第360話 文法で意識していないこと

 英語で疑問文を作るとき、答えがyesかnoで決まっている場合と、疑問詞を使う場合があるが、後者の疑問詞がwhoの場合、それが主語の立ち位置にあれば、doやdoesは使わなくて良いらしい。たとえば、”Who do you like ?”とは言うが、”Who studies English ?”のときにはdoやdoesは現れない。


 文は主語と述語から成り立つから、主語がなければそもそも補わなくてはならない、だから普段主語を置いている位置に疑問詞を置くのだという、至極当たり前の話なのだが、意識しないとこういう違いにも気がつかないと、個人的には感じる。おそらく、学校の授業で、これらの疑問文の違いを比べたことはなかったように思う。自分で気がつかない限りは、なんとなくで文法を覚えてしまうということである。


 日本語の場合も、疑問文に関して普段は意識していない点がある。決定疑問文(上記でいう、yesかnoで答えられる疑問文)の場合には、語尾に「か」を付ける必要があるが、疑問詞がある場合は、必ずしも「か」を付けなくても良い。これも、言われてようやく気がつくことで、意識しないとスルーしてしまう。

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