第275話 在来線というらしい
昔からある電車の種類(?)を、在来線というらしい。また、新幹線と対比する意味でも使われるとのことである。この間初めて知って、なるほどと思った。
実際に、「在来線」という言葉を使うことは、どれくらいあるのだろうか。自分はその言葉の存在を知らなかったので、今まで一度も使ったことがない。当たり前の話だが、自分が使える言葉の数は、自分が理解できる言葉の数よりも小さくなる。つまり、知っているだけでは使えないということである。実際に何度かその言葉を使ってみて、その際の雰囲気が身体に染みついてきたところで、ようやく使えるようになる。
「新幹線に乗ろう」とは言うが、「在来線に乗ろう」とは言わない気がする(のは自分だけか)。そもそも、「在来線」という言葉は、何に由来して作られたのだろうか。「在」は「昔からある」とか、単純に「ある」という意味だろうが、「来」というのが何を表しているのか、いまいちぴんとこない。
「新幹線」というのもなかなか凝ったネーミングだと思う。「新」はまだ分かるとしても、「幹」と「線」を並べて記すのが、なかなか特徴的な表現方法だと感じる。「線」は地図に表すとそういうふうに見えるからだろうか。
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