第308話 二週間で一つ
一週間があっという間だと感じてしまうのであれば、二週間で一纏まりだと捉えるのが良いと思う(なかなか難しいが)。
一週間は七日という制度は、個人が必ず従わなくてはならないものではない。ただ、今の社会はその制度に則っているから、それに合わせないとほかの人とタイミングを合わせるのが難しくなる。
一日は二十四時間だが、その二十四時間という数字は、人間が従わなくても良いものなのか、それとも、人間もやはり動物だから、生まれながらに従わなくてはならない、従うべきものなのか、どちらなのだろうか。どちらとはっきり答えることはできない気がするが、状況に応じてどちらの捉え方をすることもできるので、そういう意味では非常に都合が良い。勉強しないといけない状況でも、今日が終わるから眠ろうと判断することもできるし、いやいや、今日が終わるからというのは理由になっていない、零時を過ぎても関係なく、まだ勉強しようと判断することもできる。
いずれにせよ、過ぎた時間はもとには戻らない。ただ、人間には、時間が過ぎていないことにすることはできる。
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