「・・こ、レデ、僕は
血肉が裂けてぬちゃぬちゃした捕食音が響き渡る。
すると別の蛇がその腕を骨ごと
ぬちゃりぬちゃりと粘り気のある不気味な音が辺りを包む。
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