第431話 スマートフォンがすべて?

 電車の中でスマートフォンを弄っているのは、何もおかしくないのに、ゲーム機でゲームをしていると、おかしく映るような気がする。前者は当たり前の範疇だが、後者はそうではない、ということなのだろう。


 スマートフォンを弄っている人の中には、ゲームをしている人も少なからずいる。別に、見ようと思って見るわけではないが、画面が見えることがあって、そういうことが分かる。横に向けて弄っている人は、ゲームをしているか、そうでなければ動画を観ているかのどちらかではないだろうか。自分はスマートフォンにはあまり詳しくないので、もしかすると、ほかにも横向きの用途があるのかもしれない。


 いつの間にか、ゲームはゲーム機でやらないのが当たり前になってしまったらしい。というよりも、スマートフォンがあれば色々なことができるから、ゲームに限らず、色々なものをスマートフォンが肩代わりしたと言った方が正しい。スマートフォンがあれば、音楽も聴けるし、写真の撮影もできる。


 持ち運びが簡単な薄い板で色々なことができるのだから、便利なものだな、と感じなくはない。ただ、個人的には、一つのものに一つの機能、という方が好ましい。理由はないが、その方が美しく感じられる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る