第253話 未解明の謎
世の中には解明されていない謎が沢山あることを、最近になって理解した。
たとえば、ナスカの地上絵というものがある。紀元前2世紀から、7世紀くらいの間に描かれたものらしいが、未だに何のために描かれたのかはっきりとは分かっていない。そもそも、何の「ため」にと、目的を探って良いものかという疑問はあるが、それでもこうした謎について研究するというのは面白そうである。
また、私たちが日常的に使っている言葉にも、まだまだ解明されていない謎が沢山ある。そもそもなぜ日本語には五十音あるのに、英語には二十六音しかないのかという問題や、それ以前に、なぜ世界中にこれほど多くの言語が存在するのかという話になり、そこでバベルの塔という作品が顔を出したり……。
世界的なものではなくても、個人的なものでも謎は沢山ある。たとえば、自分とは何か、死んだらどうなるのか、意識とは何かという問題があり、それらの一部を実際に知覚している我々になら考えられそうなものだが、今のところこれと示せる明確な答えはない。
答えが出そうな謎と、そうでないものが存在するが、どちらも考えることでしか何かを掴むことはできない(うーん、当たり前すぎる結論……)。
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